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2024年6月 アーカイブ

2024年6月28日

この続きは~MARCや検索のはなし~

「昭和街場のはやり歌 続」
週刊新刊全点案内2356号に掲載した本です。
実はこの本、表紙のタイトル表記は「続昭和街場のはやり歌」となっています。

MARC上の本タイトルが「続」から始まらないのは、
「続」を巻次とみなし、本タイトルとは別の項目として記録しているためです。
つまり、MARCではこのようになります。

本タイトル:昭和街場のはやり歌
巻次:続

こうすることによって、1冊目の「昭和街場のはやり歌」とまとめて検索しやすい、タイトルから図書記号を採用する場合は1冊目と図書記号が揃う、などの利点があります。
また、1冊目には「正」という巻次をTRCで補い(これを補記と呼んでいます)、
同一の全集ファイルとしてまとめられるようにもしています。

「続」から始まるタイトルの本を検索しても出てこない!ということがあった際は
一度「続」を外したタイトルでの検索もお試しください。

2024年6月27日

雰囲気が違う?

6月の雑記のテーマは「お金にまつわる話」です。

先日、久しぶりに非常用持ち出しリュックを点検しました。賞味期限切れの食品などを交換しつつ、足りないものはないかと確認していたら、底のほうから現金が入ったビニール袋が出てきました。いつ入れたのか記憶になかったので中身をみてみると、小銭がたくさんと数枚のお札が入っていました。お金は腐らないし、そのまま入れておけばいいか、と元に戻そうとしたのですが、なんとなく、いつも見ている福沢諭吉の雰囲気と違うような。
よくよく見たら、それは旧い1万円札でした。いざ災害時に使おうと思っても、たぶんお店では受け取ってもらえなかったのではないでしょうか。
今、気がついてよかった! 
とりあえずお財布に入っていた、今のお札と交換したのですが、これも数年後には入れ替えたほうがよさそうです。

2024年6月26日

きょうのデータ部☆(6/26)

今週刊行の週刊新刊全点案内の同封物です。
選書にお役立ていただけますと幸いです。

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2024年6月20日

伝記をさがせ ~分類・件名のおはなし・138~

歴史ドラマなどをみていて、「このエピソードはドラマの創作?それとも実際にあったの?」などと気になってきて、伝記を読んでみたくなることはありませんか?
といっても、今年2024年の大河ドラマの主人公紫式部などは、伝記にたどりつくのにけっこう大変な思いをするかもしれません。


個人件名「紫式部」で検索してみた方、「多い!」と思われたのではないでしょうか。

個人件名は、著書の研究書にも作品件名とあわせて付与されています。つまり「源氏物語」「紫式部日記」「紫式部集」などの研究書にはもれなく個人件名「紫式部」も付与されています。

小説にも個人件名を付与しています。こちらは紫式部が主人公の伝記小説や歴史小説が対象で、件名「紫式部-小説」とセットです。(逆に小説が読みたいときには件名「紫式部-小説」をご活用ください。)

というわけで、個人件名「紫式部」でTRC MARC図書検索をするとなんと2658件が該当しました。「源氏物語」の研究書2482件が数をおしあげていますね。

数多い本のなかから紫式部の伝記にたどりつくのはなかなか大変です。ただちょっと紫式部の生涯が気になっただけなのに...。

そんな時には資料形式「伝記・手記」(資料形式コードK01)を組み合わせて検索することをおすすめします。
個人件名「紫式部」と資料形式「伝記・手記」のかけあわせ検索をすると、紫式部の生涯がわかる、いわゆる伝記を探すことができます。こちらはTRC MARC図書検索で21件でした。


なお、分類で探す場合ですが、図書館で289個人伝記の棚にいっても紫式部の伝記はおそらくみつかりません。
NDC10版の289の注記に
「文学者(文学研究者を除く)の伝記は,その思想,作品,技能などと不可分の関係にあるので,その主題の下に収める」
とあります。
紫式部といえば「源氏物語」の作者。というわけで文学者の扱いとなりますので、紫式部の伝記を探すには、289.1日本人の個人伝記ではなく、910.23日本文学史の古代の分類の棚にいってみてください。
 
