何ページ?!~MARCや検索のはなし~
MARCや検索のはなし第三弾です。
今回も以前とりあげたテーマから「ページ数」についてとりあげます。
この本、重さ400g弱、厚さ1.5cm強(目分量調べ…MARCには入力されていません)、
(MARCに入力されている)ページ付は「16,266p」。
ん?このページ付って何?この厚さの本がいちまんページもあるの?!
そんなことはありません。
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MARCや検索のはなし第三弾です。
今回も以前とりあげたテーマから「ページ数」についてとりあげます。
この本、重さ400g弱、厚さ1.5cm強(目分量調べ…MARCには入力されていません)、
(MARCに入力されている)ページ付は「16,266p」。
ん?このページ付って何?この厚さの本がいちまんページもあるの?!
そんなことはありません。
新刊目録 大谷です。
先週、多くの期待を集めながら米国のオバマ大統領が就任しました。タイトルやサブタイトル、表紙写真などとにかくオバマと入った新刊本が続々と入荷。同じくブームの直江兼続本に迫る勢いを見せています。
ここで、オバマさん関連の本を探す方法です。(以下敬称略)
オバマ自身が書いた本については著者検索ですが、内容細目の著者も検索対象とすれば、この本も見つかります。
オバマについて書かれた本は、どう探せばよいでしょう。
季節のお花ということで、今日は水仙を撮ってみました。
茗荷谷付近の住宅街で発見。
ちなみに、知っている方も多いでしょうが、水仙の学名はNarcissus。
ナルシストの語源にもなった、ギリシャ神話のあの美青年の名前からつけられたそうです。
本日は「週刊新刊全点案内」1604号の発行日です。
掲載件数は1322件でした。
*こんな本がありました*
今月映画2部作が公開され、話題になっているゲバラの本です。
もはや伝説と化した革命家の生涯をマンガでわかりやすく紹介しています。
絵に少しクセがあって、好みが分かれるかも知れませんが、ゲバラがどんな人だったのか、どんなことをしたのか、よくわかると思います。
今年はキューバ革命から50年にあたるそうです。たくさんの血が流れたものの、その後独自の道を歩み存在感を示しているキューバという国にも関心がわいてきます。
AV(録音・映像資料)半澤です。
AVから少し脱線しますが、お正月に東京の島、小笠原父島へ旅行しました。
寒~い冬に少し暖かくなるような写真をご紹介します。
父島は、東京の晴海埠頭からフェリーで南に25時間、約1,000Km、
太平洋に浮かぶ東京都小笠原村の島です。
船酔いですか?そりゃあもう。
冬の黒潮はハンパではありませんでした。
笑ってしまうぐらいの大波がデッキや窓に打ち寄せます。
フェリー「きそ」と「いしかり」。これで到着の姿。
大きくて港に着けられないので、少し離れたところにつなぎ、
通船で陸と行き来します。
典拠・望月です。
いまさら何を?なご挨拶をさせていただきましたが、これには訳があるのです。
TRCが提供している図書館専用ポータルサイト「TOOLi」のトップページに、このデータ部ログのバナーが掲載されたのです。
リンクをたどって、はじめてここを訪れた方もいらっしゃるかと思いまして、「はじめまして」としてみました。
しかし、毎日更新のこのブログ、はじめていらした方にはどこに何があるのか、分かりづらいかもしれません。
たとえば、ひとつ下の記事でご紹介している「雑誌データ」について。
新刊目録 大谷です。
お正月気分もすっかり抜けた頃。いまさら去年の話というのも何ですが、2008年に出た新刊書籍についての印象のひとつとして、新書や文庫が活発に刊行されていたということがあげられます。そこで、新刊MARCの件数を2007年の分と比較してみました。
注:全件数は、新年号から年末最終号までの週刊新刊全点案内掲載分
そのうち新書は「特殊な刊行形態区分コード」S(新書)を付与
文庫は別置記号Bを付与したものを対象としています。
2007年 1503-1551号
全件数 65534
新書 1601
文庫 6627
2008年 1552-1600号
全件数 66112(+578) ←カッコ内は前年比
新書 1845(+244)
文庫 7243(+616)
ついでに、今週気になった新書をご紹介。
新書っぽいタイトルとは、カルチャーとはいかなるものか? 考えさせられます。
これは高校生のときに読みたかった! 元素の周期表をワケもわからず暗記したあの頃…。
上記2点は、来週発行1604号掲載予定です。
「学研新書」「ブルーバックス」ともにTRC新継続のシリーズです。
寒いですが、お昼休みに教育の森公園を散歩。
銅像があちらこちらにあるので、探して歩くのもよい気分転換に。
「平和の天使」です。
本日は「週刊新刊全点案内」1603号の発行日です。
掲載件数は792件でした。
*こんな本がありました*
やってくる本で季節を感じる新刊目録の部署。
今週号のトレンドはこれでした。
バレンタインデーに向けた手作りチョコレートの本です。
ほかにも、
「女子中高生のプレゼントチョコ」
「姫ショコラ」
「作ってあげたい彼チョコレート」
「可愛い手作り友チョコ&プチスイーツ」
「恋チョコ友チョコ」
全部で6冊。タイトルだけ並べてもなかなか壮観です。
こう見ると、手作りチョコ本のターゲットは中高生なんでしょうか。
「カンタン」「カワイイ」が旗印。もちろんラッピングの解説も必須事項。本じたいも、判型が小さくて薄く、値段も抑えたものが多いです。ふだんはお菓子作りをしないけれどこの日は…ということなのかな。
ところで「友チョコ」という言葉があるんですね。女の子の友達にあげるチョコレートらしい(その中でも差をつけるとかつけないとか)。
昔は「本命」と「義理」だけだったのに、細分化が進んでいます。
すっかり日本の年中行事となったバレンタインデーですが、ますます日本のおつきあい文化に適応して変化しているのだなあ…。
来年はどんな風に変わるのか、ちょっと楽しみです。
特注データで扱う資料にはどういうものがあるのか、一例をご紹介します。
表紙をめくると
見開き一面でおしまいです。ページはありません。
このようなパンフレットの類はTRC MARCでは扱っておりませんので、特注データで承らせていただきます。
特注データに配属になる前は新刊目録で新刊書の書誌データ作成に携わっていた私、この手の資料を初めて扱ったときはしばらく固まってしまいました。
ページは? 大きさは? え、分類と件名も必要なの???
