きょうのデータ部☆(2/28)
今日で2月も終わり。明日から3月ですね。データ部でも最繁忙の時期です。
まだ本格的な波が押し寄せていない今のうちにちょっとひと息。
今日で2月も終わり。明日から3月ですね。データ部でも最繁忙の時期です。
まだ本格的な波が押し寄せていない今のうちにちょっとひと息。
ADEAC冬の公開情報3回目はすでに公開中の機関に新たに追加公開となった史料のお知らせです。
◇船橋市西図書館/船橋市デジタルミュージアム
(2017年12月28日更新)
秋の公開情報の記事でお知らせしていました「『目利き番頭船えもん』をさがそう」に人気投票の結果が出ました。
浮世絵の中から船えもんを探す「船えもんをさがそう」コーナーに、皆様からの投票結果を受けてあたらしい絵が増えています。
ぜひともチャレンジして見て下さい。
◇港区/デジタル港区史(1月16日更新)
港区に100年在住されている方にインタビューした港区史オーラルヒストリー「100歳の記憶」を掲載しました。
生まれ育った宮下町(麻布十番)の様子をはじめ、関東大震災の経験、東京タワーにまつわるエピソードなどを聞くことができます。
デジタル港区史は今後も随時あらたな史料が公開されますので、ご注目下さい。
◇下松市 郷土資料・文化遺産デジタルアーカイブ
(2月15日更新)
◇江戸川区立図書館/デジタルアーカイブ(2月1日更新)
新たな史料が追加公開されました。
それぞれのトップ画面より、NEWのマークがついた史料が新たな公開史料です。ご覧ください。
ADEACで3月5日は正午から午後12時30分にかけまして、メンテナンスを実施いたします。
この時間帯はADEACへアクセスができません。
皆様にはご迷惑をおかけいたしますがご了承ください。
年度末となりADEACチームもますます忙しい時期に入ってきました。
これから春に向けて公開を控えている機関や史料がたくさんありますので、春にはまた新しいお知らせがたくさんできると思います。
ぜひお楽しみに!
新年度に向けて本の刊行数がじわじわと増えてくるこの時期。
学年の上がる新学期に向けて、出版社さんが力を入れて多種多様な児童書や教育書を作るのも毎年恒例です。幼い頃からさまざまな本に出会う手助けをするために、TRCでは児童書のMARCに独自の工夫を凝らしています。今回は「児童用内容紹介」についてご紹介します。
通常の内容紹介に加え、子どもが自分で本を選べるように対象年齢にあわせた言葉遣いで内容を紹介するのが児童用内容紹介です。まだ習っていない漢字にふりがなをつけたりもしています。たとえば、
ではMARC内でこのように並んでいます。
~内容紹介(通常)~
頭からつま先まで、骨のしくみや役割をわかりやすくビジュアルで解説。動物との比較や簡単にできる実験コラムなどで、自分の骨や体への興味が深まる。実物大の全身骨格ポスター付き。
~児童用内容紹介~
立ったり、歩いたり、ジャンプをしたり、しゃがんだり、自転車に乗ったり、名前を書いたり...。いろんな動きができるのは、わたしたちのからだに「骨格(こっかく)」があるからなのです。動きのしくみや、形状(けいじょう)のわかりやすさにこだわって解説(かいせつ)した、骨(ほね)のビジュアル図鑑(ずかん)。
できるだけ多くの本が、子どものやわらかくなんでも吸収する目に留まることを願いながら...。
今月の雑記テーマは「辞書・辞典」です。
このお題を頂戴したとき、はっとしました。
「辞書、買わなくては...」
うちの次女は4月から中学生になります。
2年前、長女が中学生になった際、学校だったか塾だったかで英和辞典(電子辞書は不可、紙の辞書)を準備するように言われました。
明日までに買ってきてねと娘に軽くお願いされ、辞書売り場で奥付の発行年月を見比べ、語釈を見比べ、一冊選んで買って帰りました。
長女と次女は2歳違いのため、お下がりは間に合いません。
しかし、中学の間しか使わないであろうジュニア辞書を2冊も買うのはちょっといやだなぁ...と渋る母の頭によぎる「古本屋で買っちゃうか」の考え。
だめだ、それをやってはだめだ!!
