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2015年12月 アーカイブ

2015年12月25日

ぶう太のデータ部見学記~AV編~

ぶー子>こんにちわ!新人ぶう太くんを連れて、6回目のデータ部紹介です。今回はAVにやってきました。

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ぶー子>AVはAudio Visualの略で、録音・映像資料のことね。
ここではTRC AV MARCを作っているのよ。

ぶう太>図書館には視聴覚資料コーナー、ありますもんね。

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ぶー子>これはコンパクト・ディスクのMARCを作っているところ。
アルバムの中の内容曲を1曲づつ検索できるように、内容細目ファイルもAVのメンバーが作成しているの。
他にはDVDのMARCも作っているのよ。

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ぶう太>これで6つ回りましたね。

ぶー子>次はASを案内するわね。

ぶう太>AVの次はASですか。ちょっと響きが似ているけど業務は全然違いそうですね。

ぶー子>その通り。来年もお楽しみにね。

2015年12月28日

よいお年を!

TRCデータ部は、本日が仕事おさめとなります。

今年の新刊MARCの作成件数は、65,201件でした。
(「週刊新刊全点案内」掲載MARC件数です)
過去のMARC作成件数を見てみると、2010年の68,186件が一番多かったようです。
東日本大震災の影響で2011年は64,363件とぐっと少なくなり、その後いったんは持ち直したものの、微減を続けております。

今年は、なにかと図書館が話題になった一年でした。
過渡期を迎えつつある図書館にとって、どんな形でも注目を浴びるのは決して悪いことではないはず。
図書館の新たな未来を考えるきっかけとなってくれることを祈ります。

データ部ログの年内更新は本日が最後です。
今年もご愛読いただき、ありがとうございました。
来年は、1月5日火曜日から更新を再開いたします。

みなさま、どうぞよいお年を!

2015年12月24日

今年の一文字 その4

12月の雑記のテーマは「勝手に今年の一文字」
データ部のメンバーが個人的に選んだ今年の一文字をご紹介します


今月12日(漢字の日)に発表された
今年の漢字 「安」 という字を見て
真っ先に思いうかんだのは
安全 や 安心 ではなく、ましてや安倍内閣でもなく
歳末大「安」売り! という言葉だった自分を深く反省しました。


そんな私が選ぶ、今年の一字は 「選」 です。

選ぶ...いくつもある中から、ふさわしいものを取り出す

仕事中は、日に何度も大なり小なり、選ぶという作業をしていますし
それに加え、今年は家の引越に、子どもの進路と
色々なものを選ばなくてはなりませんでした。

どちらかといえば
人が選んでくれたものについていきたいと思っているので
選ぶという行為には、気合が必要なのだなと
しみじみと感じた1年でした。

2015年12月22日

今年も沢山ありました(?)

本日は「週刊新刊全点案内」1944号の発行日です。
掲載件数は1596件でした。

2015年の最終号となります。
今年の「週刊新刊全点案内」掲載総件数は65201件でした。


*こんな本がありました*

図書に関わる仕事をしていると、やはりどうしても気になります「誤記・誤植」。
以前に同じ編著者による「誤植読本」が刊行されていますが、「誤植読本」がエッセイの集成であるのに対して、今回は小説が中心のアンソロジーです。


誤植文学アンソロジー 校正者のいる風景

高橋輝次(編著)
論創社(2015.12)

さて、手にとってみたのですが
「「校正恐るべし」「...おそるべし」同じ作品のしかも同じページ内でワレていると気になるなあ」「でも小説だしあえてか」
などと考えこんだり、
「「後世恐るべし」のもじりと書いてあるけどこっちは本来「畏」ではなかったかしら」
と辞書を引きにいったり、なかなか作品鑑賞が進まないのは、テーマがテーマなのでつい校正を意識して読んでしまうからでしょうか。
それとも、タイトルや著者表記の情報源による違いを、日々目を皿のようにして探しているカタロガーの職業病でしょうか。
解題に「校正者の統一ぐせ」なんていう言葉がありましたが、「統一ぐせ」はカタロガーのほうが強いかもしれません。


「週刊新刊全点案内」次号(1945号)は来年1月5日の発行です。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2015年12月21日

