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2007年5月 アーカイブ

2007年5月31日

ついに完成!

本が旅立つとMARCも完成。データ部メンバーのキビシイ目を幾度もかいくぐり、やっと図書館でみなさんが目にする形にまでたどりつきました。
完成したMARCについては、TRCが図書館向けに提供しているオンラインサービス「TOOLi」で日々確認していただけるほか、1週間ぶんをまとめた「週刊新刊全点案内」(毎週火曜日発行)として冊子体でもご覧いただけます。
発売前の商品見本がデータ部に到着してから4日。今日あたり、新刊書として本屋さんの店頭に並んでいるはずです。
チェック中に気になったあの本を探しに、帰りに寄ってみようかな…

TOOLiではこんな風にご覧いただけます
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2007年5月30日

図書館ごちそうさま

夫が、職場の方から「ウド」をいただいて来ました。
採ったばかりという感じで、いかにも新鮮。
珍しいいただきものに大喜びしたまではよかったですが
「はたして、どうやって食べるのだろう…」

そう、ウドなんて、自分で料理をしたことがありません。
できればヴィジュアルでの解説がほしい。

近所の図書館に行き、それらしい本を手当たり次第に見ました。
その中で印象的だったのがこの本です。

母と子の野草料理」 美術出版社 1994.3

調理中の写真もあり、イメージが捉えやすかったです。
お子さんが料理している写真がほほえましい。
(それがイマドキ珍しい素朴なお嬢さん!)
紹介されているレシピも気取りがなく
「山ウドとタケノコのカレー」「ツクシのマヨネーズあえ」
「アケビのひき肉詰め」(あれ、皮も食べられるんだ…)などなど。

10年以上前の本なので、入手は難しいかもしれません。
興味をもった方はお近くの図書館で探してみてくださいね。

結局、カレーに入れるのはやめて
一部を生でドレッシングをちらっとかけて味わい
あとは、キンピラふう炒めものに。
われながら、なかなかおいしく出来ました。
おかげさまで山菜の香り高さを満喫しました。
反省点もあるので次は自分で購入して再チャレンジしてみよう。

いやー、図書館て、本当に便利ですね!

(料理のウデをこんなところでバクロしてしまったか…お母さんゴメンなさい)


2007年5月29日

AV MARC概論こぼれ話

今日は「月刊新着AV案内no.14(6月号)」の発行日。
掲載点数は1786件。内訳はDVD:588点、ビデオ:24点、CD:1141点、カセットテープ33点です。

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実はですね、
ここに掲載されてるものが全部MARCかというと、AVの場合そうではないのです。

録音資料のページに載っているのはメーカーによる流通用のデータ。発売されたばかりの新譜を掲載しています(6月号の場合、4/20~5/24発売のもの)。これが「~新着~」であるゆえんです。
映像資料のページに載っているのはMARC。著作権の確認が済んだもののみMARCを作成して掲載しています。
TRC AV MARC概論 Vol.2を見る

キノコを楽しむ

本日、週刊新刊全点案内1522号を発行しました。
掲載件数は1381件です。


*こんな本がありました*
1522号から、理科系の参考図書2冊をご紹介します。

都会のキノコ図鑑
大舘 一夫監修 / 長谷川 明監修 / 都会のキノコ図鑑刊行委員会著
八坂書房 (2007.5)
通常24時間以内に発送します。

キノコの図鑑は珍しくないかもしれませんが、「都会の」と冠してあるキノコ図鑑は珍しいかもしれません。
都会に住む人が、半日程度で出かけられる市街地や郊外にある公園を中心に、そこでよく見かけるキノコ267種を取り上げた、とのこと。
これもあれもキノコ?と驚いてしまうような多種多様な姿。キノコの世界の奥深さが垣間見られます。
が、くれぐれも毒キノコにはご注意を!


炭・木竹酢液の用語事典
谷田貝 光克監修 / 木質炭化学会編
創森社 (2007.5)
通常24時間以内に発送します。

一方こちらは炭とその副産物である木・竹酢液の用語事典。
この手のものも珍しいかもしれません。取り上げられた用語は1600語以上とか。
炭の種類から、炭焼きの歴史、特性・作用まで、かなりボリュームのある1冊です。

余談ですが、きのう(5/28)更新分のAV MARCの記事、図書、CD、DVDそれぞれのMARCの比較ができて面白いですよ。長~いですが。「続きを読む」をLet's click!!


