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2011年12月 アーカイブ

2011年12月28日

2011年の新設件名を振り返る

早いもので今年もあと3日となりました。
年を重ねるごとに時間が経つのが早くなっている感じがします。
ここ数年は10月も後半になると、そこからは本当にあっという間に日々が過ぎ「もう年末!」といった風です。

ブログも本日が年内最終更新となります。
一年の締めくくりにあたり、今年はどのような件名が新設されたのかを振り返ってみようと思います。
(新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。)

今年は3月に震災があり、東日本大震災(2011)、福島第一原子力発電所事故(2011)という件名を新設しました。
震災では、多くの方が様々な尋常ならざる体験をされたことかと思います。

震災の影響もあって、今年はエネルギーや資源に関する分野の新設が多かった気がします。
エネルギー政策、原子力政策、バイオマス発電、雨水利用、水ビジネス、食糧安全保障、食糧自給率など。

また医療や教育関連の新設もたくさんありましたっけ。
医療関連は、クオリティオブライフ、退院支援、航空救急、ドクターヘリ、医療的ケア、バイオ医薬品、バイオマーカー‥。
教育関連ですと、小中一貫教育、中高一貫教育、情報科、野外教育、デジタル教材、授業研究など。

さて、皆さまひとりひとりにおかれましては、2011年はどのような一年になりましたでしょうか。
私自身にとっては、公私共々いろいろと内容の濃い一年となりました。
年老いて人生を振り返った際にも、2011年は特別な一年になっているのではないかと想像します。

データ部ログは、新年は1月5日(木)よりスタート致します。
それでは皆さま、どうぞよいお年を!

2011年12月27日

逆進性の問題。

本日は「週刊新刊全点案内」1748号の発行日です。
掲載件数は1509件、この号が年内の最終号となります。
今年1年間の掲載総件数は、しめて64363件でした。
来年も何卒よろしくお願いいたします。

*こんな本がありました*

オンライン書店ビーケーワン:金持ちはますます金持ちに貧乏人は刑務所へ アメリカ刑事司法制度失敗の実態

すごいタイトルの本です。
内容的にはタイトルのようなことがなぜ起こるのかを、アメリカ刑事司法制度の実態(これはサブタイトルになっていますね。)から検討したものです。
タイム誌の「今年の人」にも選ばれた、ニューヨークのウォール街を震源地に始まった米国の反格差運動も記憶に新しいことですし、緊急出版か…と思いきや、なんと1979年初版。第9版にして初めての邦訳だそうです。
著者の先見の明はすごいですね…

今号掲載のこの本も同じような事を論じていました。

オンライン書店ビーケーワン:コラテラル・ダメージ グローバル時代の巻き添え被害

こちらは帯に「強者はより強者に、弱者はより弱者に-。」とあります。
この本の著者は著名な社会学者ジグムント・バウマン氏。社会学の観点から論じられていました。

日本の税制改革でもしばしば話題となるこのテーマ。この機に2冊とも通読!なんていかがでしょう?(凄く大変そうですが…)

2011年12月26日

100曲入り

データ部AVの誰もが恐れているのが、100曲収録のCDです。
AV MARCを作成する時には、入力、1次チェック、2次チェック…ほか、それぞれの作業工程で、それぞれの担当者が100曲に挑むのです。

実は、15曲入りのCDのAV MARCを10件作成するよりも、100曲入りのCDを作成するほうが、ずーっと大変なのです。
なぜなのか。
・内容曲一覧の文字表示が小さいことが多い
 小さい解説書(ブックレットや歌詞カードと呼ばれるものですが)に、100曲が記載されていることがあり、曲名を読み取るのにかなりつらい時もあります。
・内容曲の文字が大きさ的に問題ない場合には、何頁にもわたって曲名の表示がされていることが多い
 そういうときは解説書に厚みのあるものも多く、取り扱いに神経をつかうのです。
・集中力が続かない
 続かないとうっかり1曲とばしたりする危険性も。
・最初から、100曲というその存在感に気持ちで負けている
…などなど。
うーん、どうすれば良いのでしょう。

1曲入力し、また次の1曲、また次の1曲。
チェック作業も同じ、1曲チェックし、また次の1曲、また次の1曲…これを続けていく。
悲しい哉、これしか無いのです、本当に。
地味ですが、やっぱり1曲ずつ勝負していくしかないのです。
ふと「全部終えるのに、あとどれくらいの時間がかかるのか…」などと考えながら。

