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2010年12月 アーカイブ

2010年12月28日

今年もお世話になりました

本日は「週刊新刊全点案内」1699号の発行日です。
掲載件数は1464件、この号が年内の最終号となります。
今年1年間の掲載総件数は、しめて68186件でした。

今年の「週刊新刊全点案内」は1650号からときりの良いスタートでした。
来年は1700号(1月11日発行)からのスタート、さらにきりの良い数字となります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


「日本全国納豆大博覧会」

小泉 武夫(監修)

東京書籍(2010.12)


年に一度開かれる「全国納豆鑑評会」で過去10年間に入賞した銘柄を中心に、各地の納豆が紹介されています。
極小粒、小粒、中粒、大粒の納豆から、糸を引かない変わり豆の納豆までずらりと勢ぞろい。
価格や取り寄せ方法はもちろん、原料の大豆の種類や生産地、たれの種類、原寸大の納豆の写真も掲載されています。
「スタンダードが一番 薬味は入れず、そのまま食べてください」「醤油にわさびを溶いて納豆と合わせてもおいしいです」といった、メーカーの方からお客さまへのコメントが楽しいです。
どれも本当においしそう...。
今日は仕事納めだし、いつも買う特売の納豆ではなくて、棚の上のほうに鎮座している少々高めの納豆に手を出してみようかな。
私は小さいころ、納豆を口に入れられないくらい嫌いだったのですが、大人になってから納豆ポテトチップスを食べたのがきっかけで、突然納豆が食べられるようになりました。
味覚って不思議です。

さて、データ部ログは本日が2010年最後の更新となります。
新年は1月5日(水)よりスタートの予定です。

それでは皆様、良いお年を!

2010年12月27日

ナヌムの家

今年も残すところあと4日!
夏が長かったせいか、本当に年後半は猛スピードだった気がします。


AV(映像・録音資料)として今年を締めくくるような…と考えてみたものの、結局ピンポイントな内容なのですが、今月印象に残ったのはこの商品です。


「ナヌムの家」 (10909004)

タイトルだけでは分かりにくいので、内容紹介文も。

「「ナヌムの家」で共同生活を送る元従軍慰安婦の女性たちは、重い過去を背負いながら、支えあって「いま」を生きている。若き女性監督が、彼女たちの心のつぶやき、語り尽くせぬ数奇な人生を映し出すドキュメンタリー。」


従軍慰安婦、強制労働、中国残留孤児。子供の頃にニュースでよく聞いた言葉です。泣いたり、抱き合ったり、訴えている年配の方々の映像を見て、この人たちは何なのかと親に聞いた覚えがあります。しかしすっかり時が経ち、そんな言葉も久しく聞かなくなりました。

韓国ブームがやってきて、ドラマも歌も日本に入ってくることがすっかり定着。私が住んでいる地区には在日韓国人の人が多く、保育園にもパクさんやチェさん、日本名だけどお母さんは韓国人なんて人が結構いますが、全く違和感を感じません。

でも、本当にちょっと前、祖父母の時代に戦争があって、家族がバラバラになったり、何も悪いことをしていないのに虐げられたり、大人になるかならないかの年に死んでしまう人がいたのです。
私もまったく戦争を知らない世代で、ろくに知識もありませんが、昨今の暗いニュースの数々を耳にするたび、「平和ボケなんだろうな」と思います。
勿論、また戦争が起こればいいなんて100%思いませんが、忙しいと些細なことで悩む暇もないように、いつ死ぬか分からない時代なら、一生懸命生きざるを得なくなるのでは。ものがない時代なら、エコだなんだと言わなくても、長く大事に使うようになるのでは。
平和ボケの一員として、「はっ」と気付かされ、また考えさせられたDVDでした。


2010年12月24日

2010年の件数は?

