きょうのデータ部☆(9/30)
今日で9月もおしまい。
今年もあと3か月...(^_^;)ウソ~。。。
秋晴れに木々もいつしか着がえして
« 2015年8月 | メイン | 2015年10月 »
今日で9月もおしまい。
今年もあと3か月...(^_^;)ウソ~。。。
秋晴れに木々もいつしか着がえして
本日は「週刊新刊全点案内」1932号の発行日です。
掲載件数は760件でした。
*こんな本がありました*
プロフィギュアスケーターである鈴木明子さんによる自伝です。
競技生活から引退する前の「オペラ座の怪人」では表情豊かな演技に魅了されました。特に演技最後の笑顔は、主人公と鈴木選手の気持ちが合わさったような、何ともいえない感情が伝わってきたのが今でも印象的です。
著書では、夢を実現していく一方で、摂食障害などさまざまな苦労を乗り越えてきたことも綴られています。
データ部で見かける本も、編み物、クリスマス、スノーボードなど、秋を過ぎ去り早くも冬っぽくなってきました。フィギュアスケートの本もこれから増えてきそうです。
今年も終わりか...と少し感慨深くなりましたがカレンダーを見たらまだ9月。まずは衣替えをして、秋冬の準備をしようと思います。
ちょうど先日、大河ドラマ「花燃ゆ」の完全版DVDの1-3巻MARCを
作成しましたが、皆さんは"大河ドラマ"、ご覧になっていますか?
今年の大河ドラマは「花燃ゆ」ですね。大河ドラマは毎年見ている
わけではないのですが、今年は何故か見続けています。
ホームドラマ部分が多すぎるきらいはありますが、新しい時代感が
いいのか? いつもと逆の立場からの話だからか?? それとも、
池田秀一さんのナレーションを聴きたいだけなのか???
理由は自分でもわかりません。
では、大河ドラマで、「花燃ゆ」の逆の立場のというとどの話に
なるのでしょう?
最近だと2008年の「篤姫」や2004年の「新選組!」あたりか?
少し前だと、1998年の「徳川慶喜」? 1990年の「飛ぶが如く」
も途中までは逆の立場と言えるだろうか?
そういえば、大昔の「花神」という話は、「花燃ゆ」と同じ長州の話だ
ったような? 全然思い出せないけれど...。
大河ドラマ、最近でこそ1~2回目で挫折することが多いですが、大昔
はチャンネル権をもつ父が日曜の夜は必ず大河ドラマを見たので、自然
と一緒に見ていました。
「風と雲と虹と」、「黄金の日々」「おんな太閤記」「独眼竜政宗」
「武田信玄」...。面白かった記憶があるものも沢山あったのに、ランキン
グがあっても、最近のものしかエントリーされないのがとっても残念です。
以前のものを見て、面白いと声をあげてくれる同志が欲しいもの。
話は先ほどのDVDにもどって、TOOLiで検索するときは著作権の
範囲もご確認ください。大河ドラマでも、「P2:個人の館内視聴・個人
への館外貸出のみ」に該当するものと、「P1:購入施設内の上映・個人
の館内視聴・個人への館外貸出いずれも可」に該当するものとあるよう
です。
-MARCと検索のはなし-
「オツベルと象」という宮沢賢治の作品がありますが、私、長らくこの作品を「オッベルと象」(促音の"ッ")だと思っていました。ところが、MARC作成にたずさわるようになったある日「あれ?オツベルとなっている本があるぞ?え、オッベルよりむしろオツベルのほうが多い!?」と気がつきました。
初版が促音も区別せず大文字表記をしていたこと、原稿が現存しないことから、著者が「オツベル」「オッベル」どちらのつもりだったのか不明。そのため、両方の表記で刊行されているということのようです。
このような例もあるので、TRCMARCでは「ひらがな、カタカナの大文字は全て記述の通りに表記する」としています。
図書に「オツベルと象」とあれば、
タイトル:オツベルと象
タイトルカタカナ読み:オツベル/ト/ゾウ
図書に「オッベルと象」とあれば、
タイトル:オッベルと象
タイトルカタカナ読み:オッベル/ト/ゾウ
となります。
でも、どっちでもいっぺんに検索できたほうが嬉しい、と思ってしまいますね。
そんな要望にこたえるための方法の一つに「正規化」があります。
Aという文字とBという文字を同じ検索結果にするようにシステム上で設定することを正規化といいます。
「ッ」と「ツ」を正規化しておくと、検索に「オッベル」と入れても「オツベル」と入れても、両方まとめた検索結果を得ることができます。
