超基本なおはなし
毎月月末にお届けしている「MARCや検索のはなし」。今月は望月が担当いたします。
4月に加わったデータ部の新しいメンバーは、目下新刊目録の部署でMARC作成の一歩目を勉強中です。おなじように、4月から新しく図書館で働き始めた方もいることでしょう。
そこで、超基本なおはなし。そもそもMARCとは何でしょうか?
「MARC」(マークと読みます)は、MAchine-Readable Catalogingの略語で、機械可読目録という意味です。
機械で読める目録...わかったようなわからないような言葉ですが、要するに1冊の「本」の情報をコンピューターで管理・閲覧できるようにしたデータベースのことです。
「本」の情報には、
・タイトル
・著者
・出版者
・発行年
・ページ数
・ISBN
などといったもののように、図書に書いてある情報だけではなく
・分類
・件名
のように、図書の主題を表わす情報も含んでいます。
さらには、「短編集の中の、あるひとつの作品のタイトル」(内容細目ファイル)や「子ども向けの科学の本の目次」(目次情報ファイル)といったものまで入っている場合もあります。(詳しくはこちら)
「本」の情報を検索することで、目当ての本を探したり、知りたい分野の本を幅広く見つけたりすることができます。
データ部ログでは、MARCの紹介とともに、そういった検索のコツもお知らせしていますので、日々の業務に役立てていただけますと幸いです。