新年の足音
本日は「週刊新刊全点案内」2330号の発行日です。
掲載件数は1014件でした。
*こんな本がありました*
「いちばんくわしい基本のおせち料理」
ついこの前まで半袖を着ていたはずが、気づけばもう10月も終わり。出版される本でも、季節の移り変わりを感じることができます。
おせち料理...!! もう新年の準備を考えないといけない時期になってしまったのですね。
今年こそやろうと思っていたことを成し遂げられないままに、またあっという間に新しい年がやってきそうです。
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本日は「週刊新刊全点案内」2330号の発行日です。
掲載件数は1014件でした。
*こんな本がありました*
「いちばんくわしい基本のおせち料理」
ついこの前まで半袖を着ていたはずが、気づけばもう10月も終わり。出版される本でも、季節の移り変わりを感じることができます。
おせち料理...!! もう新年の準備を考えないといけない時期になってしまったのですね。
今年こそやろうと思っていたことを成し遂げられないままに、またあっという間に新しい年がやってきそうです。
本日は久しぶりにASの作業風景をお届けします。
まずはNC班から。
NC班については少し古い記事ですが、過去のこちらの記事などをお読みください。
NC班では主に大学図書館よりお預かりした資料の目録を作成しています。
棚とブックトラックに並んだ図書はすべてお預かりし、目録作成を待っている、あるいは目録作成の終わった図書です。
棚の上の整然と並ぶ段ボール箱はそれらの図書が送られてきた際に入っていた箱。
目録の作成が終わったら、この箱に詰め直して返送します。
データ部と変わらないような新しい図書もあれば、
少し時代を感じるような史料もあります。
言語も時代もさまざまです。
NC班で特に多く扱っている和漢古書の目録については、過去の記事で詳細にご紹介しています。
左側メニューより「AS(学術情報ソリューション)」をクリックしてみてください。
*****
つづいてはADEACの作業風景。
ADEACの作業について過去にこちらの記事でも一部紹介しています。
ADEACでは資料の現物をお預かりすることは稀で、多くはパソコンとのにらめっこになる作業がほとんどです。
ですが、デジタル化のための対象資料となると形態はさまざまなので、ときどき珍しい資料をお預かりすることもあります。
少し珍しい写真のネガフィルム。
これからデジタル化をするための準備作業中です。
図書の本文テキストをデジタル化するための校正作業は、ADEACでは数少ないゲラと向き合う作業です。
時期によって取り扱う資料も行っている作業も変わってくるので、また機会があれば今回とはまったく違う作業風景をお届けできるかもしれません。
データ部と似ているような、全然違うような、そんなASの作業風景でした。
3階ビギナーが2階と3階の違いを勝手にレポート!
ラストは加湿器編です。
フロア出入口のところに何やら2階にはなかったスイッチが...。
加湿システムのスイッチで、通常のエアコン設備に組み込まれた加湿機能だけでは足りないよー、というフロアにはこのシステムが導入されています。
貴重な古い資料を扱うことも多い3階では、湿度管理はとっても重要。
特にこれからの季節おおいに活躍してくれることでしょう。
本日は「週刊新刊全点案内」2329号の発行日です。
掲載件数は937件でした。
*こんな本がありました*
「〈関東から行く〉絶景吊橋GUIDE BOOK」
著者の方、各地の吊橋を研究する「ツリバシスト」なんだそうです。まずはツリバシストなる言葉に驚き、吊り橋ばかりを特集した本があることに衝撃を受けました。
しかし確かに!改めて見てみると真正面からでも、斜に構えても、見下ろしても見上げても、吊り橋って美しい。そして吊り橋がかかるような場所は、川や海や谷間や崖等々の絶景が約束されているようなもの。
今までは人が渡ることで揺れる感覚や、足元に見える遥か下の景色にゾクゾクワクワクし、「今ここでもしワイヤーが切れたら」なんて想像して楽しんでいましたが、吊り橋自体を眺めてみたい欲が湧いてきました。
