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2026年8月 アーカイブ

2026年8月31日

主人公はおいしいあの子~新設件名のお知らせ2026年8月分~

『週刊新刊全点案内』は毎月最初の号の巻頭に「新設件名標目のお知らせ」として前月に新設した件名を掲載していますが、8月は掲載対象の新設件名がありませんでした。

そこで今回は、今年前半に新設した読み物キーワードの中からいくつかご紹介したいと思います。
読み物キーワードは、児童書のフィクションと絵本を対象に、テーマや登場する事物をキーワードとして付与するというものです。お話の内容から検索できるので、子どもたちが自分で読みたい本を探すことができてとても便利です。

■こんにゃく-物語・絵本
こんにゃくができるまでを紹介した絵本などで出てきたのかと思いきや、こんにゃくが主人公の絵本で新設された読み物キーワードでした!

「アズッキーとニャック ヘビにあう」
星野イクミ(絵)・かさいまり(文)
少年写真新聞社(2026.4)

たいやきのあんこになれなかったあずきのアズッキーと、おでんになれなかったこんにゃくのニャックが出会うお話。かわいいな、ニャック...。アズッキーのための「あずき-物語・絵本」という読み物キーワードももちろんあります。

■シューマイ-物語・絵本
こちらもシューマイは主人公として登場。

「ギョウザくんとシュウマイちゃん」
はしもとえつよ(絵)・村上しいこ(作)
あかね書房(2026.6)

こちらの絵本で新設されました。本に出てくる形は「シュウマイ」ですが、読み物キーワードは「シューマイ」の形。ですが、「シュウマイ」からもたどり着けるように、シュウマイ-物語・絵本という参照形も作成されています。絵本への出現はシューマイよりもぎょうざがメジャーなようで、「ぎょうざ-物語・絵本」の読み物キーワードはもっと前に作成され、複数の絵本に付与されています。

■やまのいも-物語・絵本
14ひきのかわいいねずみが登場する、いわむらかずおさんの「14ひきのやまいも」という絵本に付与された読み物キーワードです。

「14ひきのやまいも」
いわむらかずお(さく)
童心社(1984.7)

やまいも、というのは俗称で、長芋や大和芋などの「ヤマノイモ科」の芋を総称して「やまいも」と呼んでいるそうです。読み物キーワードには、俗称ではない「やまのいも」が採用されています。14ひきがやまいも掘りに行くお話なので、やまのいもが主人公というわけではありませんが、お話に出てくる特徴的なものとして読み物キーワードが付与されています。

いかがでしたでしょうか? 思いもよらない読み物キーワードが存在しますので、いろいろ検索してちょっとマニアックな絵本に出会うのも楽しいかもしれません。

2026年8月26日

きょうのデータ部☆(8/26)

IMG_20260826.jpg

まだまだ暑い!!です。
サルスベリは今日も元気に咲いていました。

2026年8月27日

人間電池

8月の雑記のテーマは「自由研究」です。

毎年この時期になると、子どもに何の自由研究をやらせようかしら...とまだ自由研究が終わっていない子どもの保護者の慌てる声が聞こえてきます。

そんな保護者の方々を悩ませる自由研究ですが、親が理科教師の我が家では、子どもよりも親が張り切って自由研究に取り組んでいました。
自分でテーマを探すのが苦手だった私は、親の「この実験やってみようよ!」という声に導かれるまま、家でいろんな理科実験をしました。

その中でも印象に残っているのが「人間電池」。
手を食塩水で濡らし電極を握ると、電気が流れて電球が光るというもの。
家族5人で輪になって、それぞれが電極のついた金属製の食器を手に持って、さあ電球は光るでしょうか。
なかなか本に書いてあるようにはうまくいかず、人数を減らしたり、食器を変えたり、人を変えたり、試行錯誤を重ねてどうにか光らせることに成功しました。