学生時代、英英辞典を用意するように言われて古本屋で買って行ったら「辞書は新しいものを使え!」と激怒されたではないか、私!
仕方ない、やっぱりきちんと買おう。
早めに買うべく長女にリサーチ。
「妹用の英和辞典を買おうと思ってるんだけど、お母さんが買って来たあれ、使い勝手どう?」と尋ねたところ、「あんまり使うことないから、妹と共有でいいよ」との答えが。
いまどきの中学生は、分からない熟語に出会うと辞書ではなくネットに向かうらしい...。
出費が抑えられた安堵よりも、使われていないことの落胆のほうが大きかったです。
娘よ、辞書を引け!
お昼休みに散歩中、近くの公園に梅が咲いていました。写真を撮っていたらちょうど飛んできたメジロが一緒に納まってくれました。残念ながらピンボケですが、赤と薄緑のコントラストに春を感じたのでした。
本日は「新刊週刊全点案内」2050号の発行日です。
掲載件数は924件でした。
*こんな本がありました
「すごい廃炉 福島第1原発・工事秘録〈2011~17年〉」
表紙に書かれた篠山紀信×日経コンストラクションの文字。一見「え?」と思う組み合わせですが、篠山紀信さんはこちらの雑誌に不定期に連載をされているそうで、書籍にまとめた「現場紀信」というのもありました。
今回の現場は「廃炉」現場。そう、7年前の震災で大変な事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所です。あれからあの場所はどういう作業が行われ、いまどうなっているのか。
担当する技術者への取材と篠山さんの写真とで、事故の後処理、そして廃炉への取り組みをレポートしています。後始末をつけて終わらせるための現場で、なにが「すごい」のか。とても気になるタイトルだと思いました。
冬のADEAC公開情報2回目、今回は新規公開となった千葉県の2つのアーカイブをご紹介いたします。
◆長柄町/長柄町デジタルアーカイブ(1月16日公開)
長柄町史の全文閲覧のほかに長柄町の文化財の解説も公開しています。
長柄町にある横穴墓・史跡長柄横穴群については一般向けと子ども用のそれぞれを公開しました。
また文化財デジタルマップとして、長柄町の文化財の所在地を示す地図から各文化財の解説が閲覧できます。
◆大網白里市/大網白里市デジタル博物館(2月1日公開)
「館を持たない自治体が提案する本格的デジタル博物館」をコンセプトとして、大網白里市所蔵の美術品や郷土史料などの文化資源の公開がスタートしました。
博物館や資料館、美術館などの文化施設がなかったため、これまでなかなか振れり機会のなかった文化資源をインターネットでいつでも見られるようになりました。
旧石器時代の出土遺品から、近現代の史料まで幅広く多種多様な史料を公開しています。
史料の画像を高精細で閲覧できるのはもちろんのこと、石器や土器の3D画像も公開していますので、360度多方向から見る事もできます。
デジタル博物館としてぜひご活用ください。
前回に続き新規公開となった機関をご紹介いたしました。
次回はコンテンツが追加となった機関をいくつか抜粋してご紹介いたします。
次回の更新は2月26日(月)です。
2月14日、バレンタインデーでしたね。この日に自分がドキドキしたのははるか昔の話で、今年は小学生の息子が意中のあの子からチョコレートがもらえるのか、ひそかにドキドキしていました。ところが最近は、バレンタインデーであっても学校にチョコレートを持って行くのは禁止!とのことで...当然手ぶらで帰宅。かといって、放課後自宅に誰かが訪ねて来てくれる...なんてことももちろんなく、さみしく終了した我が家のバレンタインデーでした。
さみしかった我が家ですが、世の中的には友だちにチョコレートを配る「友チョコ」などで、バレンタインは相変わらず盛り上がっているようですね。「友チョコ」は、手作りチョコが基本だそうです。手作りチョコや、チョコレートを使ったお菓子のレシピ本、NDC10版の分類でいうと596.65になります。この分類×件名「チョコレート」で検索してレシピ本を入手すれば、来年の友チョコ作りはバッチリですね。
件名「チョコレート」は、596.65のほかにもいろいろな分類で使われます。588.34という分類は、食品工業の分類で、キャンデー・チョコレートなどを収めることになっています。この分類で検索したら、私も大好きなチロルチョコやブラックサンダーの本を発見しました。
さらに、カカオ70%などの高カカオチョコレートは健康によい、とちょっと前に話題になっていました。「健康法」という件名と共に扱われるようなチョコレートの本は、NDC10版498.583に分類されています。高血圧、糖尿病、肥満などにいいらしいですね。おいしく食べて健康になれたら、一石二鳥!
