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2019年12月 アーカイブ

2019年12月27日

年末のご挨拶

図書館蔵書 半澤です。

データ部は本日が仕事おさめです。
今年も1年ありがとうございました。
2019年はラグビーワールドカップの印象が強く、「ワールドカップ(ラグビー)」の件名も新設しました。
そして来年2020年はオリンピック・イヤー。
オリ・パラ関連の図書が沢山出ることでしょう。

株式会社図書館流通センターは、今年で創立40周年を迎えました。
41年目の2020年、データ部ログでも、皆様に興味を持っていただけるようなMARCのあんな話こんな話をお届けしていく所存です。
来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

データ部ログの年内更新は本日が最後となります。
来年は、1月6日の月曜日から更新再開の予定です。
皆様、よいお年をお迎えください。

2019年12月25日

きょうのデータ部☆(12/25)

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こちらの瓶にはお菓子などを詰めて、ちょっとひと息つくおともに。
今日はクリスマスですね。贈り物を用意したり、おいしいものを食べてお祝いしたり。よい一日をお過ごしください♪

2019年12月24日

夢と挑戦

本日は「週刊新刊全点案内」2141号の発行日です。
掲載件数は1361件でした。


*こんな本がありました

「映画で楽しむ宇宙開発史」

日達佳嗣(著)
鳥影社(2019.12)

映画の中に描かれた宇宙開発を紹介して解説したもので、「アポロ13」「インターステラー」「下町ロケット」など、これまで公開された宇宙開発をテーマにした映画、テレビ映画、ドラマ作品を紹介しています。

半世紀以上も宇宙に挑戦してきた人類の、憧れ、夢、挫折といったドラマが描かれていて、いろいろな人生を味わえます。
タイプの違う映画が紹介されていますので、さまざまな人類の宇宙開発の物語を楽しむきっかけとなる一冊です。

動画配信サービスで気軽に映画やドラマを楽しめるようになり、家では常に流しているのですが、やっぱり宇宙ものは見る回数が多くなります。今まで見たことのなかった映画も紹介されていたので、ちょっと楽しみです。

2019年12月23日

2019年の新設件名を振り返る~分類・件名のおはなし・99~

12月の分類件名のおはなしは、毎年恒例の"今年新設した件名を振り返る"です。(新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。)


まずは動植物名いってみましょう。

「ふくろももんが」
「でんきうなぎ」
「われから(割殻)」
「くろみのうぐいすかぐら」
「ふくぎ」
「らいぎょ」
「チコリー」
「スカンク」
「ガラゴ」

よく知られていそうな割にいままで件名になっていなかったものから、これは知っている人はかなりのツウなのでは?といったものまで色々ありました。


スポーツ関連では、やはり

「ワールドカップ(ラグビー)」

ワールドカップだけでなく、ラグビー関連本も多数出版されて、私も少しだけ知識が増えました。


スポーツといえば、この言葉がでてきたときにはスポーツなの?とびっくりした

「eスポーツ」

も、件名としては今年新設しています。


ほかにも"今"を感じる件名をあげてみます。
「食品ロス」
「RPA」
「ヘイトクライム」
「統合型リゾート」
「サブスクリプション」
「ドライブレコーダー」
「所有者不明土地法」
「次世代医療基盤法」
「チケット不正転売禁止法」
...


新設ではなく、標目訂正をした件名もあります。
個人的に、正式・公式の名称が変わったという理由での標目訂正が印象に残っています。

「シンクロナイズド スイミング」→「アーティスティックスイミング」
「篠山市」→「丹波篠山市」
「マケドニア(国名)」→「北マケドニア」

まだ、ついつい"シンクロ"といってしまうのは私だけでしょうか。


そして今年は5月に、元号が平成から令和へ。
御代替わりに伴い「皇太子」から「天皇陛下」への変更をはじめとして、皇室の方々の個人名典拠の特別典拠訂正をいたしました。

「天皇陛下」を被伝者にたてているTRC MARCについては、分類も「288.44皇族.皇族譜」から「288.41天皇」に変更・修正しています。


今年の新設件名、標目訂正からいくつかとりあげて振り返ってみました。
あたりまえではあるのですが、毎年いろいろ新しい主題が登場するものだなあ、としみじみ。
さて、来年はどんな件名を新設することになるのでしょうか。楽しみです!


