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2026年4月 アーカイブ

2026年4月30日

少年は海を目指す

4月の雑記テーマは「自転車」です。

先日、うちの下の子と同い年の男の子を持つ知り合いから数枚の写真が送られてきました。高層ビル、東京タワー、レインボーブリッジ、海。何かと思ったら、息子さん、親に断りもなく友だちと急に自転車でサイクリング?に出かけ、その先々で撮って送ってきた写真とのこと。突発的な大冒険! ケガもなく無事に帰ってきたからよかったと言っていましたが、自転車で出かけたのに急にそんなところから写真送られてきたらビックリしちゃいますね。

その子と同い年のうちの子はまだそんな冒険旅行に出かけたことはありませんが、現在高校生の上の子は、中学生のときに部活の仲間と自転車で荒川土手をひた走って海まで行ったことがありました、そういえば。なぜ少年たちはみんな海を目指すのか...。海を見ることでゴール!という達成感があっていいのかもしれませんね。反対方向の山に向かって走ったら上り坂になって走るのが辛いのかも。

普段私もよく自転車に乗りますが、完全に移動手段もしくは重い買い物袋を運ぶ手段になっていて、純粋に「自転車で走ることを楽しむ」ということはできていません。猛暑になる前の気持ちのいい晴れの日に、ただ自転車で走るというおでかけをしてみようかな。

2026年4月28日

観察のエクササイズ

本日は「週刊新刊全点案内」2453号の発行日です。
掲載件数は1044件でした。

*こんな本がありました*
ふだんづかいの人類学
ニコラ・ノヴァ(著)
倉地三奈子(訳)
世界文化社(2026.4)

訳者まえがきによると、フランスで刊行されて学生たちの間で静かな熱狂を巻き起こしたという、人類学的な観察眼を養うための手法が紹介された本です。
人類学というと、人類のたどった足跡や各地の民族に関する研究?となんとなく難しそうに感じてしまいますが、
タイトルのとおり、普遍的な人類の日々の生活にまなざしを向け「ものの見方」を19のエクササイズで磨く提案が興味深いです。
たとえば「あるものに対して25の質問をつくる」「あえて意識を集中させず頭の上から足の先までで周囲に対して意識を漂わせる」など、すこしずつ日々に取り入れると面白そうです。
毎日1か所決めて写真やスケッチなどで観察する「定点観測」では庭や公園、冷蔵庫の棚が例に上げられていて、あのメニューを作ろうと思ったら必要な食材がなかったり、すでにあるのにうっかり重複して食材を買ったりすることの多い自分も、冷蔵庫観測をやってみたくなりました。(ちょっと違うか...。)

ともすれば何でもAIに聞けばすぐに答えを教えてくれるこの時代、五感を研ぎ澄ませることで日常の景色、見方の変化を感じさせてくれそうな一冊です。

2026年4月27日

ADEAC2026春の公開情報 その3

先週・先々週に続きADEAC公開情報を紹介します。全3回の最後となる今回は、3月中旬から4月に公開された最新のデジタルアーカイブ5機関をご紹介します。

◇『沖縄県空手振興課/沖縄空手会館デジタルアーカイブ』(3月13日新規公開)
「空手発祥の地・沖縄」を国内外に広く発信していくため構築された、ADEACでは初となる沖縄県のデジタルアーカイブです。
沖縄空手会館で所蔵・保管する沖縄空手にまつわる貴重な資料をデジタル化・公開していて、琉球古武術の武具や鍛錬風景の写真が掲載されています。
特に武具については、デジタルアーカイブでまとまって発信している例が世界的にも珍しく、先進的な取り組みと言えそうです。
今後も関連する書籍・雑誌・新聞等の資料画像や、映像・音声等も追加掲載されていく予定です。
空手に関する新聞や雑誌の索引も掲載されているので、調べものにもご活用いただけます。

◇『神戸女学院/デジタルアーカイブズ』(3月26日新規公開)
学校法人神戸女学院が保有または所蔵する文化財や史資料を保存・公開するデジタルアーカイブです。
「神戸女学院を知る」という観点からいくつか特集ページが公開されていて、「学院史」では150年に及ぶ学院の歴史をたどれる文献や、歴代キャンパス・院長を写した写真や絵葉書、学則類・入学案内等の書類などが紹介されています。
他にも「キリスト教関連」特集のぺージで聖書日本語訳関連や日本語讃美歌の資料が掲載されていたり、第5代院長を務めたデフォレスト院長の特集ページがあったりと、幅広い分野の特色ある資料が公開されています。
神戸女学院岡田山キャンパス内を巡れる360度パノラマ画像のバーチャルツアーも公開されていて、著名な建築家ヴォーリズによって設計され国の重要文化財に指定されている美しい建築をお楽しみいただけます。

