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背ラベルの図書記号~MARCや検索のはなし~

こんにちは、新刊目録の望月です。
夏休み、甥っ子ちゃんと近所の図書館に行ってきました。久しぶりの児童書コーナーであれもこれもと懐かしい本を抜き出して楽しんでいたわたしに対し、飽きちゃったのか「もう帰ろうよ~」を連発する甥っ子ちゃん。しまいには机の上の本を勝手にそのへんの棚に戻しはじめました。
...しょうがない、帰るか。
本をきちんと元の場所に返すのは、甥っ子ちゃんにやってもらうことにしました。
「ほら、本の背に「マ」ってあるでしょ。この本は「マ」の棚に戻してね」
なんだかんだと文句を言いつつも、棚を探して本を戻す甥っ子ちゃん。背ラベルが本の置かれる場所の目印だって気付いてもらえたかな?

というわけで今回「MARCと検索のはなし」は、この背ラベルとMARCについて。
背ラベルには、分類記号と図書記号、巻冊記号などが書かれています。この図書記号の指示についてTRC MARCではMARC上に入力しているのです。
簡単に言うと、図書記号を著者から採るか、タイトルから採るか、という指示をMARCに持たせているということ。

いくつか例をあげますと
著者(個人)ひとりの著作ならその著者
著者(個人)が2人までならひとりめの著者
著者(個人)が3人以上ならタイトル
グループの著作ならタイトル
個人の著者でも、役割が編集、監修ならタイトル
などなど。
※主たる著者がだれか、ということは「日本目録規則」の標目付則2「単一記入制目録のための標目選定表」を参考にしながら判断しています。


図書記号をどう表示するかについては、図書館独自の決まりを設けているところも多いです。TRCでは上記以外にも、仕様書をもとにスペックを組んでMARCの項目などから背ラベルの図書記号を編集するしくみも備えています。
詳しくはこちらの記事をごらんください
「TRC MARCと装備の関係 その1その2その3

○図書記号でよくいただくご質問
ネルソン・デミルの図書記号が「ド」なのはなぜ?

答え:統一形のカナ形が「ドミル,ネルソン」だからです。初出の図書では「ネルソン・ドミル」という表記だったため統一形がこのカナ形になり、図書記号は統一形のカナから採用するため「ド」となるのです。
図書に「デミル」とあるのに「ド」なのはふしぎな感じがしてしまいますが、図書に書いてある通りにすると「ネルソン・ドミル」→「ド」、「ネルソン・デミル」→「デ」となり分かれて配架されるという不便が生じてしまうのです。

コメント (2)

中村美樹:

図書館の背ラベルについて気になっていたことがあります。
それは、914.6では著者名の頭がカナ表示されているのに、なぜ915.6では本のタイトルがカナ表示になるのか?です。何か理由があるのなら、教えてください。

データ部ログ管理者:

中村美樹さま

コメントありがとうございます。
TRC MARCでは分類に関わらず、記事本文にもありますように、
著者(個人)ひとりの著作ならその著者
著者(個人)が2人までならひとりめの著者
著者(個人)が3人以上ならタイトル
グループの著作ならタイトル
個人の著者でも、役割が編集、監修ならタイトル
といったルールで図書記号の1文字目を決めています。
分類915.6の本についても同じ基準です。

ただ、実際には各図書館の背ラベルの図書記号は、図書館ごとの仕様(ルール)によって異なります。
もしもご利用の図書館で915.6の本すべての背ラベルがタイトルから、となっている場合は、
その図書館の仕様でそうなっているのではないかと考えられます。
各図書館では、規模・蔵書構成など図書館ごとの特色に応じて仕様を決めていらっしゃいます。

個別の書誌についてご不明な点などがございましたら、
データ部までお問い合わせいただけますと幸いです。

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