毎月「新設件名のお知らせ」もしておりますので、是非チェックしてみてください。

2019年12月20日

ぶう太のデータ部見学記~内容/目次編~

こんにちは!データぶう太です。

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データぶー子先輩とのデータ部見学も4回目。
新刊目録、分類/件名、典拠と回って今回は内容/目次にやって来ました。

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ぶう太>内容は内容細目ファイル、目次は目次情報ファイルのことでしたね。
ぶー子>あら、予習して来たのね。
その通り、まず内容細目ファイルは、1冊の本に複数の作品が収められている場合に、作品のタイトルや著者で検索できるように作っているの。
そして、専門書や児童書のノンフィクションの目次で検索できるように作っているのが目次情報ファイルよ。

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ぶう太>これはスキャナですね。
ぶー子>そう、より速く作業するために使っているの。読み取った後も必ず人の目で見て手を入れているのよ。前に紹介したのよりもグッとコンパクトになったでしょ。

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ぶう太>これは何のための図書ですか?
ぶー子>これは非掲載よ。
ぶう太>ヒケイサイ?
ぶー子>「週刊新刊全点案内」に掲載しない個人向け図書のMARCもここで作っているの。参考書や書き込み式の問題集などね。

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ぶう太>なるほど。色々な作業を並行してやっているんですね。
ぶー子>次回は遡及を案内するわね。

2019年12月19日

吸引力アップ=掃除力アップ?

今月の雑記のテーマは「今年買ってよかったモノ」。

今年の9月に引っ越しをしました。
引っ越しの度に「これを機にいろんなものを捨てて物を減らしてスッキリ生活するぞ!!」と意気込み断捨離をし、なんだかんだ捨てられず新居にほとんど持っていくのですが、今回は自分でも驚くほどいろんなものを捨てました。
引っ越し日直前に明らかにダンボールが足りないことに気づき、捨てる。
引越し先で明らかに収納が足りないことに気づき、(泣く泣く)捨てる。

その結果、というか本末転倒なのですが、本当にいろいろなものを買いました。
捨てすぎて、買わざるを得なくなってしまうという落語のような展開に。

このテーマを聞いたとき瞬時に思い浮かんだのが、私の引っ越しベストバイ。
ダイソンの掃除機です。
ずっと欲しいな、と思っていながらも値段を見て売り場から退散していましたが、なんと今回引っ越し祝いにいただきました。(厳密には「買ってよかった」ではなく「貰ってよかった」です)
流石最新型、吸引力も素晴らしい。気になっていた音もそれほどうるさくないし、重さも気にならない。
驚くほど掃除機をかけるのが楽しくなりました。
今まではふと床に髪の毛を見つけたとき、登場していたのはコロコロでしたが、ダイソンが我が家に来てからはダイソン一択です。
コードレスなので手軽で、本当にいつでもすぐ登場してくれます。
今までの自分からは信じられないのですが、朝出勤前に掃除機をかけるようになりました。

仕事中、毎日のようにいろいろな掃除術・掃除技の本を見ますが、私が書くなら「良い掃除機を買え!」というタイトルにするなあ、と思ってみたり。

2019年12月18日

きょうのデータ部☆(12/18)

今日はTRC本社最寄りの文京区の図書館の皆さんがデータ部見学にいらっしゃいました。
どんなふうにMARCを作成しているか、実際に見ていただくと新鮮な発見があるかもしれません。
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電話の横に置かれているのはデータ部ログの名刺です。

2019年12月16日

ないものは散らからない

本日は「週刊新刊全点案内」2140号の発行日です。
掲載件数は1244件でした。

*こんな本がありました

「「もたない暮らし」の始め方 いつでも「5分で片づく」家になる」

riamo(著)
すばる舎(2019.12)

「ためこまない暮らし 日々の家しごとを新鮮に」

中山 あいこ(著)
エムディエヌコーポレーション(2019.12)

年の瀬の雰囲気が高まってきました。

年末の一大行事といえば大掃除。

今年も余すところあと2週間弱。
週末の時間を使って、黙々と片付けていくわけですが、
ばっちり収納したつもりでも3日たてば元の木阿弥。
大掃除(部分的に)完了のつもりが、二度手間になるだけ...。

