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データ部ログへようこそ!

こちらは「図書館の本屋さん」こと株式会社図書館流通センター(TRC)の
データ部による、MARCと本に関するブログです。
pink2.gif TRC MARCに関する情報をお探しの方はこちら。
red.gif とにかく本が好きな方には本のご紹介もあります。
orange.gif 一息いれたい方はこんなコンテンツをどうぞ。


2026年2月20日

AV MARCの利用対象

視聴覚資料には、図書とは別の利用対象区分があります。

まずは、映画のレイティングについて。
映画のレイティングシステムとは、映画鑑賞の際にその映画を見ることができる年齢制限の枠、およびその規程です。(Wikipediaより)

映倫(一般財団法人映画倫理機構)の定めで4区分あります。
これに対応して、MARCにコードを付与しております。

利用対象コード:G...PG12
利用対象コード:H...R15+
利用対象コード:I...R18+


映倫(一般財団法人映画倫理機構)のHP

「映画4区分の概要」をご確認ください。

「I」は付与したことがないなあ、と思っていたのですが、検索してみるとありました。「時計じかけのオレンジ」という有名な映画、R18+だったのですね。

最近よく目にするようになった「バリアフリー仕様」には、以下のコードを付与しております。

利用対象コード:A...視覚障害者用
利用対象コード:B...聴覚障害者用
利用対象コード:C...視聴覚障害者用

視覚障害者用には、画面の様子や状況を説明する音声が入っています。セリフだけではわからない、登場人物の表情や、持ち物、動作、背景の景色なども音声でガイドします。

聴覚障害者用には、状況を説明する字幕がついています。
セリフだけでなく、発話者の名前、靴音や雨音などの効果音、BGMが流れていることなども字幕になっています。たしかに、声の違いがわからないと、誰の発言がわかりづらいこともあるでしょう。

視聴覚障害者用は、上記の両方に対応しているものです。

パッケージにある言葉も注記に記述しています。
「バリアフリー日本語字幕」
「バリアフリー日本語音声ガイド」
など。

TOOLiで検索する際には、「利用対象」のプルダウンから選択してください。
「すべての項目」に「視聴覚障害」「バリアフリー」などの文言を入れると、注記にその語句があるMARCを検索することができます。

2026年2月19日

ニンジャの世界

今月の雑記のテーマは「おすすめのエンタメ小説」です。

「ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 1~4」
ブラッドレー・ボンド フィリップ・N.モーゼズ(著) 本兌有 杉ライカ(訳)
エンターブレイン(2012~2013)

近未来の犯罪都市ネオサイタマ。ニンジャ抗争に巻き込まれ妻子を失ったサラリマン、フジキド・ケンジは、思いがけず己の身にニンジャソウルを宿す。ニンジャを殺す者...「ニンジャスレイヤー」となったフジキドは、復讐のため、巨大な敵ソウカイヤとの凄惨な戦いに身を投じるのであった。

...という内容です。忍者ではなく「ニンジャ」、サラリーマンではなく「サラリマン」、ソウカイヤは株主総会とは関係ありません。

息子に勧められて読みました。
海外作家が執筆したニンジャものとあって、最初は繰り出されるチープなフェイク・ニッポン(と思った)の意匠をゲラゲラ笑って楽しんでいました。

のですが、直訳とも違う微妙かつ決定的にひずんだ言葉遣い、頻発する擬音と雄叫び、なのに思いがけないところで現れるエモーショナルなパート。畳みかけるようなその文章を浴びるうちに、フェイクではなくてこれはこういう完成された世界観なのではと思いはじめました(つまりは「はまった」ということです)。

意図的に時系列を乱した構成の短編集という体裁をとっており、メインはフジキドが主人公のストーリーですが、いくつかのサブストーリーも織り交ぜられています。
中でも不愛想な少女ニンジャ「ヤモト・コキ」(名前です)が登場する諸編は可憐で、これだけでも読んでいただきたい...!