さてこの作品、「オツベルと象」「オッベルと象」のほかにも「オッペルと象」の表記で刊行されているものもあります。
こちらもTRCMARCでは図書のまま
タイトル:オッペルと象
タイトルカタカナ読み:オッペル/ト/ゾウ
と記録されます。
「ペ」「ベ」「ヘ」を正規化してあるシステムでは、「オッペル」で検索しても「オッベル」も検索結果に含まれるようになります。
注意していただきたいのは、正規化はTRCMARCに組み込まれているのではなく、それぞれのシステムの設定によるという点です。
たとえば、TRCのWebシステムであるTOOLiの検索では「ッ」「ツ」は正規化していますが、「ペ」「ベ」「ヘ」は正規化していません。そのため「オツベル」でも「オッベル」でも検索結果は同じですが、「オッペル」で検索した場合は「オツベル」「オッペル」などは検索結果に含まれず、前二者とは検索結果が異なります。
それぞれのシステム毎に「ペンチ」と検索したら「ベンチ」も検索結果に含まれいいか...といったことを考慮の上、正規化の設定がされているかと思います。
お使いの図書館システムでは正規化という方法をとっているかいないか、どのような正規化がされているか、是非一度確認してみてください。
◆カタカナ読みや正規化に興味をもたれた方はこちらの記事もどうぞ
カナ読みのルールその1(データ部ログダイジェスト第13回)
カナ読みのルールその2(データ部ログダイジェスト第14回)
斉・齊・斎・齋?(正規化)
22日(火)は「週刊新刊全点案内」1931号の発行日でした。
掲載件数は1548件です。
今号は後半に入荷冊数が急増、1日で400冊を超える日がありました。
日が暮れてしまうとお腹がすくせいか、ついつい料理本に吸い寄せられます。
表紙を見ただけでお腹が鳴りそうなものが多い中で
ちょっとビックリした料理の本を紹介します。
*こんな本がありました*
「ヨーグルトでもどす魔法の乾物レシピ 腸内フローラを整える決定版」
(主婦の友生活シリーズ)
切干大根にヨーグルト!?
個人的には初めて見る組み合わせで、2度見してしまうほど驚きました。
他にも高野豆腐や乾シイタケなどもあり
まだ試しておりませんが、体には良さそうです。
「あっ妄想グルメだ! なにコレ!?と見て食べて驚くレシピ」
表紙が可愛らしくて癒されながら本を開いてみたら
見て楽しめるメニューがいっぱいです。
その中では料理本で青色は珍しいせいか
富士山ゼリーのインパクトが強烈でした。
動画配信チャンネルの単行本化だそうです。
「ホラーめし ハロウィンヴィジュアルレシピブック」
(主婦の友生活シリーズ)
対してこちらはタイトル通り、ギョッとするビジュアルですが
ハロウィン用になります。
そうと分かっていても目玉モノは怖いです。
ラストは少し真面目に。
「人生最後のご馳走 淀川キリスト教病院ホスピス・こどもホスピス病院のリクエスト食」
今年1月に「日本十進分類法 新訂10版」(NDC10版)が刊行されました。
刊行以来、データ部ではNDC10版の変更内容を精査してきました。
その結果を、TRC MARCにおけるNDC10版-9版及びNDC10版-8版の対照表としてまとめました。
この対照表とTRC MARCの10版への対応、今後のスケジュール等を掲載した「TRC MARCニュース 第30号」を9月11日に刊行しました。こちらは、TOOLiの「お知らせ」にも載せていますので、ご覧ください。
今後は、2017年春からのNDC10版の提供開始に向けて、適用細則の検討、累積MARCへのNDC10版付与といった作業を行っていきます。
また、「図書館のためのブックフェア2015」が、東京を皮切りに各地で開催されますが、このブックフェアでは「NDC10版の改訂概要とTRC MARCの対応」と題したセミナーを行っています。
NDC10版の主な改訂点や、TRC MARCでのNDC10版提供に当たってのお知らせ、スケジュールなどについてお話しします。
かくいう私も含めてデータ部メンバー3名が、それぞれ各地に伺って、講師を務めます。
東京は9月14日に開催済みとなりましたが、今後、ブックフェアの開かれる各地でセミナーを行います。
詳しくはTRCのホームページでご確認ください。
「図書館のためのブックフェア2015」へのご来場と、セミナーへのご参加を心よりお待ちしております。
データ部ログ2015、3回目にして最終回です。
今回はデータ部困りごと編とプライベート編をお届け!