ちなみに、藤原道長の伝記は289.1におさめていますが、中宮彰子の伝記は、皇后など皇族の伝記をおさめる288.44に分類しています。個人件名は「上東門院」です。


伝記の分類についてはこちらも
伝記はどこへ?~分類・件名のおはなし・132~

人名典拠ファイルからの検索はこちらも
昔の人の関連書~TOOLiで探そうQ&A~
直接参照~典拠のはなし~

2024年6月25日

美しくてかわいいワニたち

6/25は週刊新刊全点案内2362号の発行日です。
掲載件数は885件でした。


以前もご紹介したワニ研究者・福田さんの本が今週の週刊新刊全点案内にも掲載されています。
今回は絵本でした!

「イリエワニ」
福田雄介(文) 関俊一(絵)

福音館書店
(2024.6)

精細なイラストで描かれるワニは写真とはまた違った良さがあります。
オーストラリアの豊かな自然のなかで暮らす野生のイリエワニの生態、暮らしをうかがい知ることができる一冊です。


2362号には同じくワニを題材にした絵本がもう一冊。
こちらはデフォルメされた可愛らしいタッチで描かれており、くすっと笑えるおはなしでした。
ストーリーが進むうちに変わっていく背景をよ~く見ると......。

「ゆるワニビビくちのとじかた、おしえてください」
雨宮ひかる(作・絵)

パイインターナショナル
(2024.6)

どちらも読み物キーワード「わに-物語・絵本」が付与されています。
登場する動物から絵本や児童書のおはなしを探したいときは、ぜひ読み物キーワードを使ってみてください。

2024年6月19日

きょうのデータ部☆(6/19)

今ではなかなか見ることのないTRC人名典拠録を久々に手に取りました。
年季が入っていて背表紙の文字が消えかかっていて読めません。
西洋人篇は1冊、日本人・東洋人篇は2分冊になっています。
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2024年6月18日

小さく高くそびえ立つ

本日は「週刊新刊全点案内」2361号の発行日です。
掲載件数は860件でした。

*こんな本がありました*
絶景!コインタワーの世界

たぬ(著)
自由国民社(2024.6)

大量のコインが塔のように積み上がり、一部は立った状態で上にさらにいくつものコインが重なっている表紙。思わず二度見しました。
財布にあったコインでタワーを作ってみたことがきっかけで不思議なオブジェを作るようになったという著者による、コインタワーの作品集です。
物体の重心や支点を調整してコインを立たせ、積み上げ......初級・中級・上級と難易度がわかれていますがコインを縦に2枚重ねている初級からしてすでに不可能が現実になっているような気分になり、不思議な感覚になります。
上級になってくると、ティーカップなどコイン以外の小物を使ったオブジェも出てきて、作者の発想力とバランス感覚と根気に脱帽せざるを得ません。
作品の解説も書かれているので、掲載作品にチャレンジしてみることもできます。休日にじっくりやってみるのも面白いかもしれませんね。

2024年6月20日

間違い注意

6月の雑記のテーマは「お金にまつわる話」。
7月にお札が刷新されるので、それに関連したテーマになっています。

 前回のお札刷新の頃、宴会帰りの父がゴキゲンで帰宅した際「今日もお仕事お疲れ様でした」と丁寧にお迎えすると「ありがとう」と500円札か1,000円札をお小遣いにくれることがたまにありました。あまり遅くまで起きていたり、翌朝寝坊すると叱られるので頃合いが大事。姉弟の中で私はわりとうまくもらえるほうで、ある晩いつもより更にゴキゲンな父をお迎えした際、なんと旧10,000円札を渡されたことがありました。
 小学生が夜更けにお小遣いでもらうには段違いの貫禄を持つ1枚を受け取ると、母に「明日にでも交換願を出されるかもよ」と忠告され、はたして翌朝父から「新旧二種類のお札があって渡す種類を間違えたから交換して」と新1,000円札を差し出されたのでした。この時はサイズも変わったので間違えたのか? とは言え旧10,000円札と新1,000円札では大きく異なり間違えないような...。

 今回は新旧サイズ変わらないようですが、しばらくは双方流通するので混乱しがちかも。気を付けたいものです。

2024年6月14日

人名典拠ファイルのおさらい~典拠のはなし~

典拠研修中です。
そろそろ図書典拠の習熟を目指す時期に入ったそうです。
中身は未だヒヨコなのですが...