「糖尿病、肥満を解消おいしい!高カカオチョコ健康レシピ」
(主婦の友ヒットシリーズ)
「チョコで血圧が下がった 高カカオポリフェノールが発揮する抜群の生活習慣病予防効果」
そのほか、食文化としてのチョコレートの歴史などは383.8に分類されるなど、図書館ではいろいろな棚に潜んでいるチョコレート本です。チョコレートの話をしていたら、無性にチョコレートを食べたくなってきました。自販機でホットチョコレートでも買って来ようかしら。あ、ちなみに、飲み物として扱われるチョコレートの分類は596.7になります。
今月木曜の雑記、テーマは「辞書・辞典」です。
最近は辞書と言えばオンライン&電子辞書になってしまいましたが
冊子体の辞書に一番触れたのは大学時代。
「大日本国語辞典」「ブリタニカ百科事典」「ラルース百科事典」「ドゥーデン」etc.
参考調査論の授業(←現在だとレファレンスサービスの授業に該当するのかと)
ではとにかく引かされ、モトイ引く機会を与えられました。
ある日の課題は辞典の調査。
学生の間では、開架書庫の辞典はアタリ
図書館の閲覧室から離れている&暗くてかび臭い閉架書庫はハズレなんて言われておりました。
私、演習課題は貧乏クジ引当率100%でしたが
この時当たったのが「広辞苑 第4版 CD-ROM版」(これも懐かしい、そういえば今いずこに)
個人で持っていたので図書館に行かずにレポートが書ける、珍しく大当たりでした。
そんな訳で早めに課題が終わってしまったので
めったに入らない閉架書庫への興味もあり
友人の辞書探しを手伝いに私も閉架書庫へ。
唯でさえ薄気味悪い閉架書庫で本を探している最中
誰かが電源スイッチに寄っかかったのか書庫の電気が消えるハプニングが起こりました。
もちろん、書庫真っ暗。
真の闇になると、その瞬間ってシーンとするんですね
数十秒後から阿鼻叫喚、しかも二十歳前後だから悲鳴が高音
騒ぎを察知した司書さんに再点灯されるまで、図書館で半べそかいたのはあれが最初で最後です。
今でもセットものの辞典を見ると暗闇が蘇り、ちょっとしたトラウマです。
珍しく自宅で出来る課題に当たったのは、やっぱり貧乏くじだったのかも。
今日はバレンタインデーですね。
バレンタインにチョコレートを贈るという風習はお菓子メーカーによる策略が発端とも聞いたことがありますが。集中力を要するデータ部メンバーにとって血糖値を上げてくれるチョコは重要です。
本日は「週刊新刊全点案内」2051号の発行日です。
掲載件数は1566件でした。
*こんな本がありました*
「楽な読書」
(BURRN!叢書)
寒さの厳しいこの季節。
私は休日に外に出るのがつい億劫になってしまい、室内で過ごすことが増えます。
