本の内容紹介文ってどうやって作るの?
どれくらい時間がかかるの?
まさか、全部本を読んでいるの?
など、さまざまな疑問をもたれているだろう、内容紹介文現場。
入力のしかたについては、以前、企画「MARCができるまで」でもちょっとだけご紹介していました。→コチラ
理工系の技術書、医学書、美術書...それはそれはひとすじなわではいかない、いろんな分野の本があります。
でも、300冊近くの本が毎日やってくるため、1冊1冊熟読している時間はありません。
これらの図書に100字前後のまとまった要約文らしきものが掲載されていたら、大助かりなのですが、そんな都合のよいことは滅多になく...(泣く)...。
効率よく要点をさがしだすために、本を手にとったら、帯やカヴァーそで、表紙、目次、序文、あとがき、広告などを重点的に目を通していき、テーマを表している文章を拾い出して、105字以内にまとめていきます。
必死に入力中...です!
まったく情報がない本(帯が付いていない詩集や歌集、テーマどころか言語自体がわかりにくい「外国語」の本)などはさらに大変...です。
続きを読む "内容がないよう...なんて言いません!~内容紹介班紹介②~" »
さて、昨日その正体を明かしたICタグ。
データ部ではどのような姿で使われているのでしょうか?
このICタグ、データ部にやってくる見本 1冊1冊すべて に挟まれます。
そしてその見本の情報をしっかり握って、データ部内をめぐるMARC完成までの長旅の間、見本のお供をするのです。
ICタグには、過酷な旅に耐えられるよう、そしてMARC作成の作業をするデータ部のメンバーが少しでも ラク になるよう、
ちょっとした工夫がなされました。
ICタグそのものの大きさは 3.5cm×5.5cm 程度。
かなり小さなカラダです。
これをそのまま見本に挟んでしまうと行方不明になってしまう恐れがあります。
また、1つのMARCが完成するとICタグの情報を一旦リセットしてまた次の旅にでかけるため、耐久性が必要になります。
そこで、文庫本よりちょっと小さいくらいのうすいプラスチックシートを用意し、これにシール状になっているICタグを貼り付けました。
(貼り付ける作業はデータ部のメンバーみずからが行いました。
その数なんと 8000枚!)
ICを導入する前は、
MARC作成に必要な情報を印刷した紙を挟んでいました。
再利用できるICタグシートを使うようになったことで、紙がいらなくなり、
省資源化 も実現できました!
続きを読む "ICタグ…こんな姿で活躍してます!の巻" »
2008年がはじまって早1ヶ月。
新年の抱負を胸に、みなさま新たな気持ちで過ごされたことと思います。
TRC・データ部にとっても、例年になく新鮮な気持ちで過ごした月でした。
というのは…
今年からはMARC作成に ICタグ を使うのだ!
という「ICプロジェクト」なるものが、
2008年1月 季節とはうらはらに熱いスタートを切ったからです。
今日からの3日間は、このICプロジェクトについて報告させていただきます。
よろしくお願いいたします。
定期券がICカードになったり、新しい図書館に自動貸出機が設置されたり、
最近なにかと話題のICタグですが、そもそも「なんなんだキミは?」
ということで、第1日目の今日は、ICタグの仕組み について説明したいと思います。
図書館で使われているICタグであれば、
表はこんな風に、ただのバーコードラベルのようなさり気ない顔をしていると思います↓
しかし、裏の顔はこちら↓
こちらに注目です。
特に左上の 黒ポチ!
これがICチップ、集積回路ですね。
そして、ラベルの周囲をぐるりと取り囲む銅色の線、これが アンテナ です。
(アンテナって、屋根の上や携帯電話の画面にあるものだけではなかったんですねぇ…)
こんな裏の顔を持ったICタグ。これを使って一体何をするつもりなのか?
続きを読む "ICタグ…、なんなんだキミは?の巻" »