こんにちは。新刊目録の望月です。
今日はクリスマス・イブ。街の華やかなイルミネーションに、気温は寒いけれど心はなんだかあたたかくなるような、そんな季節ですね。


さて、今年もデータ部は人と本とを結び付けるべく、MARC作成に邁進してまいりました。
日々の件数はこのブログの左側に表示されている「日刊新刊全点案内」にありますが、1年間のトータルではいったい何件になったのか、調べてみました。

総件数:68,186件
(2010年「週刊新刊全点案内」掲載MARC件数)

先月は、6万件超え目前でしたが、1ヶ月でおおよそ1万件作成したため大台に乗りました。
昨年の件数も超えてますね。
今年産声をあげたこれらの本たち。図書館で書店で、たくさんの人々の手にとってもらえるといいですね。

今年のデータ部ニュースとしては、やはりTRC MARCの累積件数が300万件を突破したことでしょうか。
いろいろな方からお祝いのことばを頂き、あらためてひとつひとつの積み重ねが非常に大切なのだと肝に銘じる機会となりました。

2010年12月22日

「図書館の学校」訪問☆

NPO図書館の学校におじゃましました。
会員継続の手続きをするためだったのですが、ついでにちょっと見学。
ここには「新刊児童書展示室」があるのです!
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4ヶ月分の児童書・絵本が勢ぞろい。新刊本を手にとって確認できます。
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よく見ると、『週刊新刊全点案内』の号数別に並んでいます。
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本の利用は会員に限らせていただいておりますが、図書館の学校、もしくは児童書・絵本に興味がある方はどなたでも見学が可能ですので、機会があればお立ち寄りください!とのことでした。

新刊児童書展示室の紹介はコチラ

ところで、
「図書館の学校」は機関誌『あうる』を出しています。図書館に携わる方にはぜひ目を通していただきたい、本や図書館に関するお役立ち情報が満載。
会員(例:個人だと正,賛助会員)には配布されますが、実はビーケーワンでも入手できます。お試し下さい☆

2010年12月21日

流行りの、というのもなんですが

本日は「週刊新刊全点案内」1698号の発行日です。
掲載件数は1653件でした。


*こんな本がありました*

年末恒例のユーキャン新語・流行語大賞のトップ10にも入っていました「イクメン」。
今年4月に自治体首長で初めて育児休暇を取ったこちらの方も、男性の育児に関する意識の高まりをもたらした立役者の一人といえるのではないでしょうか。

成澤廣修・文京区長が自らの育休を綴った一冊です。

オンライン書店ビーケーワン:なんちゃって育児休暇でパパ修行 パパ区長のイクメン講座

大上段に政策を語るというのではなく、父・夫としての自分の考えや体験を中心に、男性の育児参加や育児支援について平易に述べられています。

蛇足ですがTRCデータ部も文京区に拠をかまえています。
ニュースを見たときに「おお、ここの区長さんではないですか。全国初なのか!」と思ったことを覚えています。


「育休を取りたいと言い出せない…」「育休は絶対無理!」という意見も含めて、もう少し色々なタイプの例が知りたいという向きには、こちらも1698号掲載です。

オンライン書店ビーケーワン:仕事と子育て 男たちのワークライフバランス
中間 真一
鷲尾 梓

幻冬舎ルネッサンス(2010.12)
発送可能時間

周囲のお母さん方を見ていて「大変だろうに偉いなー」と日々感じているわけですが、お父さんたちの仕事と育児の両立もこれまた大変ですね。
「イクメン」といった流行に終わらず、それぞれの家庭に合った様々な選択肢が増えるといいなと思います。

2010年12月20日

翻訳タイトルの妙

こんにちは。ASの横山です。

今回は翻訳タイトルについて。

図書館からお預かりする外国語図書の中にはさらに多言語からの翻訳書もあります。その翻訳タイトルを見ていると、中にはなるほどと納得したり、なぜと突っ込みたくなったり、、、。書誌データを作っていることを忘れてしまう瞬間があります。