暖かな部屋でゆったり読書をしたいけれど、手元の本は読み終えてしまった。次は何を読もうか...という際に活躍するのが、このようなブックガイドです。
自分で選ぶ本というのはどうしても偏ってしまうもの。未開拓のジャンルや著者に挑戦したい気持ちはあるものの、いざとなると何から手をつければ良いのか迷ってしまうこともしばしば。
そんな時ブックガイドは一つの指針となり、新たな出会いを提供してくれます。
特にこの本は「海外のフィクション」「日本のフィクション」「ノンフィクション」に著者の古屋さんが敬愛する作家「倉橋由美子」を加えた4章構成となっています。
ジャンルの幅広さに加え、マンガ作品も扱っていますので、きっと気になる本が見つかることと思います。
なお、「楽な読書」という書名は「安易な」ではなく「楽しい」「楽しみな」という意味なのだそう。
本との良い出会いによって、楽しい読書時間を過ごしたいものです。
本日は「週刊新刊全点案内」2049号の発行日です。
掲載件数は1043件でした。
*こんな本がありました*
「チョコレート物語」
関東大震災後の日本にやって来て、神戸でチョコレート店を始めたロシア人モロゾフさん一家のお話です。
モロゾフさん、は、あの「モロゾフ」。洋菓子会社「モロゾフ」の起源となった方だそうです。
私は「モロゾフ」が人名(姓)ということすら知りませんでした。
バレンタインにチョコレートを贈る習慣を提案した会社のひとつでもあるのだとか。
チョコレートでもう一冊。
こちらは、障がいをもつ息子さんのために、チョコレート工房を作った方の本です。
今月の雑記のテーマは「辞書・辞典」です。
息子に辞典を買った時のお話です。
初めて買ったのは小学国語辞典でした。
親が選ぶのではなく、子供に選ばせようと思い、本屋に連れて行きました。
5月だったでしょうか、各社、見本が置いてあり、見比べさせたところ、
「見出し語が太字(ゴシック)でないとヤダ」
「赤が多いのは目がちかちかしてヤダ」
「ワイド版は重くて使いにくそう」
とのこと。
どれにしようか迷って、てっきり、私が決めることになるのか、と思っていたら、結構、しっかりした意見を言ったので、驚きましたが、特に「赤が多いのは目がちかちかして」は意外でした。
今どきの子供なので、てっきり、色が多いのがいいのかと思いきや、そうでもないんですね。
あまり時間がかからず、早い段階で2冊に絞られましたが、その後、なかなか決められませんでした。
最終的に、私がアドバイスして決めたのがこちら。
一時期、よく使っていたと思うのですが、最近は(大人の)電子辞書を使い、意味がわからないと私に意味をきいてくる始末...。
そして、私がその小学国語辞典を使って意味を説明することもしばしばです。
「小学」とありますが、実は大人にも役立っています...