2007年5月28日

これがAV MARCだ!

~TRC AV MARC概論 Vol.3~

百聞は一見に如かず。いきなりですが実際のMARCを見ちゃいましょう。
作品は昨年話題になった『フラガール』。ノベライズの図書MARC、サウンドトラック(以下サントラ)の録音MARC、映画の映像MARCがありました。
なんとちょうど良いのでしょう~。いざ!比較!

続きを読む "これがAV MARCだ!" »

2007年5月25日

つれづれなるままに

ここしばらく日傘が手放せないような晴天続きだったのに、きょうは雨降りです。
さわやかな季節から、じめじめした梅雨へと向かっているのでしょうね。

3ヶ月にわたって連載していた「MARCができるまで」もそろそろゴール。
MARC作成の工程をこれでもかと細かく紹介したこの企画。TRCデータ部のマニアックぶり、もとい、こだわりの作業ぶりが伝わりましたでしょうか。
データ部ってこんな風に仕事をしてるんだ、と想像していただけたらうれしいです。


さてさて、5月の個人的ニュース。
端午の節句の日、やっと産まれた甥っ子(男の子でした!)の初節句のお祝いに行ってまいりました。
さすがに新生児、ちっちゃいです。うっかり落っことしちゃったらどうしようとドキドキしつつ、抱っこさせてもらいました。
おおお、泣いてる。かと思えば笑ってる。まさに百面相。
ずーーっと眺めていても飽きることはありませんでした。
かわいかったなあ。

写真は色づき始めたあじさい。TRCの玄関斜め前に咲いてます。
これから通勤途中の目を楽しませてくれるにちがいありません。

って、花にピントがあってないや…。

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2007年5月24日

さらばデータ部

過酷な校正攻撃に耐え抜いた本は、いよいよデータ部から旅立ちます。思えば長いお付き合い…ってすいません、たったの4日でした。
到着した時と同じように箱詰めされて、出発です。
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お名残惜しや…
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2007年5月23日

しつこいようですが…

先週は、手変え品変えの校正攻撃のお話でした。

どうしてこんなに何度も校正を繰り返すかというと、本の返却期限が迫っているから。第1回でも触れましたが、MARC作成に使用している本は、取次から借りている商品見本です。借りたものは返さねばならないのが世の道理。そこで、実物が手元にあるうちに確認できることはすべて確認しようと、目を皿のようにして校正作業に励んでいるのです。
自館の蔵書として、いつでも実物を見られる図書館とは、こんなところが大きく違いますね。

2007年5月22日

定年後の本ではありません

本日、「週刊新刊全点案内」1521号を発行しました。
掲載件数は1080件です。
先週号より、掲載件数はぐっと減りました。
冊数に追われなくなりつつあるこの時期は、メンバーたちが自らのスキルをUPさせるチャンス。いま、部内ではさかんに様々な研修や勉強会が行われています。

*こんな本がありました*

セカンドライフ公式ガイド
マイケル・リマズイスキー著 / ワグナー・ジェイムス・アウ著 / マーク・ウォレス著 / キャサリン・ウィンターズ著 / コリー・オンドレイカ著 / ベンジャミン・バーストーン‐カニングハム著 / 世界のセカンドライフ住人たち著 / 中川 蘭丸訳 / デジタルハリウッド大学大学院セカンドライフ研究室監訳
インプレスR&D (2007.6)
通常24時間以内に発送します。

米国リンデンラボ社が運営する仮想世界「セカンドライフ」は、日本語版公開にあたって、TVなどの各種メディアでも紹介されており、いますごく話題になっています。
セカンドライフの関連本も、今年になってから何冊か刊行されはじめていますが、はやばやと「公式」ガイドブックが登場です。
英語版の邦訳を基本に、日本人利用者に関する情報などを追加しています。
ところで、責任表示(著者)のひとつは「世界のセカンドライフ住人たち」なんですね。

セカンドライフというのは、オンラインゲームと称されたりもしますが、ビジネス的要素もあります。特徴として、「ユーザーが自由に世界を作り上げている」「仮想世界内通貨と現実世界の通貨が相互換金できる」「現実世界の企業(しかも大企業)がビジネス進出している」などなど、いままでの概念には当てはまらないまったく新しいツールであることは間違いないようです。

最初にその存在を知ったときにはとても驚きました。
図書館も「セカンドライフ」内ですでに作られているんでしょうか…?