涼しくなって行楽も楽しみな気候ですが、どこも混んでいるのでは?と思うと外出する気も萎えてしまいがち。しかし、目的地=吊り橋なら、絶景と造形美を満喫できるかもしれませんね。
10月といえばハロウィーン。
先日、アガサ・クリスティ作「ハロウィーン・パーティ」の新訳版が刊行されました。名探偵エルキュール・ポアロが主人公のシリーズです。
小説は1作も読んだことがないのですが、イギリスのTVドラマ「名探偵ポアロ」は全て観たはずの私。「ハロウィーンの話なんてあったかな」と思って本を見てみると、なるほど、たしかにありました。
あるお屋敷のパーティに招待されたポアロが殺人事件に遭遇する、というストーリーなのですが、どうやらそのパーティがハロウィーンのパーティだったよう。
アップルポピングというハロウィーンでお馴染み(ということを今回知りました)のゲームは出てくるのですが、派手な仮装もトリック・オア・トリートもちっとも出てこないので、ハロウィーンのお話だとは記憶していなかったのでした。
ところでこの本は、映画「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」の原作でもあります。
映画のタイトルからは、まずこの本に結びつきませんよね。
TRC MARCでは、映画やTVドラマなどの原作になった図書には、そのタイトルを「メディア化タイトル」として入力しています。
この本のMARCだと「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」が、メディア化タイトルとして入力されています。
今年公開された作品では、ほかにも「ジャパン・ディグニティ」(メディア化タイトル「バカ塗りの娘」)や、「勁草」(メディア化タイトル「BAD LANDS バッド・ランズ」)、「幸せなひとりぼっち」(メディア化タイトル「オットーという男」)など。
映画化の際にタイトルがかなり変わってしまった作品も、映画のタイトル・本のタイトルのどちらからでも原作の図書を探すことができます。
図書館から分類についてお問合せをいただくことがありますが、よく聞かれるものに「伝記なのに289にならないものがあるのはなぜ?」というご質問があります。
NDC本表に「289 個人伝記」という分類記号があり、注記は「*ここには,個人(2人をも含む)の伝記および伝記資料一切を収める」となっているので当然ここに収めたくなります。
ですが、さきほどの注記の続きを読んでみますと、「;ただし,哲学者,宗教家,芸術家,スポーツ選手[スポーツマン],諸芸に携わる者および文学者(文学研究者を除く)の伝記は,その思想,作品,技能などと不可分の関係にあるので,その主題の下に収める」となっています。つまり伝記であっても1類、7類、9類に収めるものがある、ということになります。
西田幾多郎の伝記:121.63 個人件名:西田/幾多郎
大谷翔平の伝記:783.7 個人件名:大谷/翔平
JKローリングの伝記: 930.278 個人件名:Rowling,J.K.
289で一括で探せないと不便だわ...という場合、TRC MARCには分類以外にも伝記を探すための項目があります。
1つ目はジャンルです。大人向けは「伝記・手記>伝記>日本」「伝記・手記>伝記>外国」、児童書は「児童書・絵本>伝記・ノンフィクションよみもの>伝記・自伝」というジャンルを付与していますので、こちらをお使いいただくと分類に関わらず伝記が探せます。
2つ目は資料形式です。TOOLiでは資料形式欄で「伝記・手記」が選べるようになっています。
MARC No.:23039891
タイトル:笠置シヅ子物語
分類記号:767.8
個人件名:笠置/シヅ子
ジャンル(図書詳細):芸術・芸能>音楽>演歌・歌謡曲
ジャンル(図書詳細):伝記・手記>伝記>日本
資料形式:伝記・手記
みなさんが旅行で一番楽しみにしているのはなんでしょうか?
行き先によって、時期によって、人によってさまざまだと思いますが...私は食べ物です。
国内旅行でももちろん美味しいものがたくさんありますが、海外の場合はまた別格です。
特に好きなのは東南アジア、タイ!
