きょうのデータ部☆(2/29)
うるう日ですね。
幼い日から疑問なのですが、
今日が誕生日の人は4年に一度お誕生日を祝うのでしょうか?
そんな今日は朝から雪景色。
誰も踏んでいない雪につける足跡、うれしいですよね。
でも大分積もってきたのでちょっと憂鬱に…今夜、明日朝、転んだりしませんように。
うるう日ですね。
幼い日から疑問なのですが、
今日が誕生日の人は4年に一度お誕生日を祝うのでしょうか?
そんな今日は朝から雪景色。
誰も踏んでいない雪につける足跡、うれしいですよね。
でも大分積もってきたのでちょっと憂鬱に…今夜、明日朝、転んだりしませんように。
本日は「週刊新刊全点案内」1756号の発行日です。
掲載件数は1525件でした。
昨年から流行りだした「麹」を活用した料理や菓子。今週号にも関連書籍が複数掲載されています。また、麹ブームから発酵全体に関心が寄せられているようで、発酵食品の料理本も増えてきました。件名標目検索でいえば、「料理」に、「麹かび」or「発酵食品」等の件名を組み合わせてand検索してみるといろいろ出てきます。
例)
日本伝統といえば、他にもこんなムック本が。
こんにちは。
AV(録音・映像資料)の岩瀬です。
この間、こんなCDのMARCを作りました。
「LAST ONE 原田芳雄ファーストアルバム」(MARC No.12900812)
1977年にレコードとしてリリースされたこの作品、俳優・原田芳雄さんのデビューアルバムだそうなのですが…。ファーストアルバムなのに、LAST?
俳優としてのキャリアの方が先だった原田さんの、アルバムなんてこれっきりだよ、という洒落っ気が込められたタイトルなのかもしれないのですが(詳しいことは存じませんけど)、今見てしまうと、この「LAST」の文字、なんとなく、昨年7月の訃報に触れた時のようにちょっと寂しい気持ちになりました。
原田さんが亡くなられた後の、12月に初CD化されたのだそうです。
そんなCDを前に、原田さんが出演された映画を見たときの記憶がよみがえりました。
ギター片手に“流し”を演じていた原田さんが劇中、「あたしねえ、これでもアルバム出してんですよ、1枚」みたいなセリフを言っていて、それがあまりにも自然なので、映画であることを忘れて、もしかしてホントに出してるかも、と信じてしまいそうになったこと。
これとは別の出演作で、主題歌を歌う独特の渋い歌声に、ちょっとした驚きを感じた時のこと。
でも、本当に、音楽活動もなさってたんですね。
そうやって思い返してみると、映画やアルバムなど、亡くなった後にも姿や声が残る、俳優や歌手という職業は、こわいような、幸せなような、不思議な仕事だな、と感じました。
DVDもCDも、どんどん技術が進化して、最初に封切られた時の鮮やかさを再現した画面、演奏された当時に優るほどの臨場感あふれる音などを楽しめるものが増えてきました。
それらを通して、何度でも楽しませてもらえる私たちは、とても幸せなのかもしれない、とそんなことを思いました。
月末にお届けしている「MARCや検索のはなし」。
今回はタイトルの注記についてお話します。
タイトルは本の顔ということで、出版社もインパクトやデザインを考えて、あの手この手で目を引くタイトルをつけます。
たとえばこちらの本。
レキジョ(歴女)ではないです。何を育てるのでしょう?
正解はリケダン=理系男子、リケジョ=理系女子。(見にくいですが表紙にあります)
理系の子どもの育てかただったんですね。
たしかに、「理系男子」と漢字であるよりも「リケダン」の方が親しみやすく、何より興味をそそられます。
上手い言葉を考えるものね、と感心しつつ、ここで本題です。
目録上、タイトルはどのように表記したらよいでしょう。
本タイトルとして採用できるものが1つなので、まずはいつも通り、4情報源の表示を参考に1つ決めます。
標題紙>奥付>背>表紙の優先順位で見た結果、
「リケダン、リケジョの育てかた」を本タイトルとして採用しました。
本タイトル:リケダン、リケジョの育てかた
さて、今度は理系男子・理系女子の扱いです。
リケダン=理系男子 という説明ですので、タイトル関連情報にするのも適切ではなさそうです。
TRCでは、本タイトルに説明的な言葉があった場合、別タイトル という注記をしています。
本タイトル:リケダン、リケジョの育てかた
別タイトル:理系男子 理系女子の育てかた
こうしておけば、"リケダン"という言葉を知らない人でも、理系男子にまつわるこの本に出会う可能性がぐんと広がります。
*****
それにしても、理系になれるかどうかは中学生までで決まるんですね。
今更リケジョになりたい!とまで高望みはしませんが、せめて地図を見て迷わない程度の空間把握能力は手に入れたい、と切実に願うブンジョ(文系女子)なのでした。
思い出の本、と記憶をたどって幼児期へ…遡ろうとしたのですが、まずこの峠を越えなければその先は見えず。
今日は「猫の日」だそうで。
そう簡単に猫には会えないよなあと思っていたら、いました!