■困りごと編
「目をこらす これは濁点?半濁点?」しょぼしょぼ
「濁?半濁?矯めつ眇めつ目をこらす」目がごましお
なんだか疲れ目気味のようですね。だからといって"パンダ"を"バンダ"にしてしまってはいけません!
「見落とすな 加筆・改筆 再編集」むしめがね
奥付の下とか、目次の最後とかに潜んでいるこの一言。ちゃんと注記できるようになれば一人前?
「表紙見て 背を見てタイトルどれ?ムック」ごちゃごちゃ
「ファッション誌なかなか目次見つからず」巻頭はブランドの広告ばっかり
キャッチなコピー満載のムックやきらびやかな雑誌、個人で眺める分にはいくらでも着飾ってくれてかまわないです。が、仕事で見る分にはすっきりシンプルが一番!
「ついてない 帯で創傷金曜日」文庫の帯が苦手
よりによって金曜日。切ないです...。
■プライベート編
「本屋まで行ってみたけど発売前」発売日が待ち遠しい
「これ買おう あれも読みたい ...なんだっけ」お腹すき子
「目についた本の大きさ予測する」本屋店頭にて
書店の店頭で、棚にある本を目視で測っている人がいたら、それはデータ部メンバーかも。
「手にとって読まないことに慣れてゆく」立ち読みがむしろ新鮮
「その本なら!見たよ、読んではいないけど。」ページ数は知ってる
この、本を「読む」のではなく「見る」という感覚。データ部独特のものかもしれません。
「飲み会のお知らせにまで入る赤」誤字許すまじ
どんなときでも赤ボールペンは手離さない。データ部魂にあふれた一句です。
いかがでしたでしょうか。
われわれデータ部メンバーが詠むデータ部のお仕事、日常、あるあるetc.
楽しんでいただけましたか?
今回はこれにてお開き。ですが、また忘れた頃に帰ってくるかもしれません。その際はどうぞごひいきに!
シルバーウィークの影響か、図書の入荷がとても多くなっています。
これから内容紹介文を入力する本がこんなに!!
並びの本棚には、入力済みのものがこの2倍以上、並んでいます。
連休中は、書店も新刊書の山となるはず...。
秋晴や書店めぐりの実りあり
本日は「週刊新刊全点案内」1930号の発行日です。
掲載件数は1236件でした。
*こんな本がありました*
あれは数十年前
「これからの時代は英語だ!」と英会話学校に通っていた高校生の私。
「来週はハロウィン・パーティーよ! 仮装してきてね」
という外国人の先生につれないクラスメイト。
当日の教室には魔女に仮装した先生と私一人(さすがに仮装はしませんでした)。
テーブルの上には大きなカボチャと山盛りスイーツ。
他のメンバーは仮装なんて厭だったのか、中間テストだったのか
全員欠席だったのです。
黙々とカボチャを彫り、お菓子を食べた記憶が...
