「きょうの仕入部☆」第2弾です。
注文を受けてから素早くお客様(図書館)にお届けする。これが新刊書の通信販売で大事なことです。
そのためには、必要とされそうな本を発売前から予想し、あらかじめ確保(在庫)しておかねばなりません。
TRCで、この新刊書の発注・在庫管理等の関連作業を行っている部署が「仕入部」です。
以前もデータ部と仕入部の連携作業(1,2,3,4)についてお伝えしましたが、データ部が作成している新刊書カタログ『週刊新刊全点案内』に掲載している「新刊急行ベル」「ストック・ブックス」「新継続」などのTRC在庫商品は、仕入部であらかじめ仕入部数を決めています。
これから出る本について情報収集を行い、どれくらい必要かを分析・判断した上で、何冊発注するかを決定するのです。
発売された後からでは必要な部数を確保できないことがあるので、ここでの判断はとても重要。
とくに「ベル」は、契約いただいてる図書館に自動的かつ確実にお届けするシステムのため、事前の部数確保が第一前提となります。
さて、今日は、その選書発注のための、見本チェック作業の様子を紹介。
基本的に、「ベル」「ストック・ブックス」の選書発注は、出版社からいただく事前資料を元に行っています。
しかし、実際の本を見ると、事前資料からはわからなかった「新たな発見」があるもの。
仕入部メンバーは、取次から搬入した見本をじっくり見て、
「書き込み部分が多いなど、図書館での利用に向かないのではないか」等のチェックをしたり、
「自分が事前資料から出した部数は適正だったか」を確認したり、
「この本をどうやって販売していこうか」と思いを巡らせたり。
和気藹々とした中にも、真剣な様子が見てとれます。