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2010年4月 アーカイブ

2010年4月30日

ヨン様の「ぺ」

こんにちは、月に一度のMARCや検索の話。今回は、この仕事の中で感じる小さすぎる悦びについての小話です。


この仕事を始めてから、新聞で目につくとつい読んでしまうようになった欄があります。それは、新聞社の校閲部が書いたコラム。同じ誤字脱字と戦うお仕事ということで、何だか「読まねば」という気にさせられるのです。


そこで何年か前に読んだのですが、「本社へりから撮影」という文を慌てて直したという話がありました。
どこに赤を入れたか分かりますか?
そう、「ヘリ(カタカナ)」ではなく「へり(ひらがな)」になっていたのでした!「へり(ひらがな)」では意味も変わっちゃいますね。会社の片隅から身を乗り出して撮った感じでしょうか?


私の今の仕事は、いくつもの工程を経て出来上がってきたMARCの最終確認が中心です。
情報の入力もれはないか?MARCのフォーマットに図書の情報が適切に収まっているか?似た本のMARCとの齟齬はないか?そして誤字脱字はないか?

そんな誤字探しの中でも特に手ごわいのが、上でご紹介した話にもありました「へ」や、「べ」「ペ」です。今はMARC作成画面で文字色が変えられるようになったので、画面ですぐに確認することができるのですが、以前の古い入力システムだったときには、まずはその形の僅かな違いを見つけて「あやしい…」と感じなければいけませんでした。

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2010年4月28日

きょうのデータ部☆(4/28)

朝はひどい大雨でしたけれども、お昼時には普通の雨になりました。

今年の4月は、冬と夏をいったりきたりしているような、まことにめまぐるしい月でした。
桜も長い期間咲いていたにもかかわらず、慌しくしか見られなかったような。

近くの教育の森公園では八重桜ももう名残です。

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これからは新緑の季節ですね。

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2010年4月27日

手作りいろいろ

本日は「週刊新刊全点案内」1666号の発行日です。
掲載件数は1680件でした。


*こんな本がありました*
子どもの頃、友達の間で手作りのマスコットをつくるのがはやっていたことがありました。
フェルトで綿をはさみ、まわりを手芸糸でくくるマスコットです。

今週見つけたこの本の作品は同じフェルトを使ってはいても、もっとずっとお手軽で見た目もとても素敵です。


オンライン書店ビーケーワン:フェルトでつくるイラスト練習帖 切って、貼って、添えて、気持ちを伝える


作り方は、巻末についている型紙をコピーして切り、ホチキスでフェルトに固定させてフェルトを切り取っていきます。
そしていくつかのパーツを貼り合わせたり、ベースの型にパーツを重ねて貼り付けていくだけです。

シンプルな絵柄は、老若男女問わず受け入れられそうです。
もともとの発想が「絵の具で色をつけるかわりにフェルトを貼ってみる」というものだそうで、マスコットと違ってできあがった作品の使い道もいろいろ。
カードや文房具や雑貨に貼り付けたり、手紙にしのばせてみたり、紙に絵を描いた背景と組み合わせれば手作りの絵本もできます。

手作りつながりで、こんな本もありました

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2010年4月26日

痛いのは嫌だけど、ちょっと気になる。

こんにちは。AV(録音・映像資料)の山老です。
今月は寒暖が激しいですね。
もう寒の戻りはないだろうと思うこと何回だったか…。
いいかげんもう冬のコートをしまいたいものです。


今月はこんなDVDがありました。
【DVD】 J-girls Champion Festival 2009 (10903140)

これは、日本の女子キックボクシングの試合を収録したDVDです。
キックボクシングといえばキック!パンチ!
痛い、流血、滝のように流れる汗、飛ぶマウスピース、気絶、失明…
いや、これはさすがにマンガ? 
こんな貧相なイメージしかない私は、武道といえば男のもの、と思い込んでいましたが、そういえばプロレスも浅からぬ女子プロの歴史がありましたね。

草食系男子なる言葉も現れ、一方、強くなりたい女子も増えているのでしょうか?
他にも1件ありました。
【DVD】 J-girls 白雪祭り (10903125)
こちらも女子キックボクシングのタイトル防衛戦など、全13試合を収録しています。


