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2024年3月 アーカイブ

2024年3月28日

おうちの引っ越し

今月の雑記テーマは「引っ越し」です。
しばらく前のことですが、岐阜の白川郷あたりに旅行に行ったうちの親に、「合掌造りの家どうだった?」と聞いたことがありました。

「三渓園にあるのとおんなじだったよ!」
せっかく旅行で見てきたのに、地元にあるのとおんなじとは。なんともがっくりな回答でした。

ちなみに。
三渓園というのは、原三渓(富太郎。三渓は号)という明治時代の実業家の邸宅があった場所で、現在は国の名勝となっている庭園のこと。広々とした日本庭園のあちこちに、古い建物が建っていて趣があります。
そこにあるのが「旧矢箆原家住宅(きゅう やのはらけじゅうたく)」。本物の重厚な合掌造りの家屋です。なんでもダムができて水没する予定の地域にあったので、移築してきたのだとか。
それ以外にも、たくさんの建物が移築されています。鎌倉のお寺とか、京都の三重塔とか。
好きで集めた建築物を、自分のうちの庭に建ててしまうなんて、なんとも豪快な趣味?道楽?

建物を移築すると聞いて、最初に浮かんだのがトレーラーみたいなものに乗っけて車で引っ張るイメージだった(トレーラーハウスみたいな?)のですが、さすがにお寺の本堂や豪農の農家をそのまま引っ張ってくるわけにもいかないですよね。やはり一度ばらしてから運んで、再度建て直すのでしょう。建築の技術が必要そうです。
どうやって引っ越しさせたのか、記録が残っているなら見てみたいと思いました。

2024年3月27日

きょうのデータ部☆(3/27)

IMG20240327072036.jpg

例年ですともう満開になっているはずの教育の森公園の桜並木ですが、今日あたりようやく咲きそうです。
今週末はお花見が楽しめそうですね。

2024年3月26日

春めいてきました

本日は「週刊新刊全点案内」2350号の発行日です。
掲載件数は1182件でした。

*こんな本がありました*
「物語のある鉱物図鑑」

ペズル(著)
三才ブックス(2024.4)

粗忽者なのでアクセサリーつけるとほぼ壊すか落とすため滅多に付けませんが、キラキラしたアクセサリーは見ているだけで心が躍ります
アクセサリーになると宝石ですが、その前のカタチ:鉱物を眺めるのも心躍るひとときです
鉱物に関する伝説や歴史、名前の由来など、鉱物に秘められた小さな物語を美しい写真とともに紹介したこちらは見て楽しい読んで楽しい一冊です
あたたかく春めいてきたこの頃、物語に絡めて選んだキラキラしたアクセサリーを久しぶりに身に着けてみたくなりました

2024年3月21日

憧れの引っ越し

3月の雑記テーマは「引っ越し」。
人生で一度しか引っ越しの経験がなく、気になって調べてみると、日本人の全年齢での平均引っ越し回数は約3回だそうです。必要にかられないとしないからなあ...と思いつつ、新しい家や新しい町に移ることにはなんとなくずっと憧れを抱いています。
ネットの物件サイトを延々と眺めたり、不動産屋の窓に貼られた物件情報をくまなく見たりしてしまうこともしばしば。けれど今の住まいも結構気に入っているため、きっかけがないとこの先ずっと同じ場所にいる気がします。

もし次に引っ越す機会があったなら、求めるのは風通しのよさと宅配ボックス。そして欲を言うならばおいしい飲み屋とクリーニング店、そしてやはりスーパーが近所にあってほしい。どんな場所でも住めば都と言いますが、このあたりは個人的にかかせません。

近頃は持ち家はいるorいらない・賃貸でよい論争などもよく目にし、またホテルを転々とする暮らしを選ぶ人もいると知りました。しかし自分にとってのベストが何かはいまだわからず。いつかわが城・わが町と思える場所に越す日を楽しみにしています(はやく動け)。

2024年3月19日

図巻を紐解く

3/19は週刊新刊全点案内2349号の発行日です。
掲載件数は1192件でした。


*こんな本がありました*
「戯画図巻の世界」

齋藤/真麻理(編)
KADOKAWA 2024.3)

表紙左上の刀を携えたフグに目がいってしまいました。
3年前に福岡市美術館所蔵の図巻が美術展で公開され、ネット上でも話題になっていたようなので目にした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
銃を的に向かって構える観音や、一寸法師に追いかけられる弁慶など、
ちょっとシュールな場面があちらこちらに伺えます。
一連の図巻は17世紀の狩野派の絵師たちによって制作された大作で、
描かれた多様な場面のなかには多くの知識が詰め込まれています。
登場人物に名前が添えられているだけで、詞書、つまり本文は一切なく
ユニークな場面の解釈は見る者に委ねられます。
そんな図巻を読み解いてみようというのがこの一冊。図巻を実際に見てみたくなります。

2024年3月14日

自力? でやってみる!