100曲入りを終えたときの達成感は格別です!
疲労度も格別ですが(笑)。
そしてまた、次の新たなCDのAV MARCを、新たな気持ちで作成してゆくのです。
次はどうか、すぐには100曲入りに当たりませんように…と心の中で祈りながら(笑)。

2011年12月22日

平家物語~わたしの思い出の本~

2012年のNHKの大河ドラマは「平清盛」。これにちなんで平清盛の伝記、同時代史など関連本が多数刊行されていますが、この時代を描いた代表的な文学作品、「平家物語」がらみのものもいろいろあるようです。
この「平家物語」、私が原文を通読したのは学生時代、日本文学を専攻し、その中の中世文学の講義で取り上げられたからでした。でも、それより前に部分的に原文を読んで、登場人物のあるお方に強く引かれたことがあったのです。
中世軍記文学の研究で著名な梶原正昭先生が、NHKで「平家物語」について講義される番組があり、その中で、木曾義仲の最期の一節が取り上げられました。
ここに、義仲の乳母子で側近の今井四郎兼平という武将が登場します。彼は、負け戦で気弱になった義仲を励ましつつ奮戦しますが、義仲は討ち取られてしまいます。これを知った兼平は、敵軍のただ中で、「今は誰をかばはんとて、軍(いくさ)をばすべき。これ見給へ、東国の殿ばら。日本一の剛の者の、自害する手本よ」(引用は手元の角川文庫より。書影は同じ校注者の角川ソフィア文庫)と言って、太刀の先を口に含んで、馬からさかさまに飛び落ち、「貫かつてぞ失せにける」という壮絶な最期を遂げるのです。
この一節この場面でのこの言葉に、ともかく一目惚れしてしまいました。たぶん、今「歴女」といわれるような方々が、戦国武将や新選組の隊士に「萌え」を感じるのと同じような気持ちだったかな、とも思います。

オンライン書店ビーケーワン:平家物語 上巻
平家物語 上巻
(角川ソフィア文庫)
佐藤 謙三

角川書店(1999.9)
オンライン書店ビーケーワン:平家物語 下巻
平家物語 下巻
(角川ソフィア文庫)
佐藤 謙三

角川書店(1999.2)
発送可能時間

それから「平家物語」全巻を通読するまでには間があったのですが、この時の講義で課されたレポートでは、今井四郎兼平を取り上げ、思いのたけを込めたのでした。
「平家物語」は登場人物が多く、かつ、バラエティーに富んでいます。主要な人物に限らず、誰かしら心引かれる人物を見つけられるのではないでしょうか。
できれば原文(「源氏物語」と比べるとずっと読みやすいのでは)を味わっていただきたいです。

2011年12月21日

きょうのデータ部☆(12/21)

今年も気づけばあと10日。早いものです。
新刊書の棚を眺めて思うのは、やっぱり2011年=震災。
関連本が毎日データ部にやってきます。

201112211622000.jpg

原発本のお隣には「サラリーマン生態図鑑」…なんだか和みますね。
そういえば、「はやぶさ」の映画公開も今年でした。

来年は、どうか明るい話題が多い年になりますように。

2011年12月20日

生誕100年!

本日は「週刊新刊全点案内」1747号の発行日です。
掲載件数は1407件でした。

*こんな本がありました*

ブログで紹介する本を探していたときに、データ部メンバーに教えてもらったこちらの本。

「花森安治のデザイン 『暮しの手帖』創刊から30年間の手仕事」

花森 安治著
暮しの手帖社(2011.12)

『暮しの手帖』を創刊した花森安治さんの生誕100年を記念したもので、1948年の創刊後30年間の表紙原画全点、カットなどが掲載されています。
表紙原画は今から50年以上も前のものですが、まったく古びていません。表紙として使っておしまいにするにはもったいない、額に入れて飾っておきたいような美しいデザインばかりです。
花森さんは表紙だけでなく、取材、原稿書き、写真やカット、レイアウトと校正まで全てに関わっていたそうで、本当に才能にあふれた方だったんだな~というのがひしひしと伝わってきます。

