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2022年7月 アーカイブ

2022年7月28日

カメラの思い出

7月の雑記のテーマは「カメラ・写真」です。

我が家で使っているカメラはデジカメで、もう10年以上前のものです。
最近では、スマホが活躍していますが、思い出はそのデジカメの方が圧倒的に多い気がします。
その機種に決めたのは、妻(と子供)なのですが、なぜ、それに決めたかを、後で聞いてびっくりでした。
家電量販店で、子供を走らせて(走れるスペースがあったのか...)写真を撮ってみて、一番きれいに撮れたし、子供が使いやすそうだったから、それに決めた、とのこと。でも、実は、そのカメラのカタログの表紙がジャニーズの某さんだったから、というのが決め手だったような気がするのですが...

さて、そのカメラでの思い出というか失敗談は...

・幼稚園のおゆうぎ会で、「みぎがわの ほうから でるから」という子供が言っていたので、右側を注視していたら、「舞台に向かって右」ではなく、舞台上の位置(自分の立ち位置)が右側だった。

・これも、幼稚園のおゆうき会で。終演後、ぞろぞろと退場しているのに、一人だけ舞台に戻って来て、もう一度、挨拶をしたこと。(そして、拍手をもらった...) 全く予想してなくて、後日、そのシーンはママ友からデータをもらったそうです。

・小学校の運動会で。事前にプリントが配られ、「ダンスで、最初は校庭のここら辺で、その後、→(○○方向)へ移動」という図が示されるので、たいへん助かるのですが、当日、何か位置が違うような... あとで子供にきいたところ、「休んだ人が2人いて、位置が変わった!」

これからも、いろいろな思い出というか、失敗をつくりそうです。

2022年7月29日

読み物キーワード~MARCや検索のはなし~

月末におとどけしている「MARCや検索のはなし」。
今回は読み物キーワードについて。
読み物キーワードとは、児童書のフィクションを対象にキーワードを付与し、物語のテーマや登場する動物などから検索を可能にするものです。
以前の紹介記事はこちら


例えばこの本
おふろのなかのジャングルたんけん

まつおかたつひで(作・絵)
童心社(2022.6)

この図書に付与されている読み物キーワードは「風呂ー物語・絵本」「冒険ー物語・絵本」「熱帯雨林ー物語・絵本」です。
おふろ、ジャングル、たんけん。もれなくカバーされています。


あるひくじらがやってきた

ニック・ブランド(作)
小学館(2022.5)

こちらは「海洋汚染ー物語・絵本」「環境問題ー物語・絵本」「くじらー物語・絵本」。
ふむふむ、くじらが登場するなら「海洋汚染」「環境問題」はつながりそう。


ハレガエル

大塚健太(作)すずきみほ(絵)
小学館(2022.6)

には「かえるー物語・絵本」「雨ー物語・絵本」「飲食店ー物語・絵本」。
タイトルからはわかりませんが、「飲食店」も出てくるようです。
どういう絡みでしょう。


おおきくなったら、なんになる?

刀根里衣(著)
NHK出版(2022.7)

は「うさぎー物語・絵本」「職業ー物語・絵本」。
どうやら具体的な職業についての絵本のようですね。
「パパのお嫁さんになりたい」「魔法使いになりたい」といった本ではなさそう。
どんな職業が出てくるのでしょう。


かみはこんなにくちゃくちゃだけど

ヨシタケシンスケ(著)
白泉社(2022.4)

では「幸福と不幸ー物語・絵本」「物の見方・考え方ー物語・絵本」。
なるほど、こういうのもあるのですね。絵本ですが、なんだか深いです。

おなじヨシタケさんの絵本でも
もうぬげない

ヨシタケシンスケ(作)
ブロンズ新社
(2015.10)
は「風呂ー物語・絵本」「衣服ー物語・絵本」。
そうそう、これはたしかにこういう本。くすりと笑える感じで、かわいいのです。