日本でもよくタイ料理を食べに行きますが、やっぱり現地で食べるのが一番美味しいです。
定番のタイ料理を食べるのももちろん良いですが、日本ではあまり見かけない屋台の料理が一番テンションがあがります。
串焼きや炒めもの、麺類やご飯系からデザートまで、いろんな屋台メシに出会えます。
個人的にはタイの屋台スイーツが大好きです。
もち米にカットしたマンゴーを乗せて甘いココナッツソースをかけたものや、ココナッツ風味の生地をたこ焼き器のようなもので焼いたお菓子(なんとネギが入っている)、カラフルな綿あめを小麦でできた生地で包むクレープ(?)や、パリパリの薄い生地に激甘クリームを挟んだタコスのような形状のお菓子など...そもそもこれらがタイ由来のスイーツなのかどうかよくわかりませんが、とにかくいろんな種類があって楽しいのです。
薄い生地で卵とバナナをとじて練乳をかけたバナナロティが特にお気に入りで、見かける度に買ってしまいます。
それから有名なれんが色をしたタイミルクティーもありますね。
こちらも練乳入りでかなり甘いですが、その甘さがタイの気候にぴったりです。
旅行前になにを食べるか、どこで食べるかの事前リサーチも楽しいですが、東南アジアのように屋台が多い国の場合は、あまり事前リサーチが役に立たないことも。ネット上では見つからない、旅先でなんとな~く入ったお店が当たり!というのも旅の醍醐味です。
もちろん逆もありますが...。
本日は「週刊新刊全点案内」2328号の発行日です。
掲載件数は902件でした。
*こんな本がありました*
恐竜たちが見ていた世界 悠久なる時をかけてよみがえる18の物語
太古の昔に生き、化石を残した生き物のことを「古生物」と呼ぶそうです。
研究者の論文を基に、古生物たちの能力や形態から推測される、恐竜をはじめとした古生物たちの生きた世界に浸ることができる18の物語。
「狩り」や「子育て」など様々な様子を窺うことができます。
今年の夏に初めて「国立科学博物館」へ行き、恐竜ワールドに圧倒されて惹かれた1冊でした。
何億年前と言われても全くピンときませんが、その時代を生きた生物たちが一体どのような生活をしていたのか非常に興味深く、タイムスリップでもして実際に観察できたら良いのになぁなんて思います。
近年では、恐竜ブームからか古生物に関する本が多く出版されているので、興味のある方は是非、お手に取ってみてください。
博物館もおすすめです!
本日はいつものADEAC公開情報ではなく、ADEACから「今月のピックアップ」をご紹介します。
今月のピックアップのページ:https://adeac.jp/pickup
「今月のピックアップ」は毎月一つのテーマについて、ADEACに搭載されている資料の中から、自治体・機関の垣根を越えてさまざまな資料をピックアップしたコレクションです。
毎月のテーマはASのメンバーが持ち回りで考えております。
10月のテーマは「空を飛ぶ」
飛行機から竹とんぼまで、空を飛ぶものとそれに関わる人々のさまざまな資料が集まっています。
ひとつ前の9月のテーマは「関東大震災100年」
大正12年(1923年)9月1日発生の関東大震災より今年で100年目ということで、当時の地震被害や復興事業に関する資料が集まっています。
写真だけではなく、スケッチや当時の子供たちの体験談などもあります。
ほかに過去のテーマの例として「星」「田植え」「徳川家康」「暖をとる」などなど...
方向性もさまざまなテーマから、できるだけ同じ自治体・機関の資料や似たような資料に偏らないよう、さまざまな種類の資料をピックアップしています。
ADEACどこから見ればいいのかわからないという方は、「今月のピックアップ」から興味のあるテーマを見るというのもおすすめです。
他に気になるテーマやキーワードがある場合は、ADEACの横断検索でキーワード検索もできますのでご活用ください。
もし「今月のピックアップ」で見てみたいテーマがあれば、コメントで教えていただければ今後のテーマの参考にさせていただきます。
今後も毎月1日にテーマを更新していきますので、ぜひお楽しみに!
3階ビギナーが2階と3階の違いを勝手にレポート!
今週はデスク編です。
先月3階に引っ越してきたばかりの私、新しいデスクに荷物を運び、いざPCや書類・文具類をセッティングしようとした時にはたと気がつきました。
デスクが...広くなってる?!
