早いもので来週はもう3月、卒業シーズンですね。
この季節につきものの「通園・通学グッズづくり」。
私は既製品を買う派でしたが、手作りされる方も多くいらっしゃることでしょう。
そんなときに頼りになるのが、型紙付きの手芸本です。
TRCMARCには「装丁コード」という項目があり、図書の装丁に関する情報を数字に置き換えて入力しています。
形態的に独立した型紙が付録として綴じこまれている場合、装丁に関する注記(347A)に「付:実物大型紙(1枚)」「付:実物大パターン(2枚)」などと入力したうえで、「型紙つき」を意味する装丁コード「09」を121Hのタグに入力します。
TOOLiの図書検索画面では、真ん中あたりに「コード化情報」がまとまっており、そのなかに「装丁」というプルダウンがあります。
ブルダウンから「型紙つき」を選択し、キーワードをOR検索に設定し「通園通学」「入園入学」などと入れて、検索実行。
型紙の付いた通園通学グッズの作り方を解説した本が出てきます。
「型紙」を注記しているのだから、キーワード検索で「型紙」を入れればよいのではという疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。
確かに「型紙」という文字列が注記や内容紹介文などに入っていればキーワード検索で探すことができます。
しかし、付録に「実物大図案」と書かれていた場合、注記は「付:実物大図案(●枚)」となります。
型紙、図案、パターン...どのような言葉で注記されていても装丁コードは「09:型紙つき」ひとつだけですので、キーワード検索では拾えない型紙つきの図書も検索することが可能になります。