まさかこのイベントが日本に根付くとは信じられなかったのですが、
今や街中にはハロウインのグッズやジャックオーランタンを模したスイーツがそこここに。
今週号にも関連本がたくさんありました。
「ハロウィンパーティレシピ」
「ハロウィン&クリスマスおまかせBOOK 」
「親子で楽しむ!なりきりハロウィン手作り衣装」
「100円グッズでかわいいコスプレ 」
食べものはかぼちゃにさつまいもと秋の味覚。
仮装やディスプレイも手軽にできて楽しめます。
数十年ぶりにカボチャでランタン、作ってみようかな。
ADEACよくご覧になっている方はもうお気づきかと思いますが、
9月1日よりADEACがデザインを筆頭にいろいろと新しくなりました。
見た目が変わっただけでなく、いろいろと使いやすくなっていますので
今回はこちらのご紹介をします。
1. 資料種別ボタンの設定
今までのADEACではどの資料も入口は一つだったのですが、参加機関・組織の増加と資料の多様化のため、トップページ上に「歴史資料」の他、「美術資料」や「個人資料」等のカテゴリ選択メニューができました。
資料のカテゴリがわからないし、どこから入ればいいかな...と言う場合は、「全資料」をクリックするとADEACで公開されているすべての機関が表示されます。
2. 閲覧画面デザインの変更
パソコンだけでなく、タブレットでも閲覧や操作がしやすいシンプルなデザインに変更しました。
(ADEACはタブレットでも閲覧できます。タブレットお持ちの方はぜひお試しください)
本文閲覧目次画面では、全ての目次をまとめて表示することができず、個々の見出しをクリックすることで部分的に目次を表示でしたが、クリック不要で全ての目次をまとめて表示するようになりました。
また、本文テキストページ上に「目次へ」というリンクを新設しました。クリックすると目次ページへ移動できるようになりました。
本文テキスト等も実は行間や文字の色を旧バージョンに比べて見やすくなっています。
3. 検索機能の強化
検索結果一覧画面上に検索語入力欄が設置されました。
検索画面に戻って検索語を再入力することなく、検索語を再入力し検索を続けることができます。
また、横断検索を実行しやすくするため、トップ画面右上に、横断検索用の検索語入力欄も作られました。
検索結果一覧画面と横断検索結果一覧画面では、左側に検索対象名とヒット件数を表示されるようになりました。
これらをクリックすることで、該当する検索結果を表示できます。
4. 多言語対応
各画面の項目名や見出し等に限定し、日本語以外の言語(英語、中国語(簡体、繁体)、韓国語、スペイン語、ポルトガル語)でも表示できます。
(機械翻訳を活用して翻訳表示します)
と、文章で長々と説明してきましたがまずは実際に使ってみると旧バージョンとの違いがわかっていただけると思います。
今後も新バージョンのADEACをよろしくお願いします!
9月の木曜日は帰って来た「データ部川柳」をお届けしています。
それでは第2回目の「読み方・典拠編」をどうぞ。
「バビブベボすべてがV(ヴイ)な訳じゃなく」英語嫌い
「我が辞書の「ヂ」「ヅ」「ヲ」の字が消えてゆく」街中で見て違和感
カナヨミは適当に振るわけではなく、各言語の発音や目録規則に従っています。
日常でもそんな習慣を引きずって脳内がモヤッとする瞬間が。
「Da De Van Vonお国はどちらと尋ねたい」前置語ワールド
「グループか個人か悩む単語名」Melon
「君の名は...ルビなし名前に問いかける」しの字
「姓名の区別がつかず脂汗」典拠修業中
呪文じゃありませんよ。
「Da」「De」「Van」「Von」はそれぞれ「前置語」です。
「ロバート・デ・ニーロ」の「デ」や「ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ」の「ヴァン」は姓なのか名なのか?というマニアックなお悩み。
「この名前 字画良いのか何人も」典拠修業中
「著書よりも興味ひかれる著者紹介」事実は小説よりも奇なり
毎日沢山の名前を眺めていると、傾向が見えてくることも。
クスッと笑える、はたまた壮絶な経歴が並ぶ、人生がにじみ出る著者紹介は思わず引き込まれてしまいます。
「華やかに名を使い分け江戸の人」典拠修業中
幼名、雅号、筆名、隠居後の○○翁など、いくつもの名前を使い分ける江戸の人。
今どきのハンドルネームより微笑ましくて憧れます。
さらっと爽やかな気持ちになったところで、今回はここまで。
次回(最終回)の「データ部川柳」は9/17(木)にお届けします。
お楽しみに!