4歳の息子は戦闘系好きなため、「遊び=闘い」です。
今はまだチビなのでたいした破壊力ではないのですが、いずれ自分の身が危うくなるかもと少々恐れを感じています。遊びに付き合って、骨でも折れたらたまらん、と。
有り余るエネルギーを武道で発散してもらおうと、子どもの空手教室を調べてみると、結構大人の女性向けに開いているところも見つかりました。勧誘文句は「ダイエット」。スポーツ音痴の私も、ちょっと心が揺らぎます。

2010年4月23日

新座ブックナリー見学記・最終回

こんにちは。きのうに引き続き、新刊望月です。
新座ブックナリー見学記、最終回をお届けします。

装備、フィルムコーティングを終えた本は、A棟1階に下りてきます。

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ここで梱包されて、全国の図書館に発送されます。

新座ブックナリーは、以前の志木ブックナリーと比較して、在庫能力で1.4倍、装備・出荷能力で1.5倍にもなるそうです。注文から納品までをさらに短くするよう、効率よく作業がすすめられていました。

ご注文の1冊をまちがいなく早くお届けするために、新座ブックナリーは日々努力を重ねています。

2010年4月22日

新座ブックナリー見学記4

こんにちは。新刊目録の望月です。
前回に引き続き、新座ブックナリーの装備工場についてご紹介します。

A棟の3階で背ラベル・バーコードなどが貼られた本は、その下の2階へ運ばれます。
ここで、フィルムコートが掛けられるのですが、新座ブックナリーでは、なんと機械でもコーティングを行っています。
手作業だと、どうしてもほこりやゴミなどが付着することがあります。それを解消するために、機械化を実現しました。

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こちらが「世界初」の高速ブックコーティング機。1時間に、だいたい120冊を仕上げることができるそうです。
現在は1台のみ稼動していますが、今後、18台に増やす予定でいます。

2010年4月21日

きょうのデータ部☆(4/21)

アイスランドの噴火で、たくさんの人の足に影響がでていました。
今朝のニュースだと、徐々に復旧している様子ですね。
何日も足止めされている、皆さんのお困りや、イライラを考えると、ほんとうにお気の毒に思っていましたが、これで一安心してもよいということでしょうか。

さて、図書館蔵書には、こんな事態を予測してでもないでしょうけれども、国内旅行ガイドが入荷しています。旅行ガイドや地図の類は、改版で情報が変更される一般的な図書と異なり、刷でも中の情報が少しずつ変わるので、ご要望に応えて刷の違いでもTRC MARCを作成しています。

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2010年4月20日

まぐろのゆくえ

本日は、「週刊新刊全点案内」1665号の発行日です。
掲載件数は、1571点でした。

先月、ワシントン条約締約国会議が開かれ、地中海を含む大西洋のクロマグロの輸出入を禁止するモナコの提案が否決されました。刺身やすしねたなどで、おそらく人気ナンバーワンのマグロですが、近年個体数が激減しているという調査結果が報告され、今回も会議で可決される可能性があると連日報道されていました。
ニュースの中で、「畜養」という耳慣れない言葉とともに、「完全養殖」についても解説されました。卵の人工ふ化から、稚魚・幼魚・成魚と育てあげ、その成魚が卵を産むところまで人の手で管理し、サイクルを完成させることなのだそうです。その完全養殖に、近畿大学水産研究所が成功するまでの経緯を紹介する本が、今週紹介する一冊です。

オンライン書店ビーケーワン:クロマグロ完全養殖 近畿大学プロジェクト

クロマグロの個体数の減少は、乱獲と違法操業が原因だとも言われていますが、やはり今後も自然保護団体は規制を求めるのではないか、と思います。養殖技術が進んで水産資源保護の問題がクリアされると、安心してマグロが食べられるようになるかも知れません。
ただ、問題は残るだろうとも思います。

2010年4月19日

英語"Oxford reading tree"のご紹介

こんにちは。AS・野村です。

企画洋書ですが、今回は"Oxford reading tree"をご紹介します。

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"Oxford reading tree"というのは、イギリスで80%以上の小学校で採用されている国語(英語)の教科書だそうで、
今回はその中でも Big books pack ですので、読み聞かせにも使えます。

