きょうのデータ部☆(10/29)
午後のデータ部エレベーター前フロア。

陽が良い感じに差し込んできています。
水曜日(〆日)、もうひとがんばりです。
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午後のデータ部エレベーター前フロア。

陽が良い感じに差し込んできています。
水曜日(〆日)、もうひとがんばりです。
10月木曜日のテーマは「秋の行楽」「旅」。
「秋の行楽」といっても、なかなか遠出はできませんが、先日たまたま昭和記念公園に行って来ました。なんで行ったかというと、箱根駅伝の予選会があり、母校の応援でした。

今年の参加は48校で、各校12名 500人以上の学生が、一斉に走る様は壮観です。
実際行ってしまうと、早い子も遅い子も、全然関係ない大学の子も、つい応援したくなってしまいます。でも、予選通過は上位10校までなので、あいかわらず狭き門です。
お正月の本選は出るだけでも大変なことを改めて実感しました。残念ながら母校は予選を通過できず、来年のお正月は、久しぶりにテレビで見る事ができなくなりました。次の予選会ではぜひ復活して欲しいもの。
ところで、結果こそ残念でしたが、あの広い昭和記念公園を歩き、大声を出して、いい運動になりました。
来年の予選会は皆さんも応援いかがですか? 昭和記念公園が開園したあとだったら、どなたでも応援できますよ。
その時までには、ぜひあの駅伝小説を読んでみてくださいね。

ちなみに、先週の雑記より前なので、紅葉はまだ早いものだけちらほらという感じでしたが、コスモスは真っ盛りでしたよ。(台風の影響で少し倒れていたのはかわいそうでしたが。)
本日は「週刊新刊全点案内」1887号の発行日です。
掲載件数は1478件でした。
*こんな本がありました*
涼しくなってきたなと思っていたら、あっという間に寒さを感じるようになりました。温かい飲み物が恋しくなる季節ですね。
「ポタージュ 野菜たっぷり家族のスープ」寒くなってくるとスープ本が増える気がします。
体は温まるし、野菜は取れるし。これからの季節、健康のためにも頑張って作ってみようかな。
ティーバッグの包み紙の糊づけされた部分を、ぺりぺり剥がしたことはありませんか?
ぺりぺり剥がしてひろげたあの独特な形、そしてフレーバーごとに異なる様々な色、これらを活かした折り紙の本です。
よく特売品になっている黄色い包み紙からはバナナができあがり、赤い包み紙はサンタクロースに。
まずは包み紙をひろげるところから始まるのですが、ティーバッグの糸が付いている四角い持ち手はハサミを使って丁寧に切り離す!
すぐにぺりぺりと剥がすのではなく、くっついている部分をこすって凸凹をフラットにしてから剥がす!!
細かい...。
結構難しそうですが、ティータイムにお茶を飲みながらティーバッグの包み紙でささっと折ったりしたらカッコイイかも。
ちなみに、アルミパックタイプのティーバッグでは作れません。
飲み物ではありませんが、最後にもう一冊。
読み聞かせボランティアを募集している小学校、結構あるのではないでしょうか。
私の娘が通っている小学校にも、毎月1回朝の会のあとに保護者による読み聞かせの時間があります。
娘が低学年の頃は私も読み聞かせに参加していたのですが、学年が上がるにつれ本を選ぶのが難しくなり、足が遠のいてしまいました。
私のようなお母さん・お父さんにぴったりのガイドブックです。
学年ごとにお勧めの本が紹介されているほか、絵本の持ち方・めくり方、読み聞かせボランティア活動の進め方などの基本もまとめてあります。
来年は長女が最終学年。
微妙なお年頃なので「来ないで!」と拒否されそうですが、この本を参考に久しぶりに読み聞かせに行ってみようかな。
データ部学術情報ソリューション(AS)の横松です。
前回の記事ではADEACのデータをデータ部学術情報ソリューション(AS)が作成していることを紹介いたしました。
今回は実際にどのような手順でADEACに載せるデータを作成しているのか、その流れの一部をご紹介します。
まず資料の種類によって作るデータが変わります。
県史や市史など文章がメインになる資料(いわゆる図書資料)では、本文のデータを作る必要があります。
絵図・地図など文章のない資料はこの作業が必要ありません。
本一冊分の文章をすべて作り直すのでとても手間がかかりますが
本文があればキーワード検索や他の資料との横断検索もできます。
せっかくインターネットで公開するのですから、こういうことができた方が便利ですよね。
というわけで本文のデータを作る流れを追ってみましょう。
本の中には文章・表・画像・目次...といろいろな情報が入っていますが
ADEACではそれぞれ分けてデータを作り、最後に元の本と同じになるよう組み直します。
データを作る手始めに元のその本の全ページをスキャン。
スキャンした画像から専用のソフトを使って機械的に文字を読み取って文字データを起こします。
![]()
機械的に起こした文章は間違いが多いのでまずは一文字ずつ間違った文字を直していきます。
ある程度きれいな文章になった段階で、次はすべて紙に印刷して元の本と比べて校正をします。
この段階でもまだまだ修正箇所がたくさん出てきます。
そうして何度も校正を行った後に、インターネットで公開するための処理を行えば本文の完成です。
![]()
本文中に表がある場合も同じように機械的に表を読み取り、これも文章と同じく紙に印刷して校正します。
表の場合は校正が終わったデータを、さらにHTML構文の表に作り直します。
大きい表だとひとつの表にこの作業だけで数日かかることもあります。
![]()
他にも本文中の挿図や年表、目次なども同じようにスキャンした画像からそれぞれデータを作っていきます。
最後に作ったデータをすべてリンク付けてすべて完成!