◇『特別区協議会/特別区自治デジタルアーカイブ』(4月1日新規公開)
特別区(東京23区)の自治の発展を目的として設立された公益財団法人 特別区協議会の所蔵する資料等を公開しているデジタルアーカイブです。
特別区の制度や歴史に関する資料や、東京区部の各時代の古地図等を掲載しています。
また、現在23ある東京の区がかつて15区・35区だった時代の様子とその変遷をたどれる地図コンテンツも用意されています。
トップページには東京23区のアーカイブを横断検索できる仕組みや、23区に関連するサイトへのリンクページ等が掲載されていて、東京23区について調べものをするための強力なツールとしてもご利用いただけます。

◇『鹿角市/鹿角市デジタルアーカイブ』(4月1日新規公開)
秋田県北東部で青森県・岩手県と接する鹿角市の歴史・自然・文化に触れられるデジタルアーカイブです。
鹿角市史全7冊および鹿角市史資料編全34冊をご覧いただけるほか、本文の横断検索や索引・目次を使った検索、年表の閲覧などが可能です。
また、鹿角市内を記録した写真が掲載されており、一覧画面や地図から探して見ることができます。

さらに、鹿角市内にあり世界遺産にも認定されている特別史跡「大湯環状列石」の空撮360度パノラマや、古くから採掘されて国内産業の近代化を支えた「尾去沢鉱山」のバーチャルツアーなども掲載されていて、様々な角度から鹿角市の魅力に迫れるサイトになっています。

◇『和泉市/和泉市デジタルアーカイブ』(4月1日新規公開)
大阪府南部に位置する和泉市のデジタルアーカイブです。
市内の地域資料・文化財や和泉市教育委員会が永久保存する特定歴史公文書を公開しており、資料群や種類、地域(校区)別に資料を探すことができます。
なかでも特定歴史公文書は、作成・取得した組織を行政機構の変遷図から探せるようになっており、時代に応じた体制の移り変わりと照らし合わせながら資料を閲覧できます。

また、デジタルアーカイブならではのコンテンツ「資料に親しむ」として2つのページが掲載されています。
古地図・遺構配置図を見る」のページでは、地租改正の後に作成された地籍図の解説やそれを現代の地図の重ね、市内の池上曽根遺跡の遺構配置図と現代の地図の重ねが掲載されています。
過去の和泉市の様子を現代の市の地図と比較することができ、自分が住む町の昔の様子に思いをはせることができます。
古文書を読む」のページでは、鎌倉時代の暗号文という非常に珍しい文書を掲載しています。原本画像に翻刻テキストを重ねたり暗号解読方法を表示したりできるビューアが公開されているので、ぜひ暗号解読に挑戦してみてください。

今回の紹介は以上です。これまでと比べても資料の探しやすさや活用に力を入れた事例がどんどん増えていますので、地域の調べものや新年度に新しい物事に出会うための手段として、さまざまなデジタルアーカイブをぜひ使ってみてください。

2026年4月24日

新聞書評に載っていた本をさがす~MARCや検索のはなし~

社会人になり新聞を読むようになりました。といってもWeb版なのでニュースサイトを見ている感覚です。かつてはテレビ情報欄とその前のページにある4コマ漫画しか読まなかったのですが、きちんと各面を読むようになり急に大人になった感じがありました。

今回のMARCや検索のはなしは新聞にある「書評情報」についてです。
TRCでは、全国区で流通している6種7紙(朝日新聞、産経新聞、中日新聞・東京新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞)の書評欄に掲載された図書について、そのMARCに「書評情報」を入力しています。毎週刊行している『週刊新刊全点案内』に掲載しているほか、TOOLiからも書評情報を使って検索することができます。
「先月末の○○新聞に載っていたという本を探したい」というリクエストにこたえたり、話題になった本として購入の参考にもなるかもしれません。

