順序は問わず
今月の雑記は「海外ドラマ」、なのですが
通常のテレビドラマを続けてみるのも自分は得意ではないので、
話数が多く見るのに時間を要する海外ドラマはほとんど見たことがありません。
自分のなかでは映画などに比べ、かなりハードルが高く
興味本位でちょっと見てみよう、となかなかならないのです。
恐竜好きだった幼少期に、「恐竜家族」を見た覚えがうっすらあるくらい。
学生時代には「チャングムの誓い」が流行っていて、
主人公がいかに数々の逆境を乗り越え強く成長していくかを
友人から細かに語られるのを(話半分に)聞きましたが、
それで見た気持ちになり結局一度も見ることがないままでした。
その後珍しく見ていたのは、すごくベタですが「シャーロック」。
小学生時代、ひっそりと校舎の一番上、はしっこにある図書室で
ホームズを読みふけっていた記憶からクラシックなベイカー街をぼんやり思い浮かべながら・・と思いきや、
スマホを片手に現代技術を駆使して事件を解決していく様子は、
原作の古風なイメージが刷新され、とてもスタイリッシュで新鮮でした。
話数が多くないところもちょうどよかったです。
様々な情報を手掛かりに明晰な思考で紐解いていく推理シーンを
映像上に字幕で手書き文字や数列などを視覚情報として見せる演出も印象的ですよね。
どんな物語も、変わり者に振り回される常識人をいつも応援したくなります。
話は変わり、先月仕事中に見かけたこんな本。
ダウントン・アビークッキングレシピ
アニー・グレイ(著)
2020.6 ホビージャパン
こちらもイギリスが舞台のドラマ、「ダウントン・アビー」の公式本で、舞台となる貴族の食卓を再現した図書。
例によってドラマは知らなかったのですが、20世紀前半、エドワード朝時代以降の片田舎にある、カントリーハウスと呼ばれる大邸宅でのイギリス貴族およびその周囲の生活を描いた作品で、
なかでも食事情にフォーカスしたこの本はとても気になりました。
英国といえば真っ先に浮かぶのがお茶会。アフタヌーンティーという優雅なひとときに並々ならぬ憧れがあります。
お茶会のケーキのレシピもあり、写真も美しく真っ白いテーブルクロスにキャンドル、華やかなカップやソーサー、ポットにカトラリー。眺めているだけでもためいきがこぼれてしまいます。
登場人物たちの繊細な衣裳もとても素敵です。
通常は順番が逆なのだと思いますが、この本を見てドラマも見てみたくなりました。
夏のステイホーム中に挑戦してみようと思います。今年の年明けに公開された映画もあるので、まずはそちらから見てみようかな。