今後も、次々と「セカンドライフ」関連の本が刊行される予定です。


2007年5月21日

見本のおはなし

~TRC AV MARC概論 Vol.2~


出だしは、まず図書とAVの数のお話から。
先週、AVではCD・カセット・DVD・ビデオのMARCを作っているとお話しました。さらっと言いましたが、4種類です。図書は本1種類(厳密には紙芝居なんかもありますが)ですから、種類だけは4倍です(えっへん)。でもMARCの作成件数は大違い。新刊目録の部署で日に300件を超えると忙しい、と言っていましたが、AVではそれは週の件数。社員・パートさんを含めた人数比も、約9:1と大幅に違います。
だがしかし、「図書=大勢で大量生産」「AV=少人数でちょっとだけ」かというと、そう単純にも言えません。時間がかかったり、苦労するポイントがずいぶんと違うのです。(←詳しくは後日)


今日の本題、見本のお話。
新刊目録の部署では発売日前に取次に納められる見本を使ってMARCを作ります。書店にも並ぶ前、一般の人の目にはまだ触れていない段階の見本です。
AVでは違います。さらに録音資料と映像資料で違います。

まず、録音資料からご説明するとしましょう。
録音資料(カセットとCDです)のMARCは受注生産です。図書では、売れる売れないは関係ありません。せっかくMARCを作ってもその図書の買い手がなかった、ということも(哀しいけど)有り得なくはないのです。
録音資料は、どこかの図書館に「この商品を買います」と言われて初めてMARC作成の対象になります。注文を受けるとTRCは商品を集めます。その商品を使ってMARCを作成しているのです。

映像資料(ビデオとDVDです)はまた違います。映像資料を図書館に置く際のポイントは著作権。映像資料は商品によって利用できる範囲が違うのです。貸し出ししてよいか、上映会をしてよいか、一件一件メーカーに確認しなくてはなりません。この確認が済んだ商品のみ、メーカーから見本をもらい、それを使ってMARC作成をしているのです。


どうです? 図書とAV、見本の流れがずいぶん違うでしょう。

2007年5月18日

瀑 、瀑 、瀑 !

日々、何か面白そうな本がないかどうか、情報交換を欠かさないデータ部メンバー。

とても大きい本があったよ! と、新刊目録部署のメンバーから報告がありました。
大きすぎて、メジャーによる本の計測が座ったままではやりにくく、つい立ちあがって測ったらしい。(ちなみに43cm)
しかも、すっごく重かった!とのこと。
あまりにも大きい本や重い本は、内容を確かめるのも、運ぶのも大変だしちょっと気を使います。
読み聞かせ用など、40cm以上の大型絵本はよくみかけますが、一般書で大きい本はそう頻繁には出てきません。

これだけ重いなら、MARCに重さの情報も入れるべきか? と、つい重さを量りたくなってしまった本はコチラ。

世界百名瀑 1
白川 義員著
小学館 (2007.5)
通常24時間以内に発送します。

そう、滝の写真集です。それも世界の名瀑 。

大きいだけあって、撮られた滝はどれもページから溢れんばかりの迫力があります。
まさに、「ドンッて水がおっこっている感じ」だったそう。

あいにく、上記の本を私は目にする機会がなかったのですが・・・見たい!!見たかった!!
実は私は滝が好き。田舎の祖父母の家の近くは限られた地元の人しか知らないような滝があって、帰省時にはそこに行き、「プライベート滝」と勝手に呼んで、一人で滝にかかる虹をずっと眺めていたものです。他にも何回か日本の名滝を目当てに旅をしたり。

しかし、この本の滝は世界級。規模が、レベルが違う(当たり前だ…)。いいなあ、素敵だろうなあ。

百貨店などで写真展も開催されるようです。

写真展の情報によると、
百名瀑の選出には、まず世界で最も尊敬を集める6人の名瀑研究者が180名瀑を決定。そのすべてを撮影するという前人未到のプロジェクトを完成、百名瀑に絞り込む作業を行ったそうです。

・・・うーん、やはり、すごい!