花森さんについてもっとくわしく知りたくなった人には、こちらもおすすめです。

「花森安治の仕事」

酒井 寛著
暮しの手帖社(2011.9)

「花森安治 美しい「暮し」の創始者」
(KAWADE夢ムック)


河出書房新社(2011.12)

2011年12月19日

新聞の書評から本を探す

~~ MARCで探そうQ&A 第12回 ~~

TRC MARCの特長を使って探したい本を見つける方法をご紹介している「MARCで探そうQ&A、」、今回の質問はこちら。

Q.
読売新聞の書評に載った本をさがしています。先週あたりに載っていた、バレー選手の本です。

A.
TRC MARC/Tタイプでは、図書刊行後に新聞の書評に取り上げられた情報をMARCに追加しています。
掲載紙名と日付がわかりますので、このような質問の際ご利用ください。

図書館専用ポータルサイトのTOOLiでは「書評情報」という項目があり、「掲載紙名」と「掲載日」を掛け合わせて検索ができます。
では、実際に検索してみましょう。
掲載紙名に読売新聞、先週あたりということで範囲をひろめにとって2011年12月1日~2011年12月16日と入れてみると、37件のMARCがヒットしました。
その中に「竹下佳江短所を武器とせよ」が見つかりました。
お探しの本は、こちらですね。

書評情報についてはこちら(「書評に載った本」「書評に載った本 第2話」)でも紹介しています。

2011年12月16日

お客さま係の年度末

物流管理部:お客さま係の舟橋です。
今年の5月からはじまった「物流管理部からのデータ部ログ」も今回で最終回となります。最終回はこれからタイムリーな話題となる年度末のお話です。

もう年を越すとあっという間に年度末がやってきます。
毎年この時期が近づくと、全国の図書館の方から同じようなご依頼・お問い合わせがお客さま係に集まります。具体的な仕事の依頼内容は様々なのですが、全てに共通しているのが金額と納期の事前確認です。

そうです、図書館の皆さんはこれから年度末に向けて、今年度の残予算と納期とのにらめっこをしながらのご発注の最終調整をされていかれるのです。

そんな年度末の金額・冊数の調整に、ピッタリな商品がSB(ストックブックス)です。
SBはTRCの常時在庫商品ですので、ご発注後7日~10日で確実に装備をして納品することができます。さらに、SBは(週刊)新刊全点案内掲載後10週間在庫しておりますので品切れの心配もほとんどありありません。
冊数・金額だけでなく、発注時に納期も確定できるSBはまさに年度末にうってつけの商品だといえます。

年度末のご相談、その他TRCのことでわからないことがあればぜひ、お気軽にお客さま係にお問い合わせください!

2011年12月15日

風にのってきたメアリー・ポピンズ ~わたしの思い出の本~

小学生のころ、友達数人と担任の先生のお宅に遊びに行きました。
お菓子やジュースを出していただいて楽しく過ごし、帰る時間に皆で身支度をしていると、先生が自分の書棚から本を1冊出して、「こういうの読んでみたら。」と私に薦めてくれました。
それは丁度私が親に買ってもらって読んでいた本で、「私いまこれ読んでるんです。」と告げると、「まぁ、やっぱりこういうの好きだと思ったのよ。もう読んでいたのね。」と言ってくれました。
先生は、私の読書を当てたことがとても嬉しそうで、私も、先生が自分のことを見ていてくれたんだと思い、お互いににっこりしました。
それがこの本です。

オンライン書店ビーケーワン:風にのってきたメアリー・ポピンズ 新版
P.L.トラヴァース
林 容吉

岩波書店(2000.7)
発送可能時間

定番ですが、メアリー・ポピンズが優しいというよりはテキパキと仕事をこなし、王様や動物とも知り合いなセレブ(?)ぶりに当時は畏怖を覚えたものでした。
人に本を薦めるのは難しいですが、喜んでもらえたらとても嬉しい。
いつまでも忘れない宝物のような思い出です。


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2011年12月14日

きょうのデータ部☆(12/14)

今日は「週刊新刊全点案内」の編集風景をご紹介します。

来週発行分(1747号)を編集中です。
2011214-1.JPG
編集が終わると、みんなで手分けして校正です。
プリントアウトして、誤字脱字・レイアウトを確認します。