これまでデータを取ってきた「本」との違いに戸惑いました。
図書ならばページ付けがない場合「1冊(ページ付なし)」としますが、これも「1冊」なのでしょうか?
「冊」っていえるほどボリュームはないよなぁ、などといろいろ悩みましたが正解は「1枚」。
大きさは「30×42cm(折りたたみ30cm)」、畳ものです。
畳もの=地図しか頭になく、思いつかなかった自分が情けない・・・。
1枚であろうと図書館で保存する資料ならばデータがなくては。
この間は絵葉書のデータ作成依頼もありました。
図書館にあるのは本だけではないのですね。
典拠・望月です。
突然ですが復習です。
MARCをカタカナで検索するとき、ちょっと気を付けなければいけないルールがあることを以前ご紹介しました。(「カナ読みを付けてみる」)
TRC MARCでは「日本目録規則」に従ってカナ読みを入力しているので、「図解磯づり入門」は「ズカイ/イソズリ/ニュウモン」という読みになります。
●標目付則 1.片かな表記法 より●
1.1.3 二語の連合または同音の連呼によって生じた「ヂ」「ヅ」は「ジ」「ズ」と表記する。
だから「イソヅリ」ではなく「イソズリ」となるのですね。
このルールは典拠ファイルにも適用されています。人名、団体名の読み方もこの方法に従っているのです。
例を挙げてみましょう。
手塚/治虫→テズカ,オサム
最相/葉月→サイショウ,ハズキ
井筒/和幸→イズツ,カズユキ
勝地/涼→カツジ,リョウ(ただいま典拠ファイル作成中)
手塚治虫さんは通常は「てづか・おさむ」とルビが振られますが、「ヅ」は「ズ」の法則により「テズカ,オサム」となるのです。
同様に「はづき」さんも「いづつ」さんも「かつぢ」さんも、それぞれ「ハズキ」、「イズツ」、「カツジ」と表記されます。
「テヅカ オサム」と検索して、0件になったとしたら。
この法則を思い出して、「テズカ オサム」と入れなおしてみてください。
そうすれば、探したい本にたどり着くことができるはず。
ちなみに、わたしの名字である「望月」も、ひらがなで書くときは「もちづき」ですが、典拠ファイルに入れる場合は「モチズキ」となります。
データ部入り口近くに置いてある、オフィスグリコの「リフレッシュボックス」。昨年末導入されたばかりです。
いろいろな種類のお菓子が詰まっていて、1個100円。
代金はカエルの口に入れます。
いつでもここからお菓子を購入可能。
これで空腹で仕事することはまぬがれる?!