来週発行の新刊案内1521号掲載の図書です。

書店に並んだら、現物をチェックしたいと思います。
さすがに、かなりお値段もしますが、図書館にあったらちょっと嬉しい本のひとつです。

2007年5月17日

攻撃継続中

~ 校正術いろいろ その2 ~

「タイトル」「シリーズ」「出版者」など、関連項目を絞ってチェックする校正は12種類。各担当者が長~いリスト(どのくらい長いかは前日の冊数によります)に目をこらします。眼精疲労、そして時に猛烈に襲ってくる眠気との闘いです。
データ部で本の実物を見られるのはほんの数日。限られた時間の中で、なるべく多くの人が違う角度から確認できるように編み出された技、それがこの多種多様なリスト類なのです。

これは「シリーズ」に関連する情報をチェックするリストです。
タイトル・シリーズ・シリーズ番号・大きさ・利用対象などの項目があります。
大きさが違っていませんか? シリーズ番号が抜けていませんか?
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こちらは、「週刊新刊全点案内」編集用。
誤字・脱字はありませんか?
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2007年5月16日

怒涛の校正攻撃

~ 校正術いろいろ その1 ~

本がTRCに届いてから3日目。
ひとまず完成したMARCが、あらゆる角度からの校正攻撃にさらされる日です。

まずは、1冊1冊を点呼して、行方不明がないかを確認(あったら大問題ですけど)。
(タイトルを読み上げる人と本棚から探す人、二人一組で点呼中の図)
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みんな揃って整列したら、怒涛の攻撃開始です。
前日までの校正は、1冊のMARCの全情報をひとつずつ本と照らし合わせて確認する作業でした。
今日の校正は、1冊のMARCから一部の情報を取り出して、他のMARCと比べるという作業です。
前日に「ひとまず完成」の段階まで終了したMARCを対象に、数パターンの校正をおこないます。例えば、「タイトルとその読み仮名」の担当は、前日の処理冊数分のタイトルと読み仮名だけを校正します。

1冊を集中的に見る校正と、数百冊の全体に目を通す校正。2種類を使い分けることで、正確でムラのないMARCをめざします。

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いわゆる「カード」形式になったリストです。
タイトル・責任表示・注記などの重要項目を集中的にチェック。260万件超を誇るTRC MARCのデータベースもフル活用して、以前に刊行された本とも比べていきます。

2007年5月15日

おいしそうですが…

本日、「週刊新刊全点案内」1520号を発行しました。
掲載件数は1739件です。
連休の変則スケジュールのため
いつもは5日分のところ7日分の新刊をご紹介しています。
春の嵐は過ぎ、入荷冊数は落ち着いてきました。

実は5月から、データ部内数人の異動がありました。
新しい仕事にチャレンジする人、それを迎える仲間たち
お互いにフレッシュな気分です。

*こんな本がありました*

フェルトで作るスイーツ

ブティック社 (2007.6)
通常24時間以内に発送します。


遊びゴコロいっぱい、フェルトで作った色とりどりのお菓子。
ふんわり生クリーム、ぷりぷりフルーツ、
クッキーはさっくりと。(かじっちゃダメ)
色合わせがとてもよいのか、質感もうまく出ています。
思わず顔がほころびました。
もちろん作り方つきです。

新刊全点案内を見ていたら、同じページにこれも。

羊毛フェルトのスイーツ
福田 りお著
日本ヴォーグ社 (2007.5)
通常24時間以内に発送します。

ムム、見逃していました…こちらも要チェックです。

2007年5月14日

AVってなに?

~TRC AV MARC概論 Vol.1~

AV、エーブイ、えーぶい ・・・
自分の会社での所属を社外の人に説明するとき、頭にちらっとこうよぎります。
「アヤシイ仕事をしていると思われないだろうか」
まず最初に声を大にして言いたい(バンバンッ!)。TRCでは全然アヤシクありません。これはAudio Visualの略で、録音・映像資料のこと。そのMARCを作成しているのがデータ部AVなのです。