読み物キーワードからその本の内容を想像したり、自分のお気に入りの本にはどんなキーワードが付与されているのかを、調べてみるのも楽しいです。

2022年7月27日

きょうのデータ部☆(7/27)

地面シリーズ最終回は本社2階のテラスの花壇。
日なたはこの暑さで草木も元気がなさそうでしたが、日陰にはこんな小さな花が。

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2022年7月26日

川のある町

本日は「週刊新刊全点案内」2268号の発行日です。
掲載件数は862件でした。


*こんな本がありました*

「人がつくった川・荒川」

長谷川/敦 (著)
旬報社(2022.7)


荒川区に十数年住んでいます。山手線の駅があるのにあまり開発されていない感じを、私はとても気に入っています。
川や土手も魅力的。野球やサッカーのチームが河川敷で練習をしていたり、子どもが遠足に行って虫を取ってきたり、サイクリングやジョギングを楽しむ人、散歩はもちろん釣りをする人もいます。たまに行くと、ほわんと長閑で開放的な気持ちになって目を細めて眺めてしまいます。

しかし。
あらかわ遊園のすぐ脇を流れるのは隅田川。常磐線で北千住へ行くときに渡るのも隅田川。京成本線で千住大橋へ行くときに渡るのも隅田川。あれ?荒川は?
なんとなく感じていましたが、荒川区に荒川は流れていないことをはっきり知ったのは最近です。(結構長く住んでいるのにスミマセン荒川区)

昔は今の隅田川が荒川で、洪水による被害が大きかったために長い年月をかけて改修工事が行われたそうです。そうして作られた荒川放水路が現・荒川なのだとか。そう言われてみると、現・荒川の河川敷は広く、堤防も高く、きれいに整えられているような...。
今、私が住む町は昔の人の苦労と努力が積み重なってできているんだな。
これは読まねばなりますまい。

2022年7月25日

データ部新人紹介

7月より、TRCデータ部に新入社員1名が加わりました。
お仕事に打ち込む姿と共に、意気込みのコメントも紹介いたします。

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新刊班新入社員・Hさんコメント
「はじめまして。データ部新人のHと申します。図書館さんへお届けするデータを作っている!と日々ワクワクしながらお仕事をさせていただいております。学ぶことの多い毎日ですが、たくさん勉強し研鑽を積み、いち早く戦力になれるよう精進して参ります。よろしくお願いいたします。」

今後の活躍に期待しております!

2022年7月22日

今日は何の日~無断コピーはNO~

日本には実にさまざまな「○○の日」があります。
今日が何の日なのかを調べ、それに関するいろいろを紹介してしまおうというこの企画(不定期掲載)、第26回目です。

本日は7月22日。『下駄の日』『ナッツの日』などが出てきましが、気になったのは『著作権制度の日』でした。

日本で知的財産権の一つとして「著作権法」が制定され、著作権制度が創設されたのが1899年(明治32年)の7月22日。それまでは「版権法」で書籍にのみ著作権のしくみがあったそうですが、著作権法の制定後はすべての著作物に対して著作権が認められるようになりました。

著作権には、もっとも基本的な複製権(著作物を無断でコピーされない権利)や、上映権(著作物を無断で公衆に上演しない権利)などが含まれ、著作者の権利を守るためにさまざまな種類があります。

MARCや図書館に関わることとしては、図書の付属物やAV資料の利用などが挙げられます。下記の記事もぜひご参照ください。

これって貸出OK?~MARCや検索のはなし~

著作権承認済DVDのご利用にあたって

2022年7月21日

もっとアクティブに

7月の雑記のテーマは「カメラ・写真」です。

先週、先々週の記事で話題に出ていた「写ルンです」、いまも手にすることができるんですね。恥ずかしながらこのデータ部ログで知りました。
以前(平成時代。20世紀)は本当によく使っていました。しかもどこでも販売していましたよね。カメラ屋さんだけでなく、駅の売店や観光地のおみやげもの屋さんなどなど。
持参の「写ルンです」を旅先で使い切ってしまったとしても、いつでもどこでも手に入れることができる安心感がありました。

