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2008年9月 アーカイブ

2008年9月30日

タイトル勝負?

本日は「週刊新刊全点案内」1588号の発行日でした。
掲載件数は1448件です。


これだけ毎週新刊本が発行されていると、どこかで目立つ部分がないと手にとってもらえません。
今回は、目を引くタイトルだった本をご紹介します。

秋田で話題のブログを書籍化したそうです。
「秋田魁新報」をもじったタイトルに、選挙ポスターをパロッた表紙。なんだか笑えます。
そういえば、ご当地ヒーロー「超神ネイガー」を生んだのも秋田でしたっけ。
秋田、なかなか興味深い土地です。




明るくても暗くても、食品を偽装するなんて・・・。
いえいえ、この本の「偽装」とは、卵の黄身でカラスミを作るといったような台所の知恵のこと。
本物じゃなくても、本物らしい味わいを楽しむことができるのです。

ちなみにこちら(次号に掲載予定)はほんとの食品偽装についての本です。

2008年9月29日

50th Anniversary!

こんにちは。AV(録音・映像資料)の高田です。

多くのメディアで紹介されているように、今年はボサ・ノヴァ誕生50周年。
アントニオ・カルロス・ジョビンとジョアン・ジルベルトがボサ・ノヴァというジャンルの曲を世に送り出して50周年となる記念の年です。
洋邦問わず様々なジャンルのアーティストがボサ・ノヴァの楽曲をCDに収めています。
日本でも、日本人ブラジル移住100周年とダブルで盛り上がっているよう。

この秋の夜長、読書で目が疲れたとき、耳にボサ・ノヴァはいかがでしょうか。
カフェ・ミュージックとしても人気のあるボサ・ノヴァは、ホッとひといきつくときにピッタリ。
お気に入りの飲み物とともにお楽しみくださいね。

2008年9月26日

末永くよろしく…

TRCデータ部の新たな試み「雑誌データ」についてご紹介してまいりましたが、本日はいよいよ最終回。さっくりとまとめてみましょう。

 ・街の本屋さんで買えるような、ポピュラーな商業誌を中心とした約3000タイトルを対象に(→第1回)、
 ・発売日当日の朝、図書館にデータをお届け(受け入れ業務の軽減にお役立てくださいね)。(→第2回
 ・このサイクルを守るのに、データ部内での作業は結構ハードスケジュールで…というグチはさておき…(→第78回)
 ・データ構成は、各雑誌の基本データを収録する「親書誌」と、号ごとの個別情報を収録する「子書誌」の2種類。一部の子書誌には「目次情報」も収録(記事検索に便利です!)。(→第34569回)

ところで、雑誌データを作成しているのは、もちろんTRCだけではありません。
国立国会図書館や、大宅壮一文庫MAGAZINEPLUSなどの機関も、雑誌データを公開しています。
それぞれ対象誌もデータの構成・内容も異なるので、いろいろと比べてみるのもおもしろいかもしれません。

そんな中で、私たちデータ部でできることは、「TRCらしさ」を大切にしつつ、丁寧に1件1件のデータを作成していくこと。まだ生まれたばかりのTRC雑誌データですが、たくさんの方に末永く愛用していただける便利なツールに成長していくよう、大事に育てていきたいと思っています。

2008年9月25日

目次山脈登山行

データの項目数が少ない子書誌の作成は、(大きな声では言えませんが…って言ってるようなものだけど)図書に比べてかなりラクチン。号数等の数字を入力+兄弟たちとの「似てる度」を確認=5分で終了ということも。
が、しかし。時に、1時間たってもまだ越えられないような、はるか高い山が聳え立つことがあります。しかも山脈となって幾峰も連なってることもあります。
そう、「目次情報」がある子書誌を入力する場合です。

続きを読む "目次山脈登山行" »

2008年9月24日

うちの子がいちばん!

