きょうのデータ部☆(6/30)
今日で6月も終わりですね。
つまり、2010年も半分終了。
「まだ半年」なのか「もう半年」なのか
感じ方は人それぞれかと思いますが
私は断然「もう」派です…
今日で6月も終わりですね。
つまり、2010年も半分終了。
「まだ半年」なのか「もう半年」なのか
感じ方は人それぞれかと思いますが
私は断然「もう」派です…
本日は「週刊新刊全点案内」1674号の発行日です。
掲載件数は1551件でした。
*こんな本がありました*
6月ももう終わりです。夏休みの自由研究・工作対策らしき本がちらほら見られるようになりました。
表紙の宣伝文句がストレートです。
これも可愛くていいかも。
小学生にはちょっと難しいかもしれませんが、面白そう。お父さん、お母さんと一緒に楽しめそうです。
梅雨真っ只中・・・蒸し暑いですね。
エアコンは冷房か除湿か、はたまた扇風機だけでいけるか?
家ではちょこちょこいろんなリモコンを持ち替え、快適さを求めて足掻くこの頃です。
さて、そんな季節にぴったりな(?)DVDがありました。
「クラゲの神秘」(10904185)
クラゲの祖先が地球に現れたのは10億年前と言われるそう。長い時を悠々と生き続け、潮の流れに身を任せている、様々なクラゲたちの姿を紹介するDVDです。
AVでは、ヒーリング音楽のCDはそこそこの頻度で入荷されてきます。ポピュラーミュージックをオルゴール版に編曲したもの、心理学者の監修による音楽療法的なものなどがあります。映像版、目で見るヒーリングというと、クラゲはいい線いくのでは? 水の青さが視覚的にも涼しそうですし。
昔、海で腿から脛まで足全体をクラゲに絡まれ刺された痛さは今も忘れないけれど、水族館でクラゲコーナーを必ず見たくなるのは、癒し効果に惹きつけられていたせいか。
急がず慌てず流されるまま~な感じ。
このユルサが快適です。
クラゲを「崖の上のポニョ」で知った息子は、先日、お風呂の中にシャワーノズルを逆さまに水面近くに入れ、「クラゲがいるよ~」と表現していました。結構、似ていました。
小学校に上がったばかりの私の娘が、お友達からお手紙をもらってきました。封筒に書かれた宛名は「もへちゃんへ」。「もへ」? なんだか全身の力が抜けていくような感覚に襲われました…。正しくは「へ」ではなく「え」。娘も「は」と「わ」、「へ」と「え」、「を」と「お」の使い分けがうまくできない状態です。お友達もまだ「へ」と「え」の区別ができず、「え」と読むものはすべて「へ」と書いてしまうのでしょうね。
もし、宛名が「もえちゃんえ」となっていたら、日々目録作成業務に当たっている母としてはそれほど脱力感を覚えなかったでしょう。なぜなら、目録の世界では助詞の「ヘ」は「エ」と読む規則(日本目録規則1987年版改訂版、標目付則 1 「片かな表記法」)になっているからです。片かな表記については、国会図書館のホームページで公開されている書誌データ作成ツールでも確認できます。そこから抜粋しますと、
助詞「ハ」「ヘ」「ヲ」は「ワ」「エ」「オ」と表記する。
こんにちは コンニチワ
いずこへ イズコ エ
字を書く ジ オ カク
この規則、目録作成を始めたばかりの頃はまったくなじめませんでした。同様の規則に「2語の連合または同音の連呼によって生じた「ヂ」「ヅ」は「ジ」「ズ」と表記する」というものもあり、こちらもとても抵抗がありました。これらの片かな表記の規則は目録カード時代からの決まりごとのため、なかなかなじめない方は多いと思います。「いづみ」さんや「みさを」さんが「イズミ」「ミサオ」などとなっていたら、ご本人はあまり良い気がしないかもしれません。現に、「MARCに入力されている読みが間違っています」とお問い合わせを受けることもあります。