子ども向けの実験の本はたくさん出版されていますので、学習件名に「理科実験」+「電池」などやってみたい実験のキーワードを入れて探してみてください。

2026年8月24日

ADEAC夏の公開情報2026その2

今回は、「S × UKILAM(スキラム)連携」と、その成果物を収録した教材アーカイブについてご紹介します。

S×UKILAMとは、教員などの学校関係者(S)、大学・研究機関(U)、公民館など地域の施設(K)、企業(I)、図書館(L)、文書館(A)、博物館・美術館(M)などの関係者が、属性を越えてあらゆる文化資源を子どもたちの学びに資するために協働するコミュニティ及びその一連の取り組みを指す言葉です。
教材に使いたい資料を探す先生方と、面白い資料を持っている文化機関や自治体が協力して、子どもたちがワクワクしながら学んでいける教材を作っていこうという目的の下、2021年以来さまざまな場所や形式でワークショップが行われています。
毎回違った参加者がグループを組んで案を出し合い、デジタルアーカイブの資料をはじめとする様々なコンテンツを活用して、興味深い教材が生まれています。

そうした取り組みの成果物は、公開許可を得たうえで、「教育メタデータ」を付与して教材アーカイブで公開されています。
学校の授業では、事前の許諾や手続きなしで自由にご活用いただくことができ、二次利用条件もそれぞれの教材に明示されています。
教科・科目や学年、地域、時代から掲載されている教材を絞り込むことができるので、目的に応じて適した教材を選び、活用することができます。

その他にも、特定の自治体や海外で行われたワークショップの成果物、地域資料を活用した授業実践の教材・記録動画など、デジタルアーカイブを教育のために使っていくためのヒントがたくさん公開されています。
デジタル資料を使ってこんなことが学べる、こんなつなげ方ができる、という実感を得ることもできるので、デジタルアーカイブにご興味のある方にとっては、一見の価値ありです。

以上、「S × UKILAM連携」と教材アーカイブについてご紹介しました。
教材化アーカイブは7月末の更新でこれまで以上に教材を探しやすく、使いやすくなっているので是非ご活用ください。

2026年8月25日

明日は我が身

本日は「週刊新刊全点案内」2468号の発行日です。
掲載件数は891件でした。

*こんな本がありました*

一昨日、日曜の深夜にかなり大きい地震で目が覚めました。スマホから流れる地震警報があちこちから聞こえてきて、不穏な空気に東日本大震災を思い出しました。
熊本でもまた大地震がありましたね。
前回の地震の傷がようやく癒えたかどうか、というタイミングでの再びの震災。本当にやりきれないです...。
お盆休み中には千葉でも水害がありましたし、日本は自然災害が多い国ですが、ここ数年は本当にひっきりなしにどこかで災害が起きているように思います。
被災された皆様にお見舞いを申し上げます。


「こども72時間サバイバル防災」
片山誠(著)
ライツ社(2026.8)


東日本大震災以来、防災についての本はたくさん出版されていますが、こちらの本は、地震の発生から72時間に限定して、時系列でどんな行動をすればいいのかをわかりやすく指示してくれます。
児童書ではありますが、「もしもエレベーターの中にいたら」「津波は何分で来るのか」「夜の寒さがマシになる方法」など、具体的な事例を挙げているので、大人にも役立つこと間違いなしです。
この夏休みに、ぜひ親子で読んでみていただきたい一冊です。

2026年8月28日

読み物キーワード~MARCや検索のはなし~

「お月見が出てくる絵本、うちにあったっけ?」
大学で幼児教育を専攻している娘が聞いてきました。
未就学児向けという想定で、行事にちなんだ絵本の読み聞かせをしないといけない授業があるそう。
月が出てくる絵本は何冊かありましたが、残念ながらお月見を題材にしたものは自宅にはありませんでした。

自分が持っている本の中で「お月見が出てくる絵本」を思い出すのは、記憶力でなんとかなります。
これと同じ作業を図書館の蔵書で行うときに役に立つのが読み物キーワードです。
読み物キーワードとは、児童書のフィクションと絵本を対象に、テーマや登場する事物をキーワードとして付与するというものです。
タイトル中に「つきみ」と入っている絵本を検索するのも良いのですが、お月見が出てくる絵本であってもタイトル中に「つきみ」が含まれているとは限りません。
たとえばこちらの絵本。