23日は「週刊新刊全点案内」1587号の発行日でした。
掲載件数は1048件でした。

*こんな本がありました*

疲れたとき、落ち込んでいるとき、癒されたいとき…みなさんは、何から元気をもらいますか? 私の場合、旅行の計画を立てたり、リフレクソロジーに行ったり、友達と飲みに行ってたくさんおしゃべりしたりといろいろあるのですが、やっぱりこれかな。…実家の愛犬(ビーグル♂ 9歳)に会いに行くこと。

離れて住んでいてなかなか会えなくなってしまったので、実家に帰ったときにはここぞとばかり彼の写真を撮りまくります。といっても、カメラを持ち歩いているわけではないので、もっぱらケータイの写メですが。なかなかじっとしていてくれないので、ぶれてしまったりヘン顔ばかりになってしまったりするのですが、たまにこれは!というかわいいショットが撮れると、早速ケータイやipodの待ち受けに設定して人に見せびらかしたりしています。(親バカ…。)

でも世の中、そんな「親バカ」ばかりのようで…。やっぱりかわいく撮れたうちの子のナイスショットはみんなに見てもらいたい!という親心でしょうか。今週、こんな一冊が来ていました。

北國新聞社出版局

北國新聞社(2008.9)
発送可能時間

まあよくもこんなに集まったなというくらい、飼い主が撮ったそれぞれのうちの子のベストショットが満載!の写真集です。犬種別に編集されており、もちろん私は即行でビーグルのページを開いてみました。そうしたら、一瞬私の両親がひそかに投稿していたのか!と思うくらいうちの子にそっくりな1枚が載っていてビックリ…。

とにかく眺めているだけで癒される一冊です。…でも絶対、これに投稿した飼い主たちは「やっぱりうちの子がいちばん!」と思っているはず。だって私も見終わってからそう思いましたもん。

ねこ派のあなたはこちらをどうぞ。

北國新聞社出版局

北國新聞社(2008.5)
発送可能時間

2008年9月22日

マンガで対決!蟹工船

新刊目録 大谷です。

小林多喜二「蟹工船」。
文学史の教科書には必ず出てくるこの作品ですが、学生のころ、最初の数ページであまりの悲惨さ暗さにくじけ、読み通すことができませんでした(すみません)。
2、3年前、ふとひっぱり出してみたところ、単なる「かわいそうな話」に終わらない、人間の尊厳回復の物語であることを知りました。歴史に残る名作には何かしら人をひきつけるパワーがあるんですね。

現在いろいろな形で再刊されていますが、マンガになったものが2冊あります。

蟹工船
(まんがで読破)
小林 多喜二
バラエティ・アートワークス

イースト・プレス(2007.10)
発送可能時間
小林 多喜二
藤生 ゴオ
白樺文学館多喜二ライブラリー

(2006.11)
発送可能時間

前者はデフォルメもストーリーの表現も大胆。ただし絵柄が最近のマンガになじんでいて、とくに若い方には手に取りやすそうです。この「まんがで読破」シリーズ、がんばっていて現在20冊ほど。ほかの作品も気になります。

私の好みはどちらかというと、後者のほうです。白樺文学館多喜二ライブラリーの力の入った企画。原作のテイストを残しつつ、方言など意味がとりにくい言い回しには注を付けるなど親切なつくり。ただ、一般の書店では見かけないし入手しにくいかも。
残念に思っていましたら、なんとこのたび講談社から文庫化されました。
読み比べてみてください。
(なんて…わざわざ両方読んでるって私だけ?オタクですね…)


ついででは失礼かもしれませんが、マンガといえばこちらも。
よろしかったらぜひ。

めぐみ
(双葉文庫)
横田 滋
横田 早紀江
本 そういち

双葉社(2008.9)
発送可能時間

2008年9月19日

今日は何日?

前回ご紹介したデータ作成の流れですが、どのくらいのペースで作業が進んでいると思われますか?

おさらいで「MARCができるまで」を確認してみましょう。
見本到着からMARC完成までの作業日数は、図書の場合4日でした。
では、ほぼ同じ作業工程を踏む雑誌もそれくらい?

いえいえ。

正解は  1日 。

つまり、朝到着した雑誌は猛スピードで各工程を駆け抜け、夕方にはデータが完成しているということです。

こんなに超特急なのは、おしりが動かせない(=提供期日がはっきり決まっている)から。
連載第2回で触れましたが、雑誌データは発売日当日の朝、図書館に提供されます。ということは、発売日前日にはデータ部で完成していなくてはいけません。
翻って、データ作成に不可欠の雑誌本体はいつ到着するかというと、これも発売日前日のギリギリがほとんどです。出版社でも、毎週・毎月と定期的に発行していく雑誌のスケジュールは相当タイトなのでしょう。もっともです。

