さてADEAC春の公開情報も今回で3回目、最後となりました。
前回と前々回でもいろいろな史料をご紹介しましたが今回もあらたに追加公開となった史料をご紹介します。
◆西尾市岩瀬文庫 古典籍書誌データベース
西尾市岩瀬文庫が所蔵する洋装本から漢籍まで含む蔵書8万点のうち、2万件の書誌情報の閲覧・検索ができます。
朝廷・公家史料の宝庫「柳原家旧蔵本」、山本亡羊主宰の研究所「平安読書室」の旧蔵書などを始め幅広い分野や時代に渡る古典籍の一部ではありますが、岩瀬文庫の魅力をのぞくことができるデータベースです。
◆高山市図書館 高山城下町・飛騨国絵図
あらたに「飛騨国絵図」をデジタル化しました。
年代ごとに国絵図を収集した資料ですので江戸時代から平成に至るまで、飛騨・高山を中心に様々な絵図・地図から遍歴をうかがうことができます。
また測量の成果図や道中記などの関係史料の解説も掲載していますのでこちらも興味深い史料が閲覧できます。
◆伊勢市立図書館 所蔵絵葉書
昭和初期の民俗・歴史資料として伊勢神宮などに関する絵葉書37点をデジタル化し公開しています。
当時の建物・風景がうかがうことができるのはもちろんのこと、伊勢神宮の式年遷宮において市民が参加して行ってきた御木曳の様子も色鮮やかな絵葉書に描かれています。
◆徳島市立図書館 徳島市の昔の写真
こちらは徳島市の昔の写真を公開しています。
すでに大正時代がから昭和60年代までの風景・航空写真などが公開されていましたが、今回さらに37点の写真が追加公開となりました。
中には阿波踊りの写真なども追加されております。
伊勢市立図書館の絵葉書も徳島市立図書館の写真も現代に続く街並みや行事が当時どのようなようすだったのか
今との違いを比べたりあるいは同じところを感じることができるのは、それぞれの地域が残してきた絵葉書や写真ならではの魅力ですね。
またまた今回も駆け足でのご紹介でしたがいかがでしたか。
「あれ、ADEACトップページの公開情報に載っている機関で今回紹介されていない機関があるような?」と思った方、
6月にもまた公開情報をお知らせいたしますので、ぜひ次回の公開情報をお楽しみに!