ぶう太のデータ部見学記~図書館蔵書編~

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ぶー子>新人ぶう太くんを連れてのデータ部紹介も5回目。ここは図書館蔵書よ。
ぶう太>あれぶー子さん、こちらに並んでいる本、今までと違った雰囲気ですね...。
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ぶー子>これはね、図書館の蔵書なの。図書館蔵書の部署は、図書館からお預かりした蔵書からMARCを作るところなのよ。
ぶう太>なるほど、蔵書ですか!
ぶー子>行政資料とか、地域資料とか、そういったものが中心ね。「新刊」に対して「遡って」MARCを作るから、データ部内では「遡及」とも呼ばれているのよ。

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ぶう太>わ、段ボールがたくさん!
ぶー子>この段ボールに詰められて、蔵書が送られてくるの。代わりがきかない図書ばかりだから大切に扱って作業しているのよ。
ぶう太>大事な蔵書ですもんね!
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2015年12月17日

今年の一文字 その3

12月の雑記のテーマは「勝手に今年の一文字」。

データ部のメンバーが個人的に選んだ今年の一文字をご紹介していきます。


私の今年の一字は「延」しか思い浮かびませんでした。


雪崩を起こしそうな、あんなもの
今年も断捨離できなかった、こんなもの
先送りした、決めねばならない色々なこと
もちろん手つかずの年賀状

今年も、沢山のことを先延ばしにしてしまいました。
来年こそは、きっぱりすっぱり年の瀬を!精神衛生を!


...これだけでは少し悲しいので、無理やりもう一字考えました。

「星」です。


「きらめく星のプリンセス☆」のプリキュアが大好きになった娘。
星を見つけるたびに「かーちゃん、おほちちゃまだよ!!」と教えてくれるので、
いつになく夜空を見上げた一年になりました。

ただ、近眼がますます進んで、彼女が指さすほうに何も見えず、
見えたふりして、ごまかすことも多く...。

来年は、眼鏡も作り直さないとです。(これも「延」か)

2015年12月18日

2015年の新設件名を振り返る~分類/件名のおはなし・63~

もう12月か...と思っていたら、来週はクリスマス。
師走は時間の流れが輪をかけて早い気がします。


さて、年末恒例となりました今年1年に新設された件名を振り返ってみようと思います。
(新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。)

「過労死等防止対策推進法」「遺品整理」「食料品アクセス問題」など
世相を表したものが、やはり目につきました。「空家等対策特別措置法」は昨年新設した「空き家」に続いた感があります。

「クラウドファンディング」「無人航空機」「教育経済学」はブームだったのか図書館や本屋で特設コーナーを良く見かけました。「早期教育」は私が子供の頃から流行っていたような、そして手遅れだったわね、とため息をつかれた記憶が...

同意見のメンバーがいたので告白しますが「フライフィッシング」「ルアーフィッシング」は新設の時に違いを知りました。旧「グルジア」からの標目訂正に未だ慣れない「ジョージア」の時もそうでしたが、日々勉強です。


来年はどんな件名を新設するのでしょうか。
だいぶ早いですが、みなさま良いお年をお迎え下さい。

2015年12月15日

ちょっと息抜き

本日は「週刊新刊全点案内」1943号の発行日です。
掲載件数は1423件でした。

*こんな本がありました*

ゆる犬図鑑
フェネラ・スミス、マクラウド兄弟 作
飛鳥新社

12月も半ば、いよいよ年末の様相を呈してきて慌ただしいデータ部ですが、(昨日は一日で500冊以上もの本が入ってきました!)
この本のチャーミングなわんこたちに、ほっと気が抜けました。
ゆるすぎるイラストはもちろん、添えられたコメントはやや辛口な部分もありますが犬たちへの愛情にあふれています。
作者である3人は兄弟(兄妹)で、幼少時からたくさんの動物たちに囲まれていたのだとか。
そんな子ども時代にちょっとあこがれてしまいます。
犬の図鑑ですが、キツネやオオカミ、あまつさえネコまで載っています(そしてさらっとしたコメントが可笑しい)
兄たちはイラストやアニメーションなど様々な分野で、ふたり組で活躍しているようです。


ネコ派のあなたにはこちら。

世界の美しい猫101
レイチェル・ヘイル・マッケナ 写真
パイインターナショナル

写真がとても綺麗です。ふさふさとした毛並みが美しい。


変わり種でこんな本も。

しかしか
石井陽子 写真・文
リトルモア

まさかのシカ派向け写真集です。
シカをまじまじと見たことがなかったのですがものすごく人間くさい顔をしているのですね。
正面からとらえた顔の迫力はなかなかのものです。