「おだんごダイブ」
大塚健太 (文)  小池壮太 (絵)
白泉社 (2023 .9)


内容紹介を読んでみますと、


とびこみ台に並んだおだんごたちが、あつあつのお湯にドッボーンとダイブ。ゆであがったら、みたらしの池や、きなこのおかで、おいしいおだんごに大変身! 音とリズムが気持ちいい絵本。おつきみだんごのつくり方付き。(TRC MARCより)


読み聞かせたら盛り上がりそうな内容です。
タイトルだけではお月見が出てくる絵本とは思えませんが、「月見-物語・絵本」という読み物キーワードを付与することで、「お月見が出てくる絵本を探したい」というニーズにこたえられるのです。
TOOLiで検索する場合は、「図書検索」タブから「読み物キーワード検索」をクリックしてください。
「お月見」と入力して検索すると、読み物キーワードの候補として「月見-物語・絵本」が表示されます。
「未就学児相手の読み聞かせに使いたい」ときは、対象を「0~2さい」「3~5さい」にして絞り込むのも良いでしょう。

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2026年8月21日

データ部新人紹介

7月より、TRCデータ部に新入社員1名が加わりました。
お仕事に打ち込む姿と共に、意気込みのコメントも紹介いたします。

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「データ部新人のIと申します。毎日データを入力していると、普段本を読むときには意識しない部分に注目することも多く、新たな発見がとても多いです。
たくさん学び、正確なMARCを作れるように日々精進いたします!よろしくお願いいたします。」


今後の活躍に期待しております!

2026年8月20日

怖い自由研究

8月の雑記のテーマは「自由研究」。
「自由とは...」と出口のないところに迷い込んでしまったみなさま、こんにちは。私もです。

「ぼくはそのことでほんとにレポートを書いたんだよ。どんな点をもらったか知ってる? Aプラス。もちろん、気をつけて書いたけどね。ああいうことを書くときは、書きかたがあるんだよ。気をつけなくちゃだめ」(スティーヴン・キング「ゴールデンボーイ」)

とは、(大人を見くびっているきらいのある)優等生の少年のせりふです。裕福で理解のある両親に育てられた、明朗活発な13歳。

かれは

① 興味を持ったテーマについて
② 図書館で関連の資料を読み
③ レポートにまとめる

という手順を踏んで、教師から「Aプラス」の評価をもらっています。自由研究のお手本ですね。

ただし、かれが興味を持ったテーマは第二次世界大戦時のナチスの戦争犯罪でした。

物語は、

① 興味を持ったテーマについて
② そのことを体験した地域の老人に話を聞き
③ とりつかれる

という方向に進みます。

「地域の老人」は逃亡中の旧ナチ軍人。作品は1970年代半ばという設定で、老人はいまだに追跡者から逃れるため身分を偽って暮らしています。その老人を偶然見つけ、「興味があるから話を聞きたい」という理由のみで入り込んでゆく少年。
老人が語る過去の暴力を介して、少年自身が、そして少年と老人との関係も変化していく様子がサスペンスフルです。

いみじくも「気をつけなくちゃだめ」の言葉通り、テーマは自由でも、調査方法とアウトプットには自制心と定型が必要なようです。

2026年8月19日

きょうのデータ部☆(8/19)

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外は蝉しぐれがすごいです。

2026年8月18日

小さな一歩から

本日は「週刊新刊全点案内」2467号の発行日です。
掲載件数は1106件でした。


*こんな本がありました*
「あきれるほど小さい習慣」
古川武士(著)
ダイヤモンド社(2026.8)


〈大きな変化は「あきれるほど小さい一歩」から生まれる〉。
本書は、飽き性でも怠惰でも、無理なく簡単に習慣を身につけるためのステップを、習慣化のプロである著者が一段ずつ丁寧に説いた一冊です。
はじめから大きな成果を狙うのではなく、ほんの小さな歩みから始める。意志の力を信じるのではなく、コツをつかんで長く続ける。途中で立ち止まってしまっても再開できる、習慣を「育てる」、自分との対話を大事にするetc.
肩の力を抜いて継続するための勘所を押さえることで、自分を変えることができるかもしれません。