ぱっと見て「哈利波特与阿兹卡班的囚徒」が何の本かお分かりになりますか。これに、「哈利波特与魔法石」、「哈利波特与密室」、「哈利波特与火焰杯」が並べば、ハリー・ポッターのシリーズだとお気づきになるでしょう。
ちなみに最初のタイトルは「ハリー•ポッターとアズカバンの囚人」です。音があてられているのですね。

「舞!舞!舞!」は村上春樹さんの「ダンス・ダンス・ダンス」です。これ以上ないくらいに言い表していますが、訓読みしても音読みしても思わずクスリとしてしまいます。

「The pillow book」というタイトルはどうでしょう。快眠の本かと思いきや、「枕草子」です。なかなか直球です。英語のニュアンスから伝わるものは、本の内容とはだいぶ遠いところにあるようです。

2010年12月17日

件名この1年

早いもので今年も後2週間ほどとなりました。
皆様にとってはどんな1年だったでしょうか。
さて、一昨年昨年に続き恒例となってまいりましたが、今年新設した件名でこの1年を振り返ってみようと思います。
(新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。)

データ部に在籍するものとして、まずは「電子書籍」をあげたいと思います。電子書籍自体は以前からあったのですが、今年はとりまく状況が違っているようで、電子書籍をテーマとする本が次々と刊行されました。同系統のものでは、「電子資料」「電子雑誌」「デジタル教科書」なども新設しました。
ITつながりで、今年新設して出番の多かったものに「マイクロブログ」(サービス名の"ツイッター"がよく知られています)「スマートフォン」がありました。

今年の行事がらみでは、南アフリカで開催された「ワールドカップ(サッカー)」を新設しました。名古屋ではCOP10が開かれ、エコポイントも昨年に引き続き話題になりましたが、環境系の件名は「再生可能エネルギー」「持続可能な開発のための教育」「土壌浄化」「ソーラーカー」「ライフサイクルアセスメント」「カーボンフットプリント」「環境カウンセラー」「環境共生住宅」などを新設しました。

ところで「ワールドカップ(サッカー)」という件名、「今までなかったの?」との声が聞こえてきそうです。前回の「新設件名のお知らせ」で取り上げた「おせち料理」もそうですが、件名の新設にはタイミングもあるのです。
「闘病記」もそうかもしれません。この細目を新設するにあたっては、この用語でいいのか、付与の仕方・基準などについて検討を重ねました。また、ある図書館からのご意見に大きく背中を押していただきました。

世相との関係では、婚活ばやりで「結婚相談所」、今も尾を引いている「サブプライムローン問題」、テレビ番組で話題となり流行語にもあげられた"無縁社会"に関わるところで「孤独死」などを新設しました。
ちょっと元気のない世の中ですが、「希望」という件名も新設しました。
新しい年が未来に向けて希望の持てる1年でありますように。

2010年12月16日

振り返って1000件

こんにちは。新刊目録の望月です。

本日はお知らせ。
このたび、データ部ログに掲載した記事が1000件を突破いたしました!
2007年からスタートし1日1回、ときたま2回、毎日更新を続けてこの数に至りました。
ご愛読いただいているみなさま、いえ今回はじめてご覧になった方もありがとうございます。


しかし、1000件も過去ログがあると、振り返って読みたい記事を見つけるのも大変です。
そこで、今回はデータ部ログの過去ログの見方のコツをちょっとご紹介したいと思います。


その1:企画記事
左側のバーにオレンジ色の見出しで「企画記事」とあります。
これは、過去にテーマを決めて連載した記事を、まとめて読めるようにしたものです。
たとえば、「MARCってなに?はじめて聞いたわ」という方には、MARCについて1から解説した「MARC概論」を。もっとつっこんだ目録話が読みたければ、「MARC MANIAX 目録」を。
データ部メンバーの力作を読むことができます。


その2:カテゴリー
こちらも左側のバーにあります。各記事に付けたタグからたどり着けるようになっています。
例1:そもそもTRCデータ部とはいったいどんなところなの?
→「プロフィール」や「データ部紹介」を見ていただければわかります。
例2:手元にある「週刊新刊全点案内」、いったいどうやって作ってるの?
→「週刊新刊全点案内」からたどれます。

ちなみに、カテゴリーの一番下「フォトギャラリー」では、毎水曜日掲載の「きょうのデータ部☆」が見られます。季節とかが感じられて、なかなかおもしろいです。(←自画自賛?)