軽くて丈夫。万が一落としたり、少々ボディが傷ついても、使い切った後はまるごと現像に出してしまう「レンズ付きフィルム」ですから扱い方に気を使わなくていい、という安心感もありました。
だから、無造作にバッグに詰め込んだり、服のポケットに突っ込んだりもして。

撮るときは、わたし的にはこんな感じです。
ギッギッギッ キュイーーン カチンッ

せっかちなのでフィルムを巻くときは、ギッギッギッ。
キュイーーンはフラッシュを使うときの充電の音。
爆発するんじゃないかと限りなく不安を覚えるドキドキ感。
このキュイーーンが、またいいんです。

フラッシュ付きの「写ルンです」が出たときはうれしかったなあ。
日帰りのお出かけで夕方友人と別れるときの記念の1枚は、それまでは暗くてちゃんと写っていなかった。それがバッチリ撮れるようになって。
シャッターを切るときは、カチンッ とちょっと自信なさそげな感じの音で、これがまた、たまらないんです。

夏には「写ルンです水中」も使っていました。
一番思い出に残っているのは、妹と二人で体験ダイビングにチャレンジしたとき。
まさに水中でインストラクターさんに記念写真を撮ってもらったのでした。

夏シーズンで使い切れなかったときは、冬のスキー場にも持っていってました。雪で濡れても平気ですし、多少の曇り空でも顔が暗くならず、ちゃんと写してくれる。
スキーウェアの左側のポケットが定位置だったなあ。

当初「はじめてカメラを買ったときのこと」を書くつもりでしたが、つい「写ルンです」のことを書いてしまいました。
カメラを買ってからも「写ルンです」を併用していましたし。
いったい今までに何個買ったんだろう。
写真やネガを見ても通常のカメラで撮ったものとの区別がつかないので、今となってはわかりませんが。
...相当買っていたと思われます。

2022年7月19日

蘇る古生物

本日は「週刊新刊全点案内」2267号の発行日です。
掲載件数は1082件でした。

*こんな本がありました*

化石の復元、承ります。

木村/由莉(監修)
ブックマン社(2022.7)

夏休みといえば恐竜博に行くのが楽しみだった子どもの頃、
迫力の全身骨格標本にわくわくした記憶があります。

化石の発掘から、3DCGモデルを起こし、レプリカ模型の製作、
そして博物館での展示企画デザインまで、古生物復元師と呼ばれる
様々なプロフェッショナルの手によって作り上げられる、展示の表舞台の裏側を知ることができる一冊。
今は失われた古生物たちの姿や生きていた環境を現代に活き活きと蘇らせる、デジタル復元やレプリカ標本。
インタビュー形式で、実際の作業風景の写真や図も多く掲載されていて類まれなる技術や現場の雰囲気を学べます。

監修者が統括する国立科学博物館での展示「化石ハンター展」が7/16から開催されています。
化石ハンター、ロイ・チャップマン・アンドリュースは映画インディー・ジョーンズのモデルのひとりとなった人物です。図書の表紙に描かれているサイのような生き物の復元標本は展示の目玉のよう。
コロナ禍になって以来ご無沙汰でしたが、博物館の空気を久しぶりに味わいたくなりました。

2022年7月20日

きょうのデータ部☆(7/20)

地面シリーズ第3弾は、弊社のショールームの床のタイル。
出社時のちょっとした癒しになっています。

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2022年7月15日

若人よ、いざ ~分類・件名のおはなし・122~

高校野球の地方大会が行われています。
高校野球ファンというほどではないのですが、兄が野球部員だったからか、小学生の頃再放送されていたアニメ「タッチ」に夢中になった影響か...野球の中でも夏の高校野球、それも地方大会に特に注目してしまいまして、なんだかんだこの時期は、新聞やネットニュースで、出身県の試合結果を連日チェックしています。