せっかくなのでTOOLiで「先月末の○○新聞に載っていたという本」を検索する方法を見てみましょう。
書評検索欄は図書検索画面の真ん中あたりにあります。

書評情報検索欄.png

まずは掲載紙名のプルダウンからお目当ての紙名を選びます。
さらにその横にある年月日から掲載日を選択。
ダイレクトな日付の指定はもちろん、今回のように先月末でというようなときは、〇年○月20日~〇年○月31日まで、というように期間を指定して検索することも可能です。

2026年4月23日

ペダル

4月の雑記テーマは「自転車」です。

自転車といえば「弱虫ペダル」。
講談社漫画賞を受賞した作品で、高校の自転車競技部を舞台にした自転車ロードレースのお話です。

私が知っているのはアニメのもの。
再放送されているのを見かけて、なんとなく見始めました。

見てみると、これがとてもよいのです。
ロードレースについてはツール・ド・フランスを観たことがあるので多少知っていたのですが、
レースにおけるポジショニングやアタックをめぐる攻防、仕掛けのタイミングといった戦術的な部分が、すごくわかりやすく描かれています。
漫画ならではのドラマチックな表現も、見ていて楽しいです。

最後にエースを勝たせるため、全員が自分の能力を最大限発揮して己の役割を果たし、ひとつになってゴールを目指す。
そんなチームスポーツならではの醍醐味もあります。

いいですね。自転車も、青春も。

2026年4月22日

きょうのデータ部☆(4/22)

データ部3Fの荷物庫でひっそりと出番を待っている穴あけパンチ。

20260422.jpg

「パンチくん」と手書きされているのがなんとも微笑ましい。
左の子はだいぶ年季が入っています。いつからデータ部にいるのでしょう??

2026年4月21日

実家

本日は「週刊新刊全点案内」2452号の発行日です。
掲載件数は1041件でした。

*こんな本がありました*

「おうちさよなら日記」
杉山由香(著)
烽火書房(2026.3)

建築家である著者の母親の看取りと実家の手放し、
ふたつの"さよなら"の記録です。
こちらのおうちは父親(も建築家)が設計した家で、特にお母さまの思い入れが深かったそうです。
文中にある写真の雰囲気が実家に似ていたこともあり見入ってしまいました。


つい最近、地元の友達から「実家、解体するって看板出てるよ」との連絡が。
正確に言うと元・実家です。もう結構前に引越して家は人手に渡っていますが、それでもショックです。

入社して3年くらいの頃、通勤片道2時間がきつくなり実家を出ました。
しばらくして両親から家と庭の手入れが体力的に負担になってきたので、実家を処分するとの連絡がきました。
次の住まいが決まった時は、脱田舎と高揚していた両親でしたが、
引越しが近くなると、このドアは持っていきたいとか、棚だけでも外せないかしらetc.実は家の中は母こだわりのものがたくさんあったことに気づきました。
家への思い入れはどこのおうちも母親の方があるのかもしれません。

引越直前はバラバラに生活していた家族が全員集まりました。
デジカメで部屋や庭の写真を撮りました。
おそらく被写体に人間がいない実家の写真はこれだけと思います。
最後はご近所さんに家が入るように家族の集合写真を撮ってもらいました。
たまに見返すとドットが荒くて、フィルムカメラで撮ればよかったと後悔しています。


ちなみに
荷物が出発した後に妹は盲腸になり地元で入院するという、
なんともお騒がせな引越だったことを思い出しました。

2026年4月20日

ADEAC2026春の公開情報 その2

今回は前週に続き、2月末から3月初旬に公開されたデジタルアーカイブ4機関をご紹介します。

◇『岡山県立図書館/デジタル岡山大百科』(2月28日リニューアル公開)
岡山県立図書館が構築する、岡山県の歴史・文化・自然・人物などを幅広く紹介するデジタルアーカイブです。
メタデータがあるものは60,000件、画像や音声、動画があるデータだけでも13,000件を超える資料が搭載されています。
百科事典的な切り口で資料を種類・地域・時代別に探すことができ、関連する機関や団体から資料を探すこともできます。
記事索引や郷土資料の目次等も収集されており、岡山を調べるための総合的な情報基盤となっています。

◇『海老名市/デジタルアーカイブえびなの歴史』(3月1日新規公開)
海老名市が所蔵する歴史資料や写真・動画を通して、地域の歩みを紹介するデジタルアーカイブです。
資料の種類・時代・地図といった切り口から資料を閲覧して、海老名の歴史の変遷をたどることができます。