今月の雑記のテーマは「お引越し」です。

引っ越しといえば、専門業者に依頼するのが一般的ではないでしょうか。重たい家具家電やたくさんの段ボール箱を手際よく搬出し、新居まで運び入れてくれる......優れたサービスだと思います。
しかし、私は過去に経験した引っ越しで、ほとんど引っ越し業者を利用せずに済ませてきました。


人生初の引っ越しは大学進学のころ。初めて実家から出ることになったため、家具や家電はイチから買い揃え、お店から直接新居に配送。洋服など数少ない荷物だけをキャリーケースに入れて実家から持ち出しました。

就職で上京した際は家具付きの社宅に住むことになったため、元々の家具家電はほとんどを処分し、細々した荷物だけを郵送。

こうなるともはやどこまで自力でできるのか挑戦の様相を呈してきます。さらにその後の引っ越しの際も、家族の協力を借りて車に荷物を積み込み、7往復かけて全てを新居まで運びました。

自分たちのペースで引っ越しができる、荷物が多いと大変なので断捨離が捗る、荷解きで部屋が段ボールだらけにならない......などメリットは確かにあったのですが、やはり素人だけで荷物を運ぶとなると体力も時間も大量に消費することに。
引っ越し業者の凄さと便利さを改めて実感しました。

2024年3月13日

きょうのデータ部☆(3/13)

IMG20240313075842 (002).jpg

2階のテラスからの一枚。
風が強いですが、雲一つないいいお天気ですね。
しかし改めて不思議な形の社屋です。

2024年3月12日

なつかしい優れもの

3/12は週刊新刊全点案内2348号の発行日です。
掲載件数は1230件でした。


*こんな本がありました*
「イチからつくるホウキ」

宮原克人(編)
農山漁村文化協会(2024.3)


ロボット掃除機が現れた時は、家に誰もいなくても地道に家をキレイにしてくれるありがたさに感激したものでした(私は掃除があまり好きではない)。しゃがまずに濡れ拭きができるクイックルワイパーにもすぐ飛びついたけれど、その生活が長くなった今、ホウキと聞くと懐かしく「ちょっと私にやらせてみてよ」と言いたくなります。
特に竹ぼうき! 小学校時代は校庭の落ち葉掃きも児童の担当だった気がする(記憶が昔過ぎてアヤシイ)のですが、素材そのままの大きな竹ぼうきは今考えるとパワフルで、落ち葉やごみ(砂も)を広範囲で集めてこれた気がします。
コンクリートの昇降口などはプラスチックの短めの柄がついた固いホウキ。男子が投げた雑巾をホウキで打つ野球的なおふざけをしていて、壊れがちだったような...。教室・廊下は柄の付け根部分が自由に動くT字型のもの。数回の往復で廊下を掃けてしまう幅広さが魅力でした。
そういえば、今の学校の掃除はどうやっているのか? 
小中学生の子供達に聞いてみたところ、プラスチックの柄のものもT字型のものも、日常的に掃除に使っているとのこと。(校庭の掃除は用務員さんじゃん?とのことで竹ぼうきは未経験)
用いる場所によって、素材や形がいろいろで、多くは自然の材料が使われているホウキ。ロボットよりは作るのも修理も廃棄も簡単でしょうし。確かに自分でも作れそう。今更ながら興味が湧いてきました。

2024年3月25日

知って楽しい『ぽけとしょ』情報!

今日は『ぽけっと図書館(ぽけとしょ)』の紹介記事です。

さて、今回は知っていたら楽しい!びっくりする!?『ぽけとしょ』情報をあつめました!


■■■     キャラクターに名前がある!     ■■■
実は、すべてのキャラクターに名前・設定があります。
例えばこんな子たち......
 