そんな時期をも見計らってでしょうか、
この号には、近年おなじみの「持たない」「溜めない」が並びました。

そもそも「ないものは散らからない」のです。

今年の大変だったことや悩みをすっきり処分して、
来年の福や楽しみをとりこみたいものです。

データ部ご紹介~~~ぶう太のデータ部見学記・典拠編

こんにちは! データぶう太です。
データぶー子先輩とのデータ部見学ふたたび、その3回目です。

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ぶう太>「典拠」って何をしているんですか?
ぶー子>著者名(人名・団体名)典拠ファイルの管理をしているのよ。
図書の著者や件名として出てくる人や団体の名前について、調べるのが主な仕事デス。

ぶう太>本の「著者紹介」をもとにしているんですか?
ぶー子>まず図書にあたるのは基本ね。でも、日本人でも「よみ方」が書いていないことが多いの。参考資料やデータベースを使って調査しているのよ。
同姓同名の人もけっこう多くて、区別するのにも、同一人と判断するのにも気を遣うわ。

ぶう太>外国の人や大昔の人が出てくることもありますよね?
ぶー子>もちろんよ。今週も3世紀の中国の詩人や13世紀のローマ法王について調査していたわ。

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綴りやよみ方が資料によって違っていることもよくあるの。複数の資料にあたった上で、ルールにのっとって、最適な形を決めているのよ。
よく使うのは「岩波世界人名大辞典」や「コンサイス外国人名事典」「コンサイス日本人名事典」「国書人名辞典」などなど...。
音楽関係の人なら音楽事典、宗教関係の人なら宗教事典...と各方面の参考資料を見るのよ。

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ぶう太>この辞典の使いこまれっぷりがすごいなあ...。
ぶー子>ほんと、酷使してるわね...。

2019年12月26日

時の流れ?

こんにちは。
2019年もあとわずかですね。
雑記もこれが年内最後の更新となります。


今月のテーマは「今年買ってよかったモノ」。
うーん...イヤホンでしょうか。
特別高価なものではありませんが、
ちょっと衝撃を受けたので記憶に残っています。


これまでしばらく愛用していたイヤホンがあったのですが、
今年ついに左側が聞こえなくなりました。
私の聴力の問題ではなさそうなので、新調することに。

とりあえず同じものでいいか、と保守的なことを考えつつ
家電量販店に行ったところ、見当たらず。
だいぶ長く使っていたため、
その間に生産終了になってしまったようでした。残念。

無計画にお店に来てしまったし、
そもそもイヤホンに詳しくないから
どれが良いかも分からないし...と困った結果
これもいい機会と考えることにして、
先代よりも少しお高めのものを購入しました。


そわそわしながら使ってみて...驚きました。音が違います。
繋いだ音楽機器も再生した曲も先代のイヤホンと同じです。
それでも音がクリアに聞こえる...!
思わずおお、と声が出てしまいました。自宅で試してよかった。
技術ってこんなに進んでいるのか。
それとも気付かないうちに先代が大分劣化していたのか。
単に先代とのお値段の差か。
...これら全てでしょうか。


実は増税には間に合わなかったのですが、
いい買い物ができました。

2019年12月13日

データ部ご紹介~~~ぶう太のデータ部見学記・分類/件名編

こんにちは!データぶう太です。
データ部見学記ふたたび、本日は第2回をお届けします。今日はどこの部署に行くのかな?

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ぶー子>今回は、図書に分類・件名を付与する「分類/件名」班を紹介するわね。
ぶう太>1冊1冊本の内容を確認しつつ作業しているんですね。
ぶー子>そう!傍らにあるのは分類作業のパートナー、「日本十進分類法(NDC)」よ。
一通り分類・件名等を付与した後、違う人の目でもう一度検討しているの。
テーマが複雑で判断が難しいなど、そこで迷うような場合は、更に次のチェック担当者へまわしているのよ。

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ぶう太>チェック担当者も、ちゃんと一冊ずつ内容に目を通して作業しているんですね。
ぶー子>もちろん。必要に応じて参考資料を調査したり、複数のメンバーで協議するなどして、最終的に分類・件名を確定しているのよ。
通常の分類・件名だけでなく、学習件名もここで担当しているわ。
そうして、すべての分類・件名付与&チェック作業を終えた本を、「新刊目録」の部署に流していくの。

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ぶう太>あれ?「新刊目録」じゃない部署へと流れていく本もありますよ?
ぶー子>あそこは「典拠」ね。じゃあ次回はあそこにお邪魔してみましょ。