というわけで結果的に、出版社と図書館に挟まれたデータ部での作業時間が「1日」となるわけです。

毎日これが続くとどうなるか…。

帰宅時に目にする中吊りも、家で見る新聞広告も、コンビニに並ぶ実物も、すべてデジャヴの嵐。
「あれ、あの雑誌とっくの昔に流れていった気がするけど…。いつだっけ? っていうか今日は何日?」と、だんだん時間感覚が薄れてきているような…。大丈夫か、自分…。

2008年9月18日

雑誌データができるまで

「雑誌データ概論」第7回の本日は、データ作成の流れをご紹介しましょう。

…といっても、同じデータ部での作業。実は図書とほぼ同じです。企画記事「MARCができるまで」の復習感覚でどうぞ。

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2008年9月17日

きょうのデータ部☆ (9/17)

きょうの雑誌の棚より。

p20080917.JPG

漫画とか車とか医療とか、まさにごった煮状態で並んでます。


2008年9月16日

意外と小柄?やっぱり大柄?

本日は「週刊新刊全点案内」1586号の発行日です。
掲載件数は1145件でした。

*こんな本がありました*

秋の気配を感じると、なんとなくお寺めぐりなどに行ってみたくなるのは私だけでしょうか。
そんなわけで、今回私のレーダーにひっかかったのはこちら、国宝・重要文化財の仏像を原寸大で紹介するシリーズです。


原寸大日本の仏像 京都編
(講談社MOOK)
講談社『週刊日本の仏像』編集部

講談社(2008.9)
発送可能時間


原寸大日本の仏像 奈良編
(講談社MOOK)
講談社『週刊日本の仏像』編集部

講談社(2008.9)
発送可能時間

週刊『日本の仏像』に掲載されたものの再収録とのことですが、1冊にまとめられたことで更なる面白さが。
「奈良の大仏さんの白毫(額のまんなかのアレです)は興福寺の阿修羅さんのお顔と同じくらい・・・いやだいぶ大きいですな、これは。阿修羅さん小顔!」
などという楽しみ方ができます。
まあ阿修羅像は身長153cm、東大寺の盧舎那仏(奈良大仏)は1498cmなので、あたりまえといえばあたりまえですが。
実際に並べて見るとなんとなく新しい発見気分。
ほかに日本人の平均身長との対比図や、彩色きらきらの復元想像図なども載っています。
30cmもある本ですので、旅のおともには少々かさばりますが、事前のお勉強などにいかがでしょう。
おうちにいながら行った気分にもなれますよ。

2008年9月12日

子の素顔 (こってり…?編)

本日は目次情報のご紹介。
お題は「あうる」です。



とにかくご覧ください…

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2008年9月11日

子の素顔 (さっぱり編)

先週の親に続いて、本日は子書誌の中身をご紹介します。
(親は「図書館雑誌」です)


子書誌雑誌MARC№ 080$C010096500001
親書誌MARC種別001$A01K;新刊流通雑誌
子書誌MARC種別001$B01K;新刊流通雑誌
巻数111$A01VOL.102 112$A01 00000102
号数 111$B01NO.4 112$B01 00000004
通巻号数111$D011013号 112$D01 00001013
年月次111$C012008-4 112$C01 20080400
雑誌コード013$A0106641-04
発行日113$A0120080420
大きさ114$A0126cm
価格115$B01\933 $C01 \980
特集タイトル151$A01図書館における法情報提供サービス
更新日付005$A0120080523
 

随分さっぱりしてますね。

「雑誌本体のイメージがわかない」
「項目少なくて入力がラクそうでいいな~」(← 新刊目録:Aさんのつぶやき)
「どんな記事が載ってるのかがわからなくちゃ、あんまり便利とは言えないのでは?」

などと、いろいろな声が聞こえてきそうですが…。

実は、子書誌には2パターンありまして、上記のデータにプラスして「目次情報」も作成しているものがあるのです。図書館での需要がありそうな雑誌について、目次に載っている情報もデータ化して、検索に使ってもらおうというもの。その数、親書誌約3,000タイトル中の約420誌です。

コレガマタイロイロトタイヘンデ…(以下自粛。中身は明日。)