三日どころか二日も続けられないことが多すぎて恥の多い生涯を...という具合でしたが、この機会に小さな一歩からなにか始めてみようかと思います。

2026年8月17日

ADEAC夏の公開情報2026その1

8月は夏休みの自由研究や、戦争の記録を振り返って、郷土の歴史に目を向ける機会が多いと思います。
そんな時に頼りになるのが、各地域の自治体や文化機関が構築したデジタルアーカイブです。
今回は4月以降に新規公開された機関や、新しい画面の追加やリニューアルが行われた機関をご紹介します。

◇『富津市/ふっつデジタルミュージアム』(4月24日新規公開)
千葉県中西部の東京湾に面した富津市は、自然豊かで歴史ある地域です。
このアーカイブでは、そんな富津市の名所・旧跡・名物を地図から辿ることや、いろはかるたを通じて学ぶことができます。
また、明治以降の市の発展・変遷について、約400枚の写真からご覧いただけます。
写真は時代別・テーマ別に探せるので、自分が興味ある部分を深掘り出来ます。

今後も様々なコンテンツの追加が予定されているので、ぜひお楽しみに!

◇『川西市/川西市デジタルアーカイブ』(5月1日新規公開)
兵庫県の南東部に位置する川西市の歴史を伝えるデジタルアーカイブです。
川西市が誕生した1954年以降に焦点を絞っていて、市で起きた出来事を年代・テーマから絞り込める年表コンテンツや、1975年以降の行政史、川西市の魅力を伝える映像コンテンツなどをご覧いただけます。

ほかにも、市の歴史を伝える写真200枚以上をテーマから探して閲覧できます。市政活動や産業、まちづくりなど、様々な観点から川西市の魅力を知り、行政史の関連ページへのリンクからより深い理解につなげることもできます。

◇『豊橋市/とよはしアーカイブ』(5月1日リニューアル公開)
もともとはトップページから資料を所蔵する4機関それぞれのページに入り込んでいく構成でしたが、今回のリニューアルで時代・カテゴリ・テーマ・地図といった切り口から全機関の資料を横断的に探せる機能が追加されました。
また、1つ1つの資料が検索にヒットしやすくなるよう、キーワードや各種情報が追加で入力され、これまで以上に資料が探しやすくなっています。
利用者からいただいた意見のフィードバックを行って使いやすさ・探しやすさが大きく変わった事例です。

◇『美馬市立図書館/美馬の記憶 デジタルアーカイブ』(5月13日コンテンツ追加)
徳島県美馬市の郷土の歴史を伝えるデジタルアーカイブです。

5月13日に追加された「未来に残したい美馬市の風景」というコンテンツでは、「美馬市フォトコンテスト」への応募作品360点を掲載して、地図から探せるようにしています。
現在の美馬市の美しい風景写真を多数ご覧いただけるほか、多くの参加者の視点を共有してもらえることで、これまで知らなかった郷土の魅力に気づくきっかけにもなります。

他にも様々なコンテンツが公開されていて、例えば7月13日に更新された「美馬市の昔の写真」では、市民から募集された明治以降の古写真を地図からご覧いただくことが可能です。
これらのコンテンツを見比べることで、現在と過去の美馬市の様子を比較したり、郷土に関する思わぬ発見につながるかもしれません。

次週は多様な資料を活用した教材アーカイブであるS×UKILAM(スキラム)連携についてご紹介します。

2026年8月 7日

姓か、名か、それが問題だ ~典拠のはなし~

個人名典拠ファイルを作成するにあたり、姓と名から構成されている場合、どこが姓か名かを知る必要があります。

というのも、「日本目録規則」で姓名の形をもつ名称は
姓を記録し、分かち記号で区切って、名を記録
と定められているからです。

例)長田/弘 オサダ,ヒロシ

これが地味に難しいのです。
悩みポイントをいくつかご紹介します。


「姓と名の区切りはどこ?」
著者名が、森保太郎(もりやすたろう)と書かれていた場合、可能性としては二通りが考えられます。

森保/太郎 モリヤス,タロウ
森/保太郎 モリ,ヤスタロウ

このような場合はコピーライトなど、欧文でわかち書きされている箇所を探し、姓と名の区切りを判断します。

図書の表記:森保太郎 コピーライト:Yasutaro Mori
優先名称:森/保太郎 モリ,ヤスタロウ


「姓はどこ?」
エイミー・クロウス・ローゼンサールが著者名の場合、名称それぞれの要素を判断する必要があります。日本人名は姓と名の要素がひとつずつで構成されることがほとんどですが、外国の場合は複数で構成されていることが少なくありません。