2010年12月15日

きょうのデータ部☆(12/15)

週刊新刊全点案内の発行スケジュール、課題図書のポスター、
壁に貼りたいものって いろいろありますが
セロテープで貼ると 壁の塗装がいたんでしまう…。

そこで マスキングテープを使うことにしました。

自分用に買ったものがあったので
持ってきてみました。

このごろは マスキングテープも
色・柄が豊富。


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ちょっとだけ 職場にクリスマスの雰囲気。

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会社のすぐ近く・教育の森公園に隣接する工事現場には
いま 巨大クリスマスツリーが出現しています。
昼間は 気づかないのですが
暗くなってくると遠くからでもわかるくらい輝いています。

意外な場所でクリスマスツリー。 気持ちにも灯りがともります。


2010年12月14日

カバの本

本日は「週刊新刊全点案内」1697号の発行日です。
掲載件数は1320件でした。

*こんな本がありました*

1697号には、有名俳優さんの小説や女優さんの手記など、話題の本もいろいろありましたが、12月のあわただしさの中、通りすぎていきました…

そんな中で、おやと目についたこのタイトル。
皆さんは「カバの本」でいっしゅん、何を思い浮かべましたか。
動物園のカバ? ブックカバー?


オンライン書店ビーケーワン:カバの本 美味しい、お手頃、種類が豊富なスペインのスパークリングワイン 日本で買える217本を掲載

ここでご紹介する「カバ」はスペインのスパークリングワインです。
スパークリングワインとは、サイダーみたいに泡がプチプチするタイプのもの。わざわざややこしい呼び方しなくても「シャンパン」のことじゃないの? …シャンパンとは本来、フランスのシャンパーニュ地方で作られるものに限定する呼び名です。昔、ドン・ペリニヨンさんという人が「泡の出てくるヘンなワイン」をなんとかしようと四苦八苦しているうち人々の嗜好が変わり「泡のでるのもおもしろい」と飲まれるようになったんだとか。

スペインで作られるのが「カバ(CAVA)」だそうです。

思いがけず勉強になりました。


↓下記 おまけ

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2010年12月13日

紙芝居、Kamishibai

こんにちは、図書館蔵書 小松です。

今、図書館蔵書には、紙芝居がたくさん入荷しています。

紙芝居のMARCは比較的よく作成するのですが、100冊以上も一時期にMARCを作成するのはめずらしいです。入荷した紙芝居のジャンルは、昔話から、道徳心を養うような創作童話、子供に衛生指導をする目的のものまでいろいろあります。

今回は手作りの紙芝居もありましたよ。
(1冊ものは図書館蔵書ではMARCを作成せず、ASでデータを作成します。ASのデータ作成についてはこちら→

そんな中で、珍しかったのは英文の紙芝居があったこと。

その紙芝居には、読み手向けに紙芝居の上演の仕方がやさしく説明してあり、紙芝居は日本固有の文化である旨が書かれていました。

そうだったんですね~。

物心ついたときには身の回りに紙芝居がありましたし、大人になってからみても「子供に絵を全画面で見せながら、裏にある本文を読み手が読んであげる」という上演の方法は、とても合理的に思えて、どこの国でも日本と同じように紙芝居のような形のものがあると思っていました。

最近では、日本の紙芝居の影響で、他の国でも紙芝居が上演されるのだそうです。

すごい、日本の紙芝居!!

