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2016年10月 アーカイブ

2016年10月31日

異文化を知るために~新設件名のお知らせ2016年10月分~

明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

10月は8件の件名を新設しました。そのひとつに「ハラル」があります。
東京でオリンピックが開催されることが2013年に決定しましたが、その少し後ぐらいからインバウンド(=海外から日本へ来る観光客・訪日旅行)関連の本が増えてきました。
異なる文化の国へ行くことはとても楽しく勉強になりますが、言葉や食事など不安になることも多いです。特に食事は宗教的な制約もあり、提供する側・される側ともに気を使うデリケートな問題です。
イスラムは豚肉やアルコールがダメ程度のぼんやりとした知識しかありませんでしたが、件名を新設するにあたって各種資料を読むことで、もっと細かい様々な規則があることを知りました。「その家畜が食べた餌にハラールに違反するものが入っていてはならない。保管場所や輸送する乗り物に豚が一緒になってはいけない。(Wikipediaより)」など、気を付けないと見逃してしまうような規則がたくさんあります。海外の方に日本での滞在を楽しんでもらうためには、こういった異なる文化を表す単語を知ることが第一歩になるのかもしれません。

ちなみに、TRC MARCには「ハラル」を付与している図書が13件あります。これからきっともっと増えていくことでしょう。

2016年10月26日

きょうのデータ部☆(10/26)


昼休みは日差しが眩しいぐらいです。
今日の東京は最高気温25度の夏日になるとか。


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昨日より10度ほど温度が上昇しているとはいえ、
夏よりは爽やかな秋晴れです。


20161026-1.JPG

2016年10月28日

別タイトル

月末にお届けするMARCや検索のはなし。
今回は「別タイトル」について取り上げたいと思います。


TRC MARC Tタイプマニュアルでは、『タイトルに関する注記』の項目で
「ルビの位置にある説明的な語句は,便宜的に別タイトルとして入力する」としています。

たとえば、タイトル中の「ADHD」の文字の上に小さく「注意欠陥多動性障害」と表示のあるもの。
ADHD = 注意欠陥多動性障害のことね、と、ひとめで情報が伝わるので、とてもわかりやすいです。
とはいえ、これをタイトルとしてどう記述するかとなると、困ってしまいます。

「愛」の文字の上に「ラブ」とあったり、「真紅」に「あか」が付いているのなら、「これはこう書いて、こう読ませたいのだろう」ということでルビ読みとして扱いますが、それとは少し意図が違うと思われます。

そこで、このような場合には、タイトルとしては「ADHD」の形を採用、「注意欠陥多動性障害」の形は別タイトルとして注記します。

こうすれば「ADHD」「注意欠陥多動性障害」どちらの漢字形で検索しても、MARCを見つけられます。

もちろん「エーディーエイチディー」「チュウイケッカンタドウセイショウガイ」のどちらの読みでも、検索が可能です。


最近の図書では 「自衛隊はISのテロとどう戦うのか」( 別タイトル:自衛隊はイスラム国のテロとどう戦うのか) や、
「2週間で体が変わるグルテンフリー健康法」( 別タイトル:2週間で体が変わる小麦抜き健康法) などがありました。

「CVA保健医療ソーシャルワークと人権」( 別タイトル:脳血管障害保健医療ソーシャルワークと人権) などは、漢字形のタイトルの記述もあった方が、一般の人にも図書の内容がわかりやすいですね。

2016年10月27日

いつまでもクリスマス

こんにちは 図書館蔵書 渡辺です。

小さい頃、絵本を読んだという記憶がない私。
自分で読んだ覚えも、読んでもらった記憶もないので
優しい声で絵本の読みきかせをしているお母さんの姿は憧れでした。

なので、いざ我が子に読みきかせをすることになった時は
かなり張りきっていたと思います。
2人の子が選んでくる絵本1冊ずつと私が選ぶ1冊
毎晩3冊を読みきかせていました。

当時、次女のお気に入りだったのがこの絵本。

「ねずみくんのクリスマス」
(ねずみくんの絵本)

なかえよしを(作)
ポプラ社(2003.10)

最初に読んだのはクリスマス1カ月前くらいでした。
他にもいろいろと絵本はあるのに
それから毎晩「これ読んで」と持ってくるので
いつ飽きるんだろう、と思いつつ言われるがまま読んでいました。
クリスマスが過ぎ、お正月が過ぎ、春近くまで2、3カ月くらいは
ほぼ毎晩読み続けたでしょうか。