今まで省スペースのため縦置きしていたペン立ては横置きができ、PC画面と重なりがちだった卓上カレンダーは堂々と全身を現してくれ、書類はまだまだ増えても大丈夫そう。しかも1人1台電話機が(2階は人数が多い関係もあり2人で1台の席がほとんどでした)。
2階と3階の違いというより部署(あるいは人)によるだけの話かもしれませんが...
今までよりゆったりとしたデスクで、気持ち新たに日々業務に励んでまいります!
10月の雑記のテーマは「海外旅行」です。
私の初ヨーロッパはギリシャでした。
真っ青な海と大理石建築のイメージしかなかったのに何故か行ったのは12月。真冬のエーゲ海はどす黒くてショックでしたが、岩の上に建てられたメテオラ修道院、ミケーネ文明の遺跡、そしてアテネのクリスマスの風景は輝いて見えました。
半日だけアテネ近郊の3島を船で周遊しましたが、寒いしオフシーズンなのでお店開いてないしで、ますます青い海が見たくなりました。
翌年はついに初夏のギリシャへ。
エーゲ海クルージングツアーのうちの5日間だけでしたが、ミコノス島、サントリーニ島、クレタ島を周りました。
見渡す限りエージアンブルーの世界。
アテネに帰港する日は「ギリシャ語勉強して現地の人と直接話せるようになりたい!」と思ったものです。
普段の生活に戻ったらあっという間に消えてしまいましたが、あの時勉強していたら違った人生があったのかも。
その後はヨーロッパから離れてゲルに泊まったり、ピラミッドやモアイを訪ねたりと土っぽいところが続いたので再びギリシャへ。
出発早々、経由地のフランスでギリシャ行が欠航になり空港で半日待ちぼうけをくらうトラブルに見舞われましたが、
テッサロニキに無事についてからは遺跡や博物館をじっくりまわり、小さな可愛いホテルに泊まって、島そのものが遺跡のデロス島は朝一番の船で行って一日中神殿や石像を見て回り、最終の船で帰るほど堪能しました。
4回目のギリシャはザキントス島という某アニメ映画の舞台になったと言われている島に2020年に行く予定でした。クルージングだったので2月の時点で周囲から大丈夫?と言われていたのですが、まさかこんなに長く行けなくなるとは。
しかも昨年パスポートが切れました...。
他にも行ってみたいところはあるのですが、
来年こそはあの青い海に行こうかと思っています。
本日は「週刊新刊全点案内」2327号の発行日です。
掲載件数は972件でした。
*こんな本がありました*
「フードスケープ 図解食がつくる建築と風景」
朝晩、日を追うごとに涼しくなり秋を感じるようになりました。
そうなると食欲が沸いてくるのは私だけではないのではないでしょうか。
石積みの段々畑、風を呼込む櫓等、自然を活かしながら食をつくるための建築は、人のためだけの建築ではありません。生産者である人々が試行錯誤を繰り返し、時間をかけて自然との関係の中でつくりだした知恵が建築という形にあらわれ、暮らしを支えてきたことが見えてきます。イタリアのワイン・生ハム・レモン・バルサミコ酢、日本の味噌・醬油・塩・日本酒等、16の生産現場を読み解く詳細図が収められています。
工場見学好きな私にとって、その原形ともいえる地域の暮らしと一体となった食の生産風景は、どのページも魅力的で更なる探究心と食欲を掻き立てられました。
3階ビギナーが2階と3階の違いを勝手にレポート!