1冊が 16 p. の6巻セットで、Teaching notes や日本語解説書であるユーザーズガイド、収録時間32分のCDがついています。

"good"など簡単な単語でも、どういう訳なのかな?と思って、ユーザーズガイドをみると、
"good"の前に"What a "があるから、「なんておりこうな」という訳だったり、
子供のいたずらなど日常生活を題材にしたほほえましいストーリーだな、と思ったりしました。

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なお、今回の洋書は、まもなく、お届けする在庫カタログ2010に掲載しているものです。

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2010年4月16日

今年は120周年~分類/件名のおはなし・11~

分類や件名について分類部署メンバーが自由に語る、月一回の企画記事「分類・件名のおはなし」。
さて、唐突ですが、ミステリーはお好きでしょうか。今年は、「ミステリーの女王」といわれたアガサ・クリスティーの生誕120周年にあたります。
日本でも絶大な人気を誇るクリスティー。私も中学生のころから10代を通して夢中になり、創元推理文庫とハヤカワ・ミステリ文庫の既刊作品を片端から買い集めたものでした。さて、アガサ・クリスティーは20世紀に活躍したイギリスの推理作家ですが、彼女の作品は、図書館ではどこにあるでしょうか。
ご存知のことと思いますが、ここで「日本十進分類法-新訂9版-」(以下NDC)の9類についてざっとおさらいしてみましょう。
NDCの9類は「文学」です。注記には「文学作品は,原作の言語によって分類する;次いで文学形式によって区分し,更に特定の言語の文学に限って,時代によって区分する」とあります。
「言語によって分類する」とは、具体的には、9の後に「言語区分」の数字を付加するということです。例えば、言語区分の1は「日本語」、2は「中国語」、3は「英語」、4は「ドイツ語」、5は「フランス語」などです。
「文学形式によって区分する」とは、文学のジャンルを表す数字を付加するということで、1は「詩歌」、2は「戯曲」、3は「小説.物語」、4は「評論.エッセイ.随筆」、5は「日記.書簡.紀行」などとなっています。
「特定の言語の文学に限って,時代によって区分する」とは、日本文学、中国文学、英米文学、ドイツ文学、フランス文学では、時代によって細分するということです。
日本の現代小説はNDCでは913.6と表されますが、9は「文学」、1は「日本語」、3は「小説.物語」、「.」以下の6は時代(日本文学では近代以降)をそれぞれ意味しているのです。
アガサ・クリスティーの小説作品がNDCでどのように表されるか、これにしたがってみてみますと、文学なので9、次に原作の言語が英語なので3、続いて小説なので3、さらに時代は20世紀なので7(日本文学以外の20世紀の文学は7、またNDCの新訂8版では英米文学に時代区分はありません)がきて、合わせると、933.7となります。
クリスティーは戯曲も執筆しています。これは、93の後の文学形式が2となり、932.7と表されます。

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2010年4月15日

新座ブックナリー見学記3

こんにちは。新刊・目録の望月です。
新座ブックナリー見学記第3弾、今回は装備工場のご紹介です。

ピッキングを終えたオリコンは、倉庫から装備工場であるA棟の3階へと向かいます。

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(↑オリコン移動の図)

その移動の間に、図書の装備に必要な背ラベル、バーコード、バーコード一体型ICタグが準備されて、これらとオリコンとが一緒に装備ステーションに到着します。

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ちょっとわかりにくいですが、ここが装備ステーションです。
左の穴から、本と背ラベル、バーコードなどを乗せたオリコンが現れます。
壁のディスプレイに装備仕様(その図書館ごとの装備マニュアル。くわしくはこちら)が表示され、その仕様にしたがって作業します。
確認・検品も、このディスプレイを使って行っています。
体制としては、「16ライン、118ステーション、150人」でやっているそうです。
装備上気をつけなければいけない本の情報があちこちに掲示されていたり、緊張感のある現場でした。

2010年4月14日

きょうのデータ部☆(4/14)

日差しは暖かですが、ちょっと冷えています。
皆さまにはいかがお過ごしでしょうか?

図書館蔵書では図書館からお預かりした本のMARCを作成していますが、中には、目や手がかゆくなってしまうほど埃だらけの本もたまにあります。

そんなときの強い味方。

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ザラザラした本を扱ったあとの机をひと拭き。黒い埃がたくさんついてきます。拭いたところが乾いたら、それでOK。

これで、次に扱う本を汚す心配なく机の上が使えます。

2010年4月13日

春になると彼らも活動開始!