動物たちに癒されながら今日もデータ作成に邁進します。

2015年12月14日

ぶう太のデータ部見学記~内容/目次編~

こんにちは!新人のデータぶう太です。

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データぶー子先輩とのデータ部見学も4回目。
新刊目録、分類/件名、典拠と回って今回は内容/目次にやって来ました。

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ぶう太>内容は内容細目ファイル、目次は目次情報ファイルのことでしたね。
ぶー子>あら、予習して来たのね。
その通り、まず内容細目ファイルは、1冊の本に複数の作品が収められている場合に、作品のタイトルや著者で検索できるように作っているの。
そして、専門書や児童書のノンフィクションの目次で検索できるように作っているのが目次情報ファイルよ。

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ぶう太>これはスキャナですね。
ぶー子>そう、より速く作業するために使っているの。読み取った後も必ず人の目で見て手を入れているのよ。前に紹介したのよりもグッとコンパクトになったでしょ。

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ぶう太>これは何のための図書ですか?
ぶー子>これは非掲載よ。
ぶう太>ヒケイサイ?
ぶー子>「週刊新刊全点案内」に掲載しない個人向け図書のMARCもここで作っているの。参考書や書き込み式の問題集などね。

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ぶう太>なるほど。色々な作業を並行してやっているんですね。
ぶー子>次回は遡及を案内するわね。

2015年12月10日

今年の一文字 その2

12月の雑記のテーマは「勝手に今年の一文字」。

データ部のメンバーが個人的に選んだ今年の一文字をご紹介していきます。


第2回目の今回、私が選んだ一文字は「未」。


漢和辞典によりますと

「未」の持つ意味のひとつは「いまだ」。


「未熟」「未遂」「未完」

昨年から担当する仕事が変わり、1年超。
今年は落ち着くかと思いきや あいかわらず失敗続きの私に
辞典のページから迫るキビしい言葉の数々。


もうひとつの意味は「将来」。


未の字の成り立ちは
「もと、木に若いえだが出たさまにより、わかい意を表わす」
(「新字源」 角川書店)

ともすると何でも年のせいにしそうなこの頃。
年齢は心が決めるもの。わかい気持ちを持ち続けたいものです...。


そして、最後に...「ひつじ」。


忘れられているかもしれないですが
今年は「未」年。
そして 私は年女。

何を成すこともなく今年が暮れていきます。


「未」だに今年の初めに誓った諸々を達成できない私、

明るい「未」来のためにも もう一度気持ちを新たに

残り少ない「未」年を悔いなく過ごしていきたい


自戒をこめての一文字、「未」でした。

2015年12月11日

ぶう太のデータ部見学記~典拠編~

こんにちは!新人のデータぶう太です。
データぶー子先輩とのデータ部見学も3回目。

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ぶう太>「典拠」って何をしているんですか?
ぶー子>著者名(人名・団体名)典拠ファイルの管理をしているのよ。
図書の著者や件名として出てくる人や団体の名前について、調べるのが主な仕事デス。

ぶう太>本の「著者紹介」をもとにしているんですか?
ぶー子>まず図書にあたるのは基本ね。でも、日本人でも「よみ方」が書いていないことが多いの。参考資料やデータベースを使って調査しているのよ。
同姓同名の人もけっこう多くて、区別するのにも、同一人と判断するのにも気を遣うわ。

ぶう太>外国の人や大昔の人が出てくることもありますよね?
ぶー子>もちろんよ。今週も3世紀の中国の詩人や13世紀のローマ法王について調査していたわ。

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綴りやよみ方が資料によって違っていることもよくあるの。複数の資料にあたった上で、ルールにのっとって、最適な形を決めているのよ。
よく使うのは「岩波世界人名大辞典」や「コンサイス外国人名事典」「コンサイス日本人名事典」「国書人名辞典」などなど...。
音楽関係の人なら音楽事典、宗教関係の人なら宗教事典...と各方面の参考資料を見るのよ。

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ぶう太>この辞典の使いこまれっぷりがすごいなあ...。
ぶー子>ほんと、酷使してるわね...。

2015年12月16日

きょうのデータ部(12/16)

今日は変わった言語(特殊言語)の書誌を入力します。まずはIMEパッドを起動して...この特殊言語はあるかな?