2008年9月10日

源氏物語ミレニアム

こんにちは。図書館蔵書 小松です。

今朝、出社しようと玄関を開けたとたんに涼しい風が吹き抜けました。
なのに日差しは明るくて、9月初旬にして秋を実感。今年は長い秋を楽しめそうです。

そんな中、図書館蔵書にも「芸術の秋」「文学の秋」を思わせる本が到着しつつあります。

中でも圧巻がこれ。

200809091840000.jpg

国宝源氏物語絵巻の複製です。小粒ながら存在感たっぷり。

200809091843000.jpg
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時代を経た料紙の色から、顔料の剥落まで、印刷で忠実に表現しています。

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2008年9月 9日

伝統を守る

本日は「週刊新刊全点案内」1585号の発行日です。
掲載点数は1342件でした。

先週、今月の表紙画像を紹介しそびれてしまいました。9月の表紙はこちら。
p20080909.JPG

実りの秋のイメージでしょうか。

さて、今週はこんな本がありました。

吉見 逸朗

繊研新聞社(2008.9)
発送可能時間

伝統的な染織の技法を守り受け継いでいる工房を、日本各地に訪ねた本。
正藍染、唐桟織、越後上布、弓浜絣、紅型など14の現場を紹介しているのですが、とにかく手作業の大変さが伝わってきます。
重労働ゆえに、伝統を支えているのは家族、あるいは個人となってしまっているとのこと。
これらの美しい布を、後世に伝えていって欲しいと強く思いました。



おまけその1。図書館本のご紹介。

図書館の活動と経営
(図書館の最前線)
大串 夏身

青弓社(2008.9)
発送可能時間

目次はこちら で見られます。




おまけその2。エド・はるみさんの自伝が出ました。

エド・はるみ

ヨシモトブックス(2008.9)
発送可能時間

なんだか脈絡のない感じですが、データ部はいつもこんな感じです。
まじめな本もそうでない本も、何の脈絡もなくやってきては去っていくのです。

2008年9月 8日

見かけによらず

新刊目録 大谷です。


さて、この2冊の本。同じ厚さに見えますが
どちらのページ数が多いでしょう?

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2008年9月 5日

親の中身

雑誌データの構成が判明したところで、実例をご紹介してゆきましょう。

今回は親書誌。
図書のMARCによく似ています。(→比較対象はこちら
「刊行頻度」「創刊年月日」「発売予定日」などが、雑誌らしさを醸し出しているといえましょう…か?
 
TRC MARC No.080$C010096500000
MARC種別001$A01K;新刊流通雑誌
刊行頻度110$A01F;月刊
刊行状態110$B01A;刊行中
ISSN011$A010385-4000
雑誌コード013$A0106641
タイトル251$A01図書館雑誌
551$A01トショカン/ザッシ
並列タイトル261$A01THE LIBRARY JOURNAL
出版者270$A01東京 $B01 日本図書館協会 $Z01 310000189350000
770$A01ニホン/トショカン/キョウカイ $N01 5979
創刊年月日270$D011907.10
770$D0119071000
発売予定日270$H01毎月20日
形態275$B0126cm $H01 15;B5判
ジャンル名669$D010406;図書館 $D02 4002;団体機関誌
分類677$C01010.5
件名658$B01図書館-雑誌 $A01 トショカン-ザッシ $Z01 511019010030000
価格360$B01\933 $C01 \980
利用対象121$C01L;般
内容注記003$A01H;目次あり
内容紹介377$J01図書館界の諸問題の解明、図書館活動の紹介などを中心とする日本図書館協会の機関誌。
出版国コード102$A01JP;日本国
更新日付005$A0120080321

2008年9月 4日

親子関係に問題あり?

本日の「雑誌データ概論」は、雑誌データの構成についてのお話。
ここをクリアすると、こんな会話が聞こえてきても驚くことなく安心です。

~ある日の雑誌チームにて~
 A:急いで子ども作ったんですけど、なんだかお兄ちゃんたちに似てないですね?
 B:う~ん、そこの親は何かと問題ありだから…。もしかしたら違うとこの子かも。
 A:わかりました。この子はどうしましょう? 消しちゃっていいですか?
 B:そうね…。はっきりするまでは生かしておこうかな。

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2008年9月 3日

TP&Dフォーラム2008

Image004.jpg

8月30・31日に開かれた、TP&Dフォーラム2008(第18回整理技術・情報管理等研究集会)に参加させていただきました。情報学の研究者や図書館の関係者等が一堂に会して、時間をかけてホットな話題を話し合う勉強会です。今回は、「FRBRモデルをどのように捉えるか:関連するモデルのレビューと展開モデルの提案」「文化資源電子情報化メディアと人名・組織典拠情報」「複数の観点で分類したロジェ型シソーラスとその自然言語処理での応用」の3つの研究発表と議論がされました。大阪は暑かったのですが、それと同様に熱い議論の応酬を体感してきました。その内容を忘れないうちに記録して、今後の業務に何らかの形で生かせたらと思います。