2019年12月12日

台所仕事のおとも

2019年12月の雑記テーマは「今年買ってよかったモノ」。
このところ大きな買い物してないんだよなぁ、としばらく悩んでおりました。
週末の夕飯作りに台所に立っていたとき、このテーマを明かしたわけでもないのに「それ、今年のベストバイじゃない?」と夫に話しかけられました。
そのとき私が使っていたものとは、300円ショップで購入した「スマホクリップ式ホルダー」。

台所仕事中にスマホを見る方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
音楽やラジオ放送など、音を聞くだけならばどこに置いていていてもいいのですが、動画やレシピサイトを見るときなどはどこかに固定したい―そんな時に活躍するのがスマホホルダーです。
スマホを挟むクリップと、土台に固定するためのクリップがついていて、スマホの位置や角度はフレキシブルアームで自在に変えられます。
300円というお値段なのでそれほどなめらかな動きではないですが、台所での立ち位置はほぼ同じ。
そう頻繁に動かすこともないので、気になりません。

時間に余裕のある週末は、料理中にスマホホルダーに挟んだスマホで動画配信サービスを楽しんでいます。
野菜を切ったりお皿を洗ったりと、それほど集中力を必要としない作業をしながら、ぼんやりと昔見たドラマを見返すのが至福のひととき。
初見の作品は料理そっちのけで見入ってしまうので、私までスマホホルダーで固定されているかのように、台所から動かなくなります。
料理が終わってもひとり台所に立ち続け、じっと見ていることもあります。
台所でスマホを凝視する私を見て、夫が勧めてきたのは「首かけスマホホルダー」。
これなら台所仕事だけでなく、掃除や洗濯のおともにもなりそうですが、人としてだめになりそうです...。

2019年12月11日

きょうのデータ部☆(12/11)

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班内で使っているツールのひとつ、カラフルな短冊です。

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MARC作成では、一冊しかない本をデータ部内の各班で順々に使っているので、急ぎのものかどうかなどを一目でわかるように工夫しています。

2019年12月10日

たたんで、とじて

本日は「週刊新刊全点案内」2139号の発行日です。
掲載件数は1265件でした。


*こんな本がありました
製本大全  裁つ、折る、綴じる。知っておきたい全技術

フランツィスカ・モーロック ミリアム・ヴァスツェレフスキー(著) 岩瀬学(監修) 津田淳子(協力) 井原恵子(訳)

グラフィック社
(2019.12)


一応は本に関わる仕事をしている身でありながら恥ずかしいのですが、どうにも製本の知識が心もとない私です。

TRCMARCでも、装丁コードや形態注記として、製本について記録することはあります。
ですが、記録するのは、耐久性を予想するのに必要な情報や、図書館で配架・保存する時に注意を要するものが中心。
だからまとまった知識が身につかないのかな...などと言い訳。


そんなわけで、製本のこと一から教えて!とこちらの本をパラパラ。(いえ、すみません、パラパラはウソです。高さ25cm、厚めの紙で400ページ以上あるハードカバーなので、どちらかというとパッタン、ペラリ、ペラリ...)


紙折り、綴じ方、表紙の形式が系統だてて解説されていて、一般的な製本の全体像がつかめそうです。作業の工程の図解が丁寧で、挿図をみているだけでもなんだか楽しい!

原著はドイツ語の本ですので、扱われているのは洋装本の製本ですね。
和装本についても数ページありますが、和綴じは、平綴じのソフトカバーの仲間のような扱いでしょうか。


さて、目の前のこの「製本大全」の初版は、糸かがり綴じで、完(まる)表紙、角背、赤く小口塗装されている...ということでいいのかな?あ、スピン(しおり)も2本ついてますね。

2019年12月 9日

データ部ご紹介~               ぶう太のデータ部見学記・新刊目録編

こんにちは、データぶう太です。

ぶう太郎そうかあ透過済.gif

僕のこと、覚えてくださってますか?
数年前、新人としてデータ部のご紹介をさせていただきました。
ぶー子先輩には、色々教えていただいたり、叱られたり、おやつをもらったり...。
その時のデータ部見学記を改めてご紹介します。
まずは新刊目録班からスタートしますよ。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

きょうは東京・文京区にあるTRCデータ部におじゃましています。実はこれから...

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ぶー子>あら、ぶう太くんいらっしゃい。データぶー子よ。きょうはデータ部の見学をするのだったわね?

ぶう太>あ、はい、もうレポート始めちゃってたんですけど...。新人のぶう太と申します!きょうはよろしくお願いします!

