きょうのデータ部☆(10/8)
秋
昨年は道ですれ違ったのを見送るくらいの付き合いでした。
あっという間に冬になってしまって寂しかったものです。
今年は玄関先で話をする程度にはゆっくりしてくれています。
半年くらい秋でもいいなあ。
秋
昨年は道ですれ違ったのを見送るくらいの付き合いでした。
あっという間に冬になってしまって寂しかったものです。
今年は玄関先で話をする程度にはゆっくりしてくれています。
半年くらい秋でもいいなあ。
つい先日のことです。
通勤電車の網棚の上に、某ネズミの国の、海のほうの、大人気くまのキャラクターのぬいぐるみ(わりと特大サイズ)が座っていました。
ぼんやり電車に揺られながら、ふと目線をあげた先にいたもふもふのぬいぐるみ。ほどなく持ち主に抱えられて降りていってしまったけれど、もしあのまま網棚にのっていたとしたら、線路の上をどこまでも旅していったのだろうかと思わず妄想してしまいました。朝からしあわせな妄想でした。
さて、今月の雑記テーマは「キャラもの」。
電車→駅弁→シウマイ弁当→崎陽軒→???
の連想で思い出したキャラクターについて。
ご存じの方もいるかもしれませんが、「崎陽軒のシウマイ」についてくるしょうゆ入れには、ゆかいなキャラクターが描かれています。しょうゆ入れだからしょうちゃん、かと思いきや、ひょうたん型のひょうちゃんです。
誕生したのは今から70年前の1955年。初代のイラストは「フクちゃん」でおなじみの横山隆一さん。その後1988年から2003年まで原田治さんになり、2003年から再び横山さんのイラストが採用されています。
わたし自身は原田さんのポップなイラストが記憶に残ってますね。イラストの種類が多いので、どんな顔したひょうちゃんがでてくるのか楽しみだったり。
横浜市民のソウルフードといっても過言ではない「崎陽軒のシウマイ」。特別な日ではなく、日々のごはんで出てくると嬉しいおかずとして思い出に残っています。その傍らにあるひょうちゃんも、おそらくその記憶の一部となっていくことでしょう。これからも愛でていきたいキャラクターです。
※とっても大事な注意事項※
しょうゆ入れのひょうちゃんは、箱入りのシウマイに入っています。「シウマイ弁当」には入っていませんのでご注意を!
明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
9月の新設は7件でした。そのうちの1つが「とげねずみ」です。
とげねずみは、齧歯目ネズミ科の動物。南西諸島にのみ生息する日本固有種で、国の天然記念物に指定されています。
とげねずみには、オス化に関わる「Y染色体がない」そうです。これは哺乳類としては極めて異例なのだとか。
通常、動物の件名標目は、基本的には「科」の単位で採用しています。ですが、とげねずみについてはかなり特徴的であることも考慮し、科より下の階層での採用となりました。
新設するきっかけとなったのはこちらの本。
「幻のネズミ、消えたY 性の進化の謎を追う」
(岩波科学ライブラリー)
とげねずみの生態や性別決定について、より詳しい内容が気になる方はぜひ。
本日は「週刊新刊全点案内」2425号の発行日です。
掲載件数は993件でした。
*こんな本がありました*
「【フク】の研究 ユーラシア草原の祭器・什器」普及版
【フク】(図書の字は金ヘンに回復の復のツクリ部分を合わせた字)とは騎馬遊牧民が使用していた煮炊きのための青銅製の調理用具です。
青銅器が使用できるようになる前は、何を調理に使っていたかというと、陶器、土器です。さぞや遊牧民は大変だったでしょう。
大きなものが作れない
→大人数で移動しても一度に調理ができない...。
持ち運びが大変な上に割れやすい。
→馬に乗って運ぶ、落としたら確実に割れる...。
そして、金属より熱伝導率が悪いので調理に時間がかかる。