野球の分類は、783.7。
プロ野球も高校野球も、メジャーリーグも球団マスコットのキャラクターブックも、こちらになります。
件名の方はというと、「野球」とは別にズバリ「高校野球」という件名があります。
高校野球に絞って図書を探したい、という場合はこちらの件名をご活用ください。
2021年は32冊、2022年は7月15日時点で12冊出版されていました。

なお、よく出版されている「強豪〇〇高校野球部の練習法」や「名将××監督に学ぶチーム作り」といったような、特定の野球部や一人の監督に取材している本の場合は、その部の名前「〇〇高等学校野球部」や監督さんのお名前を団体件名や個人件名として付与することもあります。
ご贔屓の高校の野球部の本が出ているはず、という時は、そのお名前での検索も試してみてください。

高校野球関係でいうと「甲子園球場」という件名もあります。
直近ではこちらの本がありました。選手のプレイ以外にも注目ですね。
阪神園芸甲子園の神整備

金沢健児(著)
毎日新聞出版(2018.8)

猛暑や大雨や社会情勢など、心配事も多数ありますが、選手たちの健康・安全第一で大会が行われるといいなと思っています。

さて、帰ったら今日の試合結果を確認するとしよう。

2022年7月14日

旅のお供に

今月の雑記のテーマは「カメラ・写真」です。

先週の記事でも話題に出ていた「写ルンです」、時々旅行に持っていきます。
スマホの写真もきれいに撮れていいのですが、「その場でどんな写真が撮れたのか確認できない」のがいいんです。わざわざカメラ屋さんに現像しに持っていって、受け取りに行く、という手間がいいんです。
とはいえ、毎回現像してみると出来上がった写真はひどいもの。
ぶれていたり、暗すぎてなにがなんだかわからなかったり、白飛びしていたり、被写体の端が切れていたり......。
これはもちろん「写ルンです」の責任ではなく、私の腕の問題です......。
勝手に美しく補正してくれるスマホのカメラに慣れすぎているせいで、そもそもフラッシュってどんなタイミングでたかなきゃいけないんだっけ?と調べることも。

写ルンですのようなフィルムカメラが主流だった頃、みんな撮影が上手だったんだなあ、と実家のアルバムを思い出して両親を尊敬しました。

旅行先で知らない人にインスタントカメラで撮影をお願いすると、若い子は「巻く」ことを知らずにそのまま撮ろうとするので、慌てて説明する...ということも何度かありました。「エモい」という理由でまた流行っているとはいえ、やっぱり知らない人が多いんだなあとジェネレーションギャップを感じます。


不出来な写真も旅の思い出には良いものです。
私のカメラの腕では「きれいに撮れているスマホの写真が別にある」ことが前提になっていますが......。


2022年7月13日

きょうのデータ部☆(7/13)

こちらは、不思議なオブジェがいろいろある、カイザースラウテルン広場の地面。
これもオブジェと同じ作者のものなのか、それとも何か文京区由来のものなのか...?

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2022年7月11日

読みたい本さがしをアシスト!『ぽけっと図書館』:機能紹介②

7月からTOOLi-Sに加わったオプション機能、『ぽけっと図書館』。
もうパンフレットはご覧いただきましたでしょうか?
前回までの記事では「機能の概要」「学習での活用方法」をご紹介しました。
そこで本記事では「読みたい本をさがす機能」をはじめとする楽しい仕掛けについてご説明します。
 
 
■ Topic1.豊富なサジェスト機能 ■
シーンに合わせた読みたい本選びがスムーズな子がいる反面、
「朝読書の本思いつかないよ」
「なんでもいいから楽しい本を教えて!」
という悩みを抱えた子どももいますよね。
そんな子たちの読書の世界を広げる機能が『ぽけとしょ』にはたくさん備わっています!
 