しかし、規則だからとは言え、「え」と「へ」の使い分けが難なくできるようになった子どもたちが図書館のOPACで「イズコヘ」と入力してヒットするMARCがなかったとしたら…? 子どものみならず、図書館の一般利用者で「イズコエ」と検索する方は少ないでしょう。この規則のせいで「ここの図書館には蔵書がないんだ」とがっかりさせないために、検索システムに「エ」と「ヘ」、「ズ」と「ヅ」などを同じものとみなして検索を実行させるしくみをもたせることができます。ためしに子どもたちが将来使うであろう区立図書館のWeb OPACで「ニホンジンヘ」とタイトルヨミで検索をしてみたところ、ちゃんとこちらのデータがヒットしました。
「お母さんが作ったデータのせいで、図書館で検索ができなかった」と娘に怒られることはなさそうです。
コードブックにも載っていないマニアックな漢字たちも世の中には沢山ある、というのが前回のお話でした。
そんな漢字を見つけたら、その度に辞書を何冊も引かねばならないのか?同じ字を何度も調べるなんて無駄無駄!ということで、漢字の調査結果をまとめて管理しているのが、データ部の秘蔵っ娘、「箱入り娘」です。
今はファイリングされてますが、昔は目録カードケースに入っていたからこんな名前になったとか。もしもの時には持って逃げないといけない、地味~なお宝です。
ここに、今までの調査の結果をすべて集約してあります。異体字にすると決めたのか、外字にすると決めたのか、頁を繰れば過去の結果がわかります。これにも載っていなかったら、はじめて漢字の調査にとりかかります。
中身は、今までに調査した文字のコピーと手書きの指示。部首別に並べてあります。
パソコンで漢字をすべて管理しようとしたら、扱えない文字がありすぎて大変なことになってしまうでしょう。画像ファイルにしてみても、閲覧して目的の字を探すのはきっと大変。紙ベースなら管理も楽だし、すばやく引けて全体を見渡せるので、目的の文字がすぐ見つかります。データ部では、今は廃れかかっているかもしれない、部首で漢字を引く習慣が健在です。
データ部にある小さな冷蔵庫は、夏場は大活躍です。
お弁当を持ってきている人たちは、昼まで冷蔵庫に保管しておき、電子レンジであたため直しています。
11時現在の冷蔵庫はこんな感じ。
しかし、夏場のお弁当作りは大変ですよね…。
食欲もないし、私は夏はもっぱらパンで生きています。
本日は、「週刊新刊全点案内」1673号の発行日です。
掲載件数は1165件でした。
*こんな本がありました*
1冊まるごと、「ばれん」の本です。
現役のばれん職人さんが書かれたもの。
小学校の図工の時間に使って以来、その姿を見ていない「ばれん」ですが、いわれてみれば浮世絵などの木版画には欠かせない道具なのですね。
「木版画は摺りで決まる」といわれるほど大事な作業である摺りを、左右するのが、この「ばれん」なのだそうです。
サブタイトルに、「製法と使い方」とあるように、本ばれんの製作過程を細かく、写真で解説しています。
竹ひもを縒ったり、和紙を貼り込んだり、漆を塗ったり、なんだか伝統工芸品の作りかたを見てるかのよう。こんなに手の込んだものだったとは、知りませんでした。
まるごと「ばれん」の本なのにも納得。
ついでにもう1件。
こちらは1冊まるごと「塩」の本です。市販の塩を分類して、それぞれの特徴や合う料理などを紹介したもの。こちらも写真で塩を紹介してるのですが、色も形もさまざまで、見てるだけで楽しい。
料理によって塩を使い分ける、なんていうのもおもしろそうですね。
こんにちは。AS・野村です。
企画洋書ですが、今回は生誕100年記念のレオ・レオニの洋書絵本をご紹介します。
レオ・レオニといえば、"Swimmy"ですが、"Frederick"派の方もいらっしゃるでしょうか?