そんな日本の紙芝居の歴史を書いたものには、こんな本がありました。

「紙芝居昭和史」 (岩波現代文庫)
加太 こうじ
岩波書店(2004.8)

「紙芝居文化史 資料で読み解く紙芝居の歴史」
石山 幸弘
萌文書林(2008.1)

TRCでは、紙芝居を演じる際の手引も刊行しています。

「紙芝居を演じる」 (図書館ブックレット・あなたにもできる実技編)
酒井 京子
日下部 茂子
小川 俊彦
図書館サービス研究会
図書館流通センター(2003.11)

2010年12月10日

話題のこの本の情報も・・・

齋藤智裕・・・本好きの方なら、この名前にピン!と来るはず。
いえ、本にあまり興味ない方でもこれだけ話題になっていればご存知ですよね。
俳優の水嶋ヒロさんが本名で書いた「KAGEROU」が第5回ポプラ社小説大賞を受賞し、話題となりました。
各方面ですでに予約注文殺到だそうです。
もちろん、TRC MARCも作成され、「第5回ポプラ社小説大賞を受賞」という情報もバッチリ入ります。


ところで、文学賞には大きく分けて2パターンあります。


ひとつは、「KAGEROU」のように、応募された作品に文学賞が与えられ、話題になったところで本が出版されるパターン。
このパターンの場合は、MARCを作る段階ですでに受賞の情報が帯などに大きくあるため、最初から受賞情報の入ったMARCが完成します。


もうひとつのパターンは、すでに出版された本に対して文学賞が与えられるもの。
先日発表された日本SF大賞などはこちらのパターンです。
こちらの場合は当然、MARCが完成した段階では受賞情報は入っていません。
文学賞を受賞した、ということが発表された段階で、後から更新データとして受賞情報をMARCに追加しているのです。
前述の日本SF大賞、今年の受賞分については目下、MARCに追加作業中。
来週には図書館専用ポータルサイトTOOLiで検索できるようになりますので、お試しください。


文学賞等の受賞情報については、TOOLiでの検索、『新刊週刊全点案内』の第3週目の巻末記事でご紹介しているほか、TOOLiのお知らせページに前月の主な受賞情報の一覧を載せてありますので、あわせてご覧ください。

2010年12月 9日

通勤のお供探しに日刊新刊全点案内

 北関東から都内へ通勤しています。新刊目録中村です。
 「えっそんなに遠くから?!」とよく言われますが、家の駅からTRC最寄のターミナルまで一本で着くので、案外本人はへっちゃらです。いかんせん長時間なので車内でのお楽しみグッズは必須ですが。
 最近よく隣になる、乗車区間が同じお父さんはDVDプレーヤー持参。ちょうど映画一本見終わる頃に都内に入ります。私はというと、たいがい本を一冊取り出して…一盛り上りしたあたりで到着です。
 ただ本を手軽に入手できないのが悩みの種です。乗換えがほぼないので駅ナカ書店もあまり行けず、家の近所の図書館や書店は車で一走りですし、まだ本をかじってしまうチビを連れて行くのはちょっと難しい。ネット書店を利用していますが、時には立ち読み気分も味わいたい。
 そんな私の願いを叶えてくれる、毎日新刊情報をチェックできる便利な機能が、TRC データ部ログを開いたトップページの左側にある「日刊新刊全点案内」です。

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2010年12月 8日

きょうのデータ部☆(12/8)

今日は、このシーズン一番の冷え込みとなったところが
多いようですね。
そういえば 昨日は二十四節気の「大雪」。
冬の訪れを感じます。

さて これから大活躍するこちらですが…

101208_1220~01.jpg

みなさんは なんと呼びますか?
私は 「えりまき」 なのですが、
これはどうも古いらしい…。 
家のものも「えりまき」派ですが
若い人に笑われた、とのこと。

「マフラー」より「えりまき」のほうが
あったかそうな感じがして 好きなんだけどな…。

2010年12月 7日

きのこ文学!