さて、あなたは図書館でCDやDVDを借りたことはありますか?
ところによっては視聴覚コーナーがある図書館もあるでしょう。観たいビデオや聴きたいCDをカウンターで申し込んで、ヘッドフォンをつけて、個々に区切られたブースでちょっとゴージャスめの椅子に座り、静かにゆったり視聴、といった感じの。ちなみにカタロガー&ママ、2足ワラジの私にとって、この「静かにゆったり」というのは最高に贅沢です。想像しただけでウットリ・・・・・・。
閑話休題。CDもDVDも図書館に置いてある資料である以上、なにかを使って管理しなくてはなりません。そう、MARCです。MARCがあれば、棚を総ざらいして見なくても、貸し出し中か心配しなくても、希望の作品が探せるのです。


録音・映像資料について、もうちょっと詳しく。 
その名の通り、「録音」=聴くもの、「映像」=観るもの。現在、録音資料としてCD・カセット、映像資料としてDVD・ビデオのMARCを作っています。かつてはレーザーディスクなども扱っていましたが、媒体の変化が激しいのもAVの特徴。今やレーザーディスクはほぼ製造停止、ビデオテープも扱うメーカーが減ってきているようです。カセットテープなんか世間的にはもはや懐かしい感もありますが(もしかしたらジュニアやヤングは見たこともないかも?)、たくさんの人が利用する図書館では地道に活躍しています。


どうでしょう?
AVってなんのことか、うっすらでも思い浮かぶようご説明できたでしょうか?

(AV 山老)(諸事情により代理アップ 典拠 望月)

2007年5月11日

祝・完成!

チェックが終了して赤字を修正したら、MARCはひとまず完成です。
入力開始からここまでで1日。本がTRCに届いてから2日がたちました。(お忘れでしょうが、昨日届いたばかりです。実はまだ。)

しかし、あくまでも「ひとまず」の完成。
まだまだ校正は続きます…。

というわけで、また来週。

2007年5月10日

アカ入ります

お久しぶりです。
「MARCができるまで」、再開です。
2週間前に、入力作業の次の工程「MARCの校正(=チェック)」まで話は進んでいたのでした。

~ チェック その3 ~

校正作業で赤字訂正が入るのは、うっかりミスだけではありません。
例えば、タイトルひとつとってみても、人によって意見がわかれてしまうことはよくあります。

どこからどこまでがタイトルなの?
以前に似たようなタイトルの本があったけど、続きものなのかしら?

こんな時に、ビシッと統一見解を示すのもチェック担当の役目。

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こんな風に修正が入ります

2007年5月 9日

暑苦しいほどの

今日はとてもいいお天気。
全国では30度を越す真夏日になるところもあるのだとか。

お昼休みにビルを一歩出ると、真っ青な空を反射して眩しく光るアスファルト。うっかり信号無視してしまう言い訳になりそうなほどです。

目指す場所は占春園。江戸時代には守山藩邸の庭園だったところで、現在は自然観察園になっています。
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階段の先が庭園、奥に光っているのは池の水面です。
一本だけの桜の大木や、ちょっと前に盛りだった山吹、ぽつぽつと咲く著莪(シャガ)など、お花見の穴場でもあります。

ここ以外にも、会社の周辺はこのように(航空写真をご覧ください)学校に公園、小石川植物園・・・と緑がたくさん。「緑燃ゆ」という言葉がありますが、まさに!暑苦しいほどの緑の鮮やかさです。

のんびりとした1時間は瞬く間に過ぎ、午後の業務は緑ならぬ黄土色のダンボールの山の麓で・・・。

2007年5月 8日

ムシのいどころ

今日は火曜日。
本来なら、「週刊新刊全点案内」発行のお知らせエントリーのはずですが、今週はGWで変則スケジュールになったために休刊させていただいております。
来週、お休み中のぶんも含めた「ぶ厚いバージョン」をお届けしますので、お楽しみに。

でも、その前に…
ちょっと前倒しでご紹介。
ただいま作業中の1520号掲載予定の本の中で、愉快なヤツらを発見しました。

戦国時代のハラノムシ
長野 仁編 / 東 昇編
国書刊行会 (2007.4)
通常24時間以内に発送します。
「針聞書」という昔の医学書から、人の体内にひそんで病気をひき起こすと考えられていた奇妙奇天烈な虫たちを紹介しています。