表情豊かなねずみたちが登場する5冊です。
"Frederick"と"Alexander and the wind‐up mouse"はコールデコット賞を受賞した作品です。
"Swimmy"は小学校2年生の教科書にも載っているそうですが、自分が使っていた頃の教科書にあったかどうか...
あらためて、どんな作品が掲載されていたか見てみたいものです。
週刊新刊全点案内1672号(6月15日発行)に注文書を同封しましたので、ぜひご利用ください。
ワールドカップで盛り上がっています。「2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会オフィシャルガイド」
2月に新設された件名「ワールドカップ(サッカー)」を付与した図書は80点を超えています。そんな中でちょっと気になる話題を探してみました。
まずはサッカー。NDCは783.47です。しかし783.4のフットボールとの違いはなんでしょうか。サッカー=フットボールとも言えますしアメフト、ラグビー等の総称がフットボールともいえそうです。NDCの考え方は後者です。「オフサイドはなぜ反則か」のような歴史的な本が該当しますがあまり多いとはいえません。
それでも783.4を付与したMARCは60件以上ありますが実は大半はフットサル関係の本です。フットサルについても書くことはありますがまたの機会にします。
各国代表チーム中例外なのがイングランドです。イングランドはNDCでは地理区分-333が該当します。イギリスはサッカーの発祥国なので特別扱いが認められていてワールドカップ予選にイングランド以外にスコットランド、ウェールズ、北アイルランド各代表チームが参加していました。だからワールドカップでイングランド対スコットランドも可能性はあったのだろうと思いました。なおウィキペディアによりますとオリンピックは国対抗なのでイギリスはサッカー競技に代表を出していなかったのですが2012年ロンドンオリンピックでは統一チームを組む話が流れイングランド代表がイギリス代表として参加する模様です。
さて、前回は、図書の表示のままでは入力できない漢字たちに、異体字関係にある文字で代用する or 外字にする の二つの運命がある、というところまでお話ししました。
それを決するのが、こちらのデスク。
字典やコードブックをまとめた、漢字専用の調査デスクです。もちろん、漢字のバイブル「大漢和辞典」全巻も別の書架に用意してあります。
謎の漢字を見つけたら、こちらで調査開始。
辞書を引いては、謎の字やそれと関連があるとおぼしき字をコピーして、調査票に貼っていきます。
点がひとつ多い/少ない、棒が長い短い足りないetc.。異体字も、ひとつではなく複数あるかもしれないので慎重に調べます。全部で6種の辞書を引いたら、その結果をもとに検討して、異体字に統一するか外字にするかを決定します。
☆☆☆
さて、話題は変わります。
こうして調査→検討→決定した字が、また別の本に出てきたとき。
同じ字をもういちど調査するのは時間の無駄ですね。データ部では、コードブックに結果を書き込んで、一度の調査で済むようにしています。
しかーし、世の本には、コードブックに載っていない漢字も沢山ありまして。
そこで頼りになるのは、こちらのアナログツールで…。(次の木曜が最終回です)
TRCには制服というものがありませんので、足元も人それぞれ。
靴のまま仕事をしている人も多いですが、サンダルやスリッパに履き替える人もいます。
私は足がむくみやすいので、スリッパ派。
歩くと摩擦音がうるさいのが難点ですが、クッションが効いていてなかなか快適です。
つま先が空いているので、夏もムレないはず!