「またこの本読むの...(泣)」
音をあげたのは、一緒に聞いて(聞かされて)いた長女でした。

この記事を書くにあたり、次女に「この絵本覚えてる?」と聞いたところ
覚えてはいるけれど、大好きだった記憶はない様子。
そんな次女の愛読書はギリシア神話。
ギリシア神話の絵本は、一度も読みきかせをしたことはありません。

2016年10月24日

第18回図書館総合展

2016年11月8日(火)~10日(木)、パシフィコ横浜で開催される第18回図書館総合展に、TRCも出展いたします。

ブースのほかに、様々なフォーラムもご用意しておりますので、みなさまぜひご参加くださいませ。
(写真は昨年のTRCのブースです)

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総合展では、「図書館キャラクターグランプリ」も行われるようです。
なじみのある動物のキャラや、図書館にちなんだキャラ、ちょっと萌え系のキャラから、ゆるっゆるのゆるキャラまで、かわいらしいキャラクターたちが勢ぞろい。
個人的には「ウパっち」押しです。

2016年10月19日

きょうのデータ部☆(10/19)

テラスの桜です。
曇天の葉桜。


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可憐な満開の季節がしのばれます。


先日、このテラスで典拠の部署のランチ会をしました。
すぐ近くのイタリアンレストランのデリのお弁当が美味しいのです。

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風がピューピュー吹いていたけど話がはずみ、あっというまに昼休みが終了です。

2016年10月25日

オレンジの片割れ

本日は「週刊新刊全点案内」1985号の発行日です。
掲載件数は1317件でした。

*こんな本がありました*

誰も知らない世界のことわざ

エラ・フランシス・サンダース(著/イラスト)
創元社(2016.10)

以前にもこのブログでご紹介した「翻訳できない世界のことば」(記事はこちら)の著者による、
今度は世界のことわざ・慣用句にフォーカスした一冊です。

目次を見ると
・スペイン語「あなたは、私のオレンジの片割れ」
・フランス語「さて、羊に戻るとしようか」
・ノルウェー語「あごひげが郵便受けにはさまってしまう」などなど、
何それ?どういう意味??なことわざ・慣用句がズラリ。

日本語からは「サルも木から落ちる」「猫をかぶる」が取り上げられています。

ことわざ・慣用句には、その国の文化や習慣が色濃く反映されているものが多いので、ことばの由来などを知ると、その国に親近感が湧いてきたりもします。

「あなたは、私のオレンジの片割れ」ということばは、"あなたは自分の魂のパートナーで、生涯愛する人である"という意味の愛情表現だそうです。
なぜ「オレンジ」が愛情表現に使われるようになったかというと...

 オレンジはひとつとして同じものはありません。
 半分にしたオレンジにぴったり合わさるのは、その片割れだけだから

...だそうです。

なるほど、ロマンチックですね。
これからオレンジを見る目がちょっと変わりそうです。

2016年10月18日

折々のたよりに

今日は「週刊新刊全点案内」1984号の発行日です。
掲載件数は1037件でした。

*こんな本がありました*

浄土真宗本願寺派寺報作成に使える素材集

本願寺出版社(2016.9)

小学校や幼稚園・保育園向けのおたより素材集はよくありますが、お寺向けのものは初めて見ました。

先日帰省した折、実家にお寺の名前が入ったカレンダーがあり、まことに浅薄なことに「営業努力...」という言葉が浮かびましたが(反省)、寺報というものもあるのですね。
檀家さんとの重要なコミュニケーションツールになっているようです。

とはいえきっと、いきなり作れといわれても難しい。
なにごともお手本があるととりかかりやすいもの。
こちらの本ではすぐ使えるテンプレートやイラストカットを多く紹介しています。
データを収録したCD-ROMも付いています。実践的です。

そういえばお寺が経営されている幼稚園もありますよね。
かくいう私もお寺の幼稚園に通っていました。
先生の弾くオルガンで仏教歌を歌ったりしましたが、多分今でも歌えます。

2016年10月21日

ロック! ~分類・件名のおはなし・69~

今年のノーベル文学賞は、ボブ・ディラン氏(以下敬称略)が
受賞されました。
シンガーソングライターの受賞は史上初で話題になっていましたね。

CDショップの前を通ったら、立派にコーナーができていて
老若男女が吸い寄せられている光景を目にしました。


ボブ・ディランの関連書籍はNDCでは
767.8 歌謡曲.流行歌.シャンソン.ジャズソング のところになります。
今日時点での最新書籍はこちらです。

「ボブ・ディランとギタリスト 徹底検証◎ディラン&ギタリスト年代記」
(シンコー・ミュージック・ムック)