そういえば、「ムシのいどころが悪い」「ムシが好かない」などなど、理由ははっきりしないけどなんとなくイヤ…という気分には「虫」という言葉がよく使われるなあ。ヤツらの機嫌の良し悪しだったのか、もしかして。

ちなみに、原本を所蔵している九州国立博物館のミュージアムグッズとして、ぬいぐるみなどにもなっちゃってました。 ↓ 
http://www.auc-cop.co.jp/kyuhaku-ms/index.html

2007年5月 7日

こんなものもあるのです

~TRC AV MARC概論 VOL.0~

なにやら急に暖かくなりましたね。
入学した人、入社した人、新しいことを始めた人、そろそろ新しい環境にもなれ、いろいろ楽しめるようになってきた頃ではないでしょうか。
日差しもキラキラ、緑も鮮やかになって、単純な私はつられて気分も爽快!です。

さて、シリーズ「人名典拠ファイル」の後をついで、5月からは新連載が始まります。
お題は「TRC AV MARC概論」。 
AV・・・? MARCの名前にそんなのついてたっけ? と思われた方もいるのでは? 
実は(別に秘密じゃないです)、TRCで作っているMARCには2つあるのです。1つは図書を対象に作っている「TRC MARC」、もう1つは録音・映像資料を対象に作っている「TRC AV MARC」。

AV MARCはデータ部紹介でご紹介した「AV」という部署で作っています。さて、たった2文字「AV」とつくだけで、一体なにがどう違うのでしょうか?!
同じTRCで作っているMARCですから、勿論共通する部分も多いけど、なにしろ対象が大分違います。片や読むもの、片や聴く・見るもの。関係はイトコ位? いや兄弟か?

ていねいにわかりやすくを心がけ、これから毎週月曜日に、いろいろご紹介していきます。

2007年5月 2日

新たな気持ちで

TRCデータ部では、先週末フロア内でかなり大掛かりな引越しがありました。
その関係で、昨日は朝からみんなでお片付け。
パソコンをつなぎ、梱包を解いて辞書やファイルを棚に並べ、引越しソバをすすって一休み…なわけはなくて、あっという間に本とにらめっこの通常業務に復帰。
この変わり身(誤り。「切り替え」ですね)の速さ、さすがです。

そして今朝。
間違えて以前の席に足が向いてしまったり、
自分の席からの視界が違って車酔いみたいな気分になったり、
見たい資料がどの棚に移動したのか不明でウロウロしたり…
いろいろあって、まだ慌しい雰囲気が漂っています。
本格的な新体制はゴールデンウィーク明けからとなりそうです。

さて、このブログも明日から4連休。
来週からは、新しい席になって気分も一新のメンバーが、
また楽しく記事をお届けしていこうと思っています。
「MARCができるまで」の続きのほか、
視聴覚資料のMARCについての新連載も予定しています。
どうぞお楽しみに!


2007年5月 1日

長い書名の話

本日、「週刊新刊全点案内」1519号を発行しました。
掲載件数は1829件です。
風薫る5月は、こんな表紙になりました。

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*こんな本がありました*

今週の新刊で、目立っていたのはこちら。

結構、長いタイトルです。数えてみました。記号を含めて72文字です。著者の方は「言葉のアーティスト」さんなのだそうで、この長い書名も、作品のひとつのようです。本の中には、こんなちょっと笑えるフレーズが盛りだくさんでした。書名からではどんな本なのか見当がつかないところがいいですね。書店にあったら中身が気になって、思わず手にとってしまうかも。

長い書名といえば、先週発行した「週刊新刊全点案内」1518号には、こんな本もありました。

TRC MARCの中でも最長クラスと思われます。でも、これでも短くなったのです。平成16年度版の書名は、これよりさらに21字も長い

「歳入決算明細書 各省各庁歳出決算報告書 一般会計継続費決算報告書 一般会計国の債務に関する計算書 旧臨時軍事費特別会計歳入歳出整理額計算書 農業近代化助成資金の増減及び現在額計算書 決算調整資金の増減及び現在額計算書 貨幣回収準備資金の増減及び現在額計算書」 

でした。…さて、どこが違うでしょう?

こういったMARCには、ちょっとマニアックな使い道もあったりします。MARCを出力する各種システムを検証する際のテストデータにすると、長い書名はこんな風に出るのだな、というのが確認できて便利だったりするのです。

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