本日は「週刊新刊全点案内」1672号の発行日です。
掲載件数は1167件でした。
*こんな本がありました*
今週はいろいろな分野で挑戦する人たちの本をご紹介します。
今年の1月に突如Twitterに登場した、浜田幸一=ハマコーさん。
いきなりビル・ゲイツに質問したり(しかも人違い)、「なう」の代わりに「だう!」を流行らせたりと、独特の行動力でTwitter上でも大人気に。この本、てっきりハマコーのおもしろつぶやき集かと思いきや、どうすればフォロアーが増やせるか?政治家とTwitterの関係は?などなど、かなりマジメなハマコー流「Twitterの心得」のような内容になっています。これからTwitterをはじめてみようか、と思う年配者の参考にもなるかもしれません。それにしても御年80を超えてこのバイタリティー。すごいなぁ…
著者の岩井俊雄さんは、「100かいだてのいえ」のいわいとしおさんです。あのビッグブックの制作秘話も紹介されています。あまりにも規格外なサイズ(ふだんビッグブックを見慣れているデータ部でも話題騒然でした)だったので、ふつうの流通ルートにはのせられないかもしれないと、出版社では直販も覚悟されたとか。とにかくアイディアを練って実現していくのが楽しくてしょうがない!という岩井さんの姿勢に周りが動かされていったのですね。
横井軍平さんは、「任天堂のDNAを作った男」と言われるゲームデザイナーなんだそうです。アナログ玩具のヒット作を次々発表し、ファミコンの十字ボタンも彼のアイディア。ゲームボーイの開発者でもあります。個人的には、ゲームボーイが“ファミコンに馴染めない”という発想から作られたことに親近感を覚えました。
不況のなかで電気自動車製作にいどむ大阪の町工場のおやじさんの奮闘記。この電気自動車のデザインがすごくかわいいのです。大阪の町工場といえば、人工衛星の開発でも話題になりました(「まいど1号」という名前もよかった)。“仕事がなかったら自分で作ったらえぇねん”の言葉に、大阪人の心意気を感じます。
本日は、お知らせです。
先週末、TRC MARC累積作成件数が300万件を超え、3,001,690件となりました。
これもひとえにみなさまのご支援のおかげであり、深く感謝申し上げます。
今日作成したMARCが、また400万件への第一歩です。
今後も、より使いやすいMARCをめざしてデータ部一同努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
これまで、典拠について、カテゴリー「典拠ファイル」「著者」
企画記事として「MARC MANIAX」や「人名典拠」で
説明してまいりましたが、馴染んでいただけましたでしょうか?
今日は、人名典拠ファイルの出典資料の昇格について。
「昇格?なんだか仰々しい言い方…」とお思いでは?
実はかくいう私も初めて聞いた時は、聞き返してしまいました。
人名典拠ファイルでは、
ヨミをどこから採用したかという根拠を入力しています。
①図書
②出版者回答
③推定
などのように、確実性の高いものから順に優先順位をつけており
最初の図書にヨミがなく、2冊目の図書にヨミが表示されていた場合は、
根拠も②出版者回答あるいは③推定(一般的なヨミを振っておいたもの)
から①図書に変更します。
優先順位の高いものにランクアップするので、昇格なのでした。
(注:わかりやすくするために参考資料は省略しています)
でも最初に振ったヨミと、違うヨミで出版されたらどうするの?
そんな時は、もう一度ほかの資料などで確認。
ヨミ間違いであったことが判明すれば
もちろん、訂正させていただきます。
また、出版されるたびに違ったヨミがふられていたら?
とお思いの方、こちらをご覧ください。
誰でも読み間違いは避けてほしいもの
「人名にはルビを!」と叫びたくなる毎日です。
こんにちは。かなーり地味な、「漢字入力」の話の第2回です。
(1回目はこちら)
前回は、TRC MARCには
(A)図書にある表示のまま入力できる漢字 と、がある、というお話でした。
(B)そうでない漢字
図書にある表示のままでは入力できない漢字たちはどうなるのか?