本日は「週刊新刊全点案内」1929号の発行日です。
掲載件数は1148件でした。
先週アップしそこねた9月の表紙はこちら
落花生でしょうか。秋らしいですね。
*こんな本がありました*
「夢に出そうなミクロ生物」
タイトルに偽りなし。本当に夢に出てきそうなミクロ生物の写真集です。ミクロ生物のため、普通のカメラではなく「走査型電子顕微鏡」で撮影されています。
クマムシ、マダニ、サナダムシ、小腸の絨毛、ヘリコバクター・ピロリ菌など、普通の写真集ではお目にかかれないラインナップ。そしてミクロ生物の造形は恐ろしく、まるでSF映画に出てくるモンスターのようです。
今号にはめずらしい図鑑がもう1冊。
「世界で一番美しい分子図鑑」
分子の図鑑?と思わずハテナが頭の上に出そうですが、化学構造のなかから美しいものを選んで華麗な写真とユニークな解説で紹介したものだそうです。
休憩室のマーク。
デフォルメの具合がなんともかわいい。
しかし、ここは休憩室ではなく、コート掛けを置くスペースとして利用しているのでした。
あっという間にコートの季節がやってきそうですね。
TRCが作成している典拠ファイルは、「個人名」「団体名」「件名」「学習件名」「出版者」「全集」「シリーズ」の7種類ありますが、私の所属する典拠班では「個人名」と「団体名」を担当しています。
それぞれの典拠種別ごとに典拠ID先頭一ケタ目の数字が違います。典拠IDの先頭一ケタ目が1から始まるものが「個人名」。2から始まるものが「団体名」です。
「個人名」はさらに「東洋人」と「西洋人」に区分されます。
「東洋人」は典拠IDの先頭から二ケタ目が1、「西洋人」は2、のものです。
典拠ファイルでの「西洋人」と「東洋人」の区分は次のようになっています。
東洋人(典拠ID:11~) 日本・中国・朝鮮など、漢字文化圏
西洋人(典拠ID:12~) ヨーロッパ・アメリカ諸国など、非漢字文化圏
アジア圏でもインドなど漢字で名前を表記しない個人名が「西洋人」の区分となっているのはこのためです。
とはいえ、国籍がはっきりわかる著者は稀ですし、漢字名・英語名の両方がある人、帰化や日系人、活動拠点が欧米の中華系人名、逆に日本で活躍する欧米系のタレントさんなど、日々11(東洋人)か12(西洋人)かで悩むことが多いのが現実です。
毎年に秋になると、データ部にやってくるフレッシュなインターンシップ生。今年は、筑波大学の知識情報・図書館学類に所属する学生が来てくれています。
例年、参加するインターンシップ生は女性が多いのですが、今年は男性1名。スタッフの9割以上が女性というデータ部で居づらくないか、ちょっとだけ心配です(笑)。
今年は、目録、典拠、分類、内容紹介といったデータ部の実習のほかに、新座ブックナリーで図書館専用物流システムを体験したり、ADEAC(歴史資料検索システム)や出版流通のレクチャーを受けたりなど、TRCの図書館ビジネス全体を感じてもらえるプログラムになっています。
写真はTRC本社にあるショールームで、ICシステムに関するレクチャーを受けている様子。IC導入の様々なメリットについてデモ機を見ながら学んでいます。
そして、インターンシップ最終日には、実習の成果をプレゼンテーションしてもらいます。盛りだくさんの内容&慣れない通勤でハードな2週間になりますが、TRCでの仕事体験が、これからのキャリアを考える一助になれば何よりも嬉しく思います。
こんにちは、データ部典拠の原田です。
件名のこんな使い方はいかがでしょうか?
例えば、本屋さんになりたいなあ。本屋さんの仕事についてわかる本なんてあるのかな?と思った時、いちばん手軽なのは、TOOLiの検索画面の一番上、「すべての項目」に「本屋」と入れること。
検索結果が大量にでてきそうなので、「2013年以降」と発行年を掛け合わせました。
結果、293件がヒット。この中には主題が「本屋さん」ではないものも含まれています。
タイトルや紹介文に「本屋」とあれば、小説や絵本でもヒットします。
ですから、このなかから、職業としての「本屋」らしき本を探してゆきます。
これなどどうでしょうね。「わたしのブックストア あたらしい「小さな本屋」のかたち」紹介文によれば小さな本屋さんを取材したもののようです。
分類はB024.1 件名は「書籍商-日本」「古書店」。
そうそう、こういうカンジの本がほしいのよー! とピンときたら、同じ件名の本を探すとよいのです。
この本の書誌詳細画面で「書籍商-日本」をクリックすれば、「書籍商-日本」を件名に持つ図書がぞろっと並んで出てきます。
また、書誌詳細画面の下にある<この書誌と同じ件名の本を探す>をクリックすると、「書籍商-日本」「古書店」という2つの件名を持つ図書がリストアップされます。この本の近縁の本が見つかります。
さらに下のほうには、<「書籍商-日本」に関連する件名>が表示されており、それぞれクリックするだけで検索できてしまいます。こちらは遠縁の本といえるでしょうか。
それにしても、書籍商? 耳慣れない言葉です。
本屋、書店、ブックストアなどいろんな呼称があるなかで、件名は統制語として「書籍商」となっています。
なじみのない言葉かもしれませんが、件名典拠ファイルでは、「本屋」「書店」と入力すれば、「書籍商」が出てくるように仕組んであります。
検索画面の件名に「本屋」を入れ、「典拠ON」で検索してみてください。「←本屋」が「書籍商」の下にさがっています。
以上、「こんなような本」とピンと来た時、その「件名」から仲間を検索する方法でした。
以下の記事も参考になさってください。
手シリーズ第2弾。わたしのペンの持ち方。
よいこはマネをしてはいけません!