。*+  ガチャ本゜ +*。
楽しいアニメーションと共に「今日のおすすめ本」を学校蔵書全体からランダムに提示します。
アニメ機能は1日1回に限っているので、興味にあう本に出会うまで「ガチャ!」ボタンでサクサクと本を切り替えることができますよ!
18ガチャ本゜ポップアップ.png
 
。*+  新着図書ボックス +*。
学校に新しくはいった本を書影付きで紹介するエリアです。
児童・生徒に新着本を周知し「前読んでた本の続きだ!」「あ!気になっていた本!」と学校図書館に足を運ぶきっかけをつくります。
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。*+  テーマ図書ボックス +*。
学校図書館のテーマ棚を再現した機能で、いろんなテーマに沿った蔵書を書影付きで紹介するエリアです。
「テーマを変える」ボタンを押すことで他のラインナップに切り替わる仕組みで、
「物語のなかの夏休み」などの季節テーマのほか、「プレゼン・学習発表が得意になっちゃう!?」「ワクワクしかない!工場見学」といった自由な切り口、また「環境も家庭科も......ロボまで!?【5類】の本」等の分類テーマも用意しています。
きっと興味のあるテーマが見つかるはず!
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。*+  おすすめバナー +*。
図書館便り等の特集を再現したエリアで、児童・生徒の「本への興味・知的好奇心」を擽るおすすめを用意しました。
テーマ図書ボックスとの大きな違いとしては、書影がないこと、検索対象を学校蔵書に限らないことの2点が挙げられます。
「今年の課題図書」といったシーズンを限ったおすすめのほか、「朝読にはコレ!」等の特定のシチュエーションを想定したもの、「マンガでまなぼう」「ドキドキ!冒険物語」等の広いものから「ナゾ解き!ひらめき・数の名探偵」「楽しすぎる!Scratch」等の狭いおすすめまで、いろんな切り口で読書の世界へ誘います。
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。*+  こんな言葉はいかがですか? +*。 
蔵書(児童書・ノンフィクション)をもとに、ランダムで1つ「学習キーワード(学習件名)」とそれに紐づけられた「本の情報」を書影つきで表示します。
ここでは知らない言葉、知っているけれど詳しくはわからない事象、興味のあるワードなど様々な言葉に出会うことができるので、学習との橋渡しにも、潜在的興味の喚起としても役立てていただけます。
「ほかの言葉にする」ボタンで何度でも更新可能なので、きっと児童・生徒の心にピッとくる言葉が見つかるはずです!
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■ Topic 2.学校ごとの感想ランキング ■
本を読んだら「この本ワクワクした!」「こんなところが最高だった!」と感想や評価を言い合いたくなるもの。
それを共有する方法は様々ありますが......この『ぽけとしょ』は6歳から15歳までの様々な発達過程にある子どもが使用するアプリであることを考慮し、「感想スタンプ」という機能を搭載しました!
 
。*+  感想をスタンプで伝えよう! & みんなの感想スタンプ +*。
「この本について」画面の右側に「感想をスタンプで伝えよう!」と題したエリアがあります。
わくわく/わははは/きゅんきゅん/ぞ~っ/ほろり/じ~ん/なるほど!/おぉ~っ!、の8種のスタンプが用意されており、どれか1つを押すことで感想を投票することができます。
投票した情報は「みんなの感想スタンプ」に即時反映される仕組みなので、ここを見れば学校の他の児童・生徒がその本にどんな感想を抱いたのか?が一目瞭然!
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 。*+  感想スタンプランキング! +*。
この画面では、先の8種の感想スタンプの統計結果がランキング形式で表示されます。
「みんなが「いい!」って思っている本が読みたい」「今日の気分は......わくわくできるおはなしがいいな!」といった子どもたちのニーズに応える画面です。
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■ Topic 3.ユーザーごとのカスタマイズ ■
。*+  ふりがなをつける/やめる +*。
基本的には「小学校5年生段階で習得済の漢字」を使用している『ぽけとしょ』ですが、様々な年齢・学習状況の子どもが使うアプリであることを鑑み、ふりがなの一括ON・一括OFFの機能を搭載しました。
 
。*+  色をかえる +*。
『ぽけとしょ』の背景やリボンの色を変える機能を用意しました。
カラーは黄色/ピンク/青/緑/黒の5パターンを用意し、気分や好みに合わせて変更いただけます!
但し、色覚多様性をもつユーザーや、授業シーンでの進行(「みんな!次は黄色い〈もどる〉ボタンをおしてね」等)を考え、主要な役割をもつボタン・エリアの色は5パターンで共通です。
 
 



さぁ、全3回にわたり『ぽけっと図書館』の機能について紹介してきましたが、どんなアプリなのかイメージを掴んでいただけましたでしょうか?