一冊の本を一度全部分解して一から構築し直しているような作業です。
県史・市史などは一冊につき短くても3カ月ほどかかります。
こうして本のデータをすべて作ることで、元の本を読んでいるのとできるだけ同じに閲覧できて、さらにその本の中あるいはADEACに載っている他の資料との検索もできます。
何かを調べるのにはとても便利ですし、本を読んだだけでは気づかない新たな発見もあるかもしれません。
さて、「絵図・地図など文章がない資料は本文データを作らない」と説明しましたがこのような資料をADEACではどのように見せているのでしょうか。
それがADEACの一番の見どころのビューアです。
次回はビューアについて迫りたいと思います。
次回の更新予定は11月10日(月)です。
10月木曜日のテーマは「秋の行楽」
ずいぶんと朝晩が寒くなってきましたね。
寒がりの私は今から、春が待ち遠しい...。
でも、ときどき見られる澄んだ空の青さは本当に気持がよいものです。
9月末に新潟に行く機会がありました。
青空を背に、稲刈り前の稲穂の黄色に、
畦道の雑草の緑色が縁どりを添え
棚田のコントラストは、自然の雄大さを感じさせてくれました。
(風の谷のナウシカの一節「~金色の野に降り立つべし」
のシーンが蘇ります)
もう10月、会社近くの公園を歩けば、
落ち葉の感触と音で、秋の深まりを感じます。
秋になって気温が下がり、日光の当たる時間が短くなると
木の葉は寒さで葉緑素が消え、光合成が盛んな時には見えなかった
「カロチノイド(カロチンやキサントフィル)」
という黄色い色素が見えてくるとのこと。
それと同時に「アントシア(ニ)ン」と呼ばれる赤い色素ができるのだそうです。(「紅葉・落ち葉・冬芽の大研究」PHP研究所発行ほか参考)
キサントフィルの黄色
にんじんに含まれるカロチンの橙色
アントシア(ニ)ンの赤色
なんとなく覚えやすいですね。
立川の昭和記念公園や神宮外苑絵画館前のイチョウ並木は、
色づき始めているでしょうか?
並木道の紅葉もステキですが、
上野公園にほど近い旧岩崎邸(三菱財閥創業者岩崎弥太郎本邸)の
チケット売り場のイチョウや
鬼子母神のイチョウは、樹齢が長く荘厳さが漂っていて
たとえ1本であっても見応えがあります。
みなさんお近くの紅葉スポットにもぜひ
暖かくしてお出かけください。
こちら、100円を入れたらお菓子をひとついただける、オフィスのお供。

定期的に業者の方が来て中身の入替や補充をしてくださっていますが、
データ部での売れゆきはどんな感じなのでしょうか。
好まれるお菓子にも部署の特徴があらわれていたりして...?
と、ひそかに気になっているところです。
本日は「週刊新刊全点案内」1886号の発行日です。
掲載件数は1030件でした。
*こんな本がありました*
「世界の図書館」古代メソポタミアから現代の最新図書館まで、
これでもかっ!というくらい豪勢な図書館のビジュアル本です。
本当に美しい。
図書館の写真も素敵なのですが、今回目に留まったのが
ウェルズ大聖堂図書館の鎖でつながれた本の写真です。
学生時代に授業で、鎖につながれた本の話題が出た時に
教授が黒板に本と鎖の絵を描いて説明して下さったのですが
その写真をまさか今頃目にするとは...