2011214-2.JPG
眠気に襲われないように、短期集中!気合を入れて校正スタートです。

※「週刊新刊全点案内」が出来るまでの詳しいレポートはこちら

2011年12月13日

小口塗り

本日は「週刊新刊全点案内」1746号の発行日です。
掲載件数は1340件でした。

先週ご紹介しそびれましたが、12月の表紙はこちらです。
p20111206.jpg

*こんな本がありました*

オンライン書店ビーケーワン:リヴァイアサン クジラと蒸気機関
リヴァイアサン クジラと蒸気機関
(新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
スコット・ウエスターフェルド
小林 美幸

早川書房(2011.12)
発送可能時間

 SFといえば!の早川書房から新しいシリーズがはじまります。
 話の内容ももちろん楽しみですが、シリーズのウリのひとつに「銀背・小口塗り復活!」があるようです。しかも帯によると小口は手塗りとか。
 某文庫の綴込み栞が大好きで、つい手にとってしまう私としては、本筋とは違う、このちょっとしたウリが気になります。わざわざ帯に謳っているということは、同じような方がたくさんいるということでしょうか。

実際に小口塗りをしてみたいという方にはこちらの一冊

オンライン書店ビーケーワン:特殊印刷・加工DIYブック おもしろい紙ものつくりたい!
大原 健一郎
野口 尚子
グラフィック社編集部

グラフィック社(2011.12)
発送可能時間

 スタンプインクでテンポよく押すときれいに仕上がるという小口塗りをはじめ、透ける印刷やエンボス加工などをDIY感覚で行う方法が載っています。
図工のようで楽しそうです。

2011年12月12日

コデックス装

リンボウ先生(林望氏)が現代語訳した「謹訳源氏物語」。
文章が格調高く、かつ読みやすいと評判です。
実はこの本、カタチとしても読みやすいのです。
装丁をリンボウ先生みずから手がけ、
コデックス装」という新しい造本法を採用したとのことです。
(林望氏のHP内に写真と解説がありましたのでリンクしました。
写真日記2010年3月22日です。)

その特長は、開いて読みやすい。
どのページもきれいに開いてピッタリとまるので、
手でずっと持っていたり、押さえていたりする必要がないのです。
机で本を読んでいて、ちょっと姿勢を変えたり、メモをとったりするときに、
ペーパーウェイトがない…代わりになるモノもない、しおりもない…。
こういうストレスがなくて、ぱっと開いて置ける装丁。
スグレモノだと感心しました。

カヴァーをとると、本体の背はむき出しで背表紙がありません。
コデックス装はまだ知られていないだろうし(図書に説明はありましたが)、
「この本はこれでいいのか? もしかして製本ミス?」
と心配になる利用者もいるかもしれない。

装丁について説明する必要があるときは、MARCに「形態注記」を入れます。
今回は「347A1:コデックス装」です。

装丁について主だったものは「装丁コード」にコードで入力してあります。
TOOL-iでも装丁コードを条件にして検索できます。
今回の「コデックス装」については、装丁コードではありません。
注記です。「すべての項目」に入力すれば「謹訳源氏物語」にヒットします。

また、装丁コードには2012年1月から「天アンカット」が仲間入りします。
昔ながらの文庫シリーズでは、今でも図書の「天」を裁断していないものがあります。
少し前までは、こういう本もあると了解されていたのですが、
最近はお問い合わせをいただくことが多いので、
装丁コードに入れることにいたしました。

図書のカタチはこれ以上進化しないかと思いきや、
「コデックス装」はかなり便利で、いい感じでした。
今年はビックリするほど軽いガイドブックシリーズもありました。
装丁・造本のますますの進化、期待しています!

2011年12月 9日

手帳生活

もう12月半ば近く。まだまだ「今年」な気分でいるものの、やっぱり避けて通れない年末準備。
新しい手帳を選ぶときなんて、嫌でも来年のことを考えます。
もう用意されましたでしょうか?