また、スペシャルコンテンツとして、海老名市温故館が過去に行った企画展等をもとにしたウェブ展覧会を公開しています。
「えびな近代鉄道物語」「江戸時代の旅」といったテーマについて、パンフレットの内容を再構成して掲載しており、デジタルアーカイブに掲載されている関連資料画像を見に行くこともできます。
他にも、「カラーでよみがえる「えびな」」という古写真をAIによってカラー化した実験的なコンテンツや、小学校や中学校の授業で使えるように構成されたキッズページなど、デジタルアーカイブを使いこなすことにつながるコンテンツがいくつも掲載されています。

◇『日光市/デジタル郷土資料ミュージアム-日光市の昔と今-』(3月3日新規公開)
日光市が所蔵する郷土資料を公開し、日光の「昔」と「今」を伝えるデジタルアーカイブです。
WEB地図や空撮写真の360度パノラマから、市内各地で撮影された古写真と現在の風景を比較することができ、日光の町と暮らしの変化を知ることができます。

写真のほかにも絵葉書や絵図が掲載されていて、絵葉書は日光市に関するテーマ別にご覧いただけます(二荒山・鬼怒川・旅館等)。
日光東照宮や鬼怒川温泉、足尾銅山など有名なものがたくさんある日光市ですが、昔と今を見比べることで新しい姿に出会えます。

◇『広島市立大学/広島市立大学デジタルアーカイブ』(3月3日新規公開)
多方面の教育研究活動を行ってきた広島市立大学のデジタルアーカイブです。
1994年に開館し2022年に博物館相当施設の指定を受けた芸術資料館の資料と、1998年に附置研究機関として設立されて以来世界平和と人類の幸福を実現するための研究や提言を行ってきた広島平和研究所の資料を公開しています。

芸術資料館の方は、広島の被爆者及びその二世、三世の肖像画を描くプロジェクト「光の肖像」の作品群を公開しています。
権利の関係でサムネイルだけ公開されているものも多いですが、被爆体験や本人のメッセージが解説として克明に記録されています。
また、広島市立大学芸術学部の卒業・修了制作作品が多数掲載されていて、分類別に探すことができます。興味深い作品が多数公開されています。

広島平和研究所の方は、学術研究活動を通じて蓄積してきた、平和を築く文化資産となる多種多様な学術資料を公開しています。
原爆や戦争について調べるための施設、広島市内で行われる慰霊・追悼行事や原爆を語り継ぐ活動について調べられます。
また、原爆被害についての写真集や特集記事、エッセイ等の書誌情報がキーワードや写真家名、年代から検索できるので、このテーマについて調べる際のツールとしてご活用いただけます。

今回の紹介内容は以上です。次回の更新では3月下旬から4月にかけて新規公開されたデジタルアーカイブを紹介します。

2026年4月16日

サイクリングの思い出

4月の雑記テーマは「自転車」です。

日々の生活には欠かせない存在で、普段は近所でしか乗りませんが、思い返せば一度だけサイクリングをしたことがあります。
それは、子どもたちが通っていた学童保育の行事、ツール・ド荒川への参加でした。荒川沿いを自転車で走り葛西臨海公園まで行くという企画で、付き添いとしてやむなく参加することに。応募チラシには往復50km!と書かれており、ママチャリでそんな長距離を走ったことがない私には、正直なところ不安しかありませんでした。

当日は地元を早朝に出発。人通りのない商店街を通り抜け、日暮里・舎人ライナーの高架下の道をたどり、荒川沿いのサイクリングコースへ。そこからは車を気にすることなく、河川敷で野球をする人たちを横目に見ながら葛西臨海公園の観覧車をめざしました。子どもたちがキッズ用の小さい自転車を思い切りこいで、楽しそうに走る姿を追いかけているうちに、お昼前には無事にゴールに到着。海を眺めながらの昼休憩をはさみ(有名な水族館を見る時間的余裕はなく)、来た道をただひたすら帰ってきて...気づけば50kmを完走していました。

翌朝、普段とかわらない様子で小学校へ出かけて行くわが子たちを見送りながら「子どもって元気だなぁ」と、あちこち筋肉痛の私はしみじみ思ったのでした。

2026年4月13日

ADEAC2026春の公開情報 その1

新年度が始まって2週間、年度末から始めにかけてのデジタルアーカイブ公開ラッシュも落ち着いてきました。
今回から3回に分けて、昨年末以降に新しく公開されたデジタルアーカイブを中心にご紹介します。