「ネ申」みたいに入れるのもおもしろいかな~なんて思ったりもしますが、やっぱりそうはいかなくて、
ここから先は、
(B-1) 異体字関係にある文字で代用するの二つの運命が待っています。
(B-2) 外字にする
左側の字で、右側の字を代用します。
↑のような字、入力できなくてムッとした、吉(上が短い)田さんや、吉(上が短い)原さんも多いのではないでしょうか。ほんとに漢字は手強いですね。
(B-2)外字
代用できるお仲間の文字もない場合には、最後の手段で「外字」になります。MARCの中では
草【ナギ】剛のように表現します。【 】は、外字を表すとき専用に使うカッコです。
週刊新刊全点案内では、「草【ナギ】剛」と出てはちょっとカッコ悪いので、印刷会社に「こんな字ですよ~」とお願いして、特別に字を作ってもらいます。
さて、どちらの運命が幸せかは分かりませんが、とりあえずMARCの中ではなんとか表現できました。
ここで気になるのは、異体字か外字かを、どうやって決めるのか、です。
(次の木曜に続く)
つい先ほど分類/件名チーム新メンバーの歓迎会をやってきました。
写真はナスとホタテのパスタです。
電源を入れるのにもたついていたら、湯気が消えてしまいました。
お昼休みだったので短い時間でしたが
なかなか面白い話ができて楽しいひと時でした。
本日は「週刊新刊全点案内」1671号の発行日です。
掲載件数は1255件でした。
*こんな本がありました*
季節は夏へ、旅に関係した本が気になりますね。
この本の帯には「帰りたくなる、なつかしい島へ。」とあります。
グルメ・雑貨・観光案内、その土地を知る人ならではのとっておきがいろいろ。
町の天ぷら屋さんの前に集まっている猫たち、それだけで和んでしまう。
ハイビスカスの花びらを押し花にした雑貨はいかにも南国、ひとつひとつ手作りでかわいらしい。
その他、カフェやお宿などゆっくりたずねてみたくなります。
なんと前に出版された本に同じタイトルの本がありました。
どちらも表紙は料理の写真ですね。やはり旅に美味しいものは欠かせません。
こちらのサブタイトルは「なつかしい島に帰りましょう。」
その土地の出身ではないけれど懐かしさ感じる。古き良きものが残されている場所。
一方で那覇の街並みはめまぐるしいスピードで近代化しているそうです。そして沖縄の歴史も見過ごせないことです
地元の人々の生活を知る。名所をめぐるのとはまた一味ちがう、そんな旅はいかがですか?
授業中、教科書の隅に描いたこと、ありませんか?
こちらの本は独特の世界観を味わえる不思議な物語のパラパラマンガです。
客の多い穴 第2版
(パラパラブックス)
発売からしばらくたっているのですが、なんとしてもご紹介したいと思っていたものです。
~~MARCで探そうQ&A 第8回~~
Q:子どもに虫歯の予防とか、歯の知識を身に付けさせたいのですが、そのようなテーマの紙芝居ってありますか?
A:
本日6月4日は「旧・虫歯予防デー」。もちろん、「6(む)4(し)」に因んでのこと。
現在は毎年6/4~6/10を「歯の衛生週間」(日本歯科医師会、厚生労働省、文部科学省が実施)としています。
それでは、紙芝居さがしに取りかかりましょう。
図書館専用ポータルサイトTOOLi上で、刊行形態から「紙芝居」を選択。
そして、「絵本の主題分類」を使うのが今回のポイントです。
ここでおさらい:
紙芝居・絵本を主題から探したい場合、この「絵本の主題分類」を使います。
詳しくは→「知識絵本も探せます!絵本の主題分類」
ちなみに、NDC9版で【齲蝕症[むしば]】の分類は497.24ですが、ここではちょっと広めに、497【歯科学】の前方一致にして、497以降の分類の展開もひろえるようにします。
語呂合わせついでに、
64歯(虫歯)→4(よ)9(く)7(な)~れ!と、歯科学の分類も覚えてみましょうか。
早速、複合検索してみます。
→絵本の主題分類497* and 刊行形態「紙芝居」をセットして検索
結果、このような紙芝居が見つかりました。
例)
[内容説明]
「ハブラシさーん。来てくださーい!」 だれかがハブラシさんを呼びました。だけど、ネズミさんの歯も、ワニさんの歯も、きれいです。それじゃあ、ハブラシさんを呼んだのはだれでしょう?