シンコーミュージック・エンタテイメント(2016.4)

彼の伝記もここに収めます。
たまに「伝記なのに289.△でなく7類に分類されていますが...」と
お客さまから問い合わせを頂きますが、
NDC 289伝記 のところに以下の一文があります。

*ここには,個人(2人をも含む)の伝記および伝記資料一切を収める;ただし,哲学者,宗教家,芸術家,スポーツマン,諸芸に携わる者および文学者(文学研究者を除く)の伝記は,その思想,作品,技能などと不可分の関係にあるので,その主題の下に収める

ボブ・ディランはここで言う「芸術家」に該当するので7類になります。


また、ボブ・ディランが書いた歌詞集は
英語で書かれた詩なので9版931.7(8版は931)になります。

「ボブ・ディラン全詩集 〔訳詞〕」

ボブ・ディラン(著)
ソフトバンククリエイティブ(2005.11)

↑10年以上前の図書なので市販では手に入れにくい本になっていました。
こう言う時こそ図書館へ。
近隣の図書館で検索したところ結構見つかりました、すでに予約は一杯でしたが...

2016年10月20日

はじめて贈った絵本

こんにちは、典拠の木内です。
10月の雑記のテーマは「思い入れのある絵本」。

ですが。

実は私、子どもの頃の絵本の記憶がないんです...。外を走り回ったり木に登ったり、家にいるときは人形遊び、そんな思い出ばかりで絵本の記憶がない...。でも、この雑記テーマをもらったとき、一番に浮かんだ絵本があります。大人になってから出会い、はじめてできた姪に贈った絵本。

おどる12人のおひめさま

グリム(原作) エロール・ル・カイン(え) やがわすみこ(やく)
ほるぷ出版(2015.4)

~12人のおひめさま、ぼろぼろのくつの謎、戦争帰りのまずしい兵士、すがたがきえる上着、地のしたの銀・金・ダイヤモンドの森、12人の王子さまたちと12そうの小舟、向こう岸のすばらしいお城、兵士による謎解き~

エロール・ル・カインの魅惑的な絵に導かれて、夢中で物語に没頭しました。それまで、絵本は文字も少ないしババッと読み終わるもの、という先入観がありましたが、そうじゃなかった!行間を読み解き、絵の中をさまよい遊び、1冊の小説を読むように、時間をかけてページをめくり、想像をめぐらすものだった。恥ずかしながらそんなことを大人になってからはじめて知り、目を見開かされるような驚きがありました。

姪が生まれた時にこの絵本を贈りたい!とすぐに購入しましたが、いやいや気の早い話ですね(笑) 数年間部屋の隅に寝かせて、姪の成長を待ち贈りました。姪はもう絵本を卒業し、わたしの身長を追い越し大きくなりましたが、
--むっちゃん、この絵本のこと覚えてる?--
今度会ったとき、訊いてみたいと思います。

2016年10月17日

ノーベル賞の受賞者を探す ~TOOLiで探そう~


今月は、ノーベル賞の発表がありました。

オートファジー(自食作用)の仕組みの発見で、大隅良典氏がノーベル医学・生理学賞を受賞。
また、ノーベル文学賞が、なんと歌手のボブ・ディラン氏に与えられるなど、今年も大きな話題となっています。


さて、TRC MARCに受賞情報という項目があるのは、ご存知ですね。
文学賞などを受賞した作品のMARCに入力しています。

ノーベル賞はどうなのか?
これは「人」に与えられる賞なので、人名典拠ファイルに加えています。


TOOLiの典拠検索画面へ。
「すべての項目」に、部分一致で「ノーベル医学・生理学賞」と入力し、検索してください。
大隅良典氏をはじめ、大村智氏、山中伸弥氏らがズラっと並びます。
もちろん外国の方も。

ノーベル賞は、格別に注目度が高いので、毎年、発表があるとすぐに、人名典拠ファイルの「職業・専門等」の項目に追加入力しております。

「ノーベル○○賞」の形で検索してください。
○○が不明のときは「ノーベル 賞」で、調べられますが、「イグノーベル賞」なども検索対象になってしまいますので、要注意です。