Yehuda Ben‐Yishay
ジャン=ミシェル・シャリエ
LAI Thanh Hoa
A.K.ローゼンタール

複数の姓や名をつなぐ記号、姓を強調した表記、名をイニシャルにした形などを手掛かりにすると判別しやすくなりますが、確実とは言えません。典拠ファイルを作成する前に必ず確認するのが、「VIAF(バーチャル国際典拠ファイル)」。各参加機関が作成した優先名称を見ることができます。

図書の表記:エイミー・クロウス・ローゼンサール
VIAF:Rosenthal, Amy Krouse
優先名称:Rosenthal,Amy Krouse ローゼンサール,エイミー・クロウス
(※欧米などの場合、多くが名→姓の語順で表記されるため、優先名称は姓→名の語順に倒置して作成します)


「そもそも姓名の形なの?」
姓や名とは関係のない筆名(活動名)という場合もあります。また、世界には姓の概念がなく個人の名のみを用いる国があります。
姓名の形でない名称は、分かち記号を入れず、書かれた語順のまま優先名称となります。使用言語や活動地に気をつけ、VIAFでの確認もしっかりと行います。

・筆名(活動名)の例
優先名称:そわんわん ソワンワン
優先名称:Lady Gaga レディー・ガガ

・姓を用いない国の例
優先名称:Seni Saowaphong セーニー・サウワポン ※タイ人名
優先名称:Gísli Pálsson ギスリ・パルソン ※アイスランド人名


人名辞典やVIAFなどの参考資料で確認ができればよいのですが、掲載のない場合は判断に悩みます。
姓、複合姓、連結姓、旧姓、父称、ファーストネーム、ミドルネーム、雅号、称号...
姓のない国?国際結婚?
もしかして筆名?


図書の著者標目となる典拠ファイル。姓か名かの判断によって、図書館の背ラベルや配架に影響する重要な部分ですので、慎重に確実に、典拠ファイルを作成しています。


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明日8/8(土)よりデータ部は夏季休業に入るため、ブログの更新をお休みさせていただきます。再開は8/17(月)の予定です。よろしくお願いいたします。

2026年8月 5日

きょうのデータ部☆(8/5)

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会社の隣の公園です。
どんなに暑くてもサルスベリは元気な気がします。

2026年8月 4日

尽きない物語

8/4は週刊新刊全点案内2466号の発行日です。
掲載件数は1018件でした。

ニュースで東野圭吾さんの訃報を見て、思わず二度見してしまいました。たくさんの名作を生み出してきた作家だからこそ、その知らせに驚いた方も多いと思います。
今週号の週刊新刊全点案内には東野圭吾さんのガリレオシリーズの新作が掲載されています。

「永遠の記憶」
東野/圭吾(著)
文藝春秋
(2026.8)

高校生の頃、東野圭吾さんの作品を読み漁りました。読み終えて本屋に行くと、まだまだ知らない作品がある...。一体この人はどれだけ本を書いているんだ?と慄いたものです。
ニュース記事には、東野圭吾さんの作品は106冊(共著を除く)とありました。
TRC MARCでは単著は300件以上、共著やアンソロジー執筆を含めると400件近いMARCを作成していました。
(TRC MARCは単行本/文庫本や版表示・シリーズの違いなどでそれぞれMARCを作成するため、MARCの件数=作品数ではありません)