データ部和みグッズの中に猫さん1匹。(小さいですが、わかります?)
いつも下を向いてMARCの入力などしてるので、たまには目線を上にしてパソコンの上のつぶらな瞳に癒されましょう。
本日は「週刊新刊全点案内」1755号の発行日です。
掲載件数は 1174件でした。
*こんな本がありました*
むかしから「地図」というものがちょっと苦手です。
どこか目的地に行くために地図をみるのは大丈夫なのですが、
これといった目的もなく地図を見ていると、こう、ページ一杯にみっしり詰まった情報に圧倒されてしまうというか、なんだかよるべないような気分になってしまうのです。
地図をながめていれば何時間でも楽しめるというタモリさんのような境地にあこがれますが、なにかちょっとポイントを示してほしい…
今週は、そんな要望に応えてくれる本がありました。
それぞれ16版、17版を重ねたロングセラー!
この本がすごいなと思うのは、各地の観光地を、その良さが伝わる地図をつかって紹介しているところです。
都市なら観光スポットが一覧できる市街地図、自然景観が見所の場所は立体感のある鳥瞰図、というように。さすがは地図の帝国書院。旅気分と同時に、地図そのものも面白さが味わえる…深いです。
もう1冊、地図に関連した本を。
班田図・荘園図・国絵図・鳥瞰図・伊能図・世界図などなど、日本に数多く残されている地図が、どのような目的で作製・利用されてきたのかを研究した本。
こんなにたくさんの地図が作られたのは、日本人の凝り性ゆえなのか、それとも私のように地図が苦手な人が多かったための工夫だったのか? 気になるところです。
こんにちは。
ASの横山です。
博物館や資料館の資料、または図書館の郷土資料などをお預かりすると、館の案内や催しものの解説、○○ニュースなどといったパンフレットが混じっていることがあります。
どれも1枚ペラから数ページほどの資料ですが、これがなかなか目録泣かせ、装備泣かせです。
普通の図書と違って、標題紙・背はもちろんのこと、表紙もほぼ存在しません。
奥付があればラッキーですが、それでも目録に必要な情報が揃っているとは限りません。
さすがにタイトルはおもてに大きく書かれているものの、発行者は怪しい場合があり、発行年などはないことも。
そのため、ずいぶんスカスカしたデータになってしまいます。
また、表紙・背がなく余白も少ないと、バーコードラベルや背ラベルを貼る場所を探すのに苦労します。
暦のうえでは立春も過ぎましたが、全国的に厳しい寒さが続いていますね。こんな寒い冬に思い浮かべる料理といえば、なんと言っても鍋物。鍋物だけを取り上げた料理の本も多く刊行されていることから、昨年末、検討の結果、NDLSH(国立国会図書館件名標目表)から「鍋料理」という件名を採用しました(「鍋物」は参照語にしました)。単に鍋を使った料理ということではなく、鍋のまま食卓に供して、食卓で煮ながら食べる料理に付与します。と書いているうちに、いろいろな鍋料理が頭に浮かんできました。
私の思い出の本は、イギリスの女流作家アンナ・シュウエル原作の「くろうま物語」。小学1、2年の頃、親に買ってもらった本です。
美しい黒い子馬が生まれ、成長し、働く場所を転々と変えて、様々な人間や馬に出会い、生死をさまようほどの苦労をしながらも、やがて、穏やかに暮らせる場所を見つける…という、ある一頭の馬の一生をたどるストーリー。
訳書もさまざまあるようですが、私が読んだ本では、主人公の馬の名前は、「くろ」あるいは場面によっては「ぶらっく・びゅーてぃ」。低学年向けの本なので「ぶらっく・びゅーてぃ」と、ひらがなで書かれています。
この本の挿絵が好きでした。
瞬間を切り取ったかのようなドラマティックな絵。
表紙やカラー頁の挿絵では、馬の黒毛が紫がかった黒で描かれており、その艶やかな毛並みに憧れていました。
お正月、帰省したときにこの本を実家から自宅へ持ち帰りました。
大人になってから、初めて読んだ頁があります。
「ご両親や、先生がたへ」と題された大人向けのあとがきです。
優しい眼差しをもって、子どもを本の世界に導こうとしているのが伝わり、なんとも言えない幸福感と懐かしさをあらためて感じました。
近所の公園に、紅梅が咲いていました
寒そうな木々の中にきれいなピンク色
心もあたたかくなります
春はすぐそこまで来ていますね
本日は「週刊新刊全点案内」1754号の発行日です。
掲載件数は 1154件でした。
*こんな本がありました*
子どもとお散歩をするようになって、空をよく見上げるようになりました。
よく晴れた青空を飛行機雲をひっぱりながら横切る小さな飛行機や、毎日ちょっとずつ大きくなっていくお月様…。
自分ひとりで歩いていたら気づかないものを、子どもとちょっと立ち止まって空を見上げて発見できたとき、少しだけ得したような気持ちになります。
毎日空を見上げていたら、すごいものも発見できるかも!