ぶー子>こちらこそ♪
さっそくだけどぶう太くん、データ部って何をしているイメージ?

ぶう太>そうですね、新刊の本からTRC MARCを作っている、でしょうか。

ぶー子>そうね、そういうイメージが強いかもしれないけど、新刊だけじゃないし、MARCだけでもないのよ。その証拠にデータ部は8つの部署があって...。

ぶう太>あ、知ってます!視聴覚資料や雑誌のデータとか内容細目ファイルとか、聞いたことあります!

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ぶー子>...。これから順番に見学して行きましょうね。

■新刊目録
ぶー子>ここが新刊のMARCを作成している「新刊目録」よ。入力にチェックに集中しているでしょう。
後ろの棚に並んでいるのが、これから作業に入る本。

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ぶう太>現物からMARCを作るから、こんなに本が並んでるんですね。あのー、この棚をしきっている水色のもの、これ何ですか?

ぶー子>これは、ICタグを読み取るアンテナ。ほら、本にICタグが挟まれているでしょ。これで本の在りかを管理しているの。
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(詳しくはこちら

ぶー子>こちらは暗室。このカメラで本の表紙画像を撮影しているのよ。

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ぶう太>おお、これが「週刊新刊全点案内」の書影に使われるんですね!1冊ずつ丁寧に撮影しているんだなあ。

ぶー子>撮影が終わった本は、分類・件名、典拠に流して必要な作業を行うの。
じゃあ、次は「分類/件名」の部署へ行ってみましょう。

2019年12月 6日

今日は何の日?~正月事始め~

日本には実にさまざまな「○○の日」があります。
今日が何の日なのかを調べ、それに関するいろいろを紹介してしまおうというこの企画(不定期掲載)、本日は第11回目です。

12月の暦を見ていて気になったのは「正月事始め」。
12月13日です。
この日からお正月を迎えるための準備を始めるのだそうです。
「煤払い」や、「松迎え」...飾りつけする松や料理のための薪を取りに行く...といったことをするのだそうです。
いまでいえば掃除や買い出しですよね。たしかに「お正月まであと20日!」のグッド・タイミング。

暦を解説するサイトでは「12月8日の「事始め」から正月準備をするところもある」と書いてあります。「事始め」とは何ぞや?

百科事典を調べてみると、「こと八日」という言葉にたどり着きました。
12月8日と2月8日のことだそうです。
コトが神々を迎えて行う1年間の各行事だとすれば、2月8日が「コトハジメ」12月8日が「コトオサメ」。ですが、お正月が1年で最も大きな神祭だと考えれば、12月8日が「コトハジメ」で一連の正月行事が終わる2月8日のが「コトオサメ」となります。

12月8日は、コトハジメなのか、コトオサメなのか? なかなか複雑です。
地方による違いもあるそうで、江戸でも混乱していたとか。
人間の時間は2月8日から、神様の時間は12月8日からということでしょうか。

最近は、ただただ忙しく、年越しの感慨も、新しい年のお祝いも素通りしがちです。
始める、納めるの区切りを大切にする気持ちを取り戻したいと思いました。


2019年12月 5日

キャッシュの入れ物

2019年12月の雑記テーマは「今年買ってよかったモノ」。
便利グッズなど紹介できたらよかったのですが、個人的にこれはプラスだったという買い物の話をしたいと思います。ずばり、お財布。

買い替えのタイミングを見失い、そうだ改元に合わせて新しい財布にしよう、と決めたのが昨年末の話。
新財布を探していた私の耳にラジオからこんな言葉が聞こえてきました。
「財布とかは、常に目に入るものだし、持っていてテンションが上がるものを選んだ方がいいよね!!」

...そういう考え方があるのか!