シンプルな絵も分かりやすかったのですが、
写真だと全然イメージが違いますね。
当時は防犯対策かもしれませんが、今見ると芸術品のようでした。
こちらの本、日本の図書館も紹介されていますが、
世界中の図書館が載っているので、
ちょっとした紙上旅行の気分も味わえます。
などとうっとりしていたら、今週はこんな本もありました。
そ、そうなのか...
データ部学術情報ソリューション(AS)の横松です。
本日より全3回でいつものデータ部とは少し違ったデータ部の仕事についてご紹介したいと思います。
さてさっそくですが、ADEACってご存知でしょうか。
ADEACとは自治体史や歴史資料をデジタル化し、インターネット上で検索・閲覧を行うためのプラットフォームシステムのこと。
この説明だと何のことやらピンとこない方もいらっしゃるかも知れませんが、まずは今すぐネットで検索!検索画面で「ADEAC」と入力してみて下さい。
検索上位に「ADEAC(アデアック):歴史資料検索閲覧システム」というサイトが出てくるはずです。

実際に見ていただけるとおわかりになるかと思いますが、いろいろな資料が公開されています。
浮世絵、地図、絵図、郷土史、その他いろいろと、普段は図書館や博物館にあって観に行かないと閲覧することができないような貴重な歴史資料や郷土史料をインターネット上で公開してご自宅からでも見ていただけるシステムがADEACです。
現在は16の機関のさまざまな史資料が掲載されています。
閲覧はすべて無料!ダウンロードや会員登録なども一切必要ありません。
あなたはただインターネットで「ADEAC」と検索すればよいだけ!
と、ますます「データ部と一体何が関係あるの?」という話になってきましたが、
実はADEACに掲載されている史資料のデータを作成しているのがデータ部学術情報ソリューション(AS)なのです。
ASの一般的な仕事は図書館からお預かりした資料のMARCを作ることです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
しかしその一方でADEACのデータも作っています。
ADEACに掲載する史資料の目録の作成を筆頭に、本文テキストや目次、各自治体のトップ画面、
そして高精細画像が閲覧できるビューアまで学術情報ソリューション内で作成しております。
では、実際にASの中でADEACのデータ作成作業とはどんなことをしているのか、次回につづきます。
次回の更新は10月27日(月)の予定です。
今年のノーベル物理学賞は、赤崎勇さん、天野浩さん、中村修二さんの3人が、「青色発光ダイオード」の発明により受賞しました。
「青色発光ダイオード」について書かれた本は、件名としては「発光ダイオード」、分類としては549.81です。
LEDは、「発光ダイオード」の参照語です。
「日本十進分類法 新訂9版」(NDC)を開いてみると、549の項目名は「電子工学」です。
そして、549.8は「固体電子工学:半導体素子,セレン,ゲルマニウム,シリコン」となっています。549.81が「ダイオード」です。
赤崎さんには、「青い光に魅せられて -青色LED開発物語-」という著書があります。分類は549.81、第1件名は「発光ダイオード」、第2件名は「赤崎勇」です。2013年刊行なのですが、今回の受賞と呼応するかのように思われます。
話は変わりますが、2014年10月1日に、新幹線は開業50周年を迎えました。1964年のこの日、東海道新幹線が開業したのです。
新幹線についての本は、毎年コンスタントに刊行されていますが、今年はやはり多いようです。『週刊新刊全点案内』に掲載したもので、「新幹線」という件名を付与した本が今日までで45件、2013年は1年で19件でしたので、すでに倍以上刊行されています。
「新幹線」という件名は、新幹線について書かれた本に付与しているのですが、その本での取り上げ方、見方によって、NDCでは分類が違ってきます。
新幹線をテーマとする本は、概ね、NDCの516「鉄道工学」、546「電気鉄道」、686「鉄道」のどれかに分類されることが多いです。
516は鉄道の建設計画や工事などの分類ですが、516.7が「高速鉄道」という分類項目名で、新幹線の路線の建設工事などについての本は、この分類です。
546では、新幹線の車両形式についての本は、546.5「電気車.電動車と付属車」の分類になります。
5類は技術・工学的な取り上げ方のものですが、686は、「産業」の6類の、680「運輸.交通」の下にあります。新幹線の開業以来の歴史とか、現在の運行事情などについての本は、ここに分類されます。
1冊ご紹介しましょう。
「東海道新幹線50年の軌跡 -50のエピソードで綴る半世紀の歩み-」
分類は686.21、件名は「新幹線-歴史」です。
「東海道新幹線50年の軌跡 50のエピソードで綴る半世紀の歩み」
(キャンブックス 鉄道)
典拠の原田です、こんにちは。
秋も深まり、温かいものが恋しいこの頃です。
さて今日は、TOOLi自慢の技をご紹介いたします。
テレビで紹介された本が気になる...、読みたい...、
だけどタイトルも著者もハッキリわからない...。
そんな時の強力な味方がTOOLiの「TV情報検索」です!