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お、あったあった。チクチク...
こうやって入力した特殊言語ですが、その後アルファベット翻字形も入力しなければなりません。
そんな時に頼りになるのがこちら。

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ALA-LC Romanization Tables様です。
いつもお世話になっております。

2015年12月 7日

ぶう太のデータ部見学記~分類/件名編~

こんにちは!新人のデータぶう太です。
データぶー子先輩に連れられて、データ部見学をしております。

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ぶー子>今回は、図書に分類・件名を付与する「分類/件名」班を紹介するわね。
ぶう太>1冊1冊本の内容を確認しつつ作業しているんですね。
ぶー子>そう!傍らにあるのは分類作業のパートナー、「日本十進分類法(NDC)」よ。
一通り分類・件名等を付与した後、違う人の目でもう一度検討しているの。
テーマが複雑で判断が難しいなど、そこで迷うような場合は、更に次のチェック担当者へまわしているのよ。

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ぶう太>チェック担当者も、ちゃんと一冊ずつ内容に目を通して作業しているんですね。
ぶー子>もちろん。必要に応じて参考資料を調査したり、複数のメンバーで協議するなどして、最終的に分類・件名を確定しているのよ。
通常の分類・件名だけでなく、学習件名もここで担当しているわ。
そうして、すべての分類・件名付与&チェック作業を終えた本を、「新刊目録」の部署に流していくの。

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ぶう太>あれ?「新刊目録」じゃない部署へと流れていく本もありますよ?
ぶー子>あそこは「典拠」ね。じゃあ次回はあそこにお邪魔してみましょ。

2015年12月 8日

華やかな世界

本日は「週刊新刊全点案内」1942号の発行日です。
掲載件数は1504件でした。

*こんな本がありました*

〈華族爵位〉請願人名辞典

松田/敬之(著)
吉川弘文館(2015.12)

明治から昭和22年まで続いた貴族階級、華族。
初期に決められた家のまま後は世襲...なのかと思っていたのですが、士族・平民から請願を出して華族に「なる」こともあったのですね。

公的な記録から新聞や政治家の日記など、さまざまな資料を基に請願者の経歴や請願理由、受理・不受理などの結果を解説。読み物としても面白そうです。

取り上げられている請願者は900人。中には実業家や偉人の子孫もいたとか。
受理よりは不受理の方が気になるわけですが、どんなドラマがあったのか。


華族といえば...というわけでもう1冊。
ボンボニエールと近代皇室文化

長佐古美奈子(著)
えにし書房
(2015.11)

著者は学習院大学史料館学芸員です。
西洋の工芸品と日本の技術とが出会い、皇室文化の中で独自に発達した美しいボンボニエールを、多くの写真や図版とともに紹介しています。

2015年12月 4日

ぶう太のデータ部見学記~新刊目録編~

こんにちは、データぶう太です。

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きょうは東京・文京区にあるTRCデータ部におじゃましています。実はこれから...

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ぶー子>あら、ぶう太くんいらっしゃい。データぶー子よ。きょうはデータ部の見学をするのだったわね?

ぶう太>あ、はい、もうレポート始めちゃってたんですけど...。新人のぶう太と申します!きょうはよろしくお願いします!

ぶー子>こちらこそ♪
さっそくだけどぶう太くん、データ部って何をしているイメージ?

ぶう太>そうですね、新刊の本からTRC MARCを作っている、でしょうか。

ぶー子>そうね、そういうイメージが強いかもしれないけど、新刊だけじゃないし、MARCだけでもないのよ。その証拠にデータ部は8つの部署があって...。

ぶう太>あ、知ってます!視聴覚資料や雑誌のデータとか内容細目ファイルとか、聞いたことあります!

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ぶー子>...。これから順番に見学して行きましょうね。

■新刊目録
ぶー子>ここが新刊のMARCを作成している「新刊目録」よ。入力にチェックに集中しているでしょう。
後ろの棚に並んでいるのが、これから作業に入る本。

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ぶう太>現物からMARCを作るから、こんなに本が並んでるんですね。あのー、この棚をしきっている水色のもの、これ何ですか?