仲間紹介.jpg
2仲間紹介.jpg

ぽけロボには普通の言葉ではなく「学習キーワード」とそれに付随する言葉のみがインストールされているという裏設定があり、
学習キーワードをつかった検索時は、必ず「ぽけロボ」がナビゲートしているんですよ!

↓  学習キーワード以外の言葉を知らなくて、落ち込む一面も...
わからないぽけロボ.jpg
 
■■■     自分だけのページが充実!     ■■■
★ ひみつの本だな
ひみつの本だな.jpg
気に入った本を、こっそり自分だけのひみつの本だなに並べちゃいましょう!
「あとでこの本読もうかな」という本は読み物の本だなに、
「あ!この本こんどの授業に使えそうだ」という本は調べ学習の本だなに。
入れ替え自由な、自分だけのブックマーク機能です。
 
 
★ 読書の記録
読書の記録.jpg
いわゆる読書通帳を『ぽけとしょ』上に再現したのがこの機能!
これまでの学校生活で読んできた本の一覧はもちろん、総ページ数や価格もわかるので、楽しんで読書を続けられそうです。
ちなみに、ログに残したくない本は1冊単位で削除することも可能です。
 
 
■■■       実は価格がすごい!       ■■■
色々な機能をそなえた『ぽけとしょ』ですが...
弊社蔵書管理システムをご契約であれば、なんと1校あたり2万円でお使いいただけます。
しかも同時アクセス数の制限はなく、児童・生徒ひとりひとりが個人の端末から学校図書館にアクセスできるすぐれもの。
ご興味をもたれた方は、ぜひ『ぽけっと図書館』の導入をご検討くださいませ。
詳細・お問い合わせはこちらまで!

2024年3月18日

しっかり探そう『ぽけっと図書館』

今日は『ぽけっと図書館(ぽけとしょ)』の紹介記事です。
 
『ぽけとしょ』はふんわり本をさがす機能だけではなく、
調べ学習等の【テーマのはっきりした・短時間でのパキッとした本探し】に最適な「調べ学習の本をさがす」機能を搭載!
どういう機能なのか・どうやって探せるのか、実例をもとにご紹介します。
 
 
~~  ~~         調べ学習の時間         ~~  ~~

「今回の調べ学習、ぼくの班のテーマは"あさがお"!」
「どの本を見ればいいのかな?」
「載っていそうな「植物図鑑」はほかの班に持ってかれちゃった...」
「はやく本をさがさなきゃ、まとめる時間がなくなっちゃう」
 
いきなり図書館の中を手当たり次第に探すのは大変です。
時間も限られていますし、その本のどこに欲しい情報があるかもわかりません。
そんなときには『ぽけとしょ』を使ってみましょう!
 
① 「調べ学習の本をさがす」画面に「あさがお」と入力
入力.jpg
 
② 学習キーワード(検索のための統一語)を選択
あさがお.jpg
 
③ 学校所蔵本のヒット一覧が表示されるので、見たい本を選びます
検索結果.jpg
 
④ 「あさがお」は104ページに載っていることがわかりました!
この画面の情報をてがかりに、図書室に本をさがしに行きましょう
詳細画面.jpg
~~  ~~          本探し完了!          ~~  ~~
  
 
『ぽけとしょ』はTOOLi-S蔵書管理システムと連携し、自校に所蔵登録されている本が「学校にある本」としてヒットする仕組み。
だから「いますぐさがせる」学校図書館蔵書を効率的にピックアップできるんですね!
また、TRC MARCの学習件名(児童書・ノンフィクションに付与)を活用した「学習キーワード」システムにより、調べたいことがどの本のどのページにあるのかがひと目でわかるのも便利です。
 
ちなみに......
調べ学習のテーマが決まっていない場合は、何度でも更新できるサジェスト機能を参考にしたり
サジェスト.jpg
登録されている教科書をもとに、各単元に関連のある学習キーワードで探すこともできます(小学校アカウントのみの機能です)。
社会.jpg

 
限られた時間・限られた蔵書のなかで、調べ学習に最適なものを素早くピックアップできるのが『ぽけとしょ』の強み!
児童書に力を入れてきたTRC MARCならではの機能を活かしたシステムです。