今週はパントリー編です。
↓こちらは3階パントリーの様子
2階とはオフィスグリコの位置や電子レンジの向き、ゴミ箱の並びや洗い場の備品がちょっとずつ違っています。
(この辺りは2階・3階に限らず各フロアでそれぞれ個性(?)が出ていそうですね)
1番大きな違いはウォーターサーバーでしょうか。
人数が少ないため、2階のより容量が小さくコンパクトなタイプが導入されています。
常温水と冷水の切り替えは、2階のはポチッとボタン式でしたが、3階のはクルッとダイヤル式。
手動な感じがなんだか健気で愛着が沸いてきた今日この頃です。
(ちなみに2階のウォーターサーバーはこちら)
前回までは、同姓同名を区別する、同じ人の表記のバリエーションをまとめる、というお話しでした。
今回は関係のある名前同士を結びつける、という内容です。
典拠ファイル同士の「関連」、または「相互参照」といった言葉で表現されます。
ひとりの著者が複数の名前を持つ場合、例えば、改名やペンネームの使い分けがあります。そんなときは、それぞれの名前で別個の典拠ファイルを作成し、それらを関連させます。
一例を見てみましょう!
■■ 改名例 ■■
結婚による改姓
ID:1100567-0000 大村/百合子 ⇔ ID:1100890-0000 山脇/百合子
芸能人の改名
ID:1100007-0000 能年/玲奈 ⇔ ID:1100215-0000 のん
伝統芸能の襲名による改名
ID:1100112-0000神田/松之丞 ⇔ ID:1100893-0000 神田/伯山(6代目)
■■ 活動名の使い分け例 ■■
小説家名とコラムニスト名
ID:1100456-0000 長嶋/有 ⇔ ID:1100987-0000 ブルボン小林
ミュージシャン名と詩作出版での名
ID:1100326-0000 竹原/ピストル ⇔ ID:1100777-0000 竹原/和生
ドラァグクイーン名とライター名
ID:1100567-0000 エスムラルダ ⇔ ID:1100385-0000 森村/明生
(※IDは実例ではありません)
このような典拠ファイル同士の関連を介して、その時々の名前の変化にしばられることなく、同一人物の本をすべて検索することができます。
推しの本を全部読みたい!
研究対象の作家さんの本を網羅したい!
それを叶える典拠ファイルの機能が「関連」です。
先日TRCの秋のブックフェア・東京会場に行ってきました。
NDC順に展示しており、「SDGs2023秋版-重点目標を知る」「君の苦しみに寄り添う」「書架に小さな美術館」など、さまざまなテーマで特集しています。
図書館のみなさまが良き図書と出会えますように。
TRC本社ビルの2階と3階に分かれているデータ部。
同じデータ部でも、扱う資料が違ったりフロアの面積や人数も異なるため、2階と3階とでは雰囲気がまたガラッと違います。
今月の「きょうのデータ部☆」では、最近3階へ引っ越ししたばかりの3階ビギナーが、4週に渡って2階と3階の違いをレポートしたいと思います!
まずはなんといってもお手洗いの違いでしょう。
↓こちらは3階お手洗い前の様子
手前に男性用、奥に女性用の扉がありますが、
2階は手前の男性用の位置が女性用になっています。
(というかイレギュラーなのは2階で、2階にはそもそも女性用お手洗いしかありません=女性が圧倒的多数であるデータ部の事情に合わせたビルのつくりになっているのでした...!)