生活が変わるなら手帳のカタチも変わりますが、逆もまたしかり。
店先で、「ランニング手帳」「朝活手帳」「夢をかなえる人の手帳」など、テーマを絞った形態の手帳をみて、来年こそ○○をがんばってみるか!と手帳ありきでライフスタイルの変化を決意してみる、なんてこともあるのでは。

結局、ブナンに今年と同じタイプの手帳を買ってしまったよーという人でも、大丈夫。
一工夫するだけで、より自分らしい手帳にすることができます。

こんな、手帳に関する新刊がありました。

オンライン書店ビーケーワン:手帳カスタマイズ術 最強の「マイ手帳」を作る58のヒント

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2011年12月 8日

つながり発見!~わたしの思い出の本~

子どもの頃の思い出の本として真っ先に思いついた1冊が「うたうせんめんき」です。
洗面器が歌う?!
今思うと不思議なタイトルですが・・・。
主人公の女の子が洗面器とおしゃべりできるようになって、女の子が熱を出したときにその洗面器は氷なんかなくてもタオルを絞るために張られた水を一生懸命冷やす・・・というシーンが印象的でした。
最後は洗面器の底にヒビが入ってしまい、新しい洗面器がやってきて・・・という展開なのですが、それはもう何度も読み返し、そのたびに最後に洗面器が歌いながら飛んでいってしまうシーンで号泣していた記憶があります。
一度愛着がわいたものは手放せず、断捨離できない今の私の起源がこの本にあるような(笑)


ところで、思い出の本としてこちらをご紹介しようかな、と迷った絵本があります。
「ムスティ」って知っていますか?
有名なあのうさぎによく似ている気がしないでもないですが、ムスティはネコの男の子です。
シリーズで実家にありよく読んでいましたが、中でも「ムスティどうぶつえんへいく」が大好きでした。

オンライン書店ビーケーワン:ムスティどうぶつえんへいく
スタジオTVデュプイ
榊原 晃三
那須田 稔

小学館(2000.12)
発送可能時間


今、汽車ぽっぽ好きな息子に読んであげたいのはこれ。

オンライン書店ビーケーワン:ムスティきしゃにのる
ムスティきしゃにのる
(ムスティの絵本)
スタジオTVデュプイ
榊原 晃三
那須田 稔

小学館(1972.10)
発送可能時間


そんなムスティ、上で紹介した「うたうせんめんき」の作者の上崎美恵子さんが文を書いてらっしゃるシリーズ(ムスティおはなし絵本)があることも判明!

思いがけないつながりの発見。
みなさんも、昔の思い出の本検索してみると面白いことを見つけられるかもしれません。

2011年12月 7日

きょうのデータ部☆(12/7)

頼もしい方たちです。

201112071257000.jpg

あると便利な言語の辞典。
フランス語やスペイン語以外にも、タイ語、ブルガリア語、アラブ語など13言語ほど揃っています。
アラブ語なんていうなじみのない言語だと、辞書を引くのも一苦労です。

2011年12月 6日

子どもが限界集落を救う

本日は「週刊新刊全点案内」1745号の発行日です。
掲載件数は1470件でした。

*こんな本がありました*


オンライン書店ビーケーワン:奇跡のむらの物語 1000人の子どもが限界集落を救う!

 
こちらの本、実際に手に取ることができなかったのですが、
HPや紹介文を見て、中身が気になったのでご紹介します。

舞台は長野県泰阜村(やすおかむら)。
山村留学事業を中心に、村を活気づけてきたNPO活動の記録のようです。
活動が25年にもなるようで、これはすごいことだと思います。


「~子どもが村を救う」のサブタイトルで思い出したのが、こちらの本。
 

オンライン書店ビーケーワン:子乞い 新装普及版 沖縄孤島の歳月
 

ドラマ「瑠璃の島」の原作のノンフィクションです。

こちらは沖縄の鳩間島が舞台です。
小学校を廃校にさせないために
島全体が動いて子どもたちを受け入れるという話。
小学校の廃校が、島にとってどれだけ重いことなのかを
リアルに感じた気分にさせてくれます。

子どもの声がひびく村に、
親元を離れて新たな環境での適応を目指す子ども。
山村留学、とても意味のある事業ではないかと思いました。

しおりの思い出~新設件名のお知らせ2011年11月分~

本日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。新設件名はTRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