そんな訳でニワトリを目指すべく
本日は人名典拠ファイルの役割についてかんたんに復習したいと思います。

役割その1 同じ人をひとつにまとめる

たとえば、角野栄子の絵本が刊行されたとします。
絵本なので、著者の表示が「かどのえいこ」とひらがなで書かれていました。
こういうとき、どうするでしょうか。

答えはこちら
優先名称(統一形):角野/栄子     カドノ,エイコ
記述形:      かどの/えいこ   カドノ,エイコ
   

同じ人が違う書かれ方をしているときは、
図書に書かれた形を「記述形」として優先名称(統一形)のもとにおさめます。
これにより、図書にどのような形で書かれていてもひとつのファイルにまとめられ、まとめて検索することが可能になります。


役割その2 異なる人の区別をつける

こちらは、いわゆる同姓同名の別人についてです。
TOOLiのMARC検索で、典拠ファイルを使わずに
「著者名:小川洋子」で検索すると、
小説家の小川洋子さん、映画プロデューサーの小川洋子さん
ほか同姓同名の小川洋子さんの著書がまぜこぜにでてきます。
ですが典拠ファイルを使いますと

1100111-0000 小川/洋子 オガワ,ヨウコ ←小説家の人
1100120-0000 小川/洋子 オガワ,ヨウコ ←映画プロデューサーの人
...
(典拠IDは実例ではありません)

というように、それぞれの識別番号(典拠ID)、漢字形、カタカナ形、
で管理したファイルが検索できます。
このファイルごとに著書がリンクされているので、
小説家の人なら小説家の人の著書だけ、
映画プロデューサーの人ならその人だけの著書を探すことができます。
こういったしくみの典拠ファイルを維持するには、
同じ人、異なる人を識別するための情報、
たとえば専門分野などがとても大切なのがお分かりいただけると思います。


最初に典拠ファイルを作るときに、図書に何も情報がない、
なんてこともままあります。
その場合識別に使える情報は空白状態でファイルを作るのですが、
その後に出された本には著者紹介があり、そこに情報が載っていることもあります。
するとわかった情報をファイルに追加するメンテナンスをおこないます。
この作業を典拠班では「情報追加」とよんでいます。
不明だった専門分野などの情報や、
芥川賞・直木賞とノーベル賞の受賞情報も追加しています。

「情報追加」は、典拠ファイルをきちんと管理するためにも欠かせない作業なのです。

2024年6月13日

エイイチ・ウメコ・シバサブロウ

6月の雑記のテーマは「お金にまつわる話」。7月にお札が刷新されるので、それに関連したテーマになっています。

新札には渋沢栄一・津田梅子・北里柴三郎が採用されました。
現在は福沢諭吉・樋口一葉・野口英世ですが、個人的には一世代前の福沢諭吉・新渡戸稲造・夏目漱石の方がしっくりきます(昭和世代...)。それぞれの紙幣を額面ではなく、ユキチ・イナゾウ・ソウセキと呼んでいて愛着がありました。
デザイン的にはソウセキが一番好みですが、今の紙幣と見比べてみるとものすごくシンプルです。今回の新札はカラフルでゴチャゴチャしたデザインですが、偽造防止のための技術がぎっしり詰め込まれているそうです。

ところで、最近日常的な買い物は交通系ICやクレジットカードを利用しているので、物理的なお金を利用する頻度がめっきり減りました。新紙幣に慣れる日はやってくるのか...しばらくはうっかり間違った額面の紙幣を出さないように心がけようと思います。

2024年6月12日

きょうのデータ部☆(6/12)

調べもののために某図書館へ行ってきました。
こちらには目録カードがあります。
最近ではすっかり見かけなくなってしまいました。

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2024年6月11日

水無月は和菓子の月

本日は「週刊新刊全点案内」2360号の発行日です。
掲載件数は829件でした。


江戸時代に関する本を読んでいたところ、「嘉祥」というお殿様が菓子を家臣に賜る行事がでてきました。旧暦ですが6月16日の行事です。さかのぼると平安時代に起源があるという説もあるよう。
それにちなんで現在も6月16日は全国和菓子協会制定の「和菓子の日」なのだそうです。
もうすぐ「和菓子の日」ということで