本日は、「週刊新刊全点案内」1664号の発行日です。
掲載件数は、1858点でした。


突然ですがクイズです。
これは何の音でしょう?

その1.ビーィ ビーィ ビーィ
その2.フィフィ・・・フィフィピッ
その3.アウー

答えは こちらに載っています。

オンライン書店ビーケーワン:声が聞こえる!カエルハンドブック SoundReader U−SPEAKで声が聞ける


カエルの名称・学名や生息エリア・大きさ・写真などが掲載されているのはもちろん、
各カエルのページに印刷されたコードを対応の音声プレーヤーでなぞると鳴き声を聞くことができるハンドブックです。

その1.は佐渡島産のツチガエル
その2.本州から九州に生息するカジカガエル
その3.は沖縄島、渡嘉敷島に生息するホルストガエル
の泣き声だそう。
カエルの鳴き声といったらケロケロ、ゲコゲコとしか思っていなかった自分をちょっと反省。

沖縄島のナミガエルは蒸気機関車のような声で「ウォッウォッウォッ」と鳴くそうで。
私、特にカエル好きなわけでもないのですが、「本当?聞いてみたい!」と思ってしまいました。


今号の「週刊新刊全点案内」にはこの他にも、そういう切り口できたか、と思わせる動物の本がいくつか。

オンライン書店ビーケーワン:イモムシハンドブック
安田 守
高橋 真弓
中島 秀雄

文一総合出版(2010.4)
発送可能時間

並べるとポップな気がしてくるのが不思議。


オンライン書店ビーケーワン:ホネからわかる!動物ふしぎ大図鑑 1 日本の動物たち

こちらは全3巻でほ乳類から両生類、魚類までの骨格や生態を紹介しています。


周囲の自然からだけでなく、本でもなんとなく生命の息吹を感じる春なのでした。

2010年4月12日

100年の重さ

こんにちは、図書館蔵書小松です。

週末の暖かさに引き換え、今朝の寒さといったら!
一度暖かさに慣れた身体には、かなり厳しい冷え込みでした。皆さまにはいかがお過ごしでしょうか?

さて、図書館蔵書に来る本には、面白いものも多いのですが、特に秀逸なものが多いのが社史の類です。2008年に、今年の一冊としてご紹介したのはパッケージの凝った某食品会社の社史でした。

2009年も、それなりに面白いものは多かったのですが、ご紹介する機会がありませんでした。ところが、年度末に大物が!!!

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「物語講談社の100年」(講談社 2010.1)
講談社の100年の軌跡を、10分冊、1冊につき10年ずつについてつづった、壮大な社史です。

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DVDと年表編も付録としてついています。

某出版社の呟き(twitter)によると、輸送箱こみの重量はなんと・・・

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2010年4月 9日

あなたのお名前なんてえ(読む)の ♪


こんにちは、今日は人名典拠ファイルにまつわるお話をお届けします。


こんな著者の本があったとします。

 東 清人

読み仮名のルビは、無し。
さて、MARC上にはどんな読みを入れましょうか?

 友だちに、同じ漢字で「キヨトくん」がいたから、
 「キヨト」にしーちゃおっと ♪

そんな風に思ってしまうのん気さんは、データ部の仕事には向いていません...残念(泣)


とりあえず

 アズマ? ヒガシ?
 キヨト? キヨヒト?

あたりに、狙いを合わせます。


人名典拠ファイル作成に携わる者としては、さらに一歩踏み込んで、

 トウ セイジン?

くらいまでは、射程距離内に入れておきます。(まさかねぇ、と思いつつですよ!)


慣れないうちは「日本姓名よみふり辞典」(1990年 日外アソシエーツ刊)等を使って、別の読み方を調べたり。


さて、こうして複数の読み方を想定してから、人名辞典を調査。辞典に載っていない場合は、出版社に読みをお聞きすることもあります。

出版社に問い合わせの電話をかけるのは、とても恐縮しますが、みなさん親切に教えていただき、ありがたいかぎり。
ですが、お手数をおかけすることなく、正しいデータを作成するために、

 人名にはルビを!!
 