私はこの時、人生を楽しもうという意欲のある人と楽しもうという意欲のない人(=私)の決定的な違いを感じました。
小物類を買う時、自分が無意識に「とにかく無難なもの」を選んでいることに気づいたのです。言い換えれば「極力後ろ指をさされなそうなもの」。
あの人センスないなぁ、マナーがなっとらん、あの歳であのブランドはどうなの、ボロボロじゃないちゃんと手入れしなさいよ...という類のことを、できるだけ "言われなそうなもの"。
極論「誰の記憶にも残らないもの」。

なんて哀しい生き方だろう。
(いえ、これも判断基準の一つとしてはアリだと思いますが)
よし、ここはひとつ、自分のテンションの上がる財布を買うとしよう。
そもそも私の財布など誰も見ていないし!!(真理)

じゃあ一体どんなものなら自分のテンションが上がるのか?という点がまた難題ではあったのですが、
検索を繰り返し、他の人の財布を横目で見、お店に行ってからも迷いに迷って(財布を持っている自分を鏡で見ては棚に戻す...を繰り返しているうちにあとからきた3組ほどが購入を終えて出ていきました)4月末無事新財布を入手しました。

ラジオパーソナリティの言っていたことは正しかった、テンションが上がります。
令和になってから、一日の終わりにレシートを取り出しつつ財布をながめてニヤニヤするというのが私の日課になっています。
なにより「自分の好きなものを選んだ!」という過程こそが幸福感をもたらすのだな...と、もっと早く気づくべきだった単純だけど大事なことを学んだお買い物の思い出でした。
(おそらく、これを読んでいるほとんどの方が、今気づいたの!?そんな当たり前のことを1日分のスペースを使って書いたの!?と思われましたよね。きっと。)

そんなわけで令和元年、私はお会計のたびにお財布を眺めて悦に入っていたわけですが、そうこうしているうちにキャッシュレスの波。
完全に乗り遅れました。

勉強しよう...
「どうなる?これからのお金図鑑

荻原博子(監修)
文溪堂(2019.11)

2019年12月 4日

きょうのデータ部☆(12/4)

今年も残り早1か月を切りました。
12月になるまでの時間が年々短くなるように感じるのは自分だけでしょうか。

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そろそろ来年のカレンダーを調達しないとな。
カレンダーにはじめて登場するであろう令和の文字が改めて眩しく見えそう。

2019年12月 2日

蚊にご注意~新設件名のお知らせ2019年11月分~

明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

11月の新設は1件でした。「ジカウイルス感染症」です。

そういえば何年か前に感染者が出て代々木公園に殺虫剤が撒かれていたような...と調べてみたところ、代々木公園の感染者は「デング熱」で勘違いでした。
ジカウイルス感染症はジカ熱とも呼ばれ、デング熱と同様に蚊を媒介して感染します。デング熱よりは症状が軽いけれど、妊婦さんがかかると胎児に影響が出ることがあるそうです...怖い! 
今のところ日本での感染は報告されていませんが、中南米、米国、東南アジアなどで流行しているそうです。
年末年始にこういった温かい地域に行く予定のある方はお気をつけください。

2019年12月 3日

ドラえも~ん!

本日は「週刊新刊全点案内」2138号の発行日です。
掲載件数は1190件でした。
今月の表紙はこちら。

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★イラストレーターコメント★
やっぱり12月といったらクリスマス!!!
サンタクロースにプレゼントを入れてもらう靴下です。「ここに入れて~!」とばかり、ちょっと派手に。
けれど
実際、靴下にプレゼントを入れてもらう習慣は、私の回りでは、ほとんどありませんでした。今は実用より、クリスマス気分を盛り上げるアイテムの1つといった感じでしょうか?!(Juri)


*こんな本がありました*

「はじめてのドラえもん」

藤子・F・不二雄(著)
小学館(2019.12)

1970年、『小学一年生』などの学習雑誌や幼児誌1月号で「ドラえもん」の連載がスタートし、2020年はめでたく連載50周年! ちなみに、複数の雑誌で連載がスタートしたため、各雑誌の対象読者別に描き分けられた6種類の第1話が存在するそうで、気になります。読み比べてみたい!

こちらの本には幼児誌に掲載されたおはなしから、9話が収められています。
第一話「ドラえもんがやってきた」の一コマ目。木製の学習机からドラえもんとセワシくんがぬお~ん!と飛び出しきて、のび太がビックリしています。わぁあ!なんだか今よりもずんぐりむっくりしたドラえもん!
「気味がわるい。」と、のび太が逃げ出した公園には凧揚げをするスネ夫とジャイアン。凧揚げ?...そうか、1月号掲載ですもんね。スネ夫は相変わらずですが、ジャイアンがほのぼの顔。剛田武リサイタルでみんなを震え上がらせるワルガキには見えない!
ページをめくりながら盛り上がってしまいました。

大人にとっては懐かしくて新しい。初めて出会うこどもはどんな反応をするのだろう?と興味がわきました。永遠のドラえもんであれ!

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