2008年9月 2日

日から月へ

本日は「週刊新刊全点案内」1584号の発行日です。
掲載件数は1375件でした。

*こんな本がありました*

漱石の弟子で芥川の友人。もうひとつヒントで「鉄道好き」
「クイズこれ誰だ」の答えはこちら↓

「内田百間 イヤダカラ、イヤダの流儀」
(別冊太陽)

平凡社(2008.9)

我が心の師、百閒先生です。文章の美しさと、創りものではないナチュラルな怖さに、初めて読んだときからすっかり虜に。「サラサーテの盤」や「冥途」あたりが有名ですが、個人的には「東京日記」がイチオシ。あの不気味さがたまりません。

さて、今回紹介するこちらの本は、まるまる一冊百閒先生特集。「阿房列車」の道程の写真を見ながら「ヒマラヤ山系はこんな顔してたのか」と思い、「日没閉門」の実物の札を見てニヤニヤし、ノラを探すチラシでグッと涙を堪える...。ビジュアル構成なので、見ているだけでも楽しい! 百「閒」の「門」の中が「日」から「月」へと変わったことの考察など、「ほぉ~」っと思わせる記事も多々。

このビジュアルブックで楽しんだら、小説もおすすめです。
9月に入っても暑くて寝苦しい夜、百閒先生の小説を読めば背筋がゾーっとして涼しくなるかもしれません...。

作らずにすみますように~新設件名お知らせ8月分~

本日発行の『週刊新刊全点案内』は巻頭に「新設件名標目のお知らせ」を掲載しています。

8月は5件と少なかったのですが、「岩手・宮城内陸地震(2008)」を新設しました。

件名典拠ファイルで2000年以降の地震を検索したところ4件ヒットしました。
新潟県中越地震(2004)
福岡県西方沖地震(2005)
能登半島地震(2007)
新潟県中越沖地震(2007)
個々の地震は、マグニチュード7以上を目安として新設していますが、
2004年以降は毎年のように新設、つまり毎年大きな地震が起こっていたことが改めてわかります。

昨日は防災の日でした。皆さんは何かされましたか?
一日遅れですが、帰ってから防災袋の中身の賞味期限と使用期限を確認してみようと思います。
(これから?というツッコミはご容赦下さい。)

2008年9月 1日

司書講習の思い出

新刊目録 大谷です。
9月の雑記を担当いたします。

そう、9月。夏も終わりですね。
毎年楽しみNHK「思い出のメロディー」。「長崎の鐘」がないのは残念でしたが「愛の水中花」に幾島の心意気を見ました。

私の夏の思い出のひとつ。とくに今年はオリンピックがあったので、夏の司書講習です。ちょうどソウルオリンピックの年でした。
当時の注目は体操競技の池谷幸雄選手と西川大輔選手。メダルを狙う実力を持つ高校生コンビは人気沸騰。
講習で知り合った友人たちとお昼を食べながら食堂のテレビに釘付け。「池谷くん!」「西川くん!」と熱い声援を送りました。(そして後ろ髪をひかれる思いで午後の授業へ)

司書講習は、さまざまな年齢、境遇の人たちが集まっていて勉強以外にもいろいろ得るものがありました。
短い間にも意気投合しあって、授業のわからないところを教えあったり、帰りに寄り道しては将来のことを相談しあったり。家に泊めてもらったのも楽しかったな。講習終了後はまたそれぞれの道を歩むことになりましたが、皆元気かなあ。

いま講習に通っている真っ最中の方、講義も終盤に近づいている頃でしょう。
かわりやすい気候で体調維持が難しいところかもしれません、あと少し、がんばってくださいね。


090101


当時の講義日程。講義ごとに色エンピツで塗ってあります。
授業がびっしり入っていて1日でも休むとイタイ。
途中で何度も試験があるので気を抜けません。
卒業した大学よりみっちり勉強できました…。
今は故人となられた先生もいらっしゃいますが
これを見ていたら先生方の風貌や口癖など思い出しました。なつかしい。

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