STAY HOME!ということで、いまだかつて経験したことがないくらい、家にいることが多かった4月・5月だったのではないでしょうか。
そんな状況の中、注目されたのがオンライン○○。これまで、実際に集まったり、会って行なったりしていたあれこれが、オンライン上で行われるようになり、初めてのオンライン○○を経験された方もいらっしゃったことでしょう。私もそんな一人です。
これまでなんだかんだ忙しかった週末になんの予定も入らなくなり、昼間からオンラインゲームで友だちの「島」に遊びに行ったり。オンライン飲み会で、シンガポールやデンマークなど、別の国にいる友だちの顔を見ながらおしゃべりしたり。
外で遊べなくなったことは確かにしんどかったけど、こんなときだからと「オンライン○○しよ!」と誘い合い、なかなか実際には会うことが叶わない人たちに「会えて」、それはそれで楽しかったです。
学校が長期間休校になったことで、我が家の子どもたちも、初めてオンライン授業を経験しました。担任の先生との初めての顔合わせがオンライン。先生だって初めてで慣れないオンラインでの子どもたちへの語りかけ、かなり緊張されている様子が伝わってきました。
しかし、回を重ねると、板書の代わりにパワーポイントを画面共有して進められる、隣には親が監視の目を光らせている...ということで、教室で、集中とは程遠い状態で受けている授業より、わかりやすいし、いいんじゃない?と思ったものです。
「オンライン授業」という言葉がタイトルに使われている本は少ないですが、「eラーニング」という件名で検索すると、同じようなテーマの本がたくさんヒットします。2000年代に入った頃から、インターネットを活用した学習・教育が注目されて来ました。企業内教育や大学での教育に使われることが多かった件名ですが、ついに小学校でも実施される時代に...。
ちなみに、eラーニング一般の分類としては379.7の「通信教育.独学」の仲間となりますが、小学校・中学校・高校のオンライン授業は375の「教育課程.学習指導.教科別教育」の下に分類されます。
TRC MARCには図書の「利用対象」も入力しており、MARC上では「I」が教員向けになります。(TOOLiの検索画面では、利用対象「教」にチェックを入れれば検索できます。)今回のことで、もしかしたらオンライン授業が一般的なことになり、行なう機会が増えるかもしれませんね。急遽オンライン授業をやることになり、どうしよう、と思われた先生方、ぜひ、件名「eラーニング」×利用対象「教(I)」で検索してみてください。参考になる一冊が見つかるかもしれません。
離れていてもいろいろなことが可能だったのは、インターネットが普及した今だから。数十年前に今回のようなSTAY HOMEがやってきていたら、一体どんな生活だったのでしょうね。