学校図書館を活性化すべく、TRC MARCの特徴を最大限活かした蔵書検索アプリ『ぽけっと図書館』。
どうぞみなさまの学校・自治体でも導入を検討して頂けましたら幸いです。

2022年7月12日

能装束の作り手

本日は「週刊新刊全点案内」2266号の発行日です。
掲載件数は979件でした。


*こんな本がありました*

「能装束精解 製作の現場から」

佐々木洋次(著) 長艸敏明(ゲスト) 小辰恭子(聞き手)
檜書店(2022.3)


個人的にこんなんでいいのか?という反省はありますが、何もかも嫌になると能を観に行きたくなります。現実ではない遠い世界にいざなわれる感覚でしょうか。
今は字幕表示がある公演もあり、謡の詞章が聞き取れなくてもへっちゃらです。面を付けたこの世のものでない者の、こんなことがあってさヨヨヨ...と切々とした訴えに、そうなのか辛かったんだねウウウ...といつの間にか感情移入。もちろんいつもそうとは限らず、足しびれないかな?手に持っているT字型の枝は?いま何の時間?などと集中力が途切れることも多々あります。

そして、能独特の装束に目を奪われます。
装束そのものに神々しさを感じたり、柄on柄の高度なファッションセンスにときめいたり、色や柄に意味合いを想像したり。
製作にはどのくらいの時間がかかるんだろう? 全部着たら一体何キロ!?お手入れはどうやって?と様々な疑問が湧いたりもします。

そんな能装束を作っている人がいる。当たり前ですが、この本を手に取り、改めて特殊な職業に興味を惹かれました。
おいそれとは垣間見られない世界。
著者は令和2年文化庁選定保存技術「能装束製作」技術保持者の第一号として認定された佐々木洋次氏。
聞き書きなので、製作者の生の声が感じられそうです。

2022年7月 7日

不便さがエモいンです

7月の雑記のテーマは「カメラ・写真」です。


先日新宿を歩いていたら若者の人だかりができていました。覗いてみるとフィルムカメラを集めたイベントショップだったのですが、そこで懐かしの「写ルンです」に遭遇しました。
未だに現役の写ルンですに驚いたのですが、最近はフィルムプリントだけではなくデジタルデータに変換するサービスもあるそうで、ちゃんと進化している!と感心しました。
フィルムカメラはデジタルカメラに比べると不便なのですが、そのレトロ感がかえってエモいと最近人気が高まっているそうです。

私の子ども時代にはデジカメもスマホも無かったので、行事の度に写ルンですをひとつ買ってもらい、30枚にも満たない枚数でうまくシャッターチャンスを狙い、現像できるまでの間ワクワクして待ったものです。久々にパッケージを破ってカメラを取り出し、1枚撮るたびにジーコジーコとフィルムを巻きたくなりました(最近の若者にはわからないだろうな...)