TOOLi トップページの一番上の右端に「TV情報検索」とあります。
ここをクリックしてみてください。
テレビで紹介された図書、過去1か月ぶんの情報を検索することができます。
放送日、放送された時間帯、放送局の検索窓があります。
わかれば入力してください。空欄でもOK。
そしてキーワードを入力すると、絞り込むことができます。
キーワードは1つのみ入力できます。
図書のタイトルの一部「海賊」「大根おろし」「医者に殺されない」とか、
その時の出演者、「中居正広」などでもOK。
「王様のブランチ」で紹介されていたんだよね...、
と番組名がわかっている場合は、検索窓の下にアイウエオ順に並んでいる番組名をクリック。
その番組内で紹介された図書が検索できます。
毎日、2~3回更新しておりますので、「今日見たのだけれど...」
という探し物にも対応できます。
ぜひ、ご利用ください。
昨日は台風一過の秋晴れが清々しい1日でしたが、
今日はひんやり雨模様。

お昼休みにデータ部の窓から。
10月木曜のブログテーマは「旅」。
突然ですが、1985年に開催された「つくば科学万博」を覚えていますか?(「生まれてないです~」というデータ部若手社員の声はスルー)
「人間・居住・環境と科学技術」をテーマに、48の国と37の国際機関が参加して行われた国際科学技術博覧会です。約半年の開催期間に2000万人以上が来場し、メディアでも大々的に取り上げられました。
当時小学生だった私はつくばに住んでいたこともあり、何度も会場に足を運びました。富士通パビリオンのロボットショーやNEC C&Cパビリオンシアターの宇宙旅行シミュレーション、ソニーの超巨大テレビ...。多種多様なパビリオンが描き出す「科学技術によって実現される理想の未来」にすっかり夢中になったものです。
そのなかでも、特に宇宙関連の展示に心を奪われた私は、その後、宇宙オタクな小学生に。宇宙開発に関する本やSF小説を読みまくり、毎晩のように夜空を見上げては、「宇宙を旅してみたいなぁ」と夢見ていました。
......そんな幼少期からウン十年。
21世紀になった現代では、宇宙旅行はけっして叶わぬ夢ではなくなりました!ヴァージン・ギャラクティック社をはじめ、宇宙旅行用の民間宇宙船を開発する企業は複数あり、日本でも宇宙旅行を専門に扱う会社が登場しています。来年あたりには、初の宇宙フライトが実現するようです。
宇宙旅行の本もけっこう出ています。
ためしに、件名「宇宙旅行」(←あるんです)で検索してみると...
宇宙旅行の最新入門書です。「はじめての北極圏旅行」とか「はじめてのアマゾン旅行」なんて本と並んでいたら、むしろ宇宙旅行のほうが旅行先としてはハードルが低いかも(えっ、気のせい?)。
秋の夜長に宇宙旅行の本を読めば、自分の分身はすでに成層圏を通過し、無重力空間をふわふわと漂いながら青い地球を眺めています。
イメージトレーニングに抜かりなし!さて、気になる旅行代金は???