*こんな本がありました*

「和菓子の愉しみ ながめて、愛でて、味わう工夫×新しい和菓子24×基礎知識」
(暮らしの図鑑)

堀部美奈子(著)
翔泳社(2024.6)


季節ごとの和菓子、意匠、東西の違い、器選び、お茶や珈琲とのペアリング、包み紙の活用方法、材料や道具、歴史など、実にさまざまな方向から和菓子の楽しみ方を紹介してくれる一冊です。
伝統的なものだけでなく、最近の和菓子のページもたっぷり。
「こなし」や、羊羹、薯蕷饅頭を作ってみたりもできます。
自分で作れば羊羹の固さを自分好みにできる!あまり自分ではお菓子作りをしない私には目から鱗でした。


そういえば、「水無月」といえば6月の異称ですが、和菓子にもこれを名としたものがありますね。京都で6月30日に食べる慣習とのこと。
今年は私も水無月の菓子おさめを水無月でしてみようかと思います。

2024年6月 6日

昔の人の関連書~TOOLiで探そうQ&A~

Q 大河ドラマの登場人物の関連書を探すには?
A 典拠検索をご活用ください

大河ドラマ「光る君へ」を楽しみに見ています。源氏ならともかく紫式部物語で50話は無理でしょう~と思っていたらとんでもなく、毎週山場があり楽しいです。このままだと「独眼竜政宗」以来の大河完走となりそうです。

歴史ドラマやマンガで有難いのが、昔の人の名前がすらすら頭に入ること。兼家・道隆・伊周・行成・公任...一生覚えないだろうと思っていた藤原軍団が、俳優さんの顔とセットで苦もなく覚えられました。この機を逃さず、自分のスカスカな古典知識をドラマで補完していこうと思います。

さて、昔の人たち(に限りませんが)の関連書の探し方です。TOOLiの図書検索「すべての項目」に人名を打ち込んでもよいのですが、検索結果が図書の羅列なので、いったいどのようにとりあげられているのか詳細画面を開けてみないとわかりづらいです。著者紹介文中の「(人名)を研究し~」がヒットしただけかもしれませんし、目次データのどこかに人名があっただけかもしれません。探したい人物が別名で載っている可能性もあります。お目当ての人物を大きく取り上げた本を探すなら、典拠検索もお試しください。

典拠検索画面「すべての項目」に人名を打ち込むと、各種典拠ファイルのどこかに人名があるものがヒットします。ロバート秋山さん演じる「藤原実資」を打ち込むと、個人名(東洋人):藤原/実資 と、件名(作品名):小右記 がヒットしました。

個人名ファイル「藤原/実資」には生没年や「平安中期の歌人,官僚,小野宮右大臣,幼名:大学丸」という情報があり、現在41件のMARCにリンクしています。ここでは藤原実資が書いた本、藤原実資について書かれた本、の両方を見ることができます。

作品件名ファイルは、その作品について取り上げた本(注釈書・研究書など)のMARCにリンクしています。「小右記」には「藤原実資記,住居及び官職によって「小野宮右大臣記」等とも呼ばれた,平安時代中期,円融・花山・一条・三条・後一条の五代の天皇の時代を伝えた貴族日記」とあり、8件のMARCがリンク。「殴り合う貴族たち 平安朝裏源氏物語」など面白そうなタイトルもありました。

研究書でなく小右記そのものを探したいなら「すべての項目」に「小右記」と打ち込むと、著作「小右記」がヒットします。こちらのリンクからは、原文、現代語訳、影印本と色々な体裁の「小右記」が見つかりました。
※著作典拠ファイルについてはこちら

典拠ファイルを検索すると、その人・作品を中心に扱った本のみを、ノイズ少なく探すことができます。典拠検索には馴染みがない方も多いかもしれませんが、身構えずただ人名を打ち込むだけでもすっきりとした結果が得られますので一度お試しください。

