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「コード化情報」は2度化ける~MARCや検索のはなし~

MARC作成初心者だった頃、ナゾな用語がたくさんありました。
そもそも「MARC」とは?からはじまって、「情報源」「責任表示」、「出版社」じゃなくて「出版者」なのか、「典拠ファイル」と「統一標目」 ...以下エンドレス...

そんなナゾ用語のひとつが本日ご紹介する「コード化情報」です。
「コード」って?? しかもなぜ「化」が付く???


「コード化情報」とは。
MARCのなかで、情報を一定の記号(コード)に置き換えて入力している項目群をさす言葉です。
コードにかえるから、「コード化」。
なんだかとっつきにくいですが、しくみがわかれば簡単。
そしてとても便利なものなのです。

例えば、コード化情報のひとつに「利用対象」があります。
図書の読者対象を表す項目ですが、小学校4年生向けの図書の場合、MARCの「利用対象」には、「小学校4年生」と言葉で入れる代わりに「B3」というコードで入力してあります。

どうしてわざわざ「コード」で入力するのか? 理由は大きく二つです。
ひとつは、入れ方を統一することで一括した検索を可能にするため。
小学4年生くらいの子を対象にした図書の場合、図書それぞれの表示は「小学校4年生」「小学3・4年生」「小学校中級」「中学年」「10歳」などかなりバラバラです。この情報を図書の表示のままMARCに入力してしまうと「その年代の子」に向けた図書をまとめて検索するのが難しくなってしまうので、すべて「B3」というコードに統一して入力。それによって「B3」というコードから検索すれば、「その年代の子」に向けた図書をまとめて検索できるようなります。

もうひとつは、節約です。
「小学校4年生」と漢字で入力するより「B3」というアルファベット・数字で入力する方がデータ容量を節約できます。1件ずつのMARCだとわずかな量ですが、TRC MARCは累積で350万件以上あり(2016年2月現在)、今後も増えていくわけですから、安定したシステム運用のためにはこれもかなり大切なことです。


情報を「コード化」して入力するとこのようにメリットがありますが、一方で少々問題も。
それは、コードをそのまま見るだけだと内容がわからない、ということ。
「B3」と表示されても何のことかわかりませんよね。
そこで図書館システムで検索結果を表示する際には、「B3」というコードを「小学3~4年生」という形に変換して表示するよう設定します。このときに使う、各コードとその内容(名称)の対照の一覧を「コード化情報ファイル」といいます。

つまりまとめると。
小学校4年生向けの図書であるという情報を
→MARCでは利用対象=「B3」というコードにして入力(1化け目)
→検索画面では「B3」=「小学3~4年生」という形で表示(2化け目)
というしくみです。

ちなみにTRC MARCで設定している「利用対象(図書)」は次のとおり。
子どもは年齢によって読めるものが違うので、細かく設定しています。

コード 名称
A   幼児(0~5歳)
A0  0~2歳
A3  3~5歳
B   小学生
B1  小学1~2年生
B3  小学3~4年生
B5  小学5~6年生
F   中学生
G   高校生
I    教員
L   一般
N   医療従事者
O   大学生および大学院生
P   実務家(特定の職業)
Q   研究者

TRC MARCには「利用対象」のほかにも色々なコード化情報があるので、実際に検索してみると便利さを実感していただけると思います。
TOOLiならTRC MARCで設定しているコード化情報をフルに活かして検索できます。
図書館のOPACはシステムによってできることが異なりますが、「言語」や「刊行形態」「ジャンル」などが検索できる所もあるので、ふだんお使いのOPACを確認してみていただければ。


◎コード化情報を使うとこんな検索ができます◎
子ども向けのサッカーの本を探す
資料形式で遊ぶ
お仕事本を探す
写真集が見たいとき
ノベライズを探したい
ガイドブックも色々あります
ブックガイドを探す
まんがで学びたい、漫画で読みたい。
楽譜を探したい
村上春樹作品を大きな字で読みたい
新書を探したい
この文庫って...
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あの著作を!この言語で!
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北欧のミステリーが読みたい 
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