これを応用して、「絵本の主題分類」部分を変えれば、
「おやつの前に手を洗おう」(498.3【個人衛生.健康法】)
「交通安全を心がけよう」(681.3【交通安全.交通事故:自動車事故<一般>】)
なんていうテーマの紙芝居も探せますね。
例)
こんにちは。新刊目録の藤沢です。
今月は、木曜日を4回使って、TRC MARCを作るときの「漢字の入力」について、かる~くご紹介したいと思います。
「なぜ漢字?普通に変換すれば入るよ?」と思われた方もいるかもしれませんが、例えばニュースサイトの記事を思い出してみてください。文中にいきなり「●」とあり、文末に「●は火へんに韋」などとフォローしてあったりしますよね。世の中の漢字の数はとにかく多いので、全ての漢字を「文字」として、コンピュータ上で入力、表示させるのはなかなか難しいようです。
MARCの現場でも、復刻本にある昔の字、中韓の人名に出てくる見慣れない字、たまには著者が勝手に作っちゃった漢字など、「あれ?この字どうやったら入力できるの?」というものに遭遇します。(その辺が紙媒体の自由なところですね)
で、そんな色んな漢字をTRCではどう扱っているのでしょうか?
まずは第一歩。この文字は、
A.そのまま入力できる
B.ダメ
Aの場合は何も問題ないですね。
では、そのままでは入力できないBは一体どうするのか?
…続きは次の木曜日に。
今週の月曜日にデータ部内で異動があり、
分類/件名のチームには新たに2名のメンバーが仲間入りしました。
初日から早速、分類・件名の付与作業に入っています。
新メンバーのNDC(日本十進分類法)をちょっと拝借しました。
日がたつにつれ書き込みが増え
使い込んでいくうちに紙の白さも失せ
そのうちページが本体から外れてくるので
貴重な瞬間です。(多分)
本日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
5月は15件の件名を新設しました。
そのなかに「クチコミ」という件名があります。
どの商品を買おうか迷っているとき、おいしいレストランを探したいとき、以前なら雑誌を参考にしたり、エイヤッと買ってしまったものですが、
近ごろは「とりあえずインターネットでクチコミを調べよう」と思うようになりました。なかにはものすごく詳細なクチコミもあって、投稿者のみなさんのマメさには感心してしまいます。
このクチコミをマーケティングに活かすための本も多いことから、今回新設することにしました。
ちなみに「クチコミ(口コミ)」という言葉、もともとは大宅壮一が使い始めた造語だとか。当初はほんとうに口伝えのアナログな伝達方法だったはずですが、今の世でこんな風に利用されるようになるなんて。さすがの大宅氏も予測できなかったのではないでしょうか。
本日は「週刊新刊全点案内」1670号の発行日です。
掲載件数は1468件でした。
6月の表紙はこちら。
雨には長靴、晴間には虹という、梅雨の風情を感じる絵柄になっています。
*こんな本がありました*
今週はアブナくて、コワくて、キレイな動物たちの本がやってきました。
「うん、これはアブナイ。」という動物もいれば、「え?その動物がキケンなの?」という動物、「へ~、そっちの方がキケンなんだ。」という動物もいて、なかなか見ごたえがありました。写真は怖かったり、気持ち悪かったりもしましたが、私は綺麗だと思ってしまいました。
ちなみにこの本になかった「可愛い」要素は、先週発行の「週刊新刊全点案内」1669号掲載のこちらの本で補給できると思います。
モモンガの本です。しかもペットとしての。
とても可愛かったのですが、モモンガがペットになる世の中になったのか…と少し物思いにふけってしまいました。