ぶー子>これは、ICタグを読み取るアンテナ。ほら、本にICタグが挟まれているでしょ。これで本の在りかを管理しているの。
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(詳しくはこちら

ぶー子>こちらは暗室。このカメラで本の表紙画像を撮影しているのよ。

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ぶう太>おお、これが「週刊新刊全点案内」の書影に使われるんですね!1冊ずつ丁寧に撮影しているんだなあ。

ぶー子>撮影が終わった本は、分類・件名、典拠に流して必要な作業を行うの。
じゃあ、次は「分類/件名」の部署へ行ってみましょう。

2015年12月 3日

今年の漢字は?

12月に入りました。データ部はこれから年末まで繁忙日が続きますが、残り1カ月弱、がんばって乗り切っていきます。
さて、毎年12月12日に「今年の漢字」が発表されています。そこで、12月の雑記のテーマは「勝手に今年の一文字」です。
データ部のメンバーが個人的に選んだ今年の一文字を紹介していきます。

第1回目の今回、私が選んだ漢字はこちら→→→「十(じゅう)」
分類作業に携わっている方はピンとくるかもしれません。そう、今年の1月に「日本十進分類法(NDC)」の新訂「10」版が出版されました。
データ部ではTRC MARCにNDC10版を対応させるべく、様々な準備を進めてきました。

個人的には、去年の5月に分類/件名班に異動をしてきて約半年後にNDC10版が刊行され、これから分類について学んでいこうというタイミングでNDC10版対応に携わることになりました。NDC10版と9・8版との違いを精査することから始まり、対照表作成、適用細則の検討など、勉強になることばかりで、非常にラッキーなタイミングで異動になったと思います。
「10版」という単語をひたすら耳にした1年、私の中の今年の漢字は「十」なのでした。

2015年12月 9日

きょうのデータ部(12/9)

ASでは洋書も扱っています。
ので、日本目録規則(NCR)さんだけでなく彼にもお世話になっています。

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英米目録規則(AACR)さんです。近頃はRDAという新人も台頭しつつありますが、まだまだ現役。いましばらくよろしくお願いします。

2015年12月 2日

きょうのデータ部☆(12/2)

席についてPC起動。お仕事用のプログラムを起動します。
AS NC班のお仕事用プログラムは他のデータ部のものとは毛色が違います。

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古風な感じのこの画面。PC-98やMS-DOSを思い出してしまうのは自分だけでしょうか?
あの頃は子供だったからPCはゲームにしか使ってなかったなあ...などと思いつつ作業開始です。

2015年12月 1日

手紙のすゝめ

本日は「週刊新刊全点案内」1941号の発行日です。
掲載件数は1264件でした。

12月の表紙はこちら。

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もうすぐクリスマスですね。


*こんな本がありました*

「手紙 その消えゆく世界をたどる旅」

サイモン・ガーフィールド(著)
柏書房(2015.12)

 紀元前の賢人による手紙の手引き、
 800年も残る情熱的な愛の往復書簡、
 未来に公開されることを前提に書き残された作家の手紙...。
 各時代の名作と呼ばれる有名な手紙を紹介。
 その魅力とともに、手紙の知られざる事実を伝える。
 (TRC MARC内容紹介より)

手紙も「名作」になるというのがスゴイですよね。さすが賢人。
「公開されることを前提に」手紙を書くなんて、さすが作家。

何より、タイトルの「消えゆく」という表現が気になります。
メールやチャットなどでいつでもどこでも誰にでも、すぐにメッセージが送れる今の世の中、「手紙」を送り合う機会はたしかに減ってきているのかもしれません...。なんだか淋しい気もします。


一方で、同じ1941号に
*こんな本もありました*

「たった一通の手紙が、人生を変える」

水野敬也(著)
文響社(2015.12)

こちらは、ファンレターや年賀状から抗議の手紙や遺書まで、色々なケースにおける手紙の書き方を例文とともに解説するノウハウ本。

メールやチャットが普及した今の世の中だからこそ、直筆の手紙でより効果的に気持ちが伝わるようになったとも考えられます。
そしていつまでも残しておくことができるのは、やはり紙に書かれた手紙ならでは。

みなさんは、自分の「人生を変える」ような手紙をもらったことはありますか?


さて、
もうすぐクリスマスですね。(2回目)

大切な誰かに、心をこめてクリスマスカードなど送ってみてはいかがでしょうか。

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