高度100キロまでの宇宙旅行(2時間程度)で、2500万円也。
.........宇宙旅行は当分夢のままのようです(涙)。
本日は「週刊新刊全点案内」1885号の発行日です。
掲載件数は1262件でした。
*こんな本がありました*
「ワンダフルストーリー」伊坂幸犬郎? 犬崎 梢?「、」の位置がちがかったり多かったりするような...誤植か、とついつい気になるデータ部魂。いえいえ犬にちなんだペンネームに改名した人気作家達による、犬がテーマのお話集です。
他にも今週号の犬本としては等、何冊もあります。
「吾輩は猫である」をはじめ、文学界は猫優勢に違いないと思っていましたが、犬も愛されているんですね。
どちらかというと犬派の私はうれしいです。
「猫の言葉社」さんから出た、犬たちがテーマの絵本です。
にぎやかそうですね。
日を追うごとにすっかり秋めいてきました。
10月木曜のブログは「秋の行楽」「旅」をテーマにお送りしています。
秋の旅って、歩くのも苦にならず、食べ物もおいしい!いいですよね。
昨年のちょうど今頃は、お伊勢参りに行ったなあ。
「20年に一度の式年遷宮が見たい」という母の三姉妹と私、4人での女子旅でした。
旅慣れた三姉妹のプランに便乗させてもらったのですが、これが贅沢な旅で!
外宮の遷宮初日に合わせて予約できた、神宮近くの風情がある素敵な旅館でまったり。
朝から神宮をお参りして横町をひやかし。
レンタカーで鳥羽まで足をのばし、伊勢エビと松坂牛のフランス料理を堪能しつつ。
お土産の真珠選びで大はしゃぎ。
まさに大人の旅という感じで、大満足して帰ってきました。
伊勢神宮は、数年前に初めての一人旅をした思い出の場所でもあります。
この時はとにかく節約旅行で、メインは神宮めぐり。
真夏の炎天下の中、御朱印帳を片手に気ままに歩き回っていました。
早朝の神宮の静謐な空気がとても清々しくて、森の緑の青々しさが眩しかったのが忘れられません。
思い出したらまた行きたくなってきました。
同じ場所の旅行でも、一緒にいる人や季節が違えば新しい発見があり、楽しいものです。
今度は春のお伊勢さんに行ってみようかしら。
バックヤードでひっそりと待機中の本たち。

MARCのメンテナンスをするのです。
一度作成したMARCの維持管理も、
データ部の大切なお仕事のひとつです。
本日は「週刊新刊全点案内」1884号の発行日です。
掲載件数は1415件でした。
10月の表紙はこちら

秋ですなぁ...
*こんな本がありました*
メディアの中に、自分の「指」が登場すると、どういうことが起きるのか。
...え?どういうこと?自分の「指」が登場?
内容紹介を読んで抱いた疑問は、現物を見て解決しました。
こちら、本を前にして、かかれた図に指を置くと...置く前と違った意味を持つ図になります。
紙面の指定された位置に指定された指を置くことではじめて成立する本なのでした。
自分の指によって完結したり、自分の指が何かの原因になったり、自分の指で始まったり...。
そういった図版が多数紹介されています。
指を置くことで図版と自分との間に新しい関係が生まれる。というのは今までに無い体験。
いわば「参加型の本」です。
読書というのは受け身のものだとばかり思っていましたが、このように自分から中に入っていくものもあるのですね。
突然ですが、次にあげる名前、みなさんは何と読みますか?
小野妹子
源頼朝
高師直
では、これらの人名典拠ファイルを見てみると...
11000024339‐0000 小野/妹子 オノ,イモコ
11000024339‐4001 小野/妹子 オノノ,イモコ
11000095558‐0000 源/頼朝 ミナモト,ヨリトモ
11000095558‐4001 源/頼朝 ミナモトノ,ヨリトモ
11000664267‐0000 高/師直 コウ,モロナオ
11000664267‐4001 高/師直 コウノ,モロナオ
思っていたのと違った!という方もいらっしゃるのではないでしょうか? どこが、というと姓と名の間の「ノ」です。そういう私も日本史で習った時には、姓と名の間に「ノ」を入れて読んでいたひとりです。
なぜ人名典拠ファイルはこのような読みになっているのか、「ノ」が抜けているのか? その謎は「日本目録規則 1987年版改訂版」に記載されています。
23.3.3.1(日本人名)
ウ)おおよそ中世までの人名で慣用される,姓と名の間の「ノ」の読みは,原則として採用しない。
山部赤人 ヤマベ,アカヒト
源実朝 ミナモト,サネトモ
千利休 セン,リキュウ
(以下略)
TRCの人名典拠ファイルはこの規則に従って作成されているため、前記のように統一標目からは「ノ」を除いています。「ノ」の入った読みが人名辞典等の参考資料で確認できたものについては、参照形を作成し、どちらの読みでも検索できるようにしています。