◇『足立区/足立区区政資料室デジタルアーカイブ』(12月15日新規公開)
東京都足立区の区政資料を公開するデジタルアーカイブです。
「区の歴史」「区の基礎データ」「区の財政」など、さまざまなジャンルから資料を探せる作りになっています。
公開を始めてからも活発な動きがある機関で、1・2月にも資料が追加され、今後も更新が予定されています。
トップページには地域理解に役立つ資料をまとめた「足立区学習用資料」への導線も用意されており、郷土学習や探究学習など、教育現場での活用にも期待できます。


◇『福島県立図書館/福島県立図書館デジタルライブラリー』(1月8日新規公開)
福島県立図書館の所蔵資料を公開するデジタルアーカイブです。現在約230点の資料が公開されていて、いずれもパブリックドメインの資料となっています。
資料種別や時代といった切り口の他、県下の様々な資料を収集しているため、地図や市町村の一覧から関連する資料を探す機能も提供されています。
スペシャルコンテンツとして、1908年に発行された「福島県写真帖」に収録された写真の撮影地点を地図から探せるコンテンツや、現在の地図と古地図・絵図を比較するコンテンツなども実装されており、視覚的に福島の歴史をたどることができます。


◇『杉並区/杉並区デジタルアーカイブ』(2月4日新規公開)
東京都杉並区が所有する地域の資料・写真・文化財などを公開するデジタルアーカイブです。
杉並区内で撮影された写真や地図を時代・地域・カテゴリー別に探したり、行政資料、図書・雑誌、文化財等をご覧いただけます。
また、2016年に国史跡に指定された「荻外荘」(近衛文麿旧宅)の復元プロジェクトの一環として、工事の過程や建物の内部構造を確認できるウォークスルーや、内部を自由に見て回れるバーチャルツアーが用意されており、文化財を立体的・体験的に学べる点が大きな魅力です。

◇『学校法人相模女子大学/さがみデジタルミュージアム』(2月20日新規公開)
学校法人相模女子大学の創立125周年事業の一環として公開された、学園の歴史資料を公開するデジタルアーカイブです。
「学園史年表」「記念誌・写真集」等の資料を通して、1900(明治33)年の日本女学校創立から現在に至るまで、120年以上にわたる学園の歩みをたどることができます。
さらに「アーカイブフォト」「アーカイブコレクション」などのコンテンツから、校舎や学生生活の様子、時代ごとの空気感を伝える資料をご覧いただけます。
大学史・女子教育史の資料としてはもちろん、地域とともに歩んできた学園の軌跡を知るための文化資源としても価値の高いデジタルミュージアムです。

◇『茨木市立図書館/茨木市立図書館デジタルアーカイブ』(2月27日新規公開)
大阪府の茨木市立図書館が所蔵する郷土・行政資料を公開するデジタルアーカイブです。
市広報誌や市が発行している各種資料を通して、茨木市のこれまでの歩みと現在の姿を見ることができます。
茨木市に住んでいる人やこれから訪れる人にぜひ活用していただきたいサイトです。

次回は4/20(月)に2月末から3月にかけて公開されたデジタルアーカイブを紹介します。

2026年4月 9日

憧憬と現実

4月の雑記テーマは「自転車」です。

時々、データ部にしまなみ海道のガイドブックが来ます。
どのガイドでも、晴れやかな光景の中気持ちよさそうに自転車を漕ぐ人たちの様子が写っていて、いいな~と思っています。
旅行も好きなのでいつかそこに行って自転車を借り、駆け抜けたいなと思っているのですが、ネックなのが自分の筋力と体力の無さ。
普段滅多に自転車に乗らないのですが、珍しく乗った時は必ずと言っていいほど「ペダルが重いな...?」と感じます。運動不足の悲哀がここに。
このままじゃ旅行に行っても疲労の思い出の方が強く残ってしまうのでは?という不安が湧きます。旅行計画を立てる前に運動メニューを考えたほうが良いかもしれない...そう思いつつもあのさわやかな海をバックに自転車で駆け抜ける姿を夢想しています。

2026年4月10日

漢字表記のありがたみPart2 ~典拠のはなし~

こんにちは。

最近、中国映画を見てきました。字幕は中国語でした。そのちょっと前にスペイン映画を見ました。字幕は英語でした。

英語字幕の映画を見たときは長い字幕は読んでいるうちに次の字幕に切り替わってしまって焦りましたが、中国語は目に入ると瞬間的になんとなく全体を理解できる(時もある)ことに気づきました。

日本語ユーザーにとって、パッと見て意味が入る漢字表記は便利なものです。また、日本語には「橋」「端」「箸」など、発音にはほとんど違いがないけれど意味の違う言葉がありますが、それらを間違いなく伝えることができるのも漢字ならではです。

人名ならばなおさら。

苗字でいえば「アベ」さんの「阿部」「安倍」「安部」「阿倍」「安辺」...