シリーズは続いていますが、単行本は数年前にいったん刊行がストップしています。私はごく最近好きになったので実は既刊全巻は読めていません。このたび久々に新刊が刊行されたので、既刊本の方にも動きが出ることを願います。電子ではなく、ペーパーバックめいたザラザラの紙の、リアルな書籍で読みたいのです。

2026年2月18日

きょうのデータ部☆(2/18)


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ダンボール空箱の山は年度末で蔵書のお預かりが混んでいるためです。図書は事務室で絶賛MARC作成作業中です。

2026年2月17日

睡眠ってなんだ

本日は「週刊新刊全点案内」2443号の発行日です。
掲載件数は831件でした。


*こんな本がありました*

「脳がないのにクラゲも眠る 生物に宿された「睡眠」の謎に迫る」
粂和彦(著)
朝日新聞出版(2026.2)

タイトルをみて、まず「クラゲって、脳ないの!?へーそうなんだー」となるような生物の知識不足の私。
そもそも何をもって睡眠とみなすのかを知らないのに気づきました。
睡眠研究というと脳波をとるようなイメージがなんとなくあったのですが、近年は脳波の状態で定義されるものではないようです。
非常にざっくりいうと、一定の時間動かない、刺激に鈍感になる、自発的にあるいは強く刺激されれば動きを再開できる等いくつかの条件を満たした状態を睡眠とみなすよう。
そうなると、ハエ(なるほど眠っていることありそう)、線虫(なんとこちら脳に相当する中枢神経系があるらしいです)、クラゲやヒドラ(線虫に脳があってクラゲには無いのか...)、実はいろいろな動物が睡眠をとっていることになるのですね。
ほか睡眠研究の歴史や、概日リズム(体内時計)の仕組み、睡眠・覚醒と無意識・意識との関係まで、広く睡眠研究が紹介されています。

2026年2月13日

たのしい社史(団体名典拠ファイルについて)① ~典拠のはなし~

今回は団体名典拠ファイルのはなしです。

典拠ファイルを作成するためにどのような調査をし、どのような情報を記録しているのか? 優先名称の決定方法は?
これまであまり触れる機会のなかった団体名典拠ファイルを2回に渡ってご紹介します。


まずは概要から


作成対象
個人名典拠ファイルと同じくその図書の責任表示、件名に出現する名称を対象としています。

「ブルボン100年史」2024.12刊
 責任表示:ブルボン社史編纂室 編纂 → 団体名典拠ファイル作成
 件名:ブルボン → 団体名典拠ファイル作成

どんな団体が出現するのか?
大きな規模なものだと会社、学校、図書館や博物館など。小さな規模だと文芸結社や有志のグループ、音楽グループなど。


典拠ID
こちらも個人名と同じく1名称ごとに15桁の数字を付与し管理しています。


資料調査
団体の種類によって異なります。
学校であれば『全国学校総覧』、図書館であれば『図書館年鑑』、現存する会社であれば『四季報』や会社ホームページ、国際団体や歴史的団体であれば百科事典など。参考資料に掲載されないような団体は図書のみが情報源となります。


優先名称の決定
『日本目録規則』や内規に即して決定し、名称に対する読みはカタカナで分かち記号(スラッシュ)を入れて記録します。


識別情報の記録
・団体の種類(株式会社、音楽グループなど)
・団体名が使用された期間(設立年、廃止年)、変遷(名称変更や合併情報など)
・所在地
・関連(創業者や所属メンバーの個人名典拠ファイル、改称前後の団体名典拠ファイル)


おおよそこれらを記録しています。
以上が団体名典拠ファイルの概要です。

次回は優先名称の決定方法、具体的な団体名典拠ファイルについてご紹介します。


<参考>
〇団体名典拠ファイルの特長についてはこちら→「個人名だけではない~典拠のはなし~」

〇関連についてはこちら→「典拠ファイルで「関連」を~典拠のはなし~」

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