次回3/31(金)は「知って楽しい『ぽけとしょ』情報!」を特集します。

2024年3月11日

ゆるーく使おう『ぽけっと図書館』

今日は『ぽけっと図書館(ぽけとしょ)』の紹介記事です。
 
「図書室の本、たくさんあってどれを読もうか悩んじゃう」
「雨だし、やることないし......なにか本を読もうかな」
「いつも読まない本にもチャレンジしてみたい」
具体的な形を持たない、ふわっとした本探しチャンスにも『ぽけとしょ』は応えます!
ゆるっと本を探したいときに便利な4機能をご紹介します。
 
 
①『新着図書・テーマボックス・バナー』からパッとえらぶ!
本棚にずらりとならべられた本たち。
目をひく表紙を選んでもよし、気になるテーマから探してもよし!
図書室の「新着図書コーナー」「テーマ本棚」をアプリ上に再現したコーナーです。
テーマは右上の「テーマを変える」ボタンで切り替えることができ、季節ごとに変わる約100テーマから1つがランダムで表示されます。

下部の「バナー」には刺さる人には刺さる、テーマボックスより細かな特集を常時100種類用意。
こちらは「新着図書・テーマボックス」とは異なり、必ずしも学校蔵書からヒットするわけではありませんが......求める本との出会いのための、学校図書館から一歩踏み出したアシスト機能です。

ボックス.jpg
バナー.jpg
 
 
②『ガチャ本゜』をためす!
「なんでもいいの、なにか読みたいの」という人におすすめの機能!
クリックひとつで、蔵書から1冊ランダムで表示します。
「うぅん、ちょっと違うな...」となっても大丈夫。
何度だって更新できるので、気になる本に当たるまでガチャ!を楽しめます。
ガチャ.jpg


③『感想スタンプランキング』をみてみる!
「みんなが読んでいる本を読みたい」「感動できる本、あるかな?」
自分の学校のひとが、なにに興味を持っているのかがひと目でわかるのがこの画面!
ここで人気の本から選ぶのも、友だちとの話題作りになりそうですね。
ランキング.jpg


④好きな本の『関連図書』をのぞく!
「あの本たのしかったな、似ている本が読みたいな」
具体的なイメージをもっている場合はここ!
好きな本の『この本について』ページ下部に並んだ関連図書から、気になる本を見つけられますよ。
関連図書.jpg
 
次回は「しっかり探そう『ぽけっと図書館』」を特集します。

2024年3月 7日

お引越しの季節

今月の雑記のテーマは「お引越し」です。
 
お引越しといえば、思い浮かべるのはやはり春でしょうか。
この時期は新生活シーズン到来!ということで、新入生や新社会人に向けた家電やインテリアのセールがそこかしこで開催されており
わたしも広告につられて「このごろ不調な炊飯器...買い換えようかしら」などと思案する日々です。
 
けれども、(絵本などの)森の動物の引越しシーズンといえば...
冬ごもり前の「秋」を題材にしたものも見かける印象です。
「14ひきのひっこし(いわむらかずお∥作 童心社刊)」でも、秋が引越しの季節として描かれていました。

「14ひきシリーズ」の第一弾であるこちらの絵本は
14匹のネズミの大家族が新しいおうちにお引越しをするおはなしで、
新しいおうちを探す過程(お引越し)でのハラハラシーンもあり、設計図をもとに新しいおうちを作成するドキドキシーンもあり...
なんとこの家族、水道まで自分たちで引いちゃいます!
森のいきものたちやお部屋の小物などが隅々まで細やかに描かれており、読むたびに色々な「見っけ!」ができるのも魅力でした。
 
これまでに6回ほど引越しを経験しているわたし。
引越しの度にこの14ひきのネズミの大家族のことが頭に浮かび...
いつまでも心に残る、お気に入りの絵本のひとつです。

2024年3月 8日

典拠ファイルの顔~典拠のはなし~

こんにちは。
昨年から続けてきた「個人名典拠ファイル入門」も大詰めを迎えまして、今日はいよいよ第10回です。ここまで、典拠ファイルの機能についてお伝えしてきましたが、今日はその内容についてご紹介します。

まず、典拠ファイルの根幹ともいえる部分が「典拠ID」です。
典拠IDとは各典拠ファイル(個人名なら各個人)に付与する識別番号になります。

例)
典拠ID:1112345-0000
※IDおよび桁数は架空のものです。

典拠IDは単なる数字の羅列ではなく意味のある並びになっています。1桁目が「1」なら個人、「2」なら団体。2桁目が「1」なら日本人と漢字文化圏の人、「2」なら西洋人です(団体には国による区別はないので全て1)。

