『週刊新刊全点案内』は毎月最初の号の巻頭に「新設件名標目のお知らせ」として前月に新設した件名を掲載していますが、今月は掲載対象の新設件名がありませんでした。
というわけで、今回は今年前半に新設した学習件名の中からいくつかご紹介したいと思います。
学習件名は、児童書を対象に、調べものに使えるような記述が1ページ以上ある場合に付与しています。
■ナフサ
一気に有名になったナフサ。石油化学工業の重要な原料であるというのも今年のニュースで知りました。報道はぐっと減りましたが、ナフサ不足はどうなったんでしょうか。印刷が白黒になったお菓子のパッケージが話題ではありますが、もっと影響は広範囲ですね。
■ペタンク
南フランス発祥のスポーツ。持ち球を目的球めがけて投げ、より近づけた方が勝ちとなります。年齢やハンディキャップの有無にかかわらず楽しめる、ユニバーサルスポーツとして紹介されることが多いです。
■人物
学習件名には人物や団体名も含まれます。多人数の伝記を扱った図書が来ると、作業者の脳内では人名祭りが始まります。(繰り返しますがなにしろ1ページ以上で付与対象)
煙山八重子 ケムヤマ,ヤエコ (岩手県、社会事業家)
菅実秀 スゲ,サネヒデ (山形県、庄内藩家老、明治維新後は産業振興に寄与)
飯塚伊賀七 イイヅカ,イガシチ (茨城県、発明家)
和田英 ワダ,エイ (長野県、製糸技術者、「富岡日記」著者)
*読みは標目として採用したものを記載しています
こちらは 「ぜんこく一周地域遺産大図鑑 1~6」(岩崎書店刊)で新設したものの一部です。47都道府県について文化財や人物を紹介しており、郷土研究の資料として良さそうな図書でした。
夏休みが近づいてきました。宿題や自由研究で本を探すことも多くなる時期。学習件名がお役に立てば幸いです。