こんにちは、新刊目録の望月です。
お芝居を観ること、ラグビーを観戦すること、そして読書。
趣味はなんですか?と聞かれたら、だいたいこの3つを答えるようにしています。
すると、ある人から
「ライヴが好きなんですね」
と言われました。たしかに。お芝居もスポーツ観戦も生対生のぶつかりあいを楽しむもの。
その場の臨場感を生身で感じることが、自分にとっては大事なんだなと思い至ったものです。
その点読書は、一人で楽しむものというイメージがありました。しかし、そんなライヴ好き、読書好きにとって気になるイベントが最近よく行われるようになりました。
ビブリオバトルです。
バトラーがおすすめしたい本についてのプレゼンを行い、審査員がどれだけその本を読みたくなったかを競うもの。
「読んでほしい」という熱い思いのぶつかりあいが見られそうな気がしますが、今まで参加する機会がなく...。
今度の日曜日、海老名市立中央図書館でこのビブリオバトルが開催されるそうです。
バトラーが「司書」というのが興味深いです。
お近くの方、お近くでなくてもビブリオバトルってどんなものだろう?とお思いの方、ぜひ海老名市立中央図書館をのぞいてみてはいかがでしょうか。
イベント詳細はこちら↓
https://webebina.ebinachu-lib-unet.ocn.ne.jp/news/index.html#20140910
ビブリオバトル実行委員会のFacebookはこちら↓
10月の、木曜ブログテーマは「旅」。
旅行には最高の季節ですね。
私は旅に出たいなーとはいつも思うのですが、
荷作り下手で尻が重いので、
旅ではなくガイドブックの四方山話にしようと思います。
★その1
今まで海外に行ったのは3回。
どの時もまずは「地球の歩き方」を買いました。
あれって、自分が行く観光地以外のページも、
隅から隅まで読んじゃいませんか?
「バス・トイレは清潔。湖畔のテラスで飲むビールは最高。
人気があるので他のホテルの客引きが悪口を言うが、
だまされないように」
とか。読み物として楽しいですよね。
そして捨てられずにいつまでも持っているという。
★その2
今までで一番読みこんだガイドブックは、
小学生の頃なぜか家に1冊だけあった
るるぶ?マップル?の東京ガイドです。
当時は、TVでこじゃれたお店紹介など
そんなになかったような気がします。
都心までは1時間半ほどのところに住んでいたのですが、
「りぼん」も買ってもらえない、
今っぽい情報は、図書館の「ぴあ」で補給...の
おしゃれ情報砂漠の私には、
「るるぶ?マップル?東京」はとてもまぶしく見えて
舐めるように読んでました。
吉祥寺の多奈加亭、はと時計、くぐつ草、憧れたな...。
今でも、「天王洲アイル」などと聞くと、
当時の気持ちを思い出して、
キラキラした響きがあるように感じてしまいます(笑)
本日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名はTRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
9月は2件の件名を新設しました。そのうちのひとつが「空き家」です。
今年7月、総務省が「平成25年住宅・土地統計調査(速報集計)」の結果を公表しました。それによると、2013年10月現在、日本全国の空き家数は820万戸と、5年前に比べて63万戸(8.3%)も増加 しているそうです。
総住宅数に占める空き家の割合(空き家率)は13.5%で、空き家の総数も空き家率も過去最高。つまり、10軒のうち1軒以上が空き家というわけですから驚きです。
さらに、この調査結果を受けて野村総研が発表したシナリオによると、このまま住宅の除却・減築が進まない場合、2023年の空き家率は21.0%にまで増加するとのこと。つまり5軒に1軒が空き家...。
人の住まない家というのは、どんなに立派な家でもどこか寒々しい雰囲気が漂っていますよね。実は、我が家の向かいの家と裏の家も数年前から空き家です。その2軒から物音がするたびにビクッとしますが、たいていはノラ猫一家が軒下を出入りしている音。猫ならかわいくていいのですが、もし不審者だったら...と考えるとやはり怖いです。
空き家率が増加すると、さまざまな犯罪の発生要因になるなどの理由から、住宅地の荒廃につながるそうです。すでに国や県もさまざまな対策を打ち出しているようですが、不要な空き家を除却するだけでなく、今ある空き家を有効利用するための良いアイディアが生まれればいいなと思います。
金木犀の花が見ごろ・嗅ぎごろです。
雨の中でも、ほんのり甘い香りが漂います。