と願わずにはいられません。人名にはルビをー!(大声で)


特に、こんなお名前の皆さん、もし本を出すことになったら、ルビを振るの忘れないでくださいね。

 熊谷さん、茂木さん、坂上さん、伴野さん、日向さん、上岡さん
 岳くん、文子さん、喜一くん、匡くん、功くん、晶子さん、仁くん

「なるほどね~」と思っている、そこのアナタ!!
あなたのお名前にも、別の意外な読み方があるかもしれませんよ...フフフ(こちらの記事も参照)

2010年4月 8日

新座ブックナリー見学記2

こんにちは、新刊目録の望月です。
新座ブックナリー見学記の続きをお届けします。前回の記事で、新座ブックナリーとは巨大な倉庫でもあるとご紹介しました。
では、注文がきたら、どのように集品するのでしょうか?
答えは“人力”。
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ハンディ端末を片手に、図書館ごとに本をピックアップします。

こうして集められた本は、「オリコン」に乗せられ次のフロアへ。
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新座ブックナリーの倉庫は、フロアごと、児童書や一般書といったジャンル別に在庫されています。「オリコン」は各フロアを巡回しながら、ピッキングされた本を集めていきます。

コンベアーの上を、オリコンがするすると移動していく様子はなかなかおもしろかったです。
ちなみに、オリコン=折りたたみ式コンテナの略だそうで。
確かに工程の最後には、折りたたまれた姿になっていました。

2010年4月 7日

きょうのデータ部☆(4/7)

昨日の暖かさはどこへやら、今日は朝から肌寒い気温。
空模様もあやしくなってきました。

3月中、ウォッチングしてきた跡見学園の桜は、今こんな様子です。

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そろそろ散り気味になっています。

小雨のぱらつく空を背景に、花の色が冴えないところはご容赦を。
花の下を通る新入生の初々しさが印象的でした。

また2010年度が始まって、初の「きょうのデータ部☆」でした。
今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2010年4月 6日

総出演! ~新設件名お知らせ2010年3月分~

本日発行の『週刊新刊全点案内』は巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

これまでも何度も触れられていますが、新刊本や雑誌を見ながら「もうこんな時期だなあ」と思うこともしばしばのこの世界(それどころか雑誌では、「さすがに先取りしすぎでは?!」という特集に追われていますが)。お弁当、税金、資格選び、園芸など、この季節ならではの本の中で存在感を示すものに教育関連書があります。年中刊行点数が多いもののひとつながら、この時期は、新年度を迎えるにあたっての心構え関係(教師も親も)から具体的な技術本までさまざま。

そんな年度末の3月、17件の件名を新設しました。そこから取り上げるのは“ペープサート”。

ペープサートとは戦後の日本で生まれ育った紙人形劇をさす和製英語。
登場人物を描いた2枚の紙を、その間にはさんだ棒で動かし、表裏を返すことで動作を表現するもので、主に幼児教育の現場で使われることが多いようです。図書館でパネルシアターなどと共に行っているところもあるのではないでしょうか。

そういえば、そのむかし、食いつくように見ていた図書館での人形劇には、軍手で作った人形や紙の人形、影絵、エプロンに貼った背景などいろいろ総出演でした。決まった型にとらわれず、職員の方たちがいろいろと工夫してやってくださっていたのですね。
今はそのまま使えるセットもあるようですが、このあたりの本も覗いてみてはいかがでしょうか。

摘み草魂

本日は、「週刊新刊全点案内」1663号の発行日です。
掲載件数は、1659点でした。

ここのところ新刊は1日に300~400点で進行しております。

4月の表紙です。春はなんとなく新しい文房具を買いたくなります。

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*こんな本がありました*

オンライン書店ビーケーワン:野草で楽しむ散歩術


粉になりそうな日々、目についてしまったのが、俳優・岡本信人さんの本です。
子どもの頃よく見ていたホームドラマ、気が優しくてオッチョコチョイ?「永遠のお兄さん」です(自分にとっては)。野草に詳しいという一面をはじめて知りました。野草を探して歩く様子や料理方法など岡本さんの写真付きでガイドされていて、失礼ながら、ちょっとかわいらしいです。