この本で紹介されているのは、富士山の上に現れた竜のような雲や飛行機から見たオーロラなど、普段私が空に見つけるものとは桁違いにすごいものですが、いつか見てみたいものです。
第1弾はこちら。
ところで、この本には昨年末に話題となった皆既月食のことも載っていました。
私は残念ながら見逃してしまったのですが、今年の5月には金環日食が見られるらしいですね。
25年ぶりらしく、今回を逃すと次のチャンスは18年後とか…。
万全な準備をして金環日食を見てみたい、そんな方はこちらの一冊をどうぞ。
図書館蔵書で扱っている本には、地方自治体が発行している議会の議事録や予算決算資料、地元紹介の冊子などの行政資料があります。最近、その表紙にご当地キャラクターが描かれているのをよく見かけます。
今、手元にあるものだけでも
うなりくん 成田市観光キャラクター
勝浦カッピー 勝浦市のカツオキャラクター
ピーちゃん ナッちゃん 八街市のイメージキャラクター
はにたん 高槻市のマスコットキャラクター
すいたん 吹田市のイメージキャラクター
実物をここでお見せできないのは残念ですが、どれも地元の名産などがモチーフになっており、ほのぼのとした可愛さで心がなごみます。地元では人気者なのでしょうね。ブログをしているキャラクターもいるようです。
この仕事をしていなければ、たぶん知ることもなかったご当地キャラクターたち。これから、どんな新しいキャラクターを見つけることができるのか、楽しみにしているのです。
先日(といっても去年なのですが。)こんな本が来ました。
あるアイドル歌手のライブ写真集なのですが、この本の特異性にお気づきになられたでしょうか?
そう、これは「人間」のアイドル歌手ではなく、「バーチャル」アイドル歌手のライブ写真集なのです。
ボーカロイドは2011年7月、ついにロサンゼルスでライブをおこない、その写真集まで出してしまったのです。
と、言っても何のことかわからない方もたくさんいらっしゃると思います。(斯く言う筆者の身近にも、つい最近まで「ボーカロイドって何?」という人間がいましたし…)
簡単に「ボーカロイド」についてご説明すると…
「ボーカロイド」とは“ヤマハが開発した音声合成技術、及びその応用製品の総称”です。
しかし、時として”応用製品に設定されているキャラクター”の事を示し、今ではこちらの意味で使われることの方が一般的かもしれません。(Wikipedia内VOCALOIDの項目参照)
後者の「ボーカロイド」には『初音ミク』や『がくっぽいど』などさまざまなキャラクターが存在しており、日本では彼ら(?)のアルバムがオリコン週間チャートで1位を獲得したりもしています。
この本で取り上げているロサンゼルスのライブを行ったのは『初音ミク』『鏡音リン』『鏡音レン』『巡音ルカ』の4人(?)で、クリプトン・フューチャー・メディアの「キャラクター・ボーカル・シリーズ(CVシリーズ)」のキャラクターたちのようです。
そういえば以前、実在しない人(物)も典拠ファイルを作成していると、このブログで紹介させていただいていました。
ロスでライブをするほどなのですから、『初音ミク』さんもいるかな?と思って、人名典拠ファイルを調べてみました。
人名典拠ファイルがあるのに対象冊数が0件になっています。これはいったい?と思ったら、出現フラグがAV(著)になっていました。AV資料の歌い手として登場していたから本は0冊なのですね。なるほど。
『なめ猫』や、アニメ『超時空要塞マクロス』の「リン・ミンメイ」のように、1980年代から模索されていたバーチャルアイドルも、単純に人が声を当てるだけではなくなり、海外進出(ついでに人名典拠へも進出)を果たすまでになったと思うと感慨深いものがあります。
今後の「ボーカロイド」の活躍にも目が離せなくなりそうです。
少し前の子ども向け読み物のTRC MARCを見ていると、時折びっくりするようなものに出会います。
「このハードボイルドを子ども向けにするとは!」とか、「1冊にこれとこれを入れてしまうとは豪勢な、っていうか盛り込みすぎでは?」とか、「この人がこんなところで挿絵を描いているとは」とか…。名作ものや、SF、推理のシリーズなどは、その豪華ラインナップに見入ることしばし。
ただ、実際の本を見ながらではなくデータだけなので、どんな翻訳なんだろう、著者本人が手を入れたのだろうか、など想像しながらの仕事になります。