なので、2階のお手洗いに慣れているメンバーは、同じ位置だからといってうっかり男性用に入ってしまわないよう、他の階でお手洗いに行く際には注意が必要です。
データ部のお手洗い事情についてはこんな過去記事も(本社ビルが出来る以前のお話です)。
10月の雑記のテーマは「海外旅行」です。
初めて海外に行ったのは働き始めて7.8年たった頃。
ニュジーランドでした。
ちょうど社内で海外にトレッキングに行った方がいて、
その話や写真を見てから行きたいと思うようになりま
した。
大学の同期だった友人と海外に行こうという話になり、
NZの南島の北端、「アベル・タスマン国立公園」の
コーストトラックのツアーに参加しました。船で先端
まで行き海沿いの岸辺や森の中を歩いて戻る形です。
残念ながら一番印象に残ってしまったのは、船で酷い
船酔いになったことと、汐が満ちてきた入江を苦労して
歩いて渡ったことでした。入江の水は既に冷たかったし、
小柄な人間には膝ほどの深さのところもありました。
また、初めての海外旅行で、ツアーで、ただただ言わ
れた通りに動いていたのも疲れの元でした。
だんだん景色を気にするどころではなくなってきて...。
いろいろ大変なこともありましたが、この旅はとても
楽しかったです。景色が綺麗で、整備されていたこと、
泊まったコテージが快適だったこと、参加者は少人数
で、皆トレッキングしている人達だったので、話すのが
とても楽しかったです。
(旅行後にこのメンバーでの食事会が2.3度ありました)。
あとは現地ガイドさんや、NZのガイドさんと話せたのも。
トレッキングコース以外に行った、ププ・スプリングス
(世界一透明と言われる淡水泉)もさすがに綺麗だったし、
快晴の中食べたお弁当も楽しかったです。
帰りは船で北島に渡り、ウェリントンに寄ってから帰国。
NZに入ってからほぼ自然の中にいたので、ウェリントン
は都会すぎて違和感。皆自然が好きな人ばかりだったので、
「都会は別に観なくていいのに」と、言っていました。
2度目の海外旅行はイギリスの田舎に縁があったので、
友人と個人のツアーで行きました。
やっぱり旅は自分で計画するとより楽しいですね。
本日は「週刊新刊全点案内」2326号の発行日です。
掲載件数は1114件でした。
今月の表紙はこちら。
食器棚です。
リビングとキッチンの境界あたりの壁際にドンと据えられた
それなりに使い込まれた食器棚。
当たり前の様にそこにあり半分忘れられているくらいの
けれども
その場の空気を和ませている、無くてはならない存在でもある
そんなイメージ です。
(Juri)
*こんな本がありました*
南極アトラス
ピーター・フレットウェル(著)
渡邉 研太郎(日本語版監修)
藤井 留美(訳)
柊風舎(2023.9)
自身ではなかなか足を運べない場所について知ることは興味関心をひかれますが、この本もその気持ちを満たしてくれそうな一冊です。
南極大陸は地球上で唯一定住者がいない大陸です。
同じ氷の世界でも、海上に浮かぶ北極に対して、平均標高2400mを超える分厚い氷の大地である南極は、平均気温が低く地球上でもっとも寒い地です。
そんな極寒の地ですが、各国の科学者が滞在し様々な事象について調査を行っていて、著者もそのうちのひとりです。
この本では南極に関する多様なデータがインフォグラフィックとしてトピックごとにまとめられており視覚的にもわかりやすく、好奇心が刺激されます。
樹齢を重ねた樹木の年輪から太古の気候や歴史がわかるように、雪が溶けることなく降り積もる南極の氷からもまた、長い歳月の出来事を伺い知れるそう。
南極大陸の発見や探検に関するエピソードも地図とともに解説され非常に気になります。
現在の南極は一部では観光地化されていてビジネスの場でもあるそうです。
この一冊を読むと南極に対する新たなイメージや知識を得ることができそうです。
一方、南極はペンギンの主要な生息地で、ペンギンの生息分布図の掲載も。アイコンがかわいく並びますが、ペンギン同士の縄張りはどうなっているのだろうと思います。
ペンギンが気になる方はこちらの本も合わせてどうぞ。
絶景に生きるペンギンたちの図鑑
渡辺佑基(監修)
自由国民社(2023.9)
(ペンギンって外見はかわいいのに目がちょっと怖いなと思います。)
明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
9月の新設は1件、「GX推進法」でした。
GXとはグリーン・トランスフォーメーションのこと。環境問題の進行を抑えるために再生可能エネルギーを使ったりしながら、経済成長も促して社会を変えていく取り組みです。GX推進法はそれを推し進めるための投資や支援などをするにあたって定められた法律で、正式名称は「脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律」です。
環境を守るための取り組みは昔から叫ばれていましたが、最近は毎年必ずといっていいほど夏に全国で異常な気温が記録されており、温暖化による気候変動の影響はすでに体感できる形で発生しているんだと感じます。
そんな中環境への取り組みが以前にも増して世界的に活発化していることや、この法律が生まれたことから環境問題は喫緊の課題としてより注目度が高まっていることがわかります。社会の変化を追いながら、個々でできる取り組みを考えていくことも重要ですね。