お名前が「ユウコ」だったら「優子」「祐子」「夕子」「佑子」「裕子」...

数限りなくある同じ読み方のお名前。どの漢字を使用しているか、ということで相当絞り込むことができます。

ところが日本人の名前でも、本全体が英語の本、おしゃれなデザインの本など、アルファベットで表記されていることがしばしばあります。

Yuko ABE

とあったら、どうでしょう?

もちろんMARCには図書にある形を記録するのですが、欧文表記だけでは他の同じヨミの著者と見分けがつかず、検索できません。

そこで、典拠ファイルの出番です。

典拠チームでは欧文表記の著者名が出現した際は、まず既存の典拠ファイルに該当の人がいないことを、欧文表記の他にヨミや部分一致で検索するなどして、よくよく確認。ここで既存の典拠ファイルがあれば、今回の欧文表記を既存のファイルの記述形として作成します。

次に図書の情報源以外の箇所や参考資料に漢字表記がないかチェックします。図書、もしくはあらかじめ決まった参考資料(これがいわゆる典拠です)に漢字表記があれば、漢字表記で優先名称(統一形)を作成、欧文表記はその記述形として作成します。

こうすることで、MARCに欧文表記と漢字表記の両方が記録されるので、図書が検索しやすくなります。もちろん典拠検索から、漢字表記の本、欧文表記の本の両方を検索することができます。

では漢字表記を発見できなかった場合、あるいはあらかじめ決まった参考資料以外に漢字表記がある場合はどうするでしょうか?

この場合は、欧文表記のまま優先名称(統一形)を作成します。ですが、欧文表記が本のデザインや内容によるものならば、可能な限り漢字表記を優先名称(統一形)にしたい。

そこで、同じ著者が漢字表記の名前で本を出した場合、典拠ファイルの優先名称(統一形)を漢字表記に訂正する準備として内部用に目印をつけておきます。

このような仕組みを作って欧文表記で図書に出現した著者の典拠ファイルも、最終的に検索に最適な形になるようにしています。

漢字は多種多様で頭を悩ませることもありますが、どちらかというと漢字のありがたみを感じる機会が多い典拠チームです。

ひらがな、カタカナ表記のことも以前書きましたので、よろしければ一緒にこちらもどうぞ。

2026年4月15日

きょうのデータ部☆(4/15)

目録作成の必需品、メジャー。

20260415.jpg

入社時から使っていた青いメジャーがここ数カ月ほど調子が悪く、いよいよ写真の状態からひっ込まなくなってしまったので、思い切って新しいメジャーと交換させてもらいました。

新品のメジャーはさすが滑りが良く数字も見やすいです。

これからまた10年、20年(!?)、大切に使わせていただきます!

2026年4月 8日

きょうのデータ部☆(4/8)

データ部3Fの断裁機。

20260408-1.jpg

データ部ではなにかと紙を切ることが多いので、使用頻度は高め。
なのですが、私が使うとかなりの確率で失敗します(最後の方で紙がクシャッとなってしまう...)

左利きだから...と心の中で言い訳しています。←

2026年4月 7日

はじまり:最前線

本日は「週刊新刊全点案内」2450号の発行日です。
掲載件数は1127件でした。

今月の表紙はこちら。

p20260407.JPG

3月の終わり頃から4月
中国や東南アジアあたりから
つばめが日本に渡って来ます。

スィーッとスピーディーに
見上げた空を飛ぶつばめのイメージです。

(Juri)

*こんな本がありました*
昆虫科学の最前線
日本昆虫科学連合編
丸善出版(2026.3)