本日は「週刊新刊全点案内」1602号の発行日です。
掲載件数は1047件でした。
おせち料理にはじまり、鏡開きのお汁粉、この連休の餅つき(実家ではなぜか成人式に餅つきをします)に終わる正月太り。毎年この時期は寒さに凍える中、ひとまわり大きくなった体をキツめの服に押し込んでいます。
そんな日々にこの一冊。
*こんな本がありました*
昨年の「朝バナナダイエット」
大人気に続く本だと思うのですが、夜にトマトだけって今の時期は寒いとちょっとひきました。が、夜にトマトを取り入れた料理を食べるというだけでもいいようです。
年末にも「朝キウイダイエット」
という本が出ていましたが、この「毎日決まった食事に○○を食べるダイエット」効果の真相はどうなのでしょうか?バナナの時もスーパーで売切れに困りましたが、身近に実行者がいないのでイマイチわかりません。
バナナとキウイとトマトだったら、私が一番好きなのはトマト。お正月から和食が続いているし、洋食でオムライス、ハヤシライス、ロールキャベツとトマト料理を続けてみましょうか。
考え付くメニュー、どれもカロリー高めなのが気になるところです。
こんにちは、図書館蔵書 小松です。
今朝は一段と冷え込みました。
出勤する途中、たびたびこのブログでも紹介されている教育の森公園を通るのですが、今朝は池に薄氷が張っているのに気づいて、思わずつつきに行ってしまいました。
大人げないことをして、冷たくなった手を暖めつつ更に公園の中を歩いていくと、そこには開きかけた紅梅が・・・。
さて、新しい年を迎えて松の内も過ぎた今になって、「今年こそ何か新しいことを」と思いはじめました。そこで、目につくのが、このところ図書館蔵書でお預かりしている資格試験関係の本です。
秋口に行われる資格試験の参考書などは、1月に出版されることが多いようです。やはり私のように「何か~」と思って、思わず参考書を買ってしまったりする人もいるのか・・・。いやいや、一念発起、気持ちも新たに勉強するんですよね。
今沢山来ているものは教員試験の参考書や過去問題集。
各都道府県別に発行されていて、更にその中で教養と各教科に分かれています。まとまって入荷すると凄いボリュームです。
ちなみに私が毎年懲りずに買い続けてるものは、NHKラジオスペイン語のテキスト。
「入門を終えたら接続法を使って話そうスペイン語 NHKラジオスペイン語講座」 (CDブック)
吉川 恵美子
日本放送出版協会(2007.2)
今年こそ!
入門を終えてこの本にたどりつきたいものです。
新刊目録 大谷です。
1月木曜日の雑記を担当いたします。
はじめて、自分で昆布巻を作ってみました。
実家にいたころは、父と競輪グランプリを見ながら昆布を巻いたりきんとんの芋をつぶしたりしていました。近年はすっかりご馳走になるだけだったので、たまには自分で何か正月らしいものを用意してみようと、突然の決心。
作り方は図書館でと言いたいところですが既に30日だったのでネットで調べました。(親に聞かないのかって…うちの師匠=母は厳しく「大さじ2杯」「弱火で20分」とかいうマニュアル的な表現をしてくれないので…)
昆布は早く煮えそうなものを選んで買い、タラコは巻くだけ。思ったより簡単に、それらしいものが出来ました。
初詣は芝の増上寺に行き、ついでに東京タワーへ。
東京タワーは昨年末に開業50周年を迎えたそうで、元日から賑わってました。
展望台は寒さに負けない人々で長蛇の列! 外から鑑賞するにとどめました。
教育の森公園横の風景。
朝のしんとした空気がただよっています。
茗荷谷駅から本社に向かうには、春日通り沿いに歩いて行きますが、
裏の公園側にまわり、並木道を通って行くのもまた気分がかわって良いもの。
木々は丸裸に近く、寒々してますが、桜の季節になると、もうそれはそれはキレイなんですよ。いまから楽しみです。
本日は「週刊新刊全点案内」1601号の発行日です。
掲載件数は1504件でした。
今月の表紙はこちら。
松竹梅と、おめでたい気分になります。
*こんな本がありました*
年明けから、関東地方はとてもよいお天気でした。
冬の天気がよい日、東京からでも富士山が見えることがあります。
古くから信仰の対象だった富士山ですが、実際にお参りに行くのはかなり大変。
そこで、信心深い江戸のみなさんは、富士山を造ってしまったのですね。自分のところに。
それが「富士塚」。23区内になんと50ヶ所もをあるそうです。
そんな「富士塚」を紹介したのがこちらの本です。
ちなみにわたくし、千駄ヶ谷にある富士塚には登ったことがあります。たぶん散歩の途中に迷い込んだのだと思われますが、富士塚がこんなにメジャーなものだとは全然知りませんでした・・・。
本日発行の『週刊新刊全点案内』は巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
2008年12月は9件の件名を新設しました。
標目訂正を行った件名があります。
今まで使用していた「海女」から「海人」です。
「あま」を辞典で引くと様々な漢字表記がありますが、
「海女」だと女性をさすので、女性にも男性にも使える「海人」の形に標目訂正を行いました。
(NDLSHでも標目訂正されています。)
件名では、潜水漁を行う人に限定して使用します。
海近くの町出身なので、泳ぎ得意でしょうと
言われることがありますがそんなことはありません。
水泳授業の前日は雨乞いをよくしていました。
カナヅチの身ゆえ、海で働いている方々を尊敬の眼差しで見てしまいます。
2009年も静かに明けました。
年末年始などないお仕事も沢山ある昨今ですが、
TRCデータ部は、取次の書籍配送がお休みになることもあり、
2009年の業務を本日より始動しています。
本と紙と、パソコンだらけのいつもの光景がひろがっています。
(若干胃が重いですが)休みボケなどという言葉とは無縁に、
いつもの業務に邁進しております。
「TRCデータ部ログ」は、今年も毎日更新です。
本や雑誌、MARCの周辺で気づいたあれこれをお伝えし、
活字の世界が気になって仕方がない方たちにも
愉しんでいただけるようなブログを目指す所存です。
今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。