11月は 12件の件名を新設しました。

その中に「しおり」という件名があります。こちらの本で新設しました。

オンライン書店ビーケーワン:近代ニッポン「しおり」大図鑑
山田 俊幸
羽島 知之
竹内 貴久雄

国書刊行会(2011.10)
発送可能時間

むかし、しおりを集めていたことがあります。といっても、コレクションという程ではなく、本を買った時におまけでもらった書店や出版社のしおりが、なんとなく集まってしまっただけ。それでも、岩波書店の本のタイトルをそのままデザインした渋いしおりや、マザーグースの一節が書いてあるしおり(どこの出版社だったかな?)などなど、同じシリーズの別バージョンを見つけたりして、喜んでいた思い出があります。

修学旅行で金閣寺の透かし彫りしおりを買った思い出も。あの透かし彫りしおりシリーズ、当時はわりとお土産の王道だったと思うのですが、いまでもあるのでしょうか。

ところで、しおりって、普段は部屋やかばんの中など、あちこちで目にしているのに、ここぞという時になると見当たらないことがよくある気がしませんか。布団のなかで眠りに落ちる時や、降りる駅に着いた時には、なぜかすっと出てこない…なぜ…

2011年12月 5日

ASのお仕事、になるかな

こんにちは。
ASの横山です。

ある市立図書館から資料整理のご相談があり、訪問しました。

書庫を見せていただくと、戦前の図書や藩時代の歴史的史料、郷土の著名人の著作類、ゆかりの方からの寄贈資料、行政関係書類、逐次刊行物のバックナンバーなどなど、何万点あったでしょうか。
ホームページで公開されたら利用者が遠方からもやってくるかもしれないほどの資料が、まだまだ眠っていました。

一般的な図書ばかりではありませんので、データも装備もそれぞれの資料やそのかたまりの特性に合った方法を考えなければなりません。

残念ながらお仕事をお請けするには至っていませんが、どのような仕分けが考えられるか、どのような流れで作業を進めるかなど、心の中で思い描いて楽しんでいます。

2011年12月 2日

意外な植物名所

こんにちは。新刊目録の望月です。
先日、友人が借りている菜園に連れていってもらいました。
畳一畳ほどのスペースで、ラディッシュやハーブを育てていたのですが、それがなんと駅そばのビルの屋上にあるのです。
こんなところで植物を育てられるんだ、とちょっと感動。

そこで、最近植物関係で気になった本をご紹介します。
住宅街から、上野の公園、六本木の繁華街まで、巨大都市東京を“植物”という視点から歩いた本です。
写真を見るだけでも、さまざまな植物がさまざまに植えられているのがわかっておもしろかったです。
本を片手に「見るだけガーデニング」をしてみるのも楽しそうでした。

オンライン書店ビーケーワン:プランツ・ウォーク 東京道草ガイド
こちらの本には、特別編として「東京ディズニーリゾート」の植物めぐりをしているのですが、たしかこんなテーマの本がほかにもあったような…とさがしてみたらこちらでした。
オンライン書店ビーケーワン:東京ディズニーリゾート植物ガイド
東京ディズニーリゾート植物ガイド
(Disney in Pocket)
畑山 信也
竹下 大学

講談社(2011.3)
発送可能時間


2011年12月 1日

文学界的ビッグニュース

昨日、弟のツイッターをチェックしていたら、「結婚のニュースに驚いた」というつぶやきが。
え?誰が?と、すかさずネットで調べてみたら、なるほど~。
芥川賞作家の阿部和重と川上未映子が結婚というニュースでした。

オンライン書店ビーケーワン:グランド・フィナーレ
阿部 和重

講談社(2007.7)
発送可能時間
オンライン書店ビーケーワン:乳と卵
川上 未映子

文藝春秋(2008.2)
発送可能時間

漫画家同士では、吉田戦車と伊藤理佐とか、弘兼憲史と柴門ふみとか、結構聞きますけども、作家同士ではあんまり聞かないような…。
あ、吉村昭と津村節子とか、綾辻行人と小野不由美とか、結構いますね。
直木賞作家の夫婦ということでは、藤田宜永と小池真理子がいますが、あそこは夫婦になってから受賞したわけで。

阿部和重も川上未映子も、結構“濃い”と言いますか、独特の作風を持つ作家なので、勝手な想像ですが、プライドとプライドのぶつかり合いとかになったりしないの?と心配になります。
ということで、まったく赤の他人ながら、ちとドキドキさせられるニュースでした。
何はともあれ、末永くお幸せに…。

ちなみに、受賞情報から本を探すテクニックはこちら

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