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「モレなく読みたい!」に応えるために

~~ MARCで探そうQ&A 第1回 ~~

MARCについてのいろいろなお話を紹介してきましたこのブログ。
本日より、月1回の連載で新たな企画記事をお届けすることになりました。
私たちがMARCに盛り込んでいるさまざまな情報を、どのように使うとどんな本が探せるのかをQ&A方式でお伝えしていきます。題して「MARCで探そうQ&A」。

図書館現場で実際に利用者から質問を受ける気持ちでリアルに考えていただくもよし。
今までのMARCについての四方山話のおさらいのつもりで気楽に読んでいただくもよし。
本と読者の出会いを広げるMARCの世界を、どうぞお楽しみください。

それでは第1問目...

Q:
天童荒太が本名で書いた本があるそうですが...?

A:
本を探す場合に一番手っ取り早いのは、タイトルや著者で検索する方法だと思いますが、それだとこの手の質問には答えられませんね。
このような、著者に関連した質問には、「典拠ファイル」を使った検索がオススメです。典拠ファイルだと「天童荒太ってどんな人?」という情報が見られるので、本名がわかるかもしれません。

というわけで早速...
→ 「天童荒太」で典拠ファイルを検索
→ いきなり「天童荒太」「栗田教行」と二人ヒット

TOOLiだとこんな画面が出てきます。
20091109.JPG
なにやらイコールでつながっていますが、
ん?このパターンは、どこかで見たような...?

そう、「相互参照」というやつですね。



ここでおさらい: 
ペンネームと本名、といったように全くちがう名前を使い分けて執筆しているとき、典拠ファイル上では「相互参照」としています。

詳しくは→ 「相互に参照しています」  
        「34年も経ってわかることもあります」      
       「栗本薫さん、いままでお世話になりました」

ちなみに、それぞれの典拠ファイルの詳細を見てみると、「筆名,本名:栗田教行」「筆名:天童荒太」という情報が入っています。たとえ相互参照でなくても、本名やペンネームがちゃんとわかるようになっているのですね。

さて、これで質問の本の著者がわかったので...
→ 改めて「著者:栗田教行」で検索
→ ちゃんとヒットして、めでたしめでたし...ですね。

典拠ファイルを使った検索だと、たとえ様々な名前で作品を発表していたとしても、
同一人物の作品を網羅的に一気に調べることができます。
「天童さんの本は全部読みたい!」という人に、「栗田教行・著」のタイトルを紹介しそびれてしまうという悲しい事件を防ぐことができるのです。

典拠ファイル、ぜひ検索にご活用ください。

おまけ◎これにもトライ!:
相互参照が絡んだ検索例です。
モレなく探して、全作品ヒットを目指してみてくださいね。

1.坂田藤十郎 
  先日文化勲章を受章されましたね。
  襲名を繰り返す古典芸能の世界は、相互参照の宝庫(?)です。
2.エド・マクベイン
  相互参照の有名例といえばこの人。
  ペンネームがズラリと並ぶ様はなかなか壮観です。

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