そういえば昔、原っぱで遊んでいるとき「これは食べられる草だ」と教えてくれる友だちがいました。ツクシやセリ、アカザなど。彼女のお母さんが詳しかったようですが、友だちから得るそんな情報もめずらしく貴重でした。もっとも、ツクシをどうやって食べるのかはしばらくナゾでしたが。
岡本さんもツクシ料理で失敗したのをきっかけに「摘み草人生」を始めたそうです。

2010年4月 5日

名前が変わっても忘れないでね…雑誌の改題について。

こんにちは。雑誌:半澤です。


4月なのに、寒さが戻ってきましたね。
お花見の時期は必ず雨や嵐がやってきて、毎年やきもきさせれらます。
でもどんなに寒くても、桜が咲けば花見をせずにはいられないのが日本人。
週末に風邪をひいた私を置いて科学技術館に行こうと東京の九段下に出かけた家族は、桜の名所“千鳥ケ淵”で花見をしようとする人と、日本武道館で行われた大学の入学式の人出で、初詣状態の人ごみの真っ只中に親子3人ではまってしまい、ここではぐれたら100%迷子になると必死で歩いたとか。
お土産は買ってきてもらえなかったけれど、子どもを忘れて来なかったのでまあしょうがないか…。

そんな中、新学期が始まり心機一転、雑誌もリニューアルされるものがあります。
目次のレイアウトや表紙のデザインが変わることもありますが、今回ご紹介するのは、新たに“誌名”も新しくして生まれ変わって再登場、そう、雑誌の改題についてです。

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2010年4月 2日

飛び出す絵本の探し方

~~MARCで探そうQ&A 第6回~~

MARCの情報を使って、本を探すQ&A企画。6回目の今回は、とある種類の絵本を探したいという質問です。


Q.普通に読むだけではなく、絵が飛び出たり、動かしたりできる絵本を探しているのですが

A.以前こちら(→その1その2)でもご紹介したように、こういった「しかけ」のある絵本が人気です。しかけの種類もいろいろあり、子どもだけでなく大人が楽しめるものもあるようです。

そんなしかけのある絵本をさがすには、「装丁コード」を使うのが便利です。
TRC MARC/Tタイプでは、その図書がどういった装丁をしているかをコード化して、MARCに情報として入力しています。

参考:「TRC MARCあれこれコレクション

しかけがある本には、「しかけがある図書」というコードを入れています。それを目印にして、絵本をさがせばOK。
TOOLi(図書館専用ポータルサイト)には、「装丁コード」から検索できる機能がありますので、ぜひご活用ください。


もうひとつ、MARCの「内容紹介」からも見つけることができます。
たとえば、こちらの本の内容紹介。

オンライン書店ビーケーワン:おじいちゃんのふしぎな動物園


「絶滅してしまった動物たちに会えるふしぎな動物園。ふしぎなおじいちゃんに連れられ、そこへ足を踏み入れた大地くんが見たのは…。付属のミラーシートを丸めてページの上に置くと、動物が浮かび上がる、楽しいしかけ絵本。」

このように、しかけがある本には、どういったしかけがついているのかを、文章にして内容紹介に入れています。
「しかけ」「ポップアップ」「飛び出す」などといった言葉で見つけられる可能性がありますので、試してみてはいかがでしょうか。

2010年4月 1日

新座ブックナリー見学記1

こんにちは、新刊目録の望月です。
先日、データ部のメンバーで、「新座ブックナリー」を見学してきました。

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(4/2写真追加)

新座ブックナリーは、2009年に稼動をスタートさせた、TRCの新しい物流拠点です。
在庫を保管する在庫センターと、注文に応じて即座に出荷する体制を整えている装備センターとが一体となったこの施設を、簡単にですが写真でご紹介したいと思います。


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新座ブックナリーはA棟、B棟、C棟の3つの建物にわかれています。ここはC棟1階。
入荷した本を、開梱、検品するところです。入荷する冊数は1日およそ3万冊とか。


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C棟の一部とB棟が、在庫の置き場。ぎっしりと本の詰まった棚が並んでいました。
同じ本が何十冊とあるところが、データ部とはちがいますね。
ここに、「アイテム数約12万タイトル、冊数は約180万冊」といった在庫が保管されているのです。


次週につづく。

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