本日は「週刊新刊全点案内」1696号の発行日です。
掲載点数は1585件でした。

今月の表紙はこちら。

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ろうそくが7本。
クリスマスまであと2週間半!


*こんな本がありました*

秋から冬は、きのこの季節。
このお仕事をしていると、「濃いな…」と思う本が多いジャンルが
いくつか見つかるのですが、
「きのこ本」もそのひとつではないかと思います。
きのこ図鑑や、きのこ本の書評など、常々すごいと思っていましたが、
そんなきのこ本に新ジャンルが?


オンライン書店ビーケーワン:きのこ文学名作選


濃いきのこ本を編集されている飯沢耕太郎さんによる、
「きのこ文学」のアンソロジーです。

装丁がとても凝っていて、
表紙のゴールド模様ひとつひとつは、
黒いカヴァーに切り抜かれた穴から本体の金色が覗いているもの。

本体ページは、小説一編ごとに紙の色や種類が変えてあり、
フォントの種類や組み方もそれぞれ全く違います。

装丁に圧倒されてしまいましたが、中身も濃いに違いありません!
(収録作品はこちら → 

 

きのこは普通にスーパーで買って食べますが、
きのこ狩りに行ったこともなければ、特に思い入れもない私。

最近は小説もあまり読まないので、
「きのこ文学」は?と聞かれても、
「「ごんぎつね」ってお詫びに松茸くれたっけ…」ぐらいしか
出てこないのが残念です。
世の読書家なら、どんな「きのこ文学」を選ぶんでしょうね。

たった1日で作れる?!~新設件名のお知らせ2010年11月分~

本日発行の『週刊新刊全点案内』は、巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。
新設件名は、TRC MARCで件名標目を新たに採用したものという意味で用いていますので、NDLSHから採用したものも含まれています。

11月は23件の件名を新設しました。最近としてはちょっと多めでしょうか。これも出版点数が多くなってくる時期なればこそ(なのかどうなのか)。
さて、そのなかに「おせち料理」があります。今さらながらというところかもしれませんが、1年間のタイミングとしては“今!!”ということで新設に至りました。

ところで「おせち料理」とは本来、正月だけでなく、節句に作る料理をさすものだそうです。節句、つまり、上巳(3月3日)、七夕(7月7日)、重陽(9月9日)などですね。

今のところ正月料理以外の“まるごと1冊○○節句料理”という本は少なそうですが、家族で季節の行事を大切に過ごすという最近の風習からすると、そろそろ出版されるかもしれません。

ところで、新設するなら今というヨミは当たり、正月料理本の出版シーズンも今年ももうそろそろおしまい。雑誌には「豆まき」という言葉が見受けられるようになってきました(早過ぎ!)。

2010年12月 6日

豪華なカルタ

少し前から週刊新刊全点案内に掲載していない図書には大掛かりなしかけえほんやカルタなどが登場しています。そのなかでじっくりと見てしまった豪華なセットがありました。

ベルサイユのばらカルタ

池田 理代子

集英社(2010.11)

2003年に限定復刻版の付録として制作されたカルタがリニューアルして発売されたもので、名せりふを集めたカルタや、元宝塚・男役トップスター紫苑ゆうさんによる札読みCD、そして全かるたの解説やベルばらヒストリーを収録したブックレットなどがセットになっています。
「ベルばら」マニアでなくてもかなり楽しそうです。

2010年12月 3日

摩訶不思議な不可思議さんは一不可思議の謎を・・・?

こんにちは、典拠の田辺です。
今年はコートを着始めるのがやたらに早かったような気がするのですが、皆さまはいかがでしょうか?