今週は入学式など新年度が本格的にはじまるという方も多いのでは。
新たな出会いに胸躍らせる季節ですね。

そんな季節に、私にはなるべく遭わないよう対策をはじめる生き物がいます。
虫です。
玄関周りや窓等の開放口に忌避剤を置いたりスプレーを撒いたり。今年はちょうど先週末に最初の作業をしました。
作業中玄関脇に弱ったハチ?がいたので、家から遠いところに投げようとチリトリで掬ったところ、ブンブン飛び出し...叫びながらチリトリごと投げました(近所迷惑ごめんなさい)。
虫好きな家族に話したところ、おそらくガの一種で攻撃しないので、
外にいる分には手出しせずそっと見守ってとアドバイスされましたが...難しいと即答。

私には仲良くなれない虫ですが、
世界には数えきれないほどの種類がいて多くの研究がおこなわれています。
昆虫科学の最前線における国内外の動向を紹介した1冊です。

2026年4月 6日

先生方にも色々ありまして~新設件名のお知らせ2026年3月分~

明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

3月には6件の件名を新設しました。そのうちの1つが「学年主任」です。
学年主任。自分が児童・生徒だった頃から聞いたことはあります。「その学年で1番偉い先生」とだけ思っていました(ザ・子どもの思考)。
文部科学省のWebサイトに掲載されていた資料によると、「校長の監督を受け、当該学年の教育活動に関する事項(学年の経営方針の設定、学年行事の計画・実施等当該学年の教育活動に関する事項)について連絡調整及び指導・助言」をする職務とのこと。学級担任とはまた違った能力が必要となりそうです。

そんな学年主任のお仕事に特化した、学年主任のための図書も多く見られるようになりましたので、この春、新たに件名標目として採用しました。「この春、学年主任になった!どうしよう!」という先生方がいらしたら、ぜひこちらの件名をご活用いただきたいです。

なお、学校の先生向けの図書には利用対象「I;教員」を付与しています。
また、学年主任以外にも「校長」「教頭・副校長」「教務主任」といった件名もあります。"学校にいらっしゃる先生方"というところでは「養護教諭」「栄養教諭」「司書教諭」などの件名もあります。
これらもご活用いただけますと幸いです。

2026年4月14日

米騒動

本日は「週刊新刊全点案内」2451号の発行日です。
掲載件数は1055件でした。

*こんな本がありました*
「イチからつくる田んぼと米」
(イチは、いのちのはじまり)
農文協(編)
農山漁村文化協会(2026.4)


2024年から2025年にかけて、スーパーの店頭からお米がなくなり、価格が高騰し大きなニュースになりました。
毎日当たり前のように食べているお米がどうやって作られているのか、子どもにもわかりやすく書かれた児童書です。

令和の米騒動の原因はいくつかありますが、そのうちの一つが農家の高齢化。
あらためて米作りの過程を見てみると、本当に重労働です。
農家の負担を減らす機械も開発されていますが、それも取り入れられる農家ばかりではありません。
このまま高齢化が進めばいつかおいしいお米が食べられなくなるかも...?

うちでは少しでも安く買おうとブレンド米を買ってみましたが、お米好きの我が家の口に合わず。
多少高くてもおいしいお米を買うことにしました。
いつもおいしいお米を作ってくれている農家の方に感謝です。

2026年4月 2日

スピードが違う

4月の雑記テーマは「自転車」です。

自転車。
自転車......??
今年度最初の雑記にもかかわらず歯切れが悪くて申し訳ないのですが、
「全く乗れないというわけではない」と思います。
幼少期に(何度も転びながら)練習をして、乗れるようになりました。
その後しばらくは近所の公園まで数十分自転車をとばして出かけたりしていたのですが
次第に乗る機会が減っていき、
月日が流れ、子ども用の自転車を卒業する年齢もとうに過ぎて、今に至ります。

現在、生活圏内の移動は基本的に電車やバスで事足りますし、車に乗ることもあります。
気候が良くて時間に余裕がある日は、多少距離があっても歩いてしまうことも。
そんな生活なので、そもそも自転車を持っていないのです。

でも歩くより絶対早いんだよなと
私を追い越してどんどん遠ざかっていく自転車を見送りながら今日も歩きます。

2026年4月 1日

きょうのデータ部☆(4/1)

お昼休みにちょっと足を延ばして播磨坂さくら並木を覗いてきました。

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あいにくのお天気でしたが、小雨とともに散りゆく花びらがまた風流でした。

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新たに社会人や学生となる皆さま、ご入社&ご入学おめでとうございます!

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