長年えんぴつを握り続けたため、ペンダコが痛くていつしかこんな持ち方に...。
肩こり腰痛ペンダコはデータ部の職業病ですね。
人前ではちゃんと持ちます...。
「時事ネタや巷のトレンド 本で知る」わりとミーハー
いつでも季節先取り、時代先取りの出版界。
テレビを見なくても、データ部員は本のテーマから世のトレンドを知ることができるのですね。
さてさて。
あの大人気(?)企画、「データ部川柳」が帰ってきました!
MARCを作成する「日ごろのつぶやき」、ついやってしまう「データ部あるある」を五七五で綴ります。
全3回でお送りするデータ部川柳、今回のテーマは「主題・分類編」ということで、本の主題や分類にまつわるあれこれを川柳にしてみました。
ではどうぞ!
「チアシードココナツオイルジャーサラダ」ヘルシー女性'15
「世界遺産登録されるとどっと出る」行った気になる
類句「新幹線開業するとどっと出る」
健康食品業界の流行の移り変わりの早さといったら...!
すでにココナツオイルからエゴマに変わりつつある今日この頃。
世界遺産も、それまでは見向きもされないのに、登録されたとなるといきなり大注目を浴びますよね。
北陸新幹線に続き、次は北海道新幹線の本が出てきそう?
「午後五時をまわれば気分は596」料理本大好き
596は料理の分類。
食べ物も分類作業も、好き嫌いをしてはいけないのですが...。
「レシートが¥527おっ住宅建築」ごーにーなな円
「合コンで相手の職業分類す」ニャン太
「配架ミス漫画喫茶でチェックする」ニャン太
日常生活で無意識に分類を思い浮かべたり、適当な配列に遭遇するとイラっとするようになったらかなり重症。
「NDC指のうるおい吸いとって」分類4ヶ月目
「NDC三年使えば古書レベル」783.47狂
分類班になってからスーパーのレジ袋が開けづらくなったような。
NDC(日本十進分類法)をよくめくるからだとにらんでいますが...気のせい?
(ちなみに783.47はサッカーの分類です)
今年の1月に発行されたばかりのNDC10版も手元にありますが、あまりにピカピカなのでめくるのも慎重になりがち。
しかしこれもあっという間にボロボロになっていくんだろうなあ...。
次回の「データ部川柳」は9/10(木)の予定。
お楽しみに!
今日は「週刊新刊全点案内」1928号の発行日です。
件数は1413件でした。
*こんな本がありました*
「顔ハメ看板ハマり道」
小中学生の夏休みもとうとう終わってしまいましたね。今日が始業式というお子さんも多いのではないでしょうか。夏休み中、出かけた先で顔ハメ看板に顔をハメて記念写真を撮りませんでしたか? 看板に穴があいていて、そこから顔を出して写真が撮れるあれです。私の携帯にもふくろうやかえるになった子どもの写真が夏の思い出として保存されています。
穴があるとつい顔を出したくなるものです。しかし、どのようにはまるかまでは考えません。この本の著者(肩書きは「顔ハメ看板ニスト」)は、顔や首の角度が看板の絵柄にしっくりハマるよう絶妙に傾けてシャッターを切るのです。しかも、真顔で。一度見たら目が離せなくなってしまいました。
顔ハメ看板は穴に顔をハメるものだけではなく、看板を自分でもって顔を載せるタイプや顔以外も出すタイプ、開閉式、リバーシブルなど、いろいろな種類のものがあるそうで。そして看板の裏側に見える歴史と物語...奥が深い。今度顔ハメ看板に出会ったら、見方がちょっと変わりそうです。
こちらの本の件名は「看板-写真集」。ちょうど1928号にもう1冊、同じ件名を持つ本がありました。
普段はほとんど気にしないで通り過ぎてしまう看板。雨も上がったようですし、今日は看板を探しながらゆっくり帰ってみようかと思います。