さて上記のタイトルについて。
なんのこっちゃと思われるでしょうが、
ちゃんと典拠の話になりますのでお付き合い下さい。
「不可思議」という言葉は、
日常ではどちらかというと「不思議」の方を多用していると思うのですが、
先日著者名で「不可思議」というのがありました。
「不可思議」な人名?といぶかりながらも調べてみると、
「正含」(しょうがん)という元禄2年に生まれた浄土宗の僧侶の号のひとつでした。
人名辞典などでは「正含」で掲載されている人なので、
典拠ファイルでは既に「正含」で統一形となっており、
今回の「不可思議」は「正含」の記述形となります。

ところでこの「不可思議」なのですが、
実は仏教用語で、「仏教大事典」(小学館)によると
不可思議 ふかしぎ 不思議ともいう。
1)意味があまりにも深いために、通常の思考・言葉ではとらえられもせず、心では推し量れもしないこと。(以下省略)
2)きわめて高位の数の単位で、一説によれば10の60乗のこと。(「広辞苑」では10の64乗、一説に10の80乗となっています)
3)現在、一般には、常識では考えも及ばない奇異な現象を形容する言葉として使われる。「摩訶不思議」はこれを強調したもの。
だそうなのです。
確かに今は3の意味が普通に使われているようですね。
数の単位だったとは知りませんでしたが。
ところで典拠では「不可思議」さんにはもう一つ問題があります。
実は「元政」(げんせい)という元和9年生まれの日蓮宗の僧侶もまた、この「不可思議」の号を使用していたのです。つまりは
不可思議→「正含」と常になるわけではなく
不可思議→「正含」or「元政」のどちらなのかを調べなければなりません。
もしくはまったく別の僧侶である可能性も捨て切れません。
かくして「不可思議」という号を持つ僧侶の著作は10の60乗(ほどではないですが)の謎をつれて典拠にやってくるのでした。

2010年12月 2日

この薬が気になるっ!

皆様こんにちは。新刊 片田です。

TRC データ部ログを開いたトップページの左側にある「日刊新刊全点案内」。
「日刊案内をOPEN!」ボタンをクリックすると別ウインドウで開くのですが、開いて下さったことはありますでしょうか?
前営業日にTRC MARCが作成された本=近日発売の本が簡単に通覧できるので、自分は、いつも買っているレーベルの発売日付近(といっても月に何回もあるのですが…)などに集中的にチェックして、「今月の○○新書は…何が出たのかな?」などと有効に(?)活用しています。

ただ、通覧形式の怖いところというか、楽しいところというか、目的の本以外も目に付いて、それが異様に気になってしまったりすることも。

今日は「コ○ルト文庫」のチェックに行ったはずなのに、この本が異様に気になってしまいました。

オンライン書店ビーケーワン:マンガ狂につける薬 二天一流篇
呉 智英
ダ・ヴィンチ編集部

メディアファクトリー(2010.12)
発送可能時間
「そんな薬があるの!?」という気持ちと、「薬で治療されることじゃない!」という気持ちが複雑に絡み合って気になる気になる。 さらには、「マンガで二天一流ってバガ○ンドのこと?」とか変な方に思考が向かったりして収拾がつかないことに…

もうデータ部内にも無いから…本屋さんでチェックしよ。
ということに(いつも)なるのでした。

期間が短くて新刊だけではありますが、図書館のような機能も果たしてくれる「日刊新刊全点案内」。
まだ開いてみたことがない方も、是非、この機会に一度開いてみて下さい。

2010年12月 1日

きょうのデータ部☆(12/1)

今日から12月。
ことしも あとひと月となりました。

楽しいクリスマス、うれしいお正月。
しかし、その前に…
怒涛の繁忙期がやってきます。

そこで ストレスをためず
仕事を進めるための小道具をご紹介。

典拠の部署で活躍中なのは、こちら。

KC3O00822.JPG
 

小さすぎます… 
CDの演奏者、DVDの監督や出演者の表示。
そんなとき、この拡大鏡が力を発揮。

頼りにしてます。

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