TRCデータ部の新たな試み「雑誌データ」についてご紹介してまいりましたが、本日はいよいよ最終回。さっくりとまとめてみましょう。
・街の本屋さんで買えるような、ポピュラーな商業誌を中心とした約3000タイトルを対象に(→第1回)、
・発売日当日の朝、図書館にデータをお届け(受け入れ業務の軽減にお役立てくださいね)。(→第2回)
・このサイクルを守るのに、データ部内での作業は結構ハードスケジュールで…というグチはさておき…(→第7・8回)
・データ構成は、各雑誌の基本データを収録する「親書誌」と、号ごとの個別情報を収録する「子書誌」の2種類。一部の子書誌には「目次情報」も収録(記事検索に便利です!)。(→第3・4・5・6・9回)
ところで、雑誌データを作成しているのは、もちろんTRCだけではありません。
国立国会図書館や、大宅壮一文庫、MAGAZINEPLUSなどの機関も、雑誌データを公開しています。
それぞれ対象誌もデータの構成・内容も異なるので、いろいろと比べてみるのもおもしろいかもしれません。
そんな中で、私たちデータ部でできることは、「TRCらしさ」を大切にしつつ、丁寧に1件1件のデータを作成していくこと。まだ生まれたばかりのTRC雑誌データですが、たくさんの方に末永く愛用していただける便利なツールに成長していくよう、大事に育てていきたいと思っています。