関連記事:典拠のはなし ~世界で輝く日本人~

2016年10月14日

典拠徒然~典拠のはなし~

典拠でははじめまして、森田と申します。
以前は新刊におりましたが、今年の春より異動になり早5ヶ月、現在修行の真っ最中でございます。
新刊班では毎日新しい本に触れることができ、普段自分ではすすんで見ることのない分野の本との出会いが新鮮でしたが、典拠班ではまた違った新たな出会いがありました。その出会いというのは、普段あまり触れる機会の無い国・言語・時代の著者たち。
異動してまず驚いたのは、インドやタイなど東南アジア圏のお坊さんが著者の本が意外と出版されていること。見慣れぬ言語だけに、姓名の区切りやそもそも姓名の形の名前を採用しているかどうかの判断ももちろん大変ですし、名前だと思った単語が実は称号だったなんてことも...。他にもキリル文字で表記された名前をアルファベットに翻字してみたり、200年前のヨーロッパ貴族の来歴について調査したりと、注意すべき点の量も質もこれまでとは大きく異なるので、一つのファイルを作成するにもこちらを気にすればあちらを忘れの状態を繰り返しながら、日々研鑽をつんでいます。
ただ、そんな数ある注意点の中で最近一番悩まされているのは漢字の判別です。
外国語の文字やヨミの処理に比べたらむしろ簡単なのではないかと思われるかもしれませんが、そうは問屋が卸さない。
過去の記事にもありますが、(巳・已・己 ~典拠のはなし~)人の名前に使われる漢字のバリエーションには驚かされるばかりです。特に、最近は日本以外の漢字文化圏の著作が国内でも盛んに出版されているようで、日本人が日常では使う機会の少ない漢字や、逆に使用頻度の高い漢字によく似た異字がタイトルや著者名に紛れ込んでいることも少なくありません。経験の浅さからか元の性格か、私はよく似た別の漢字を同一のものとして扱ってしまうことがしばしばあるので、赤字が入る度に漢字文化の豊かさが嬉しいような恨めしいような複雑な気持ちになります。
以上、なんとか暗中模索を続け、自分なりに力をつけていきたいと思います。

2016年10月12日

きょうのデータ部☆(10/12)

会社の通用口側の公園です。
気持ちの良い木陰なのでお弁当を食べる人もちらほら。
ドイツの彫刻家によるオブジェが沢山あって雰囲気あります。

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オブジェといえば、ゲームアプリ「ポケモンGO」のアイテムをゲットできるスポットになっていることが多いですが、この辺も当然沢山のスポットが。

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近くにバトルのできるジムもあり、スマートフォン片手に佇んでいる人をちらほら見かけます。

2016年10月13日

涙なしには

10月の雑記のテーマは「思い入れのある絵本」です。

小さい頃、母がよく絵本を読んでくれました。
朗読サークルに入会するほど読み聞かせが好きな母でしたので、こちらから「読んで」とせがむ前に「読んであげるからこっちいらっしゃい」と呼ばれることもしばしば。
中でも思い出深いのがこちら。

かわいそうなぞう」

つちやゆきお(ぶん) たけべもといちろう(え)
金の星社(1970.8)

母のお気に入りで、何度も読んでもらった記憶があります。
しかし、涙もろい母は途中で必ず泣き出してしまい、最後まで読みとおせたことがありませんでした。
ああ、また今日も泣いちゃったよ-などとちょっと冷めた気持ちで眺めていたこともありました。

時は流れて自分が母となった今、我が家の本棚にこの本は置いてありません。
母以上に涙もろくなってしまったため、この本をひらいただけで涙腺が緩みそうで...。
「これ、読んで」と言われても、とてもじゃないけれど読み通せる自信がないのです。

泣きながら繰り返し読んでくれた母に感謝しています。


2016年10月11日

お墨つき。

今日は「週刊新刊全点案内」1983号の発行日です。
掲載件数は1242件でした。


*こんな本がありました*

仕事を終えて。家に帰って。
...うーん...ごはん作るのめんどくさい。。
ようやく和らいできましたが暑い時期はさらに。。。

そんなわけで近ごろは、具沢山のお味噌汁を多めに作り、簡単なおかず一品+ご飯。が定番メニューです。

一汁三菜とか1日30品目とか言うけれど、昔の人がそんなに色々食べていたはずないし!
粗食のDNAを受け継いでいるんだからコレデイイノダ!
と思いつつ...
夕飯には必ず3品以上並ぶ料理上手な母のもとで育った身には、ほんのり罪悪感がありました。

そんななかで出会ったのがこのタイトル。


「一汁一菜でよいという提案」

土井善晴(著)
グラフィック社(2016.10)


