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観察のエクササイズ

本日は「週刊新刊全点案内」2453号の発行日です。
掲載件数は1044件でした。

*こんな本がありました*
ふだんづかいの人類学
ニコラ・ノヴァ(著)
倉地三奈子(訳)
世界文化社(2026.4)

訳者まえがきによると、フランスで刊行されて学生たちの間で静かな熱狂を巻き起こしたという、人類学的な観察眼を養うための手法が紹介された本です。
人類学というと、人類のたどった足跡や各地の民族に関する研究?となんとなく難しそうに感じてしまいますが、
タイトルのとおり、普遍的な人類の日々の生活にまなざしを向け「ものの見方」を19のエクササイズで磨く提案が興味深いです。
たとえば「あるものに対して25の質問をつくる」「あえて意識を集中させず頭の上から足の先までで周囲に対して意識を漂わせる」など、すこしずつ日々に取り入れると面白そうです。
毎日1か所決めて写真やスケッチなどで観察する「定点観測」では庭や公園、冷蔵庫の棚が例に上げられていて、あのメニューを作ろうと思ったら必要な食材がなかったり、すでにあるのにうっかり重複して食材を買ったりすることの多い自分も、冷蔵庫観測をやってみたくなりました。(ちょっと違うか...。)

ともすれば何でもAIに聞けばすぐに答えを教えてくれるこの時代、五感を研ぎ澄ませることで日常の景色、見方の変化を感じさせてくれそうな一冊です。

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