実家の本棚に東野圭吾さんの本がたくさん眠っているはずなので、夏休みの帰省で久しぶりに読み返そうかなと思います。

2026年8月 6日

「自由って大変」からの学習件名のススメ

こんにちは。
8月の雑記のテーマは、子供たちは夏休みということで「自由研究」です。

大人になってみれば、大手を振って「自由研究」ができるなんて、素晴らしいことですよね。

ですが、大部分の子供(そして、自主的に嬉々として研究するごく少数のお子さん以外の保護者にも)なかなか荷が重いものです。「自由」であるということは、決めなければいけないことが多い、責任をもって完遂しなければいけない、そして最終的には客観的な評価を想像して落としどころを考えなければいけない。「~しなくてはいけない×3」となかなか大変。

このブログをご覧の方にも該当する保護者の方がいらっしゃるのではないでしょうか?
最後の方にお役に立ちそうなことを書いていますのでぜひお読みください。

さて、ご多分にもれず「自由研究」に苦しんだ我が家では、毎年無理やりいろいろなテーマをひねり出しました。

過去1年で経験したもの、趣味(プラモデル...)のジャンルで気になっていることなど、話しながら、これはどう?といくつかの候補を出して自治体のWeb Opacを検索。なにしろ取り掛かりが遅いのでメジャーなテーマは結構貸し出し中になっていたりします。今時は情報を図書からだけとってくるとも限りませんが、資料にアクセス可能かどうかは大きな問題です。

最終的には、本が貸し出されていなくて、仮に間違っていても先生にもわからないような(そして写真や地図で見栄えが多少するような)マイナーなテーマを選んでみたものでした。私の印象に残っているテーマは、南米に生息するラクダ科4種類の違い。もこもこ可愛く高級毛糸の材料としてもお馴染みアルパカ。荷物を運ぶ家畜のリャマ。ビクーニャ、グアナコはほっそりして毛も短めの野生種。写真も地図も入り、長年の疑問も解消してすっきりまとまりました。

こうした自由研究のテーマ探し&調査について、私がデータ部=MARCの知識があるがゆえに得をした部分があります。

子供がマイナーなテーマを調査する場合、一般件名での検索はあまり機能しません。検索してみてもヒットするのはおおかた大人向けの本である上、そもそもヒットする件数が少ないです。

こんな時に使うのはTRC独自の「学習件名」です。

たとえば、先ほどの南米のラクダ科4種類について検索してみると「ラマ」「アルパカ」「ビクーニャ」については学習件名があり、しかもラマについては「リャマ」や「アメリカラクダ」と検索しても参照形でヒットする充実ぶり。

TRCのある文京区の図書館で検索すると「ラマ」「アルパカ」「ビクーニャ」のOR検索で26件ヒットします。対して一般件名だとOR検索しても「アルパカ」3件のみがヒットします。26件と3件では大違いです。

全ての学習件名は分類チームのメンバーが、図書が部分的に扱っている題材を、図書のページをめくりながら地道に1件ずつ付与しています。図書館の利用者が、あっちの棚、こっちの棚と本を探して、「のってるかも?」とめくって「のってなさそう...」と落胆する、その手間をTRCの分類チームが先回りして肩代わりしているイメージです。

自由研究のテーマ探しで困っている方、あるいは困っている方を支援する方は学習件名を役立てていただければ幸いです。

2026年8月 3日

不思議な海中生物~新設件名のお知らせ2026年7月分~

明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

7月の新設は2件でした。そのうちの1つが「花虫類」です。

花虫類とは刺胞動物の一綱で、サンゴやイソギンチャクがこれに属します。
浜辺から深海まで様々な種が存在しており、研究があまり進んでいない部分も多いようです。
私は刺胞動物についてもクラゲくらいしか知らなかったんですが、サンゴやイソギンチャクってそれらの仲間なんですね。
言われてみれば似てる部分もある気がするけど、生物の多様さには本当に驚かされます。
新設のきっかけになった本はこちら。

みんなの知らない花虫図鑑
櫛田優花,喜瀬浩輝,ジェイムズ・ライマー,古井戸樹,野中正法(共著)
海文堂出版
(2026.7)

花虫類の中でもマイナーな分類群に注目した図鑑だそうです。
表紙の写真だけでも多種多様な種がいるのがわかって、好奇心がくすぐられます

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