それにしても、乱歩の「怪人二十面相」や南洋一郎の「怪盗ルパン」(正しくはルブランの)、世界のSFシリーズなどに一時期あんなにも熱中したのはなぜなのか。手の甲に赤い輪が出てきたらどうしよう、部屋の隅のカーテンから何かのぞいているのでは、とびくびくしながら読んだものでした。
そして、今となっては筋立てはまったく覚えていなくても、なんとなく記憶に残っている“あの”挿絵のかずかず。心なしかページが黒っぽく透けて見え、気配を察しつつページをめくると…。
作者など関係なく読んでいたSFやミステリーはいったい誰の作品だったのか。そして今だとどう見えるのか。気になりながらも、あの重さを通勤電車で読む気力はなく、かといって、文庫版ではあの重みが味わえず。ましてや電子書籍ではあの愉しみは…。
というわけで、とりあえずはこんな本をのぞいてみようかと思います。
今日、入力されチェックされ、明日の校正を待っている本たち。
大きいのから小さいのまで、いろんな本がありますね。
本日は「週刊新刊全点案内」1753号の発行日です。
掲載件数は 1335件でした。
2月の表紙はこちらです。バレンタイン!
*こんな本がありました*
「私の青空」という歌があります。
何回もカバーされ、CMなどでも使われているので、どなたも聞いたことがあるのでは。
「狭いながらも楽しいわが家」は現代も変わらぬ共感をよぶ一節ですね。口笛で吹きたくなります。
さて、もとはアメリカの曲だった「私の青空」、その日本語版を初めて歌ったのが二村定一です。
こちらはその評伝。
「私の青空」でうたわれた小市民的幸福を思うと、紹介文にある「稀代の蕩児」というのが気になります。
時代は「エロ・グロ・ナンセンス」の昭和初期、どんな人生を送ったのでしょうか。
「私の青空」をタイトルに冠したこちらの本も、最近刊行されています。
『週刊新刊全点案内』は毎月最初の号の巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名はTRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
1月は8件の件名を新設しました。
そのなかに「世界記憶遺産」という件名があります。
「世界記憶遺産」はユネスコが主催する三大遺産事業の一つで他の二つ「世界遺産」「世界無形文化遺産」は既に件名として採用しています。「世界記憶遺産」は文書、楽譜、写真、映画などを対象に保存を支援するために1992年にはじめられました。
日本は古い文書類が多く保存されていて国宝の制度も完備しているためか「世界記憶遺産」の登録はありませんでした。昨年、山本作兵衛さんの残した筑豊炭鉱の記録が日本の登録としては第1号となったため「世界記憶遺産」という制度も知られるようになりました。
山本作兵衛さんの絵や文章は、60年代70年代に多く出版されていました。私は上野英信さんの岩波新書「地の底の笑い話」(1967年刊)の挿絵で記憶していました。まさに記憶に残る絵だったのです。しかし、1984年に山本作兵衛さんが亡くなると、バブル経済期には忘れ去られたように思えました。
日本近代の発展を担った筑豊炭鉱の労働が絵や文章で残されていて「世界記憶遺産」に登録されたのは喜ばしいことだと思います。おかげで昨年は山本作兵衛作品の復刊や新刊が相次ぎました。1点だけ紹介しておきます。
図書館蔵書部署に菓子折が。
と、思って、包装紙をはずしてみると中身は本でした。
包装紙についてる製造元記載らしき白紙が実は奥付。紐までついてて凝ってる!
書名は「古今名物御前菓子図式」。上下本で、宝歴10年(1760)刊の 影印本。
菓子の原料とその製法が述べられています。
(写真をお見せできずに残念。)
他に、菓子関係で目に付いたのは、「ほしいも学校」(2010年刊)。徹底的に干し芋について書かれた本です。発売元HP情報によると、本物の干し芋がセットされた書籍バージョンもあるそうですが、データ部に来たのは書籍のみ。(実物も見たかった!)
こういった菓子と本のコラボ。甘党かつ本好きにはたまりません。
雑然としてますが、本日入力したMARCのゲラです。
この厚さに達成感。
寒い日が続きますが、みなさま風邪などお召しになりませんよう。