2024年6月 5日

きょうのデータ部☆(6/5)

昼休みに散歩していると綺麗な紫陽花がたくさん、道行く人の心を和ませていました♪

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2024年6月 6日

大人の社会科見学(金融編)としても

6月になりました。今月の雑記のテーマは「お金にまつわる話」。来月、20年ぶりに3種の紙幣が刷新されることにちなんで、このテーマとしてみました。

以前、気になった景色がありました。オレンジ色の中央線に乗って東京駅に向かうとき、進行方向むかって左に見える景色です。
白くてモダンな洋館は、屋上にある塔の上に旗をなびかせています。その隣にも洋館があり、こちらは緑色の屋根が見えます。がっつりとした建物といった印象です。
ビルの合間に一瞬見える景色がなんだか絵本の1ページのようで、そこだけ洋風なのが何故なのか不思議で、いつも目を見張ってみていました。

ある日、思い立ってその洋館群の正体を確かめに行ってみました。東京駅で降りて、適当にあの建物があるだろう方向を目指して歩き始めると、意外とすぐにたどり着きまして。

あの白い洋館はなんと三越デパートでした。日本橋の本店。国の重要文化財として有名ですね。
そして、その隣の緑屋根の洋館は日本銀行の本店。おもわず「えーっ」と驚いてしまいました。日銀って、こんなところにあったのですね。いつも見るテレビのニュース映像などでは、上空から写したコの字型の建物の姿ばかりだったので、あの緑屋根が日銀本店の建物だったとはまったく気づきませんでした。下から見上げる日銀本店は重厚で威厳があって、なるほどここが日本の金融の中心地なのかと感動でした。高いビルが周りに建っているので、すこし窮屈そうにも感じましたが...。

この日銀本店は予約をすれば内部を見学できるそうですし、近くに「貨幣博物館」もありますし、新紙幣記念に「大人の社会科見学」として周辺散歩を計画しても楽しいかもしれません。

2024年6月 3日

ウェブサイトで毎日発行~新設件名のお知らせ2024年5月分~

明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。


5月の新設は1件でした。「官報の発行に関する法律」です。

これは官報の発行主体、官報に掲載すべき事項、官報の発行の方法など、官報の発行に関する事項を定めるものです。


官報の創刊は明治16年(1883年)7月2日にさかのぼります。
以来、国の法令や公示事項を国民に周知するという役割を担ってきました。

この法律の主眼はずばり、官報の電子化。
官報は創刊以来ずっと紙の印刷物として発行されてきましたが、今回、官報の発行はウェブサイトにより行われることが規定されました。

行政機関もデジタル化を求められる時代なのですね。

2024年6月 4日

人はなぜ踊るか?

本日は「週刊新刊全点案内」2359号の発行日です。
掲載件数は967件でした。
今月の表紙はこちら。

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梅雨時の花、
紫陽花のイメージです。

どんなに雨が降っていても
道端で見事な紫陽花を目にすると
しばし立ち止まって、見入ってしまいます。
鬱陶しい梅雨の日々のささやかな楽しみです。(Juri)

*こんな本がありました*

「天と地をつなぐ素晴らしきメンズフラの世界」

田中新(著)
KADOKAWA(2024.5)

フラダンスというと女性が優雅に踊る姿を思い浮かべますが、こちらは男性のフラに特化した本です。

彼らがフラを踊るのはなぜでしょう?

そもそも踊りに興味を持つ男性は少ない傾向のようです。しかも気候も言葉も生活も全く違うハワイの踊り。こちらの本のアンケートの回答が、ある意味その答えに通じるような気がします。

「仲間ができた」「健康的になった」「性格が変わった笑うようになった」「生活が変わった」「ハワイに興味を持つようになった」「人生が楽しくなった」「自然へ目を向けるようになった」「服装が変わった」

なるほど! 写真がふんだんに入っている本ですが、踊っている老若男女の笑顔や目の輝きが素晴らしく、とても印象的でした。日々の生活に変化がほしいと思った時「踊ってみる」というのも選択肢のひとつかもしれない、と思わせてくれる本です。

2024年7月

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