というわけで、例に挙げた典拠ファイルは「漢字文化圏で活動する個人」である、ということが最初の2桁を見ればわかることになります。

最後の4桁は形態番号です。これまでご紹介した優先名称(統一形)は「0000」、記述形なら「00△△」、参照形は「40△△」となります(△△の部分は00、01、02のように作られた順に数字が大きくなります)。

記述形や参照形は同じ優先名称(統一形)の形ちがいですから、下4桁以外が同じ数字のIDは同一人物(もしくは団体)ということになります。

次に大事なのが「漢字形」と「カタカナ形」と、ときどき「標目限定語」。

例)
典拠ID:1112345-0000
漢字形:山田/太郎
カタカナ形:ヤマダ,タロウ
標目限定語(専門世系等):野球

IDだけとは違い、パッと見てわかりやすくなりましたね。
漢字形が大事なのはもちろんですが、カタカナ形も、漢字表記がわからない時の検索や、図書記号に関係してくる大事な要素です。

データベースに同姓同名の人がいる場合は、漢字形とカタカナ形だけでは見分けがつかないので、生没年や専門分野などの「標目限定語」を入力して区別がつくようにしています。

他にも、標目限定語にしなかった生没年、職業や専門分野、この連載でもご紹介した関連情報、漢字形やカタカナ形の根拠、典拠ファイルを作成した図書のタイトルなどなど、いろいろな情報が典拠ファイルには入っています。

2024年3月 6日

きょうのデータ部☆(3/6)

IMG20240306073746.jpg

わたしが入社するずっと前からデータ部にある、年代物のジュラルミンケース。
ヤクザ映画だと白い粉とか札束とかが入っていそう。
かつてはゲラの運搬用に使っていましたが、今ではドアストッパー代わりに...(涙)。

2024年3月 5日

建築を洗う

本日は週刊新刊全点案内2347号の発行日です。
掲載件数は1237件でした。
今月の表紙はこちら。
p20240305.jpg

ミモザの花束のイメージで描きました。

スーパーマートへの道すがらのお宅の門の所にけっこう大きなミモザの木があり
早春に花が咲くと遠くからでも鮮やかで、引き寄せられ、思わず立ち止まってしまいます。
一斉に咲いた黄色のフサフサが風に揺れ動いて、黄色いドレスで踊っているみたいな・・・・!
何だかワクワクするのです!
因みに3月8日はミモザの日なのだとか・・・最近初めて知りました。
(Juri)

*こんな本がありました*

「「洗い」の日本建築史 建築の経年と木肌処理技術」

中山利恵(著)
東京大学出版会(2024.2)

「日本の木造建築に施される「洗い」と呼ばれる技術があるのをご存じだろうか。」
冒頭の一文を読んだ時点で私の頭上には多数のクエスチョンマークが浮かんでいました。建築を・・・洗う?

「洗い」というのは、建築の露出した木部を洗い、木材表面の汚れや変色を落とす作業のことだそうです。昭和中期頃までは日本で広く行われており、今も一部の地域では木造建築のメンテナンスとして職人の手により行われているのだとか。
その歴史を明らかにし、技術を再評価すること、また、それにより日本人が建築の経年をどのように扱ってきたのかを辿ることを目的として「洗い」の世界が紐解かれます。

建築を維持・管理するためにどのような技術が使われてきたか。
本書を読めば今までとは違った視点で建物を見ることができそうです。

2024年3月 4日

一日も早い復興を祈りつつ~新設件名のお知らせ2024年2月分~

明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

2月の新設は2件でした。
そのうちの1つが「能登半島地震(2024)」です。

2024年1月1日に発生したこの地震の報道写真集が刊行されたため、件名に「能登半島地震(2024)-写真集」を付与するのに伴い新設しました。

災害については、「気象庁が名称を定めた気象・地震・火山現象一覧」に掲載されたものは個々に件名に採用するという基準を設け、災害名に年号を付記した形で件名標目としています。
気象庁が定めた名称は"令和6年能登半島地震"ですが、件名標目は「能登半島地震(2024)」となります。
また"平成19年(2007年)能登半島地震"には「能登半島地震(2007)」の件名を付与して区別がつくようにしています。

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