今度、息子が買う辞典は、たぶん英和辞典と思うのですが、
どういう選び方をするのでしょうか。
ショールームにある4Kモニター。
画像を拡大し引き延ばしても鮮明に見えるのが4Kの特徴。
とくにADEACの高精細なデジタル史料をこの画面で見ると古文書や古地図に書き込まれた細かな文字まではっきりわかり、いろいろな発見があります。
こんにちは、典拠の森田です。
以前のブログで姓をもたない名前についてご紹介しましたが、今回はその続きです。
前回は国の慣習として姓を持たないため作成した典拠ファイルも姓名の形としない、というケースでしたが、実は他にも名前が姓名の形として取り扱われないケースがあります。
たとえばこの人
Peter Tieryas ピーター・トライアス
一見ごく普通の西洋人の典拠ファイルのようですが、良く見ると姓名の形になっていません(通常西洋人の典拠ファイルは姓,名というように間に姓名の区切りを意味するカンマが挟まります)(詳しくはこちら①、②)。Tieryasが姓のように見えるため不思議に思われる方も多いでしょうが、なぜこのように採用されるのか。そのわけはこの著者の典拠ファイルの中にあります。当該典拠ファイルの職業・専門等の項目を見てみると、
別名:Liu,Peter Tieryas
とあります。つまり、この著者にはLiuという姓がつく形の名義と、上記のPeter Tieryasという二語で構成される名義の二つがあることがわかります。TRCでは、日本目録規則1987年版 改訂3版に準拠し、典拠ファイルの統一標目は初めてMARCを作った図書に書かれている形を採用するとしています。
(統一標目に関してはこちらに詳しくあります)
この著者の初出の図書の名義は「ピーター・トライアス」という二語構成のものでした。が、別名で姓が判明しているため、典拠ファイル作成当時この名義は名のみで構成されるペンネームであると判断し、姓名扱いとはしませんでした。そのため、ファイルの形もTieryas,Peterと順序が逆にならずPeter Tieryasのままとなります。
単純に見えて意外と悩ましい姓名の問題。おそらく今後も尽きることはないでしょう。
明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。
1月は9件の件名を新設しました。そのひとつに「金継ぎ」があります。
「金継ぎ」とは、欠けたり割れたりした陶磁器を漆で接着し、継ぎ目を金や銀などの粉で飾る手法のこと。みなさんは、金の線が入ったお茶碗や湯飲みなどを見かけたことはないでしょうか。
私も実際に画像を見るまでピンとこなかったのですが、調べてみると「確かに、こういうお茶碗見たことある!」と、ようやく気付くことができました。それと同時に、「あれって、直したものだったんだ...」という驚きも。あまりに違和感のない綺麗な装飾なので、元からそういうものなのかと思っていました。
欠けたものを直すと同時にまた違った美しさを引き立てる、まさに一石二鳥の技術ですね。
でもこれってやっぱり達人の技術なのでは?と思って調べてみると、どうやらワークショップで金継ぎを学ぶことができるところもある様子。さらに、こんな本も出ています。
「このお茶碗、欠けてしまったけど気に入ってるんだよな...」といったお悩みも、自分で金継ぎができるようになれば解決するかもしれませんね。
今年もすでに1月が終わり新しい大河ドラマの放送も始まっています。
ここ数年はADEACで公開されている資料をパソコンで眺めながら、大河ドラマを見るという視聴スタイルを続けています。
今年はどんな資料が参考になるかなと今から楽しみにしています。
さて、1月中にもADEACで新たな資料がどんどん公開されています。今回は昨年12月から新規公開となった機関についてご紹介します。
◆近江八幡市/近江八幡市歴史浪漫デジタルアーカイブ(12月11日公開)
12月より先行公開していましたが、2月1日より全資料の閲覧ができるようになりました。
近江八幡市所蔵の安土桃山時代以降の歴史史料23点を一部翻刻や現代の地図とあわせて閲覧できます。
重要文化財である、織田信長が安土城下町に出した楽市楽座令「安土山下町中掟書」、豊臣秀吉が物流船を八幡堀への入港を義務付けた「八幡山下町中掟書」、このほかにも現物の公開が難しい大変貴重な史料を公開しています。
◆三次市立図書館/「往来本」デジタルアーカイブ(1月5日公開)
明治初期にかけて寺子屋等で用いられた教科書である往来物196点の高精細画像を公開しています。
稀覯書中心のコレクションで、中には現存唯一の往来本も多く含まれています。
教科書ですので、実際に使用されていたことがわかる書き込みや落書きが見られるものも...