お料理を作るのが大変と感じている人に向けて、一汁一菜というライフスタイルを提案した上で、美味しくごはんを炊くコツや手早く作りたい時のお味噌汁、季節の食材を使ったお味噌汁などが紹介されていて、土井先生のやさしい語り口が沁みます。

そうかー。これでいいのだ。

2016年10月 7日

戦国武将モノ

「図書の中身がわかって便利」と言えば、内容細目ファイルと目次情報ファイル。特に目次情報ファイルは、児童書の場合、目次に出てくる文字列を基本的にすべて入力しています。
最近、目次情報ファイルを作るべく内容目次班にやってくる本を見ていると、武将についての児童書が多いような気がします。

目次に武将名がずらっと並ぶ、入力もチェックも大変なものが多いので、印象に残っているだけかな? 
Tooliで検索してみよう。


タイトルに「武将」と入れて「目次情報あり」を検索すると、139件。
更に出版年を一年ごとに区切ってみると、こんな結果に。

2016年(~10月):19件
2015年:22件
2014年:27件
2013年:8件
2012年:7件

2014年に2桁か。
確かに増えてはいる。
これってもしかしてゲームと関係してたりするのかしら?


最近、小5と小2の息子たちがやけに武将の名前を口にするのです。
「謙信が」「信長が」「坂本(龍馬)が」「(源)義経、最強!」等々。
まだ社会で日本史は習わないだろうに、なぜそんなに親しげに?と思っていると、「モンスト」なるゲーム(正しくは「モンスターストライク」というそう)に登場するのだとか。

母は大河ドラマなら欠かさず見ていますが、ゲームのことはさっぱり。
子どもたちは授業やTVで知ってるわけではないけど、ゲームで武将をかっこいいと言うように。
思わぬことからリンクして、この話で盛り上がっています。
更に、小5の息子は児童文庫で武将モノを読みだし、小2の息子にはコミック伝記の武将モノを図書館で借りてきてと言われます。
「で、誰が一番好きなの?」など、共通の話題ができて、私も楽しい。

子どもとゲームとの関係を考えるに、アンチな立場でいましたが、自分の生まれた国にどんな人物がいたのか、歴史的にどんな経過をたどってきたのか、想いを馳せて興味を持つという側面もあったとは意外でした。


インターネットで調べると、モンスターストライクは2013年9月にリリース。
子どもの武将ブーム(あるのか?)を牽引してるのかな?

2016年10月 6日

ぱんく・ぽんく・ぴんく

今年は雨が多くじめじめと暑い夏でしたが、秋に入りやっと気候のよい時期になりました。夜は肌寒いくらいで、読書もはかどりそう。そんな10月の雑記のテーマは「思い入れのある絵本」です。

幼少時代、実家の隣に住んでいた方(大学教授)からたくさんの絵本をいただきました。その中の1冊がこちら。

「もりのおばあさん」
(岩波の子どもの本)

ヒュウ・ロフティング (おはなし) 光吉夏弥(やく) 横山隆一(え)
岩波書店(1954.9)

今回このブログを書くために改めて調べて、作者がドリトル先生の人だと初めて気が付きました。原書は絵もロフティングさんが描いているそうです。

「タブスおばあさんと三匹のおはなし」

ヒュー・ロフティング(文と絵) 南條竹則(訳)
集英社(2010.10)

こちらは原書の絵を使った別翻訳バージョン。原書の絵も素敵ですね。


農場を追い出されてしまったおばあさんをなんとか農場に戻してあげようと、いぬのぱんく、あひるのぽんく、ぶたのぴんくが奮闘するというストーリー。動物たちの名前がかわいらしく(ぶたのぴんく!)、横山隆一さんのシンプルだけど味のある絵もお気に入りで、何度も読み返した覚えがあります。
追い出された寒い夜、おばあさんを温めてあげようと動物たちが知恵をしぼるシーンがあったと記憶しています。あひるが羽を提供し、ぶたはあたたかいので抱き枕になるのですが、愛らしいぴんくのぶたを抱っこして眠るというシチュエーションに憧れました。最近はペットとしてぶた(ミニブタ)を飼うことができるようです。子どものミニブタはぴんくのイメージにぴったり...私も一度ミニブタを抱っこして眠ってみたいです。

2016年10月 5日

きょうのデータ部☆番外編(10/5)

読書の秋、芸術の秋、食欲の秋など、「○○の秋」シリーズ(?)にはいろいろありますが、個人的には何といってもスポーツの秋!自分でプレイするにも観戦するにも、秋はベストシーズンです。