いろいろな形からガイドします~典拠のはなし~

典拠望月です。
本日の典拠のはなしは、参照形についてご紹介します。
(補足ですが、参照形は「日本目録規則2018」では「異形名称」に該当します)
今まで、こちらの記事などで説明してきましたが、今回は西洋人の参照形について紹介したいと思います。

【基本の説明】
参照形とは...
統一標目として採用しなかった名称(漢字形・カタカナ形)によるガイド機能のこと。
西洋人では図書や参考資料から判明したアルファベットでの表記を参照形として作成することが多いです。

■パターン1 綴りの詳細度
統一形 Taylor,P.A.
←参照形 Taylor,Phoebe Atwood    出典 米国議会図書館
※イニシャルで止めた表記とフル展開した表記

統一形 Seaton,Philip
←参照形 Seaton,Philip A.      出典 米国議会図書館
※ミドルネームのない表記とある表記

■パターン2 本名と愛称で異なる綴りのもの
統一形  Allaby,Michael
←参照形  Allaby,Mike        出典 図書
※:MikeはMichaelの愛称

■パターン3 称号を含む形
統一形 Victoria(イギリス女王)
←参照形 Victoria,Queen of Great Britain 出典 米国議会図書館

■パターン4 続柄を表す語を含む形
統一形 Evans,F.Barton
←参照形 Evans,F.Barton,Ⅲ      出典 米国議会図書館
※このパターンは、最近作成の範囲を広げて作るようになったもの。現在実例は少ないですが、今後増えていく予定です。

このように参照形を作成することで、統一標目にない語や綴りから検索してもヒットさせることが可能になります。

2022年7月 6日

きょうのデータ部☆(7/6)

先日、教育の森公園で発見。
もっとキリのいい数字の場所の方がよかったのでは...。

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2022年7月 4日

白樺林を歩きたい~新設件名のお知らせ2022年6月分~

明日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

2022年6月に新設した件名標目は1件、「かばのき」でした。
広辞苑にはカバノキ科カバノキ属の樹木の総称とあり、2番目に「特に、シラカバ」とあります。樹皮が美しいですよね。

ところが同じ広辞苑で「かば【樺】」をみると「①(桜の)樹皮 ②樺の木。特に、シラカバの別称」となっていて、桜が先?と驚きます。伝統工芸品の秋田県角館の樺細工も、用いられるのはカバノキの仲間ではなくヤマザクラの樹皮だそうです。
「かば」は「かにわ」という古語が転じたものとされています。では、と「かにわ」を引くと...「かにわ【樺・桜皮】シラカバの古名か(一説に、ウワミズザクラの古名)。また、その樹皮」とあり、サクラかシラカバかどっちなのという気になりますが、植物分類上の区別よりも「樹皮が利用できるあの木」という点が重要だったのかなと感じます。

シラカバは樹液が飲用や炊飯に使われたりと樹皮以外も用途が広いようです。
今回「かばのき」を新設したのはこちらの本ですが、生活上の利用にとどまらず文化に与えた影響も知ることができます。

「カバノキの文化誌」

アンナ・ルウィントン(著)
原書房(2022.6)

2022年7月 1日

ついにリリース!『ぽけっと図書館』:機能紹介①

本日、新アプリ『ぽけっと図書館』がリリースされました!
この記事では『ぽけっと図書館』って何ができるアプリなの?どう使うの?という機能の概要についてをQA形式で、また、あわせて学習面での役立て方をご紹介いたします。
 
  ☆『ぽけっと図書館』トップ画面☆
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Q1.『ぽけっと図書館』ってどんなアプリなの?
 
A.ひとくちにいえば、GIGAスクール構想に対応した学校図書館蔵書検索アプリです。
子どもたちの財産である大切な学校蔵書・そして学校の心臓部である学校図書館と、そこに通う子どもたちの橋渡しをするために、学校図書館のICT化(機能の強化)をはかるべく誕生しました。
※概要についてはこちらもご覧ください
 
 
Q2.『ぽけっと図書館』は、一般的なOPACとは違うの?
 
A.『ぽけっと図書館』は学校図書館蔵書検索の機能(OPAC的機能)をベースに、児童・生徒の顕在的・潜在的興味を喚起するための仕組みや、授業や調べ学習のシーンでご活用いただける機能を備えています。
TRC MARCで設定している「学習件名」や「ジャンル」などを活用し、子どもたちと蔵書を結びつけるための多角的な機能を搭載しているのが強みです!
 
 
Q3.『ぽけっと図書館』ってどんなシーンで使える?

