明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
7月は10件の件名を新設しました。そのひとつに「御朱印」があります。
御朱印とは、神社やお寺にお参りした証としていただく印章のこと。御朱印そのものは古くからあるものですが、なぜこのタイミングで件名を新設したかといえば「御朱印についての本」が増えているためです。
TRC MARCで「御朱印についての本」を検索してみると...
2013年...4冊
2014年...7冊
2015年...12冊
2016年...26冊
2017年...6冊 + これから増える...?
と、2016年に急増したことがわかります。
そういえばニュースでも御朱印めぐりブームの話題を見たような。流行具合が出版点数によく表れているのですね。(もうちょっと早く件名を新設すべきだったか...)
御朱印の本来の意味としては「朱印または朱印状の敬称」(デジタル大辞泉)なので社寺に限ったものではないのですが、件名としては「社寺でいただく御朱印」に限定して使用することにしました。
もう1件。こちらは流行...と言ってはいけないかもしれませんが、近ごろ話題のものといえば「ヒアリ」ですね。先日のブログでもヒアリを警戒する男の子の話題がありましたが、このたび「ひあり」を学習件名として新設しました。
この本↓の94 ページに「ヒアリ」についての解説があったのです。
「ずかん海外を侵略する日本&世界の生き物」
小学校高学年くらいからを対象にした本なので、保育園の子にはちょっと難しいですが、あまりにも心配だったら読んでみてもいいかもしれません。