ということで、「きょうのデータ部☆」、本日は番外編として、私が参加する社内サークル「TRCフットサル部」をご紹介します。


p20161005.JPG


TRCフットサル部は月に1度、出版健保の体育館で活動しています。男女混合チームですが、残念ながら女性部員は数名ほど...(ただいま部員募集中!)。メンバーは、営業、物流、経営管理室など、さまざまな部署から集まっています。

だいたいはお世話になっている出版社さんのチームを対戦相手に迎え、ゆるーい試合形式でプレイします。また、人数が少ない時などは、部員の友だちや知り合いにも声をかけて参加してもらうので、仕事では会うことがない業種や職種の人たちと交流できるのも魅力です。

活動日はたいてい日曜の午後。翌日は仕事ですが、もちろん飲み会は必須。汗をかいたあとの生ビールのおいしさといったら...!(個人的にはこちらがメインだったり)お酒を飲みながら、日ごろじっくり聞けない他部署の業務の話を聞けたりするのも良いところ。社内コミュニケーションの場にもなっています(酔っぱらっているので話した内容がうろ覚えなのがアレですが...)

部長Sさんいわく、「一緒にボールを蹴ってると、ふしぎとすぐに仲良くなっちゃうんだよね~」とのこと。これぞチームスポーツの醍醐味。

来週の月曜は体育の日。
当日はもちろんTRCフットサル部、活動します!

2016年10月 4日

名画の中のポケモンGO!

今日は「週刊新刊全点案内」1982号の発行日です。
掲載件数は1314件でした。
今月の表紙はこちら。

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まだまだ暑い日が続きますが、きのこ鍋の季節もあっという間に来るんだろうなあ。

*こんな本がありました*

「妖怪ウォッチ」や「ポケモンGO!」の流行にのっかって、図書の世界でも空前の妖怪ブームです。
伝説や神話に出てくる怪物や妖精、はたまた宇宙からやってきた生物や、都市伝説となっている未確認動物などなど...。
ありとあらゆる「妖怪」的なものを扱った本が増えています。

姉が上野公園の近くに住んでいるのですが、休みの日ともなると、日本中からポケモンを見つけるために人が集まり、大変なことになっているそうです。
神社や仏閣などでは「ポケモンの捕獲を禁ず」という立て札をしているところもあるそうな。

そしてついに、名画の中でまでモンスター探しが。

ボスのモンスター・ブック」

スタジオ・ハードデラックス(編)
小学館(2016.10)

ボスというのは、初期フランドル派の画家ヒエロニムス・ボス(ボッシュとも)のこと。
くちばしに手紙を刺している犬だか鳥だかよくわからない「伝書犬」、頭と足だけでお酒を飲んでいる「ヨッパディン」...。
(名前は原画にあるわけでなく、本書で勝手に命名)
まさに「妖怪」の原点と言っても過言ではない、なんとも奇妙なモンスターたちが、ボスの絵の中には多数登場しています。
う~ん...悪夢を見そう。

しかし、三次元からまた二次元に戻ってモンスター探しをする方が、何かと平和なのかもしれませんね。

2016年10月 3日

パソコンはもう使わない~新設件名のお知らせ2016年9月分~

明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。


9月は7件の件名を新設しました。そのひとつに「タブレット型端末」があります。以前は、タブレットの解説書などにも「パーソナルコンピュータ」を付与していました。
スマートフォンという件名はあるのに、なぜ...?パソコンとタブレットは違うよね...?とずっと違和感を覚えていたのですが、このたびめでたく新設、となりました。


デジタルネイティブといわれる最近の若者。パソコンなんて当たり前に使いこなすんだろうなと思っていたら、その逆。若者のパソコン離れが進んでいるそうです。最初に出会うのがスマホやタブレットで、それでコトが足りてしまうからだとか。なかには、卒論もスマホのフリック入力で書いてしまう子もいるというので驚きです。


かく言う私も(若者ではありませんが)、家でパソコンを使うことがめっきりなくなりました。インターネットショッピングも、友だちとの連絡も、家計簿つけるのも、ゲームをするのも...全部タブレットかスマホで済ませてしまっています。


教育現場では、2020年を目標に、1人1台のタブレット導入が進められているそうです。デジタル教科書なども登場し、どんどん進化した使われ方がされていきそうですね。


でも、移り変わりが早いデジタルの世界。
数年後には、「あ~、タブレットなんていう大きいヤツ使ってた時代があったね~」なんて言われる日もくるのでしょうか。

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