A.その時々の目的に応じた「伸縮性のある検索スタイル」が特徴なので、いろんなシーンでお使いいただけます。
授業中や調べ学習など「パッとピシッと特定のテーマについて探したい」ときには、短時間で目的の書誌へと導き、
自由時間に「ふわっとゆるっと気のおもむくままにながめたい」ときには、複数のサジェスト機能によって子どもたちの興味をくすぐります!
 
  ☆TRC MARCを活用し、様々な切り口で学校蔵書を表示します☆
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■ Topic.『ぽけっと図書館』を授業で活用するには? ■
 
GIGAスクール構想対応アプリである『ぽけとしょ』は、授業シーンでのご活用も推奨しています。
おすすめの活用方法は「調べ学習の本をさがす」の画面を使うこと。
この画面は授業での活用に特化しており、アソビの要素を控えめに設定しているので、授業中に「あ、これおもしろそう」「他の本が目に飛び込んできて集中できない......」なんて授業のお邪魔はいたしません!
 
「調べ学習の本をさがす」画面ではTRC MARCの「学習件名」を用いた検索が可能で、児童書ノンフィクションのみをヒットさせることができます。
調べたいことが決まっていれば、キーワードや書籍のタイトル・著者からの検索が可能です。
学習件名(アプリでは「学習キーワード」という語を使っています)のサジェスト機能を搭載しているので、「調べたいことがフワッとしている......」「どんな言葉をいれればいいかわからない」時も安心です!
 
  ☆「調べ学習の本をさがす」画面☆
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また、「教科書からさがす」機能も搭載!
こちらはTOOLi-Sの教科書単元検索を『ぽけとしょ』用にアレンジした画面で、
利用者IDに組み込まれた学年情報と、事前に設定した使用教科書をもとに、それぞれのユーザーに適切な画面が表示されます。
 
☆「教科書からさがす」画面(6年生のIDで入った場合)☆
10教科書からさがす.png
「教科」「単元」を選ぶと、教科書で学ぶ内容にあった「学習キーワード」が提示されるため、授業に適切な蔵書を調べることができるのです。
クラスみんなで一斉に検索することができるので、授業シーンにうってつけ!

  ☆新しい理科 6×「単元:物の燃え方と空気」の学習キーワード☆
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本日の機能紹介はここまで!
『ぽけっと図書館』について、どんなことができるのか、どんなアプリなのか、ふんわりとイメージを持っていただけたでしょうか?

次回は7/11(月)、「読みたい本をさがす」機能+楽しい仕掛けについてご紹介します!

2022年7月 5日

じっと見つめて

本日は「週刊新刊全点案内」2265号の発行日です。
掲載件数は999件でした。今月の表紙はこちら。


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入道雲を描きました。
梅雨が明けて
夏空と言ったら「ムクムクの入道雲!」

お昼過ぎから現れて「洗濯物、干して来ちゃった~」と心配しつつも
「きっと夕立が、昼間の暑さをサッと一掃してくれる。」と空を見上げながら
ひと雨来る事を、期待したりもする!

(Juri)


*こんな本がありました*

「だれのほね?」(2)

たけうちちひろ(文・切り絵)福井県立恐竜博物館(監修)
出版ワークス(2022.6)


いきものの骨と体を見比べることのできる絵本。2冊目の今回は恐竜がテーマです。
綺麗な色の絵本だなと思いつつ見ていたら、切り絵と知って驚きました。
「骨」のページの細かさに見入っていると、続く「体」のページではカラフルな恐竜が登場。
かわいらしいその姿をじっと見つめてから、もう一度「骨」のページに戻ってみます。
なるほどこの辺りに骨があるのね...。
幼児向けで文章は少ないですが、見ていて飽きない絵本です。大人も楽しめそう。


1冊目にはへびやフラミンゴなどが掲載されていたようです。
そちらも気になります。
だれのほね?

たけうちちひろ(文・切り絵)西澤真樹子(監修)
出版ワークス(2020.6)

2024年7月

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