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ADEAC春の公開情報2

さて今回はADEACでは少し珍しい個人資料のデジタル化を行った2つの機関と、本日多くの資料が追加公開になったばかりの機関をご紹介いたします。

東京都現代美術館美術図書室 柳瀬正夢関連資料
東京都現代美術館所蔵の美術家・柳瀬正夢による自筆の創作ノート、スケッチブック等をデジタル化し公開しています。
絵画、装丁、漫画などとても幅広い分野で活躍されていた芸術家の創作の一端をうかがことのできるとても貴重な資料ですし、当時の生活や文化がうかがうことができるスケッチの数々はとても見応えがあります。
美術館に足を運ばなくては閲覧できない作品の数々をじっくり見られるので思わず時間を忘れてしまいます。

立命館大学図書館 加藤周一文庫関連資料
立命館大学の所蔵する評論家・加藤周一の蔵書と遺構・ノート類の中から、加藤周一が17歳から22歳にかけて書き綴った、思想と行動の原点を知ることのできるノート8冊をデジタル化し公開しています。
短編小説、詩歌などの創作作品から日記や随想など日々の思索まで、その内容は多岐にわたりますが、綴られている内容ごとに目録データを作成しており頻出キーワード一覧も作成していますので、「これについての記述が見たい!」というページをピンポイントで検索もできます。

ADEACに現在公開されている資料は地域資料や歴史資料が多いですが、このような個人資料は地域資料や歴史資料とはまた少し違った見どころがありますね。

そして最後にご紹介いたしますのは本日資料が追加公開になったばかりのこちら。

柏崎市高精細アーカイブ
柏崎市の文化財の高精細な画像と、社会科副読本の全文閲覧ができます。
文化財は土器などの考古資料や絵画・彫像などの美術資料から、柏崎市の歴史や民俗文化を知ることができる写真資料まで幅広く267点の資料を公開しています。
中には柏崎市の伝統芸能の動画資料や、彫像を360度から見ることができる3D画像もあります。
手に取ったり近付いて見ることのできない貴重な文化財ばかりですのし、いろいろな形態の資料が閲覧できますので見どころ満載です。


今回は前回とはまた一味違う資料をご紹介いたしました。
次回の5月2日(月)にもまた新しい見どころを紹介いたしますので、ぜひともお楽しみに!

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