2月25日(日)には「往来物の世界―三次市往来本の価値と位置―」という講演会も行われます。
くわしくは三次市立図書館までお問い合わせください。
◆大阪教育大学附属図書館/デジタルコレクション(往来物・明治期教科書)(1月11日公開)
こちらも往来物と明治期の教科書60点の高精彩画像を公開しています。
色刷りの史料が多く極彩色の挿絵も多いので、画像を見ているだけでもなかなか楽しい史料です。
女性向け・子供向けの史料が多く、当時の女性の一般常識がうかがえる資料です。
今回は以上3つの機関をご紹介いたしました。
次回は1月中旬以降に公開となった機関についてご紹介します。
2月19日(月)の更新予定です。
本日は「週刊新刊全点案内」2048号の発行日です。
掲載件数は1049件でした。
今月の表紙はこちら。
「歳の数だけ豆を食べていいよ」と言われて
「大人はずるい!」と思ったものでしたが
いつの間にやら「そんなに食べきれません。」という事に・・・。
(Juriさん)
*こんな本がありました*
「3つの東京オリンピックを大研究 1」
「3つの東京オリンピックを大研究 2」
3つの東京オリンピックをとことん調べるシリーズ、全3巻のうちの2冊です。
・・・3つの東京オリンピック?
1964年と、次の2020年と、あともう1つあったっけ・・・?
とタイトルが気になって手に取ってみました。
それぞれ巻のタイトルは、
1巻が「1940年まぼろしの東京オリンピック」、
2巻は「1964年はじめての東京オリンピック」となっています。
(3巻「2020年東京オリンピック・パラリンピック」はこれから刊行予定のようです。)
パッと思い浮かばなかったもう1つは、1940年に開催が決まったものの、戦争のために中止になってしまった東京オリンピックのことだったのですね。
1巻では、そのまぼろしの東京オリンピックについて、招致から開催決定、そして中止に至るまでの経緯が、当時の新聞記事などと共に、子ども向けに分かりやすく解説されています。
パラパラ中を見てみて特に興味深かったのは、開催決定を受けて日本中で沸き起こったオリンピックブームの様子。
宣伝ポスターや、開催を記念して売り出されたグッズの数々が写真で紹介されています。
オリンピックへの情熱は今も昔も変わらないのだな・・・、と感慨深いものがありました。
2年後の2020年、2度目の東京オリンピック開催の前に、これまでのオリンピックの歴史を振り返ってみるのも良いかもしれません。
明々後日には、2018年冬の平昌オリンピックが開幕します。
選手の方々がまたどんな感動の場面を見せてくれるのか、今から楽しみですね!
今月木曜の雑記、テーマは「辞書・辞典」です。
「辞書・辞典」と書きましたが
字書・字典・事典なども広く取り上げてまいります。
何年か前のブログで
「本の贈り物」のテーマの時に
辞典を取り上げました。
高校卒業時は 「広辞苑」。
成人式は 「新小辞林 特装版」。
そのときそのときに
思い出(?)の辞書・辞典があるものだな
ほかには何かあるかな
と思いを巡らせてみましたら...
人生で一番最初に遭遇した百科事典を思い出しました。
あれは まだ幼稚園に入る前。
埼玉に引っ越す前で、
東京の文京区(この会社の近くです)の家。
古い造りの日本家屋で
サザエさんの家みたいな玄関。
季節はいつだったか、
雨がざんざん降りの 暗い昼間。
そこに 百科事典が届いたのです。
子ども向けのカラー百科事典。
雨がひどく降っている中
どーん と 届いた百科事典。
それを 玄関で広げて見ていたことも覚えています。
同じころの記憶がたくさん残っている訳ではないのに
どうしてこの場面を覚えているんだろう、と
不思議に思っていたのですが
多分 嬉しかったからなのでしょうね。
この百科事典で私はいろいろな物や事柄に出あいました。
そんな思い出の事典なのに
正式なタイトルが思い出せない...。
装丁とか ケースや本文の絵は思い出せるのに...。
データ部員としては 歯がゆいこと限りなし、です。