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いい加減 ~今年こそ読みたい本~

今月の雑記テーマは「今年こそ読みたい本」。
実は私、3年前にも同じテーマで書きました
夏目漱石の三部作読みまーす、と。

大晦日に「こころ」の終盤を一気読みしたのも、今となってはいい思い出です。

たった6冊なのにギリギリになったのは私の性格によるものであって、決してその読書が嫌な時間だったわけではありません。
普段手にしている、"自分にとって読みやすい本"とは一味違う作品を、まとめて読んだことはとても貴重な体験でした。高校時代に「これ無理!」と思った「こころ」も5作を経てから読んでみると、なるほど!面白い!
前とは全く違う感想を抱きました。
何年かしたらまた6冊続けて読んでみようと思います。

さて。今年は何にしようかなと2017年に関する作品を調べて気付きました。
今年、生誕150年なんですね、漱石先生。
じゃあ、読んでいない残りの全作品を!と言ったらいいのでしょうが、言いません。

ただ...いい加減、今年こそ、ちゃんと読了しようと思いました。
3年の間に私の住む場所が変わったにもかかわらず新しい部屋でもやっぱりオブジェと化している「草枕」を。
(引っ越し時に手放していないんです、読む気はあるんです。)
冒頭は何回も読んだのですが...今年こそ、ラストに辿りつきたいと思います。

そんなの今週末に達成できるじゃない...
という皆様の心の声が聞こえます。ごもっとも、情けない限りです。

いやでも...
今年は、実はちゃんと読んだことのないシャーロックホームズシリーズも読んでみたいし、
世界の名作児童文学と呼ばれるものも改めて読みたいし、
先日「プルートウ」を読んだから「鉄腕アトム」も読みたいし...

うん。「草枕」ラストに辿りつくのは除夜の鐘が聞こえる頃になりそうです。

草枕
(新潮文庫)

夏目漱石(著)
新潮社(2005.9)

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