その割に温度が下がるのに時間がかかるのですぐ運べない。
青銅器は騎馬民族にはうってつけの、エポックメイキングな調理器具だったはず。紹介した本は、考古学の学術書ですが、本を手にとりながら当時の料理の様子に思いを馳せました。
ちなみに【フク】の「括弧+漢字のヨミ」は入力できない文字(JIS外字)を表しています。くわしくはこちら。
秋の連続テレビ小説がはじまりました。
今回の主人公の夫のモデルは「小泉八雲」こと「ラフカディオ・ハーン」です。
今年に入ってから、新刊図書でも小泉八雲・セツの文字の並びを度々目にするようになりました。
先日見かけた図書は、2017年に刊行された際には
「ラフカディオ・ハーンのクレオール料理読本」
ラフカディオ・ハーン 著
だったものが、2025年刊の新装版では
「小泉八雲のレシピ帖」
小泉八雲 著
と、タイトルと責任表示を変えて刊行された、というものでした。
ラフカディオ・ハーンは、出生時の名は
「Hearn,Patrick Lafcadio」。
ギリシャ生まれでアイルランドにルーツを持ちます。
渡米し新聞記者として活躍したのち日本に渡り、小泉セツ(節子)と結婚、小泉八雲と名乗りました。
典拠ファイル上は
統一形
Hearn,Lafcadio
ハーン,ラフカディオ
記述形
小泉/八雲
コイズミ,ヤクモ
このように「小泉八雲」は記述形として、「Hearn,Lafcadio」の見出し(統一形)のもとにまとめられています。ですので責任表示が「ラフカディオ・ハーン」の本も「小泉八雲」の本も書架の同じ場所に並びます。
また、MARCから「ラフカディオ・ハーン」あるいは「小泉八雲」の著作を探そうとすると、これら2つの名前で様々なパターンを検索しないといけませんが、まとめられている典拠ファイルを用いることで、一度の検索で探し出すことが可能になります。
なお、妻の小泉セツも、本人が名乗った「小泉節子」を統一形として、
記述形に「小泉セツ」をまとめています。
統一形
小泉/節子
コイズミ,セツコ
記述形
小泉/セツ
コイズミ,セツ
近代より前の時代を生きた人は、複数の名称を持つ場合、別名同士を関連(相互参照)とするのではなく、参考資料などから統一形を決定し、決定したその名称のもとに、別名をまとめています。
10月の雑記テーマは「キャラもの」です。
いまは職場のデスクにも小さなKawaiiキャラを置いて、ニコニコしているタイプの人間ですが...子ども時代は「キャラもの」はあまり好みではありませんでした。
いまにして思えば斜に構えていたのか、はたまたどこか気恥ずかしかったのか...
もしかしたら「キャラもの」は小さい子のコンテンツ!わたしはもう卒業!なんて、背伸びしたい気持ちがあったのかもしれません。
そんな自分が変わった契機は、社会人になってからふと立ち寄った犬系作家さんの個展にて。
ふわふわ、もちもち、きらきら輝くキャラクターたちが所狭しと並んでいて...
うわぁみんなかわいい!なんて素敵!!ずっと見ていたい!!!と、見事にKawaii沼に落ちたのでした。
いまではすっかり愛らしいキャラクターたちに魅了されています。
中でもおいぬたちは一等のお気に入り。
ミッフィーのともだちのスナッフィー、バムケロのヤメピ、今夏日本で展開をはじめたMaltese、いま勢いがすごいじょせまる...
yeyeさんなどのイラストレーター作の子たちも大好きです。
疲れたとき、緊張しているとき、進捗が出ずに悩んでいるとき...
視界のどこかにKawaii存在があると、ふんわりこころがやすらいでにこにこしちゃいます。
まるで大人のライナスの毛布。いや、ライナスのおいぬでしょうか。
(ビーグル犬のスヌーピー!?)
これからもおいぬに癒されながらお仕事に励んで参ります!
10月になりました。
今日は雨が降り、かなり涼しいです。
日も短くなってきました。